【 第9章 2022年度生用 教育課程(学部別)】
発達教育学部 児童教育学科

1. 児童教育学科教育理念

(1)教育研究上の目的

発達教育学部は、人間の発達と教育に関する専門的な知識と洞察力を身につけ、現代の課題に対応する実践的教育力を備えた人材を養成する。発達教育学部児童教育学科は、小学校教諭、幼稚園教諭、保育士を養成するとともに、多様化する社会のさまざまな教育・保育サービスに対応できる人材を養成することを目的とする。

(2)ディプロマポリシー(学位授与方針)

発達教育学部児童教育学科は、教学理念および学部・学科の教育研究上の目的に則り、幅広い教養、保育と教育に関する専門的知識の習得、そして他者とのパートナーシップを構築する力の涵養を通じ、豊かな知識と人間性を基礎に、専門職として学び続ける力を育て多様化する社会の様々な教育・保育サービスに適切に対応できる人材を養成することをめざしている。
この教育目標に基づき、次のような知識や能力を身につけ、所定の単位を修得した者に学士(児童教育学)の学位を授与する。

  • ① 教師・保育士として必要とされる基礎的な知識や考え方
  • ② 子どもが育つ道筋を理解し、子どもに働きかける力
  • ③ 人間の尊厳への敬意を払い、相手の気持ちや考えを尊重する態度
  • ④ 多様な背景を持つ人々を受け入れ、他者と協働する力
  • ⑤ 専門的な知識に基づき自ら問題を発見し、探求する態度
(3)カリキュラムポリシー(教育課程の編成・実施方針)

学位授与に必要とされる能力を修得するために、発達教育学部児童教育学科では、児童教育コースおよび幼児教育コースにおいて、以下の方針で教育課程を編成する。

児童教育コース・幼児教育コース共通
  • ① 自立した社会人としての基礎的な素養を身につけるため、教養教育に関する科目(基礎教育科目群・教養教育科目群・キャリア教育科目群)および専門関連科目を配置する。
  • ② 積極的に人と関わる態度を育て、主体的な学習に取り組むために、1回生時に「研究入門ゼミ」を配置する。
児童教育コース
  • ③ 教育に関する基本的な知識や考え方を修得するため、1回生時に「現代と教育」「教育原論」「教育心理学」「教職入門」を配置する。
  • ④ 各教科・領域の指導内容や指導方法を理解し実践する力を養成するため、1~3回生まで段階的に、各教科における「教育法」「概論」および「音楽演習」を配置するとともに、「教育の方法及び技術(情報通信技術の活用含む)」「生徒・進路指導」「総合的な学習の時間の指導法」「表現教育論」などの科目を配置する。
  • ⑤ 子どもを取り巻く社会、地域、家庭、人々との関わりについて専門的な知識と技能を育て、子どもや保護者に共感する態度を身につけるため、2・3回生時に「教育制度論」「教育課程論」「特別支援教育論」「児童と発達教育」などの科目を配置する。
  • ⑥ 学校でのフィールドワークや教育実習、地域との関わりを通じて、子どもを理解しつつ、授業や学級指導の実践力と反省力を身につけ、教師や社会人としてふさわしい人間性と資質を磨くことを目的に、1〜4回生まで段階的に、各種の「演習(ゼミ)」や「実習」および「卒業研究」を配置する。
  • ⑦ 教育や人間発達に関する課題を見つけ、その課題を論理的に探求し展開できる能力と、社会人として学び続ける態度を養成するため、「教育演習 Ⅰ〜Ⅳ」「教職実践演習(初等)」「卒業研究」を3・4回生時に配置する。
幼児教育コース
  • ③ 教育・保育に関する基本的な知識や考え方を修得するため、1回生時に「現代と教育」「教育原論」「発達心理学」「教職入門」や5領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)に関する専門科目を配置する。
  • ④ 保育に関する専門的な知識を修得し、保育を構想・実践し、振り返ることのできる力を育てるため、2・3回生時に、各種の「保育原理」「保育内容演習」「音楽演習」を配置するとともに、「子ども家庭福祉」「障害児保育」「子育て支援」などの科目を配置する。
  • ⑤ 子どもを取り巻く社会、地域、家庭、人々との関わりについて専門的な知識と技能を育て、子どもと保護者を支援する専門的知識を身につけるため、3回生時に「子ども家庭支援論」「特別支援教育論」「教育課程論」「児童と発達教育」などの科目を配置する。
  • ⑥ 保育所や幼稚園でのフィールドワークや保育・教育実習、地域との関わりを通じて、子どもと保育者の役割を理解しつつ、保育者や社会人としてふさわしい人間性と資質を磨くことを目的に、1〜4回生まで段階的に、各種の「演習(ゼミ)」や「実習」および「卒業研究」を配置する。
  • ⑦ 保育や人間発達に関する課題を見つけ、その課題を論理的に探求し展開できる能力と、社会人として学び続ける態度を養成するため、「教育演習 Ⅰ〜Ⅳ」「教職実践演習(初等)」「卒業研究」を3・4回生時に配置する。

2. 卒業研究

卒業論文、卒業研究および卒業制作は4年間の学修の集大成をなすものとして重視されています。卒業論文、卒業研究または卒業制作を提出し、合格することが卒業するための必要条件となっています。なお、卒業研究や卒業制作を提出後、口頭試問も行われます。
論文用紙や表紙等は原則として指定されています(学内の生活協同組合で販売しています)。

受付期間および時間
受付期間および時間については別途掲示をします。必ずそちらを確認してください。
  • ● 留学中の者以外、本人以外の提出および郵送による提出は受け付けません。
  • ● 提出時には、必ずコピーを1部とり、正本は教務部各課へ提出し、コピーはゼミ担当教員へ提出してください。
様式および分量
卒業論文は、パソコンを使い、A4縦置き、横書きで書きます。字数は2万字(400字詰原稿用紙で50枚)程度です。本文は10.5ポイント、詳細は各ゼミで指導します。

3. 取得できる免許・資格

(1)取得可能資格一覧
資格名称 対象学部・学科
教育職員免許状 小学校1種 発達教育学部 児童教育学科
幼稚園1種
保育士課程 発達教育学部 児童教育学科 幼児教育コース
司書課程 発達教育学部 児童教育学科
学校図書館司書教諭
博物館学芸員資格課程
社会教育主事課程
日本語教員養成
小学校英語指導者資格(J-SHINE認定) 発達教育学部 児童教育学科
(2)取得可能な免許・資格

児童教育コース

幼児教育コース

ポータルサイト配信の確認を習慣に

学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。

【ポータルサイトの利用方法】
『 在学生の方へ 』のページからポータル(ユニパ)をご確認ください。