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卒業要件
124
単位
15単位
単位 | 回生 | |
---|---|---|
キャリア開発演習 Ⅰ | 1 | 1〜 |
キャリア開発演習 Ⅱ | 1 | 1〜 |
キャリア開発演習 Ⅲ | 1 | 2〜 |
キャリア開発演習 Ⅳ | 1 | 2〜 |
情報処理演習 Ⅰ | 1 | 1〜 |
情報処理演習 Ⅱ | 1 | 1〜 |
単位 | 回生 | |
---|---|---|
医療と生命の倫理 | 2 | 1〜 |
13単位
※の各領域からは各2単位以上の修得必須
単位 | 回生 | |
---|---|---|
こころとからだの健康科学 Ⅰ | 2 | 1〜 |
こころとからだの健康科学 Ⅱ | 2 | 1〜 |
医学概論 | 2 | 1〜 |
統計学基礎論 | 2 | 1〜 |
よそおいの心理学 | 2 | 2〜 |
臨床心理学 | 2 | 2〜 |
健康心理学 | 2 | 3〜 |
医療英語 | 2 | 3〜 |
[ 分野 ]メディアと情報
単位 | 回生 | |
---|---|---|
言語コミュニケーション論 | 2 | 1〜 |
現代のメディアと表現 | 2 | 1〜 |
情報処理演習 Ⅲ | 1 | 2〜 |
情報処理演習 Ⅳ | 1 | 2〜 |
情報処理演習 Ⅴ | 1 | 2〜 |
情報処理演習 Ⅵ | 1 | 2〜 |
数学演習 Ⅰ | 2 | 1〜 |
数学演習 Ⅱ | 2 | 1〜 |
[ 分野 ]外国語と文化理解
単位 | 回生 | |
---|---|---|
比較文化論 | 2 | 1〜 |
芸術と文化 | 2 | 1〜 |
異文化コミュニケーション論 | 2 | 1〜 |
文化人類学 | 2 | 1〜 |
中国語 Ⅰ | 2 | 1〜 |
中国語 Ⅱ | 2 | 1〜 |
中国語 Ⅲ | 2 | 1〜 |
中国語 Ⅳ | 2 | 1〜 |
韓国語 Ⅰ | 2 | 1〜 |
韓国語 Ⅱ | 2 | 1〜 |
韓国語 Ⅲ | 2 | 1〜 |
韓国語 Ⅳ | 2 | 1〜 |
[ 分野 ]歴史・文化
単位 | 回生 | |
---|---|---|
歴史学入門 | 2 | 1〜 |
京都の歴史・文化 Ⅰ | 2 | 1〜 |
京都講座 Ⅰ | 2 | 1〜 |
京都講座 Ⅱ | 2 | 1〜 |
24単位
64単位
単位 | 開講期 | |
---|---|---|
医用工学概論 | 2 | 前 |
医用工学実習 | 1 | 後 |
臨床病態学 Ⅰ | 2 | 前 |
臨床病態学 Ⅱ | 2 | 後 |
血液検査学実習 | 1 | 前 |
臨床化学検査学実習 Ⅰ | 1 | 前 |
臨床化学検査学実習 Ⅱ | 1 | 後 |
遺伝子検査学実習 | 1 | 後 |
放射性同位元素検査学 | 2 | 前 |
医動物学 | 1 | 前 |
輸血・移植検査学 | 2 | 前 |
輸血・移植検査学実習 | 1 | 前 |
生理機能検査学 Ⅲ | 2 | 前 |
生理機能検査学実習 Ⅰ | 1 | 前 |
生理機能検査学実習 Ⅱ | 1 | 後 |
画像検査学演習 | 1 | 後 |
検査総合管理学 | 2 | 前 |
関係法規 | 1 | 前 |
救急検査学 | 2 | 前 |
医療安全管理学 | 1 | 前 |
臨地実習 | 7 | 後 |
研究基礎演習 | 1 | 通 |
下記科目から6単位
単位 | 開講期 | |
---|---|---|
卒業研究 A | 4 | 通 |
卒業研究 B | 4 | 通 |
臨床検査総合演習 A | 2 | 後 |
臨床検査総合演習 B | 2 | 後 |
単位 | 回生 | 開講期 | |
---|---|---|---|
形態検査学演習 | 1 | 4 | 前 |
病因・生体防御検査学演習 | 1 | 4 | 前 |
単位 | 回生 | 開講期 | |
---|---|---|---|
生物化学分析検査学演習 | 1 | 4 | 前 |
生理機能検査学演習 | 1 | 4 | 前 |
単位 | 回生 | 開講期 | |
---|---|---|---|
臨床細胞学総論 Ⅰ | 1 | 1 | 後 |
臨床細胞学総論 Ⅱ | 1 | 2 | 前 |
臨床細胞学総論 Ⅲ | 1 | 2 | 後 |
臨床細胞学演習 Ⅰ | 1 | 3 | 前 |
臨床細胞学演習 Ⅱ | 1 | 3 | 後 |
単位 | 回生 | 開講期 | |
---|---|---|---|
細胞診断学総論 | 3 | 4 | 前 |
細胞診断学各論 Ⅰ( 婦人科系) | 5 | 4 | 前 |
細胞診断学各論 Ⅱ( 呼吸器系) | 5 | 4 | 前 |
細胞診断学各論 Ⅲ(消化器系) | 4 | 4 | 前 |
細胞診断学各論 Ⅳ(泌尿器系・体腔液) | 5 | 4 | 後 |
細胞診断学各論 Ⅴ(乳腺・甲状腺) | 4 | 4 | 後 |
細胞診断学各論 Ⅵ(リンパ節・骨・軟部・造血器等) | 4 | 4 | 後 |
日本語表現 Ⅰ
大学での学修活動に必要なアカデミック・スキルとしての基本的な日本語運用能力の獲得をめざす。まずは、「話す」ことを中心にコミュニケーションの基礎を学ぶとともに、原稿用紙の使い方や履歴書の作成など、大学生活で役立つ実用的な「書く」能力も身につける。
閉じる日本語表現 Ⅱ
スタディ・スキルとして、最低限必要とされる読解力や文章作成能力の修得をめざす。高度な文章を読む力を養成しながら、添削指導により、論理的な論説文を書くための文章構成や推敲の能力を高める。
閉じる情報処理演習 Ⅰ
現代の情報化社会に必須であるコンピュータやネットワークに関する基礎的知識の理解と、文書作成、表計算、プレゼンテーションのソフトウェアを活用する技能を習得する。具体的には、Officeソフトを通じ、身近な素材を元に文書ソフトではレポート作成、表計算ソフトではグラフ作成や数値分析、プレゼンテーションソフトではスライド作成といった実践力と応用力を養い、情報社会におけるさまざまな危険を防ぐための知識、情報を扱う上でのマナーを身につける。
閉じる情報処理演習 Ⅱ
社会全般の情報化が進み、道具であるパソコンがより便利に使いやすく進歩していくなかで、使い手である我々には、それらに関する知識だけでなく、情報そのものを使いこなすことが求められている。本講義では、社会で求められている情報活用の基礎力を体系化し、どうやって効果的に情報を活用するかを学習する。具体的には、一連の情報プロセス(収集、分析、整理・保管、表現、運用)の意味を理解し、データや情報を適切に処理・活用できる力を身につける。
閉じる日本語 Ⅰ
留学生にとって汎用的な日本語能力の向上を図る。日本語4技能を中級後半レベルへと移行させること、日本人とコミュニケーションができること、日本社会・文化への理解を深めること、大学の講義を受講する能力を養うことを目標にする。
閉じる日本語 Ⅱ
留学生にとって汎用的な日本語能力の向上を図る。日本語4技能を中級後半レベルへと移行させること、日本人とコミュニケーションができること、日本社会・文化への理解を深めること、大学の講義を受講する能力を養うことを目標にする。
閉じる英語 Ⅰ A
基本的な英文の読解・表現の演習を通して、英語理解のための基礎的な知識(基本文型的分析や文法的知識・基本単語・成句など)を整理し、英語の表現方法と日本語の表現方法の違いを考えた上で、実用的に使える英語力を身につけ、英語運用能力のうち、特にリーディングとライティングの技能を発展させていく。
閉じる英語 Ⅰ B
平易な英語のリスニング・スピーキング・プレゼンテーションの演習を通して、英語理解のための基礎的な知識(基本文型的分析や文法的知識・基本単語・成句など)を整理し、英語の表現方法と日本語の表現方法の違いを考えた上で、実用的に使える英語力を身につけ、英語運用能力のうち、特にリスニングとスピーキングの技能を発展させていく。
閉じる英語 Ⅱ A
スキミング、スキャニング、主題の把握、推論など、効果的に英文を読むために欠かせないリーディングスキルの修得をめざす。また、必要なリーディングスキルを用いて、さまざまなトピックについての読み物を読み、演習問題などを通して、それらトピックに対する自分の意見を表現できるライティング能力を向上させることをめざす。
閉じる英語 Ⅱ B
効果的に英語を聞きとるために欠かせないさまざまなリスニングスキルの修得をめざす。それらのリスニングスキルを用いて、さまざまなジャンルのリスニング教材を聴き、演習問題などを通して、それらトピックに対する自分の意見をプレゼンテーションできる能力を向上させることをめざす。
閉じる英語 Ⅲ A
TOEICに出題される英文を題材にして、さまざまなトレーニング形式のアクティビティを行い、TOEICの問題を中心とした演習を進めながら英語運用能力を身につける。特に、リーディング面の英語運用能力の向上をめざして、語彙力の強化にも重点を置いた授業を展開する。
閉じる英語 Ⅲ B
