1. 成績評価
(1)評価種別
成績評価は、点数により評価し、評点と評価記号により通知します。評点は100点満点で、60点以上が合格で単位が認められます。59点以下の科目は不合格であり、単位は認められません。本学以外で修得した単位等が認定された場合、認定の種類に応じて評価記号が異なります。
評価方法 | 評価記号 | 評点 | ポイント | 合否 | GPA算出対象 |
---|---|---|---|---|---|
点数評価 | S A B C D |
100~90 89~80 79~70 69~60 59~0 |
4 3 2 1 0 |
合格 合格 合格 合格 不合格 |
対象 |
単位認定 | T(S) T(A) T(B) T(C) K N H |
なし | 4 3 2 1 なし なし なし |
合格 | 対象 対象 対象 対象 対象外 対象外 対象外 |
合否による評価 | P F |
なし | なし | 合格 不合格 |
対象外 |
評価外 | W Y |
なし | なし | 履修辞退 履修条件未達 |
対象外 |
※ 成績証明書には、合格科目の評価記号のみが記載されます。
※ T(S),T(A),T(B),T(C)は、2022年度まで適用します。
※ Kは2023年度まで適用します。
(2)評価方法と項目
成績評価は、学習者が授業の到達目標をどの程度達成したかを確認するものです。科目や授業を担当する教員によって、評価方法や評価基準がことなります。評価方法・評価基準は、シラバスに記載されています。評価項目は、「試験」、「レポート」、「小テスト」、「授業中課題」、「授業中発表等」、「参加度」、「その他」の7つで構成され、合計100%で配分されています。
なお、「担当者」に「外部専門講師」と記載されている科目は、外部の専門家が授業を行い、本学の専任教員である授業責任教員が単位認定を行います。
成績評価の方法 | 項目の説明 |
---|---|
試験 | 実施時期を問わず、授業のまとめとして実施する試験。 |
レポート | 実施時期を問わず、授業のまとめとして提出を求めるレポート。 |
小テスト | 授業期間中の任意の時期に行う小テスト、中間テスト。 |
授業中課題 | 授業で実施する課題やコミュニケーション・ペーパー、コメントシート、 授業期間中の任意の時期に提出を求める小レポート、中間レポートなど。 |
授業中発表 | 授業期間中の任意の時期に行われるプレゼンテーションや発言、 制作発表やディスカッション内容、実技または実習など。 |
参加度 | 発表や発言回数など授業への積極度、参加態度、参加意欲など。 |
その他 | 「成績評価の備考」欄に詳細記入。 |
※ 参加度とは、授業への参加態度や積極性などを総合的に判断したものであり、出席点を表すものではありません。授業に全回出席しても、参加度分の点数を獲得できるわけではありません
2. 不正行為の禁止
不正行為とは、成績評価の対象となる事項について正当でない手段をもって、自己または他人の便宜をはかる行為のことを指します。学生としての本分を守り、単に不正行為を行わないだけでなく、誤解を与えるような紛らわしい行為を行わないように十分注意してください。不正行為となる一例は、以下のとおりです。
(1)不正行為の例
- ① 試験などで指定された物品以外を使用する
- ② 試験などで監督者の指示に従わない
- ③ 他人と答案や提出レポートを交換する
- ④ 他人の答案をのぞき見する
- ⑤ 他人の提出レポートを写す
- ⑥ 携帯電話等の電子機器類を許可なく身につけていたり、試験中に着信音等を鳴らす
(2)不正行為が発覚した場合
試験、レポートなどにおいて不正行為を行ったと認められた場合は、懲戒処分にするとともに、その学期に履修しているすべての科目の成績を「0点」とします。この単位不認定により、単位修得状況によっては4年間での卒業ができなくなることがあります。
3. 試験における注意事項
試験については、以下の点に注意して受験してください。
- ① 座席を指定された科目については、指定された席で受験してください。座席表は、教室入り口に掲示します(座席を指定しない場合もあります)。
- ② 「学生証」の提示を指示された場合は、机上に写真面を上に提示してください。「学生証」を試験当日に忘れた場合は、試験監督に申し出て、指示に従ってください。
