【 第10章 2022年度生用 免許・資格 】
日本語教員養成

[ 免許・資格が取得できる学部学科 ]

1. 日本語教員養成とは

日本語教員養成に関する科目は、外国人に対して日本語を教授する人材(日本語教員)を養成することを目的として開講する科目群です。日本と外国との交流が活発化するにしたがい、日本語を学習しようとする外国人が増加してきています。このような社会的背景を考慮して本科目群を開講します。 現在日本語教員の資格・免許は制度化されていませんが、本学の日本語教員養成課程を修了すれば、日本語教員となる基準をみたすことができます。
なお、2024年度以降、日本語教員は「登録日本語教員」として国家資格化されます。国家資格取得のためには、日本語教員試験(基礎試験・応用試験)の合格と実践研修の受講が必要です。本学での日本語教員養成課程を修了し、申請により日本語教員試験の基礎試験および実践研修の免除を受けることができます。

※国際英語学部生は、1年間留学のため、在学4年間のうちに取得することが難しい場合もあります。

2. 日本語教員養成科目の履修方法

出入国在留管理庁は「日本語教育機関の告示基準」の中で、日本語教員の要件を以下のように定めています。

  • 十三 全ての教員が、次のいずれかに該当する者であること。
  • イ 大学(短期大学を除く。以下この号において同じ。)又は大学院において日本語教育に関する教育課程を履修して所定の単位を修得し、かつ、当該大学を卒業し又は当該大学院の課程を修了した者
  • ロ 大学又は大学院において日本語教育に関する科目の単位を26単位以上修得し、かつ、当該大学を卒業し又は当該大学院の課程を修了した者
  • ハ 公益財団法人日本国際教育支援協会が実施する日本語教育能力検定試験に合格した者
  • ニ 学士の学位を有し、かつ、日本語教育に関する研修であって適当と認められるものを420単位時間以上受講し、これを修了した者
  • ホ その他イからニまでに掲げる者と同等以上の能力があると認められる者

また、文化審議会国語分科会が平成31年3月4日に取りまとめた「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)改定版」において示された「日本語教師【養成】における教育内容」に掲げられた必須の教育内容をすべて含むことが求められています。
本学では、これに基づいて日本語教員養成の履修方法を規定し、本学としての自主的な判断から、大学学部卒の日本語教師として望まれる資質、能力を養成するため、次表に示す日本語養成に関する科目を修得することを条件に、日本語教員養成修了証を授与します。

3. 教育実習参加の条件

教育実習は国内もしくは海外のいずれかで実施することとしています。実習に参加するためには以下の条件を満たす必要があります。

(1)海外実習希望者について
  • ① 「日本語教材研究」の単位を取得していること。
  • ② 「日本語教授法 」・「日本語教授法 」2科目の成績平均が80 点以上であること。
  • ③ 国際センターおよび日本語教育実習担当教員が実施する書類選考および面接選考に合格すること。なお、書類選考は以下の2テーマに関する1000 字程度のレポートにより行う。
    • ○ 模擬授業を実際に行ってわかった自身の課題点
    • ○ 海外実習参加希望理由
(2)国内実習希望者について
  • ① 「日本語教材研究」の単位を取得していること。
  • ② 国際センターおよび日本語教育実習担当教員が実施する書類選考に合格すること。書類選考は、以下の2テーマに関する1000 字程度のレポートにより行う。
    • ○ 模擬授業を実際に行ってわかった自身の課題点
    • ○ 国内実習参加希望理由

4. 日本語教員養成修了証書の授与

日本語教員養成の所要単位を修得した者には、本学より「日本語教員養成修了証」を授与します。日本語教員養成修了の通知は、卒業認定通知等の発表と同時に行い、修了証書の交付は卒業時に行います。

5. 日本語教員養成に関する科目

[ 12単位選択必修 ]

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社会・文化・地域
科目 単位 選必の別 配当回生
時事問題研究 2 選択 1〜
English language Literatures 2 選択 3〜
情報社会論 2 選択 1〜
文化人類学 2 選択 1〜
国際関係入門 2 選択 1〜
社会学概論 2 選択 1〜
社会学概論 2 選択 1〜
日本文学史 2 選択 1〜
日本文学史 2 選択 1〜
近現代文学講義 2 選択 2〜
近現代文学講義 2 選択 2〜
近現代文学講義 2 選択 2〜
近現代文学講義 2 選択 2〜
Japanese-English Comparative Literatures 2 選択 3〜
言語と社会
科目 単位 選必の別 配当回生
ジェンダーとダイバーシティ 2 選択 1〜
言語コミュニケーション論 2 選択 1〜
現代のメディアと表現 2 選択 1〜
異文化コミュニケーション論(人文) 2 選択 1〜
多文化コミュニケーション論 2 選択 1〜
日本語学講義 (社会言語学) 2 選択 2〜
Foundation Translation 2 選択 3〜
Foundation Interpreting 2 選択 3〜
言語と心理
科目 単位 選必の別 配当回生
教育心理学※4 2 選択 1〜
心理学概論 2 選択 2〜

[ 22単位選択必修 ]

フリックしてご確認ください。
言語と教育
科目 単位 選必の別 配当回生
日本語教授法 2 必修 2〜
日本語教授法 2 必修 2〜
日本語教授法 2 必修 3〜
日本語教授法 2 必修 3〜
日本語教材研究※1 ※3 2 必修 4
日本語教育実習※2 2 必修 4
英語教育論 2 選択 1〜
言語
科目 単位 選必の別 配当回生
日本語学概説 2 必修 1〜
日本語学概説 2 必修 1〜
日本語学講義 (日本語文法) 2 必修 2〜
日本語学講義 (日本語文法) 2 必修 2〜
日本語学講義 (日本語史) 2 選択 2〜
アナウンス技術演習 2 選択 2〜
アナウンス技術演習 2 選択 2〜
英語学 2 選択 1〜
World Englishes 2 選択 3〜
  • ※1 「日本語教材研究」は、「日本語教授法 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」を修得済みでなければ登録できません。
  • ※2 「日本語教育実習」は、「日本語教材研究」とあわせて登録しなければなりません。
  • ※3 「日本語教材研究」の成績が「不可」の場合、「日本語教育実習」の履修登録は取り消されます。
  • ※4 「教育心理学(中等)」を履修すること。
ポータルサイト配信の確認を習慣に

学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。

【ポータルサイトの利用方法】
『 在学生の方へ 』のページからポータル(ユニパ)をご確認ください。