TOEICに出題される英文を題材にして、通訳・リピーティング・ディクテーションなどのさまざまなトレーニング形式のアクティビティを行い、TOEICの出題形式の演習問題を行いながら英語運用能力を身につける。特に、リスニング面に重点を置いて、さまざまなジャンルの英語の聞き取り能力の向上をめざす。
閉じる英語 Ⅳ A
日常的な話題について質問・応答ができる表現力、基本的な文法・語彙を使って文章が書ける作文力の修得のため、TOEICに出題される英文を題材にして、音読・通訳・リピーティング・ディクテーションなどのさまざまなトレーニング形式のアクティビティを行っていく。
閉じる英語 Ⅳ B
さまざまなトピックについて英語でプレゼンテーションができる表現力の修得のため、さまざまなトレーニング形式のアクティビティを行っていく。さらに、プレゼンテーションに対して、適切なコメントや質問をする能力も身につくようにしたい。
閉じる日本語 Ⅲ
アカデミックな日本語能力の向上を目指す。日本語4技能を上級レベルへと移行させること、特に、大学・大学院の講義やビジネスの場面で必要となる硬い書きことばの「読み」「書き」に慣れること、まとまった内容のレポートを書けることを目標とする。
閉じる日本語 Ⅳ
日本語の上級レベルのコミュニケーション能力と批判能力の向上を目指す。まとまったスピーチや発表、互いを尊重した意見表明が日本語でできること、自身や他者の意見を分析・検討したり批判できることを目標にする。
閉じる日本事情 Ⅰ
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本と日本人についての知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、日本と日本人の今について考える。
閉じる日本事情 Ⅱ
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本と日本人について、より豊富な知識を身につけていく。また、発表やディスカッションを通じて、日本と日本人の今について考える。
閉じる日本事情 Ⅲ
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本の社会と経済についての知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、日本の社会や経済への理解を深める。
閉じる日本事情 Ⅳ
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本の社会と経済について、さらに豊富な知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、その理解を一層深いものにしていく。
閉じる日本文化演習 Ⅰ
日本の文化への理解を深めるため、まず授業で歴史的建造物、史跡、民俗行事、習慣、料理などに関する文章を読み合わせし、次にこれら建造物や行事を実際に見学したり、料理をつくってみたりする。
閉じるアカデミックライティング
大学での学修活動に必要なアカデミック・スキルとしての基本的な日本語運用能力の獲得をめざす。まずは、「話す」ことを中心にコミュニケーションの基礎を学ぶとともに、原稿用紙の使い方や履歴書の作成など、大学生活で役立つ実用的な「書く」能力も身につける。
閉じるアカデミックライティング
大学での学修活動に必要なアカデミック・スキルとしての読解力や文書作成能力などの日本語運用能力の獲得をめざす。原稿用紙の使い方など大学生活で役立つ実用的な「書く」能力を身につけさせることからはじめ、高度な文章を読む力を養成しながら、添削指導により、論理的な論説文を書くための文章構成や推敲の能力を高める。
閉じる教養ゼミ
スタディ・スキルとして、最低限必要とされる読解力や文章作成能力の修得をめざす。高度な文章を読む力を養成しながら、添削指導により、論理的な論説文を書くための文章構成や推敲の能力を高める。
閉じる教養ゼミ
教養とは何か、大学で教養を学ぶ意義はどこにあるのかを考えさせる。まずは、「話す」ことを中心にコミュニケーションの基礎を学び、幅広い分野から選定したテキストを使用して、ゼミ形式で検討していく。
閉じる地域課題研究
地域社会と大学および大学生の役割について考えるために、実際に京都府や滋賀県などの市町村に出かけ地域振興や環境問題に関する地域貢献のための実践的活動を行う。①地域課題についての情報収集、②解決方法の考案、③地域での実践的活動を通して地域課題について総合的に考える力を身につける。
閉じる地域課題研究
地域社会と大学および大学生の役割についての基本的な考え方を基礎に、地域で実践的に学び、①地域課題を発見する力、②地域課題の解決法について考える力を身につける。京都市・特に山科地区や大津市地区はどのような災害があり、それがどのように伝えられているのか、統計情報を用いると山科・大津地区にどのような特徴を見出すことができるのか、山科・大津地区で在住在勤の人々は何を課題と考えているのか、などをテーマに、グループ学習を行う。
閉じる地域課題研究
京都には臨床検査関連の試薬や分析装置を製造する会社、臨地実習では学べない特殊検査等を扱う検査センターのラボ等が多く存在する。臨床検査の仕事場は病院だけでなく、こうした企業もその一つである。この授業では京都市とその周辺にある企業を見学し、各企業の特徴や臨床検査との関係について学ぶ。特に、患者や病気が見えない検体検査における検査技師の使命感および医療の担い手として何が必要かを学び、地域に密着した課題、課題を解決するための方法と計画、課題解決の限界について考える。見学後には、学生が3グループに分かれて意見をまとめ発表することで、学びを共有するとともに、学外授業を通じて学生と教員とが接点を持つ機会とする。
閉じる地域課題研究
近年、少子高齢化や人口減少が進み、地域において様々な問題が起こっている。今後、地域を活性化させ、新しいまちづくりを進めるためには若者の力が何より必要となる。本学が置かれる京滋地区(京都・滋賀)一帯についてどのような問題点があるのか、作業療法などに関連する視点から、どういった解決策が考えられるかをテーマにグループ学習を行う。これにより地域での実践的な学びを通し、①地域課題を発見する力、②地域課題の解決法について考える力を身につける。
閉じる地域課題研究
地域社会と大学および大学生の役割についての基本的な考え方を基礎に、地域で実践的に学び、①地域課題を発見する力、②地域課題の解決法について考える力を身につける。いわゆる京滋地区(京都・滋賀)一帯の地域在住高齢者についてどのような問題点があるのか、それらの問題点についての解決方法はどうすればよいのか、京滋地区の高齢者は何が課題と考えているのか、などをテーマにグループ学習を行う。
閉じる哲学概論
グローバリゼーションの進行の中で、国民国家の規制が弱まり、さまざまなレベルで非政府組織などによる国際的な連帯の輪が広がってゆくことが予想される一方でイデオロギーの対立に代わって、文明の衝突が本格化するという考え方がある。グローバリゼーション下での国際関係や、文化の今後を総合的に論じる。
閉じる倫理学概論
人と人がともに・よく生きるとはどういうことか。そして、ともによく生きるために私たちはどのように行動するべきか。こうしたシンプルな問いを基本的なところから考えるのが倫理学である。本講義は、この問いとそこから生ずる諸問題に対するさまざまな解答を吟味することを通して、日々の生活で私たちが直面する具体的な問題から「社会のあり方」に至るまで、倫理学的な問題の広さと深さを知り、倫理学的な発想を身につけてもらうことを目的とする。
閉じる日本人と宗教
日本社会が伝統として培ってきた宗教の文化的土壌を理解し、そこから宗教的な見方、考え方を通して人間関係のあり方やその形成について豊かな意味を獲得していくことを理解し、実践していく態度を身につける。具体的には、日本社会に広く展開した宗教(神道、仏教、キリスト教、儒教、民俗行事など)について、その実践や文化的視点から、資料等を用いながら学ぶ。
閉じるジェンダー研究
ジェンダーは人種・民族・階級とともに、人間の歴史的経験を作り上げる最も基本的な要素である。この授業では社会・文化・政治・宗教・教育において、ジェンダーがどのように作用してきたかを考察する。また、人間の差異によって作りだされる支配関係を明らかにするジェンダーの視点を用いて今日的な課題を考える。この講義により、ジェンダーに関する基本的な概念を理解するとともに、ジェンダーの視点を用いて歴史・文化・社会を理解する力を養うことを目標とする。
閉じる宗教学概論
宗教を正しく理解するための必要な基礎知識を習得しながら、人間社会にとって宗教が果たす重要な役割とその意義について考える。具体的には、客観的で科学的な立場にたって、宗教の歴史を概観し、有神論と無神論、創唱宗教と自然宗教といった分類のしかたなどを考察する。
閉じる宗教学概論