- ③ 「学生証」を忘れ、「仮学生証」が必要になった場合は、証明書自動発行機(アカデミックリンクス2階に設置)で発行してください。発行日および有効期限は試験日当日のみです。
- ④ 試験場では、試験のために必要な筆記用具および特に許可されたもの以外の携帯品は、鞄等の中にしまってください。また、携帯電話やその他電子機器類は必ず電源を切った上で、鞄等にしまってください。
- ⑤ 試験開始後の入室、退室については、試験監督の指示に従ってください。
- ⑥ 一切の不正行為を厳禁とします。不正行為を行ったと認められる場合は、該当する学期の全ての履修登録科目の成績を『0点』とします。
- ⑦ 上記の他、試験場では試験監督の指示に従ってください。
- ⑧ 試験の受験にあたっては、不正行為はもちろんのこと、不正行為と誤解を招く行為についても十分注意してください。
4. 成績通知
(1)通知時期
成績は、前期終了後(9月上旬~)と後期終了後(3月上旬~)に通知します。卒業回生の卒業判定結果については、2月末に通知します。一部科目においては、授業スケジュールの関係上遅れて通知することがあります。別途連絡があるので、確認するようにしてください。
(2)通知方法
証明書自動発行機から「成績通知書」を各自出力して、確認してください。なお、ポータルサイトで確認することも可能です。また、保護者へは、保護者向けポータルサイト(UNIPA)において、学生への通知日と同日に通知されます。
5. 成績疑義
(1)成績疑義とは
成績通知を受けた学生が、不合格科目の結果について再確認を求めることができる制度です。対象の科目が不合格の場合(評価59点以下)に該当します。定められた期間にアカデミックセンターまで申し出てください。この制度は、成績訂正を求める制度ではありません。疑義の内容によっては受付けることができませんので、ご注意ください。
(2)成績疑義の流れ
ポータルサイトを通じて、成績疑義照会の申請方法を案内します。回答は、アカデミックセンターを通して伝えられます。教員に直接問い合わせることはできません。内容によっては、すぐに回答ができないことがあります。その場合は、追って連絡があります。
6. GPA(グレード・ポイント・アベレージ)
(1)GPAとは
GPAとは、「学業成績の平均点」のことです。修得単位の水準を知るうえでの指標となります。S~Dの評価記号に応じて、それぞれ4~0ポイントが付与されます。
(2)GPAの活用方法と算出対象
GPAは、履修指導の対象者、資格課程、奨学金などの選抜に活用されることがあります。算出の対象については、「評価種別」の表を確認してください。なお、過去に不合格となり、再履修後に合格となった場合、不合格科目はGPAの計算から除外されます。
算出方法については、以下の計算方法となります。
GPA =
(履修登録した科目のうちGPA算出科目の単位数×当該科目のポイント)の総和
履修登録した科目のうちGPA算出科目の総単位数
7. 修学支援について
各クラスにはクラスアドバイザーが配置されており、日常的に履修、学習上の相談や助言を行っています。履修にあたって聞きたいことなどがあれば、積極的にクラスアドバイザーに相談してください。また、各学期の単位修得状況や出席状況などによって一定の基準を設け、必要に応じてクラスアドバイザーからの面談等を行っています。
新しい学年が始まる前には、学科ごとに「履修ガイダンス」を実施します。次年度の履修計画を立てる際に必要となる重要な事項を連絡しますので、必ず出席してください。履修ガイダンスの日程は毎年度ポータルサイトを通じて連絡します。
8. 成績通知書の見かた

- ① 履修科目別単位・成績(評価記号)・履修年度記載欄
- 履修したすべての科目(合格科目・不合格科目)の単位・成績(評価記号)・履修年度および履修学期が表示されます。
- ② 単位修得状況
- 卒業に必要な単位数に加えて、各自が修得した単位が分野別に集計して記載されます。分野ごとの修得単位数が記載されます。卒業要件単位として集計されない単位は、随意科目の集計欄に表示されます。
- ③ GPAを表示するエリア
- 入学から成績通知書作成時点までの累計および当該セメスタのGPAを表示します。
※ 卒業回生(4回生)はポータルサイトの「学生時間割表」から「卒業見込判定」「資格取得見込判定」を確認することができます。必要な単位が不足していればその内容が表示されます。要件を満たしていれば「エラーはありません」というメッセージが表示されます。