京都橘大学では、教学理念として《自立》《共生》《臨床の知》という3つの教学理念を掲げています。教学理念とは「教育活動の目標」と言い換えることができます。つまり、本学で大学生活を4年間過ごしたみなさんが修得すべき力を端的に表したものと考えてください。
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《 自立 》とは、
- 社会人として自立できる知識や能力、素養を身につけること
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《 共生 》とは、
- 他者と適切に交流し、人への配慮ができるような感性やセンスを身につけること
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《 臨床の知 》とは、
- 社会人として必要とされる基本的な知識や能力を身につけることによって、さまざまな課題に自信を持って取り組み、解決できるようになること
このように、京都橘大学では学生のみなさんはもちろん、社会に対しても「このような目標を立て、教育活動を展開しています。そして、本学の学生はこれらの力を養って成長し、社会へと巣立っていきます」という公約をしていると考えてください。少し難しい言葉ですが、こういった公約を「ディプロマポリシー(学位授与方針)」といいます。
本学の教育課程は、さまざまな科目によって構成されていますが、これらは上述の「ディプロマポリシー」を達成するために必要な科目から成り立ち、それぞれの授業科目は「ディプロマポリシー」を達成するための基本的な考え方に基づいて実施されることとなります。この教育課程の編成や教育内容・方法についての基本的な考え方のことを「カリキュラムポリシー(教育課程の編成・実施方針)」といいます。
「カリキュラムポリシー」に基づき、それぞれの科目群には《必修科目》として必ず履修しなければならない科目や、《選択必修》として決められた科目の中から規定以上の単位を修得することが必修とされている科目群が存在していますので、それらを中心に自分の興味関心のある科目はもちろん、幅広い知識を身につけることを念頭に置きながら計画的な履修を心がけてください。
次の項目からは、大学全体におけるディプロマポリシー、カリキュラムポリシーとみなさんの所属学科におけるポリシーが記載されています。みなさんは大学を卒業した後、社会人として社会で活躍することとなります。そのために、これらのポリシーを念頭におきながら、4年間でどのような力を身につけて卒業に向かうのか、しっかりと履修計画を立て、それぞれの授業に臨み、必要な力を身につけてください。