人間は、目に見えない世界をどのように認識し、それとどのように関係を取り結ぼうとしてきたのか。そして、それはなぜなのか。そのことを世界の宗教現象の学びを通して、できるだけ具体的に理解していきたい。ただしその際、そのスタンスはあくまで価値中立的であることがめざされている。換言すれば、特定の宗教などの価値からまったく自由であることが要求されているのである。受講生諸君にとっては、本講義を通して客観的かつ科学的な立場から宗教を理解する姿勢を身につけるとともに、宗教を正しく理解するための基礎的視座を体得することが目標となる。
閉じる心理学概論
「こころ」は誰もが毎日働かせているものであり、社会においても「こころ」を抜きにして考えることはできない。こうした身近な存在であるがゆえに、関心をもつ人は多いが、誤解されることや表層的な理解にとどまることも多いと考えられる。そこでこの講義では、自然科学の一種としての心理学の全体像を正確に学ぶことを目的とする。生理、知覚、認知、社会、教育、発達、人格、臨床といった心理学の諸分野にわたって広く概説し、心理学の基本的な知識や、その考え方を身につけられるように進めていく。
閉じる言語コミュニケーション論
日本語と英語によるコミュニケーションの比較を通して、その違いや特徴を学ぶ。コミュニケーションとは何かという問題から始めて、人間の言語の性質や機能、異言語間で意味がどのように伝達されるのかという問題を扱う。さらに、言語コミュニケーションの比較を翻訳や通訳という観点からも検討する。なお、言語によるコミュニケーションとの関わりにおいて、若干、言語以外によるコミュニケーションにも触れ、日英語それぞれの言語コミュニケーションの特質とどう関わるかも検討する。
閉じるキャリアコミュニケーション Ⅰ
「話す・聞く」技術を磨き、よいコミュニケーションのための話しことばの修得を目的とする。話しことばに欠かせない音声表現の知識と技術、人間関係を円滑にするための敬語表現のスキル、パブリックスピーキングに必要な筋道の立った話し方、正しい日本語の運用についての知識等の修得を、講義とワーク、トレーニングにより身につける。
閉じるキャリアコミュニケーション Ⅱ
社会人基礎力(コミュニケーション能力)を体得し、社会人としての準備を行う。適切なマナーをもとに、自信を持って自己アピールできるスキル、問題発見解決型人材を念頭においた社会が求めるヒューマンスキルなどの獲得をめざす。授業では、円滑なコミュニケーションからより有益な結果が生み出されることを理解し、効果的な自己アピールの習得や基本的なビジネスマナーのスキルをベースにしたコミュニケーション能力を高めるスキルを習得する。
閉じるキャリアコミュニケーション Ⅱ
社会人基礎力(コミュニケーション能力)を体得し、社会人としての準備を行う。適切なマナーをもとに、自信を持って自己アピールできるスキル、問題発見解決型人材を念頭においた社会が求めるヒューマンスキル、などの獲得をめざす。講座では、円滑なコミュニケーションからより有益な結果が生み出されることを理解し、効果的な自己アピールの修得や基本的なビジネスマナーのスキルをベースにしたコミュニケーション能力を高めるスキルを修得する。講座形式は、座学で得た知識をもとに実習・ワークショップ・発表を中心とした構成とし、体験を通して考え抜く力、前へ踏み出す力、チームワーク力(コミュニケーション力・自己アピール力)などのヒューマンスキルを身につけることをめざす。
閉じる現代のメディアと表現
今日、日本のメディア・コンテンツが世界的な文化として高く評価されつつあることは言うまでもない。その理由はいくつかあるが、もっとも重要なのは、単なるサブ・カルチャーの域を出て、現代文明に対する警鐘を鳴らすような、知的水準の高い創作活動を実現しえていることがあげられる。その意味では、かつての純文学とよく似た役割を、日本の映像メデイアは今や担っている。このような観点に立って、日本の映像文化、特にアニメーションを分析、評価するのがこの講義の目標である。特に宮崎駿の創作活動に焦点を絞って、講義を進めていく。
閉じる情報社会論
授業では、情報の特性、現代社会における情報の機能等について概説的な説明を行う。とくに学生諸君にも密接な関連を持つ、個人情報の保護に関わる問題、インターネットの発達とネットリテラシー、マスメディアの発信する情報の受け取り方に関するメディアリテラシーなどについて解説する。
閉じる数学演習 Ⅰ
将来の仕事で必要とされる数学について基礎を学ぶ。数と計算・図形の初歩から学び、さまざまな応用問題が解けるようにする。ピタゴラスの定理と無理数、1次・連立・2次方程式、因数分解、1次・2次関数とグラフなどを主なテーマとする。
閉じる数学演習 Ⅱ
数学的思考、数理的思考を身につける。1次関数、2次関数、関数とグラフ、図形と方程式、図形の性質・面積(ヘロンの公式)などをテーマとして、日常生活との接点を探りつつ、基本的な概念、典型的な問題の解法、実生活への応用を教授する。
閉じる数学演習 Ⅱ
数学的思考、数理的思考を身につける。比・比例・割合、論理と集合、場合の数と確率、平面・空間図形の計量などをテーマとして、日常生活との接点を探りつつ、基本的な概念、典型的な問題の解法、実生活への応用を教授する。
閉じる情報処理演習 Ⅲ
企業の実務において、PCを使用したデータの集計処理能力、業務データのグラフ分析やデータベース分析能力、またネットワークの利活用による情報収集や情報発信の実務能力を養成するため、表計算ソフト「Microsoft Excel」を使用し、簡潔で説得力のある質の高いビジネス文書や業務目的に応じた適切な資料作成の習得を図り、企業実務で通用する実践的な能力を身に付ける。
閉じる情報処理演習 Ⅳ
社会全般の情報化が進み、道具であるパソコンがより便利に、使いやすく進歩していく中で、使い手である我々には、それらに関する知識だけでなく、情報そのものを使いこなすことが求められている。本講義では、社会で求められている情報活用の基礎力を体系化し、どうやって効果的に情報を活用するかを学習する。一連の情報プロセス(収集、分析、整理・保管、表現、運用)の意味を理解し、データや情報を適切に処理・活用できる力を身に付ける。
閉じる情報処理演習 Ⅴ
企業の実務において、PCを使用したビジネス文書作成能力やネットワークの利活用による事務能力や情報収集、発信能力が大変重要な能力として求められており、この授業では、現在、ワープロソフト「Microsoft Word」を使用し、簡潔で説得力のある質の高いビジネス文書や業務目的に応じた適切な資料作成の習得を図り、企業実務で通用する実践的な能力を身に付ける。
閉じる情報処理演習 Ⅵ
ホームページは情報を発信するための1つの手段となっているが、インターネットのホームページは、HTMLという言語により作成されている。講義ではHTMLによりホームページを記述する基礎技術とWebメディアのマルチメディア表現の技術を修得する。HTMLによる「表現の可能性」と「楽しさ、面白さ」を追求しながら授業を進めていく。
閉じる情報処理演習 Ⅲ
企業の実務において、PCを使用したデータの集計処理能力、業務データのグラフ分析やデータベース分析能力、またネットワークの利活用による情報収集や情報発信の実務能力を養成するため、表計算ソフト「Microsoft Excel」を使用し、簡潔で説得力のある質の高いビジネス文書や業務目的に応じた適切な資料作成の修得を図り、企業実務で通用する実践的な能力を身につける。
閉じる情報処理演習 Ⅳ
企業の実務において、PCを使用したビジネス文書作成能力やネットワークの利活用による事務能力や情報収集、発信能力が大変重要な能力として求められており、この授業では、現在、ワープロソフト「Microsoft Word」を使用し、簡潔で説得力のある質の高いビジネス文書や業務目的に応じた適切な資料作成の修得を図り、企業実務で通用する実践的な能力を身につける。
閉じる情報処理演習 Ⅴ
ホームページにおける動的なデータ処理やアニメーション表現などにJavaScriptやFlashのActionScriptによるプログラムが使われている。これらによるプログラミングは、現在のWeb技術には欠くことのできない技術になっており、WebデザイナーやWebプログラマーの基礎技術にもなっている。授業では、画像や図形のアニメーションを使うプログラミングの初歩と基本的な処理パターンを修得する。また、それを通してプログラミングによるアニメーション表現の可能性を考える。
閉じる情報処理演習 Ⅵ
授業では、まずPowerPointを活用したプレゼンテーション資料の作成技術を習得する。また、コンピュータ上での静止画像のマルチメディア表現の技術として、フォトレタッチ(画像の編集・合成)、アニメーション動画素材の作成技術としてFlashアニメーション、三次元マルチメディア素材の作成技術として3Dグラフィックス作成の基礎技術を修得する。また、それを通して、FlashアニメーションやFlashロゴデザインによる表現の可能性を考える。
閉じる情報処理演習 Ⅲ
ワープロソフトを利用した文書の作成を中心に、企業その他の組織における日常業務の遂行に必要な情報処理能力を習得させる。この場合、ソフトウェアの操作方法の習得にとどまるのではなく、ビジネス文書をはじめとするフォーマルな文書の形式や、文書作成の上で必要となる表現の方法やマナー、表やグラフ、画像等の視覚資料の有効な活用方法等についても学習し、総合的な文書作成能力の向上をめざす。また、ネットワークを通じた情報の交換や発信についてもふれ、情報通信技術の利活用に不可欠となる実践的な知識を身につけさせる。
閉じる情報処理演習 Ⅳ
表計算ソフトを利用したデータ処理および資料作成を中心に、企業その他の組織における日常業務の遂行に必要な情報処理能力を習得させる。具体的には、表の作成、データの集計処理、関数を用いた統計処理やテキスト処理、グラフによるデータの視覚化、データベース機能を利用したデータの整理方法などを、効率よく目的に応じた資料を作成する方法を習得する。この場合、ソフトウェアの操作方法にとどまらず、客観的なデータを利用する意義や、データ収集の方法についてもふれ、総合的なデータの処理分析能力の向上をめざす。
閉じる情報処理演習 Ⅴ
基本的なプログラミングの技法を学び、高度な情報処理技術を習得するための基礎を身につけさせる。具体的には、マークアップ言語による文書作成や、マクロ言語を利用したアプリケーション・ソフトの定型処理など、簡易的なコンピュータ言語による処理を体験することで、コンピュータ言語が処理される仕組みや記述上の注意点など基本的な知識を身につけた上で、問い合わせ言語やスクリプト言語等の利用される頻度の高いプログラミング言語について学び、実際に簡単なプログラムを書くことでプログラミングの技法を学ぶ。
閉じる情報処理演習 Ⅵ
ネットワークを通じた情報発信や、コンピュータを利用したプレゼンテーションなど、情報処理技術を活用した表現の方法を習得させる。具体的には、プレゼンテーション・ソフトの操作方法や、静止画、動画、音声等のマルチメディア素材の作成方法を学んだ上で、表現のなかでそれらを有効に活用する方法を学ぶ。この場合、受け手の理解を助けるため、あるいは受け手の印象に残るようにするためにはどのような方法が効果的なのかといった表現の技法や、既存のマルチメディア素材を利用する際に必要となる著作権に関わる知識等についても習得させることで、総合的な表現技術の向上を図る。
閉じる文化人類学
我々人類は、多様な生活習慣をもち、さまざまな文化を形成している。文化人類学は人間の科学といわれ、個別文化の調査・分析から文化の普遍的な法則を見つけ出し、そこに表れる人間行動の諸相を明らかにすることを目的としている。本講義では、まず、文化人類学がどのような学問なのかを理解することから始め、その研究史、研究視角、調査方法について解説する。その上で、アジアのなかでも、ブータンを中心に、そこに住む人々の生活観・価値観を学びながら、異文化に対する理解を深めていく。
閉じる芸術と文化
芸術(アーツ)と文化の関わりなどについて、芸術の歴史や哲学、美術、音楽など総合芸術をテーマとして学ぶ。また、美術や音楽、映像などの芸術を鑑賞し、現在さまざまに試みられている芸術表現などを取り上げ、芸術による文化発展の可能性や問題について考察する。
閉じる中国語 Ⅲ
中国語の長い文章に慣れることを目的として、文章を読み進める練習と、一字一句の意味をきちんと確認する方法を併用しながら、易しい文章を大量に読むことによって、まず中国語に慣れることをめざす。文章の内容は、日本や中国の観光地、歴史的事件、食べ物、祝日などを題材にする。
閉じる中国語 Ⅳ
基礎的な文法を踏まえて、聞き取りの練習、自由表現の練習、対話の練習などを繰り返しながら、中国語でのコミュニケーションができることをめざす。毎回の授業で、中国の文化、習慣、生活、最新ニュースを紹介する。
閉じる韓国語 Ⅰ
初めて韓国語を学ぶ人のために、文字の仕組みから親しんで、発音法則を理解するほか、挨拶や正確な文章の読みなどを徹底的に学習する。なお、韓国文化を理解してもらうために、韓国人の生き方・歴史・社会・文化、特に食文化などにも触れる。
閉じる韓国語 Ⅱ
韓国の文字と発音をマスターした人が、次に進む段階として、ここでは文法+会話+講読に重点を置き、基礎文法と基礎会話力を固めると同時に、簡単な読み書きができるように学習する。また、韓国の文化に関わるものを講読のテキストとし、韓国の文化に親しむ。
閉じる韓国語 Ⅲ
会話+講読+聴解力+作文に重点を置く。韓国語Ⅰ・Ⅱで学んだ力を生かして、表現力を増やし、より自然な会話の習得をめざす。聴解力のアップとあわせて、場面ごとに正確な会話ができるように進め、また日常よく使う表現を作文できるように学習する。
閉じる韓国語 Ⅳ
韓国語だけで授業を行い、自由会話を中心に聴解力をつけ、韓国の中学生以上の会話運用能力をつけるために学習する。この授業では、自由会話+スピーチができることを目的とし、学生たちによるスピーチと韓国映画鑑賞によってその力を身につける。
閉じるドイツ語 Ⅰ
ドイツ語のもっとも基本的な規則(発音の仕方と文法)を一つずつ学ぶ。できるだけ多く反復練習(リーダーの講読、教科書の練習問題、その規則を含む短い作文など)をとり入れ、一つひとつの規則を確実に身につける。
閉じるドイツ語 Ⅱ
ドイツ語Ⅰで学んだ規則をもとに、新たな規則修得の段階に進む。ドイツ語Ⅰと同様に、リーダーの講読、練習問題、作文をできるだけ多くとり入れ、規則を一つひとつ確実に身につけることを主眼とする。
閉じる京都講座 Ⅰ
テーマは「埋もれた京都の地下遺産を探る」である。考古学的手法を用いて、本学の足下にある京都の歴史遺産に焦点をあて、触れ、理解して、京都での学びをより深める視点を養う。条坊制に基づく平安京、平安宮の遺跡と遺物、東寺・西寺跡、羅城門と朱雀大路、平安京左京の変遷、近世以降の平安京の様子を説明し、市街地での観察方法を伝授する。
閉じる京都講座 Ⅱ
千年の古都である京都は、日本文化の源と言ってよい。しかし、学生がその魅力の源泉にふれる機会は少なく、観光企画や宣伝によって脚光を浴びた表面的な知識しか得られないのが一般である。そこで、この科目では、京都をより深く知り、文化の伝統と現代のあり方について考える機会をもつために、京都を舞台にした文学やそれを成立させた歴史的背景を学ぶ。種々の文学作品を通して、例えば葵祭の特質や往古の人々の祭りに対する心情を想像し、六道の辻がなぜ魔界とされているのかを知ることができる。そこから、観光のあり方や伝統の継承といった、現代的な問題意識も育みたい。
閉じる京都の歴史・文化 Ⅰ
京の都は、中国・唐の都城にならって建設されたが、都への軍団の駐屯は視野に入れずに計画された都市であった。文字通り、「平安京」の名が相応しい都-京都で繰り広げられた歴史と、その歴史の展開のなかで残された歴史遺産はどのようなものであったのか、古代から幕末までの都の様相の変遷とその要因を、主として政治史・経済史・都市史・民衆史・女性史の観点から捉え直してみる。
閉じる京都の歴史・文化 Ⅱ
この授業は、京都橘大学と総本山醍醐寺の学術交流協定に基づく授業である。京都の文化財について、現代にまで伝わる文化財、信仰行事等を通じて学ぶ。また、醍醐寺に残る文化財、信仰行事に接する機会を設け、日本文化について考察を進める。
閉じる文学と京都
京都を舞台とした近代文学の小説作品を読む。小説の読解力・鑑賞力を養うとともに、京都の歴史・風土にも触れて行きたい。京都の大学で学ぶ学生として興味・知的関心を深めることを目標とする。
閉じる日本国憲法
日常生活の中で見え隠れする様々な社会的な問題を考え、対処をするために必要な、日本国憲法に表された基本的な思考を身につける。また、これを理解するために必要な基本的知識を身につけることを目標とする。授業では、日本国憲法の思想や実践を身につけるために、基本的な事柄をできる限り分かりやすく解説していく。
閉じる日本国憲法
近代立憲主義の成立とその内容を基礎として概説し、大日本帝国憲法の性質、日本国憲法の成り立ち、基本原理にふれ、国民主権と象徴天皇制、平和主義、個人の尊厳へとつなげる。その後、基本的人権につき、総論(体系や分類、共有主体、制約原理など)を扱い、続く各論においては、幸福追求権、平等、精神的自由、経済的自由、人身の自由、社会権などを順に具体的に取り上げ、それぞれの内容、歴史的な意義と現状を解説していく。統治機構においては、それぞれの機関の固有の問題とともに、権力分立や民主主義の観点からの考察も行い、違憲立法審査(司法審査)制の検討を行う。また、憲法改正論議にもふれる。
閉じる法学概論 Ⅰ
法学概論Ⅰでは、国家の統治組織や作用、行政権の主体と個人との関係等について学ぶ。主に憲法を中心として進めていき、国民の権利・自由に関する基本的人権論や、権力分立・国家行政組織・地方自治といった統治機構の諸制度を範囲とするが、重要事項の理解を深めるために、関連のある諸法にも触れていく。本講義では、各講において具体的な事例を用いた設問を挙げ、そこで論点となるテーマに関する判例・学説を理解する。また、各制度のあり方について考察し、憲法の基本理念や一般理論を修得する。
閉じる法学概論 Ⅱ
法学概論Ⅱでは、私法全体の理解を目的としており、主に民法と商法を中心に進めていく。本講義では、契約、住まい、家族生活、事故の遭遇などのさまざまな場面において、私法との有機的な関連を可能な限り明らかにし、各制度の正確な位置づけを図る。各テーマの理解を深めるために、借地借家法、製造物責任法、民事訴訟法といった特別法も、適宜に範囲に含める。また、具体的な事例を提示して、その解決を念頭に置きながら重要な事項について説明することで、初歩的な応用力を身につける。
閉じる政治学概論 Ⅰ
政治学への入口として、政治についての意識形成、政治についての基礎知識、政治学を学問としてとらえる力を身につけることを目的とする。授業では、権力、デモクラシー、政治システムと政治過程、地方自治、国際政治、宗教と政治、官僚制などを概観し、基礎的知識を獲得する。そのため、テキストを活用しつつ現代日本の政治現象を身近に感じられるように、時事問題を政治学的に考察するヒントを提示するとともに、テレビを中心とするマスコミ以外によって、政治に関する情報・言説を知るソーシャルメディア利用法などにも言及する。
閉じる政治学概論 Ⅱ
具体的な政治家・政治現象の事例(例えば、「大平正芳」など)から、戦後の日本政治を政治過程論として概観し、さまざまな政治家が活躍する舞台を具象的に再現できるようにする。さらに、日本における政府の仕組み、とりわけ政党と官僚との関係を知り、政治家・政治過程の実際について自分で考え、論評できるようになることを目標とする。具体的には、新自由主義と社会民主主義、内政と外交、族議員と派閥、政権交代と派閥抗争、消費税と赤字国債などについて考察するとともに、映画で政治家はいかに描かれてきたかなどメディアと政治の関係にも言及する。
閉じる民法
民法は、私法分野の基本法であり、市民の社会生活そのものを広範に対象とする学問である。本講義では、民法の基本構造を明らかにし、主要な法原則、法制度、法概念を理解するとともに、その基礎的知識を獲得することを目的としている。また、具体的な事例や裁判例を用いながら、民法が日常生活にどのように関連しているのかを明らかにすることで、法的な問題発見能力、問題処理能力を養い、法の生きた理解を可能にする。特に、財産法の分野の解説に重点を置くが、家族法の分野についても一通り概観しておく。
閉じる行政学
行政システムについて、府省庁組織や中央地方関係、政府と市場、組織と管理などのテーマから行政システムの活動とその結果の全体をとらえる。省庁再編・政策評価の導入や地方分権改革などにも触れる。
閉じる行政学
行政の法的過程を学ぶ行政法とは違い、政治学的、世界的に行政と市民との関係を考察することを目的とする。すなわち、行政システムについて、府省庁組織や中央地方関係、政府と市場、組織と管理などのテーマから行政システムの活動とその結果の全体をとらえる。省庁再編、政策評価の導入や地方分権改革などにもふれる。さらに、地方自治体を具体的に取り上げ、身近な行政がいかにNPO や地域企業と関係しているのかを自分で研究するような課題をこなすことにより、行政のメカニズムを具体的に考察することができるように指導する。
閉じる人権と教育
今日、子どもや女性、障害者問題、部落問題、など、多様な人権問題が指摘されているが、相互の関係性も含めてそもそも人権問題とは何か、その基本的認識についての理解をはかり、これからの人権教育のあり方について考える。
閉じる国際関係入門
グローバル化の進む現代世界はどのように形成されたのか。日本はどのような影響を受けてきたのか。国際関係論の基礎を、ニュースなどで最近話題になっていることを題材にしながら様々な側面から考察する。受講生が、基礎知識を習得するとともに、自分のこととして国際関係に関心を持ち、考える習慣を身につけることを目的とする。
閉じるくらしと経済
わたしたちのくらしの物質的な基盤となるのが経済である。この経済のくらしへの影響は時とともにますます大きくなっている。したがって、経済を理解することは現代社会に暮らすすべての人間にとって必要なことである。この科目では、市場と価格メカニズム、政府の役割、経済成長、経済発展、金融システム、雇用システム、国際収支、為替相場などの、経済を理解するための基本概念を、身近な事例を用いて説明することによって、わたしたちの日常のくらしをとりまく経済現象について学ばせる。
閉じる福祉とボランティア
社会学の一分野としての社会福祉について、その歴史を確認し、「福祉」「ボランティア」について基本的な考え方と知識を学ぶ。また、住民参加やボランティアの諸形態とその意義・限界を学ぶ。教職の基本である<人間の尊厳>への気づきと理解を深める。福祉制度への理解を深める中で、ひとりひとりがどのように共生社会づくりに関われるかを考える。教職免許取得に必要な「介護等体験」の事前必修科目としても位置づけられている。
閉じる社会学概論 Ⅰ
社会学概論Ⅰでは、自我、家族、コミュニティ、階級・階層、国民国家、グローバル化、情報化など社会学の基本概念の理解を通じて、現代の日常生活を社会学的に理解する方法の修得をめざす。社会学を学習する上での困難のひとつは、社会が空気のような当たり前の存在に思われがちな点にあるが、この授業では、社会の歴史的な形成を明らかにすると同時に、社会の自明性や秩序を守るために私たちには何が求められているのか、という問題意識を身につけることも目標になる。
閉じる社会学概論 Ⅱ
社会学概論Ⅱでは、社会学概論Ⅰでの基本概念の理解を踏まえ、近年社会学の研究対象として定着した中・後期親子関係、教育システム、親密性、記憶、情報技術などのテーマについて、それぞれの研究分野の第一人者によるテキストの読解を通じて、社会学的想像力の定着をめざす。
閉じる時事問題研究
受講生が問題意識をもち、リサーチし、発表し、討議するという方式で行う。担当教員による講義、説明もあるが、基本は受講生の問題意識に基づく集団的討議により授業が進められる。時事問題への深い理解が得られることが授業の主たる目標だが、同時にリサーチの方法、プレゼンテーションの方法を身につけることもまた大切な目標とする。
閉じる健康に生きる Ⅱ
健康を食生活の視点から学び、食生活の自己管理能力を高める。健康と栄養の関連を理解するとともに、食の安全性を理解し、健康増進に役立て、健康的な食生活を志向する。講義では、糖質、脂肪、アミノ酸、ミネラル、ビタミンといった栄養素と、人の健康との関係について解説する。また、健康と食生活をテーマに、ダイエット、運動、ストレスなどについて講義する。
閉じる健康に生きる Ⅱ
健康を食生活の視点から学び、食生活の自己管理能力を高める。健康と栄養の関連を理解するとともに、食の安全性を理解し、健康増進に役立て、健康的な食生活を志向する。講義では、糖質、脂肪、アミノ酸、ミネラル、ビタミンといった栄養素と、人の健康との関係について解説する。また、健康と食生活をテーマに、ダイエット、運動、ストレスなどについて講義する。講義のなかでは、健康と食に関するトピックを適宜紹介する。
閉じる健康に生きる Ⅲ
個人の「健康」について精神的な側面(メンタルヘルス)を中心に学ぶ。心理学や医療行動科学の分野で研究されているさまざまなメンタルヘルスの理論や、その歴史的な発展について講義し、現代人が健康に生活する上でのメンタルヘルスの重要性の理解を促す。健康に関する精神的側面を主軸としながら、個人の心理社会生物学的な健康を包括的に理解する。さらに、メンタルヘルスの維持増進や予防に役立つとされるさまざまな理論・技法についても概観する。また、メンタルヘルスが個人の全般的な健康に資する役割についても言及する。
閉じる体育理論
体育科教育の概要とスポーツ文化の継承・発展を考えるため、体育科教育の概要を理解するとともに、体育やスポーツについて、文化的、社会的、歴史的側面の理解を深める。これらを踏まえ、体育やスポーツについて理解する力、仲間と共に考える力、創造する力を身につけることを目標とする。
閉じるスポーツコース Ⅰ
ソフトバレーボールと6人制バレーボールを教材として基礎体力と技術のスキルアップを図り、またスポーツの必要性を学び、自己の健康管理や怪我なく楽しく運動するために最も必要なルールやマナーを身につける。同時にグループ(チーム)を通し、コミュニケーション・スキルの向上を図る。
閉じるスポーツコース Ⅱ
Ⅰに引き続き、ソフトバレーボールと6人制バレーボールを教材として、さらに基礎体力と技術のスキルアップを図る。またあわせて、スポーツの必要性を学び、自己の健康管理や怪我なく楽しく運動するために最も必要なルールやマナーを身につける。同時にグループ(チーム)を通し、コミュニケーション・スキルの向上を図る。
閉じるスポーツコース Ⅲ
生涯スポーツの必要性を学び、スポーツの実践をとおして、自己の健康管理ができる基礎能力を養う。特にレクリエーションスポーツを中心に楽しく運動することができる習慣と能力を身につける。バレーボール、バスケットボール両種目の基本的な技術や知識を学習するとともに、全体での基礎練習から始め、グループ単位での練習を行い、リーグ戦形式でゲームを楽しむ。
閉じるスポーツコース Ⅳ
生涯スポーツの必要性を学び、スポーツの実践をとおして、自己の健康管理ができる基礎能力を養う。特にレクリエーションスポーツを中心に楽しく運動することができる習慣と能力を身につける。バドミントンと卓球の基本的な技術練習とルールの理解から始め、シングルスおよびダブルスでのリーグ戦形式でのゲームを中心に行う。
閉じるスポーツコース Ⅰ
生涯スポーツの必要性を学び、スポーツの実践を通して、自己の健康管理ができる基礎能力を養う。特にレクリエーションスポーツを中心に楽しく運動することができる習慣と能力を身につける。ソフトバレーボール、バレーボール、卓球、バドミントンなどのスポーツを行う。
閉じるスポーツコース Ⅱ
生涯スポーツの一環として楽しく、正しい知識を身につけ、運動におけるダイエットプログラムやリラクゼーションで健康的なフィットネススポーツを学び実践する。「生活習慣病」の知識も身につけ、現在の体から将来に向けた体づくりのための運動知識の修得をめざす。
閉じるスポーツコース Ⅲ
生涯スポーツの必要性を学び、スポーツの実践を通して、自己の健康管理ができる基礎能力を養う。特にレクリエーションスポーツを中心に楽しく運動することができる習慣と能力を身につける。グラウンドゴルフ、ゲートボール、バスケットボール、フライングディスクなどのスポーツを行う。
閉じるスポーツコース Ⅳ
ストレッチの理論と実践を学んだ上で、有酸素運動、無酸素運動、サーキットトレーニングなどを行う。自律訓練法を学び、エアロビクス、ダンベルとチューブ体操、水中ウオーキングなどを行い、体脂肪やダイエットの栄養と理論について学ぶ。また、腰痛予防体操・生活習慣病予防や救急法についても学ぶ。
閉じる地球生命論
地球の誕生から現在に至るまでの地球と生物の歴史を学ぶ。その中でも特に、人類が進化・発展してきた第四紀と呼ぶ現代社会と密接に関係する時代を、人類の諸特徴とともに、氷河の消長、海水準変動、植生変遷などの古地理に係る変遷、および生物地理と人類の拡散などの事象を通して理解する。これらは地層そのものと地層中に含まれる化石や考古遺物などの証拠に基づくものであるから、層序と対比、地質学・堆積学の諸法則、化石の二面性、堆積と浸食、堆積構造と変形構造、土壌層位、遺構面と遺構埋土の特徴などの地層学の基礎事項の理解を図るとともに、現代生活にも係る火山噴火や地震などの地盤災害の事例と、その原因も合わせて概観する。
閉じる地球環境論
環境問題は、今や誰にとっても避けて通ることのできない重要な課題である。この授業は、環境問題を、自然科学的アプローチ、社会科学的アプローチ、哲学的アプローチを総合的に駆使しつつ考察する。環境問題の複雑さ、議論の道筋、論点などをわかりやすく講義する。
閉じるエコロジー研究
環境問題は、戦争と平和の問題とともに現代に生きるものにとって避けて通ることのできない問題である。この授業では、「エコロジー」をキーワードとして、環境問題を考える。とくに、学生一人一人の経験に即して、環境問題を考える視点を吟味し、政策的な課題と「草の根」でできる取り組みとを統合的に理解できる力を育てる。先人たちの環境を守る取り組みについて学ぶとともに、学生としてできることをも考える機会としたい。
閉じる自然の探求
この授業では、①身の回りの自然を丁寧に観察し、それらを具体的に認識すること、②自然界を構成する地圏・水圏・気圏・生物圏の基本的な仕組みを理解することを通じて、③「わたしたちにとって自然とは何か」「自然にはどのような価値があるのか」、各自が論考することを目指す。
閉じる地理学概論
地理学は大きく地誌学と系統地理学に分類されるが、ここでは系統地理学を扱う。系統地理学は、地球表面における自然現象を地域的な観点から究明する「自然地理学」と、地表上の人文現象(人口・集落・産業・交通・文化など)を地域特性の構成要素として考察する「人文地理学」に大別されており、その両方について概観する。
閉じる生活の中の数学
日常生活や仕事でさまざまな問題、さらに環境などの社会的課題を考える上で、数学は欠かせない。この授業では、将来、市民として的確な判断を下すために役に立つ数学的考え方や概念を、現実の課題を考えるなかで学習する。扱うのは、経済や環境を考える上で重要な指数・対数、刻々と変化する様子から全体を知るための差分や微積分、社会の集団現象を分析するための統計や確率などである。授業では、これらの数学の必要性を理解・学修することを目標とする。
閉じる物理学基礎
物理学は、科学技術のベースとなる重要な分野であり、さまざまな自然現象を考えるうえで基礎的な学問となる。本科目では、力学や電磁気学、光の干渉・回折などの基本的な原理について正しい理解を得るとともに、日常的に目にする現象を物理学的に理解し説明する力を身につける。また、物理学が身近なものに応用されていることを理解し、物理学の原理とその意義について見識を深める。例えば、身近な家庭用機器や医療機器(電子レンジ、健康維持器具、AED、MRI等)などに応用されている電磁気現象の原理などを理解する。
閉じる化学基礎
生活の中にある物質や現象を、化学的なものの見方や考え方で捉え、理解できるように基礎概念を解説する。原子の構造と結合、分子の形、物質の形態、溶液、化学反応などについて正しい理解を得るとともに、日常的に目にする物質や現象および、化学が身近に応用されていることを理解し説明する力を身につける。例えば、日常生活に関わる化学物質、例えば石油や原子力などのエネルギー源、金属やプラスチックなどの材料、薬品、医療品などについて触れ、応用されている原理とその意義を理解する。
閉じる生物学基礎
生物学の中でも主にヒトに焦点を当てた生命科学、および関連する諸問題について概説する。生命現象を理解するために、細胞の構造と役割、細胞を構成する物質、エネルギー、遺伝学、DNA、発生と老化、脳の構造などから、食と健康、がん、感染と免疫などについても解説し、正しい理解を促進する。さらに、生命現象の科学的な解析、解明が急速に進展する現代において、生物学的な諸問題を正しく理解するため、遺伝子組換生物や再生医療、生態系と環境問題までの最新のトピックを交えて解説する。
閉じる哲学概論
哲学はさまざまな学問の基礎だと言われている。それは、例えば数学が数を扱い、生物学が生命現象を扱うのに対して、哲学の対象が思考そのものにあるからである。哲学は言わば、物事を根本的に突き詰めて考えようとする一つの態度・スタイルを意味している。本講義の目的は、問題に取り組む際の態度としての哲学的な思考のスタイルを身につけてもらうことにある。講義のなかでは、さまざまな哲学者の思考の道筋をだどることを通して、実際に哲学することの意義を学ぶ。
閉じる比較文化論
現在進行しているグローバリゼーションは、世界のあちこちで大きな力ともなりまた脅威ともなっているが、その「基準」となっているのが、アメリカであり、またその文化的母胎である英国、そしてその周辺にある英語圏諸国である。それゆえ、現在に生きる私たちは、否が応でもこの「アングロサクソン文化」と直面せざるを得ない。事実、この文化はまず大衆文化としてわれわれの周りにはびこっている。この得体の知れないものと、私たちはどう付き合えばよいのか。単なる「好」にも「親」にも、はたまた「嫌」にも走らずに、日本が長い関係を持つこの文化圏をしっかり見つめてみよう。この両国以外の英語文化圏にも触れる予定。受講生は、講義の内容についての感想、疑問、意見などを最低3回(随時)、関心を持ったテーマについてペイパーを1回提出すること。これらを授業にフィードバックしたい。
閉じる比較文化論
文化を比較研究のアプローチから理解し、世界で起こっているさまざまな問題の背景にある文化、価値観、思考様式を知り、自分がそれにどう関わるのかを考えることがこのクラスの目標である。世界には、われわれの想像や理解を超えた「謎」が頻発している。そうした「謎」を、自分には関係ないものとして簡単に退けず、自分を、そして自分を形作ってきた「文化」というとらえどころのないものを理解するために、主として英語圏の文化を日本文化と比較しながら講義をすすめていく。
閉じる比較文化論
世界は「謎」に満ちている。私たちの想像や理解を超えたことが頻発している。そうした「謎」を、自分には関係ないと簡単に退けず、自分を、そして自分を形作ってきた「文化」というとらえどころのないものを理解する最良の機会と考えられるようになれたら―これがこの授業の最大の目標である。世界で起こっているさまざまな問題の背景にある文化、価値観、思考様式を知り、そうした問題と自分がどう関わるのかを考えることを通して、さまざまな文化について理解するとは、すなわち自分が変わることであることを体得してほしいと思う。
閉じる異文化コミュニケーション論
異文化コミュニケーションとは、文化を異にする者の間に成り立つコミュニケーションを意味する。外国人との接触場面において生じる誤解や衝突、相互理解の困難さといったことをイメージしやすいが、異文化という概念の射程はそこにとどまるものではない。男女の考え方のずれ、世代間の意見の対立といったものも、広い意味では、お互いの文化背景の無理解によって生じるものである。他者を、自分とは異なる文化背景をもつ存在として認め、積極的に理解しようとすることによって立ち上がる、他者との間に関係性(つながり)を生みだす行為としてのコミュニケーションについて考えていく。
閉じる外国語臨地演習
外国語を、実際に使われている土地で学び、運用能力を高めるための科目である。中国、韓国などの協定大学で寮生活を送りながら、およそ1ヵ月のプログラムを学修する。授業は午前中で、午後にときどき見学などが配置されている。プログラム終了直前には、文化遺産見学ツアーも予定される。
閉じる行政法
憲法をベースとしつつ、行政と国民の法的関係を理解して国法 における行政権のあり方を検討する。法文の基本を勉強したあと、 国家と国民との関係についての基本的論理構成に続き、行政行為 をはじめとする行政活動の諸形式ごとに、両者の法関係の内容的 検討を行い、市民生活の法とは異なる行政法の特殊性を学ぶ。そ のため、身近な事例を例示しつつ、民法や刑法などとの関係を理 解するために、もし、裁判員になったとしたらどうしたらいいか を映像を交えて学修したり、国の機関のうち、興味のある省庁を 自分で調べたりすることとする。
閉じる経営学概論
「会社(企業)が事業を経営する」という基本命題を分析的に理解できるようになること、言い換えると、会社(企業)・事業・経営の相互作用を立体的・構造的に把握するため、それらをめぐる社会システムを理解できるようになること、これが授業での目標である。具体的には、まず会社(企業)形態、事業の定義、経営形態等について講義する。次に会社の「戦略と組織」について、最後には、サプライ・チェーン・マネジメントやアウト・ソーシング等、最新の経営手法の具体的な事例分析に関する講義を行う。
閉じる会計学概論
目標:企業会計の基本的なシステムを学ぶとともに、あらゆる組織への会計の適用可能性を理解する。内容:企業経営のプロセスを、資金の流れとして学ぶ。さらに、付加価値の形成、市場における価値の創造、収益の分配、および、稼得利益の意義を体系的に考察することによって、企業経営の本質を理解する。また、この学習を、複式簿記のシステム(簿記一巡の手続き)の理解と連動して行う。したがって、他人資本(負債)、自己資本(純資産)、資産、費用、収益という5つのグループの経営プロセス上での役割についても、それぞれのグループ内の勘定科目のレベルにまで、一定程度深化させて理解する。簿記システムの基礎的理解をめざし、簿記一巡の手続きについて学ぶ。
閉じる会計学概論
企業会計の基本的なシステムを学ぶとともに、あらゆる組織への会計の適用可能性を理解する。内容:企業経営のプロセスを、資金の流れとして学ぶ。さらに、付加価値の形成、市場における価値の創造、収益の分配、および、稼得利益の意義を体系的に考察することによって、企業経営の本質を理解する。また、この学習を、複式簿記のシステム(簿記一巡の手続き)の理解と連動して行う。したがって、他人資本(負債)、自己資本(純資産)、資産、費用、収益という5つのグループの経営プロセス上での役割についても、それぞれのグループ内の勘定科目のレベルにまで、一定程度深化させて理解する。簿記システムの基礎的理解をめざし、簿記一巡の手続きについて学ぶ。
閉じる経済学概論 Ⅰ
現代日本経済における諸問題を学ぶことによって、経済学への導入を図る。具体的には、まずバブル経済とその崩壊による平成不況の深刻化の課程を「不良債権処理の10年」として概観する。次に、ケーススタディとして、日本長期信用銀行の破綻、山一証券の自主廃業について検討する。そして、女性労働として雇用機会均等法と育児支援を取り上げるとともに、労働問題として過労死・過労自殺、ホームレス、派遣労働、ネットカフェ難民、派遣村などを取り上げる。これらの諸問題を、映像資料を活用して、イメージ豊かに学ぶ。
閉じる経済学概論 Ⅱ
戦後日本経済の歩みについて講義する。敗戦直後から、高度経済成長を経て、低成長経済に移行し、1980年代後半にバブル経済に突入するまでを、映像資料を活用してイメージ豊かに学ぶ。具体的には、特需景気、もはや戦後ではない、金の卵、エネルギ ー革命、所得倍増計画、公害、列島改造、ドルショックと石油シ ョック、日米経済摩擦、分割民営、バブル経済、プラザ合意、外国人労働者などを取り上げる。
閉じるキャリアデザイン入門
受講者が自分のキャリアを、自ら方向付けることができる「基礎・基盤作り」をテーマとする。「自己発見」を通して自分の可能性を広げるとともに、「働くことの意義」を考え、将来に向けての「キャリア・デザイン」を描ける力を身につけることを目標とする。授業では、過去の自分を振り返り、自分の強み、価値観などをワークシートを使って自己分析を行うと共に、「働く事の意味」を考える。
閉じるキャリア開発講座 Ⅰ
21世紀の企業と経営に求められる人材をテーマに、人材開発や流通業、サービス業、製造業などの業界および具体的な企業とその経営に関する実態認識を深めるとともに、受講生各自のキャリア形成について考えるきっかけを得る。
閉じるキャリア開発講座 Ⅱ
大学生活でも就職採用試験でも、そして社会に出てからも必要となる一般社会常識を学ぶ。コミュニケーション能力の前提となる一般社会常識を学び、就職筆記試験対策だけでなく社会に順応できる力の養成を目指す。国語や数学に関する基礎内容を丁寧な解説で習得することを目指す。
閉じるキャリア開発講座 Ⅲ
Ⅱを発展させ、大学生活でも就職採用試験でも、そして社会に出てからも必要となる知識を身につける。言語分野、非言語分野に関する内容についてわかりやすい講義を実施し、基礎力を身につけさせるとともに、身につけた知識を応用できる力を養成する。
閉じるキャリア開発講座 Ⅳ
キャリア開発講座 Ⅰから継続して、21世紀の企業と経営に求められる人材をテーマに、Ⅰで取り上げなかった業界および企業とその経営に関する実態認識を深めるとともに、受講生各自のキャリア形成について考える。
閉じるキャリア開発演習 Ⅰ
公務員の仕事や現状を知り、職業観を育成する。授業では、地域政策を担う地方公共団体の仕組みと現状を学び、地方公務員が担う地方行政の特質と機能を自らが働くことを想定しつつ、具体的に理解する。また、警察官・消防官など公安職の公務員の仕事と求められる専門知識を理解するため、各職種に関する講義やゲストスピーカーによる講演を通して学ぶ。
閉じるキャリア開発演習 Ⅱ
キャリア開発講座Ⅲをさらに発展させ、大学生活でも就職採用試験でも、そして社会に出てからも必要となる知識を身につける。特に非言語分野に関する応用力を確実に身につけることを目的に、演習形式で学ぶ。
閉じるキャリア開発演習 Ⅲ
企業組織についての知識を広めより深く理解し、働くことに興味関心を持つことを最終目標とする。授業では、企業で、実際に行われている仕事がどのようなものかを理解しながら、興味を感じる仕事や企業について考える。また、企業が求める人材とはどのような人材かなどを理解する。
閉じるキャリア開発演習 Ⅳ
国際社会の中の日本や企業のグローバル化をテーマにキャリア開発を行う。授業では、国際化・グローバル化の中で日本が抱える政治的経済的課題や、グローバル企業や東証一部上場企業などの現状とグローバル化しつつある企業や経済社会について理解を深める。グルーブ学習やワークショップ型の方法で行い、必要に応じ、ゲスト講師による講演なども実施する。
閉じるキャリア開発研究 Ⅰ
業界の現状と将来について事例を交えながら学ぶ。また、職種について、民間企業と公務員の仕事の違いや企業の仕組みを具体的な事例で学ぶ。さらに、働くために自覚しておかねばならないこと、その仕事をするために求められる「基礎能力」とその仕事を通じて得られる「専門能力」や「楽しみ」を具体的に理解する。
閉じるキャリア開発研究 Ⅱ
経済のグローバル化、グローバルビジネスの動向について講義で概観したあと、いくつかのグループによる調査研究チームを編成して、グループごとにテーマを決めて調査研究を行い、それぞれの調査研究の成果の発表と討論を行う。またその後、個人による調査研究および発表と討論を実施する。実際にグローバル企業で活躍するビジネスマン等に、その豊かな経験を聴く機会も設ける。
閉じるキャリア開発研究 Ⅲ
キャリア開発の自主トレーニング方法を学び、実践する。民間企業と公務員試験(地方上級、市役所、警察)の勉強に対応し、自己分析シートの作成や筆記試験対策、企業社会を理解するための経済紙の正しい活用法などについて演習形式で学ぶ。
閉じるキャリア開発研究 Ⅳ
民間企業と公務員試験突破をめざした学習を通じて、20年後の自分のキャリアイメージを確立することを目標とする。グループ討論、数学的思考、企業・業種分析、文章理解、マクロ経済学、スケジュール管理とストレス管理など、さまざまなテーマを組み合わせた演習形式の授業を実施する。
閉じるキャリア開発研究 Ⅴ
「起業すること」を想定して、それに必要な知識、考え方を習得する。受講生ごとに、現実の、または想定上の起業案件に、アイデアから起業に至る諸問題について、学習と演習を通して理解・習得するとともに、実践的なビジネス・プランを策定・提出する。
閉じるキャリア開発研究 Ⅵ
世の中の動きに関心を持ち、時事問題の理解を深めることをテーマとして、時事問題を理解するために必要な基礎知識を身につけ、主体的に世の中の現状を考える力を育成する。公務員採用試験に出題されそうな時事問題を中心に、その問題の背景を解説する。また、各自で時事問題についての事前学習をし、その時事問題を題材に集団討論・小論文・面接の演習を行う。
閉じるインターンシップA(ビジネス)
企業における就業体験や学習を通して、社会と交流し、社会や企業の実情を知り、仕事に対する関心や学習する意欲を高める。また将来、就職した際に必要となるビジネスマナーや職業意識を身につける。このような経験を通して、職業人として必要な基礎能力や働く意識を培う。この授業では主に企業を対象とする。
閉じるインターンシップB(図書館司書)
主に図書館における就業体験や学習を通して、社会と交流し、社会や企業の実情を知り、仕事に対する関心や学習する意欲を高める。また将来、就職した際に必要となるビジネスマナーや職業意識を身につける。このような経験を通して、職業人として必要な基礎能力や働く意識を培う。
閉じるインターンシップC(行政)
主に自治体などの行政機関における就業体験や学習を通して、社会と交流し、社会や企業の実情を知り、仕事に対する関心や学習する意欲を高める。また将来、就職した際に必要となるビジネスマナーや職業意識を身につける。このような経験を通して、職業人として必要な基礎能力や働く意識を培う。
閉じるインターンシップD(NGO・NPO)
主にNGO、NPOなどの非営利組織における就業体験や学習を通して、社会と交流し、社会や企業の実情を知り、仕事に対する関心や学習する意欲を高める。また将来、就職した際に必要となるビジネスマナーや職業意識を身につける。このような経験を通して、職業人として必要な基礎能力や働く意識を培う。
閉じるよそおいの心理学
人間の外見と心の関係を探究することをテーマとする。社会心理学・感情心理学の分野から始まった「化粧の心理的効果」の研究は、粧うことによって快感情・高揚感をもたらし、積極的な対他者行動を促すことによって、コミュニケーションを活性化することを実証し、化粧が心の健康に貢献していることを見いだした。また、この化粧の効用は、医療や福祉の現場で効果をあげており、臨床心理学的な考察も試みられている。本講義では、基礎的な研究を概説し、さらにさまざまな臨床的実践活動について紹介する。
閉じる産業心理学
高度に発達し複雑化・巨大化した現代の産業社会を構成している基本単位はいうまでもなく「個々の人間」であり、産業活動の効率化や、そこで生じるさまざまな問題の解決をはかるためには、人間の行動や心理についての中立的で客観的な理解が欠かせない。心理学の応用分野である産業心理学はこのような課題を達成するための研究分野である。産業場面に関わる人間の行動を「生産者としての行動」と「消費者としての行動」という2つの側面からとらえたうえで考察を行う。
閉じる広告と消費の心理学
私たちは日々、多くの広告に接触しながら生活している。本講では、心理学や行動科学の研究成果を中心に、これら広告の心理・社会的機能を学習し、広告の送り手・受け手の双方の視点から種々のトピックについて論考していく。加えて、広告を通して人間(消費者)理解を深めることによって、さまざまなマーケティング戦略について議論していく。
閉じる教職・保育職教養講義 Ⅰ
これからの教職を志す者は、今日の学校教育における、具体的な課題を主体的に考察し、認識を深める資質・能力を身につける必要がある。そのために、この授業では、現在の学校教育をめぐる基本的課題を取り上げ、多角的・複眼的に考察し、学校教育の現状についての認識・理解を深め、実践的な課題克服の方途を主体的に考える力を身につける。
閉じる教職・保育職教養講義 Ⅱ
学習指導要領における「生きる力」という概念は、知識基盤社会の時代においてますます重要となっていることから、これを継承し、「生きる力」を支える「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」の調和のとれた育成が重視されている。これからの教職を志望する者は、教員採用試験のために、学習指導要領の改善点を単に暗記するだけではなく、改訂の趣旨及び背景(例えば、教育基本法の改正、学校教育法の改正など)も含めて理解し、教師としての実践力として身につけることが大切である。また、将来教師として採用された後も、学習指導要領をはじめ、国レベルで出される答申や通知、報告等を歴史的視点で継続的に理解し、時代の変化に対応できる資質・能力を身につけることを目標とする。
閉じる教職・保育職教養講義 Ⅲ
中央教育審議会答申は、教育の専門家としての確かな力量を具体的に「子ども理解力」「児童・生徒指導力」「集団指導の力」「学級づくりの力」「学習指導・授業づくりの力」「教材解釈の力」などを掲げている。この授業では、これらの知識や技能を身につけることはもちろんのこと、これらに加えて客観的論理に基づいた自己の考え方や、その論理から導き出された具体的な教育実践について、発信できる資質や能力を身につけることを目標とする。
閉じる教職・保育職教養講義 Ⅳ
学校の教育活動は、PDCAという教育サイクルがスパイラルに繰り返されながら、生徒のよりよい成長を願った指導が展開される。授業は、生徒の実態を踏まえ、学習指導要領に示される基本方針や授業時間数、各教科等の目標・内容等を計画的に実施されることについて理解する。また、各教科等の内容・目標等及び教科等の系統性を理解し、学習指導案作成の基礎を身につける。一方、教育評価の結果によって今後の指導を改善し、さらに新しい指導の成果を再度評価するという、指導に生かす教育評価の基礎的・基本的な知識・技能を身につける。
閉じる教育原論
教育とは何か、何をもって教育(制度)と呼ぶのか等、まず教育に関する基本的な概念の検討を行う。続いて、西欧諸国における教育思想の発展および近代学校制度の成立と発展について、そして明治期以降のわが国における教育制度の発展について概説し、教育史に関する基本的な事項の理解をめざす。最後にまとめとして、現代日本の教育課題について総合的な観点から考察を行う。
閉じる教職入門
教育とは何か、学校とは何か、教科指導の在り方、教員の果たす役割とその意義はどこにあるかを、教員の体験や視聴覚資料から学ぶ。また、学級活動や総合的な学習の時間や特別の教科である道徳科など、最近の教育動向について学ぶ。最後に学校教育を支える教育行政の役割を中心に、教員の研修と服務について学ぶ。
閉じる教育制度論
現代の学校教育に関する制度的事項について、基礎的な知識を身に付けるとともに、それらに関連する課題を理解する。教育制度は、教育に関する法規に基づき成立し、その背景の思想が制度を歴史的・社会的に成立させる。日本における教育制度の変遷を学習するとともに、それらを構成する制度の仕組みの展開や問題を検討する。また、学校と地域との連携に関する理解及び学校安全への対応に関する基礎的知識も学習する。
閉じる教育心理学
子どもの指導、援助に関わる上で必要な発達や学習、パーソナリティーなどの教育心理学の知識について学び、具体的な指導場面に即した教育心理学の知識や考え方、技術の習得を目指して授業を行う。対象である子どもの発達的特徴を絶えず念頭において、指導や援助の問題を考える。
閉じる特別支援教育論
特別支援教育の制度と対象を理解する。また、教育の場や形態の違い(通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校)によって教育課程や教育方法が異なることを知り、適切な支援を継続的に提供するために、一人ひとりのニーズに即した個別の指導計画や個別の教育支援計画が果たす役割を理解する。さらに、異なる学校間や関係機関との連携を実現するための仕組みについて考える。
閉じる教育課程論
教育課程の意義、果たす役割、および、教育課程に関わる基本的な概念について理解し、教育課程編成、授業づくりに関わる基礎的知識を身につけるとともに、授業づくりやカリキュラム・マネジメントのために必要な力量の基礎を養う。
閉じる道徳教育の理論と方法
学校教育を通して、自然と社会性と道徳性をどう身につけていくのかという課題に対して、歴史的及び理論的な視点から考察する。さらにそうした考察・探求を、具体的な道徳教育(授業)の実践例の分析を通じて深めていく。終末は道徳授業の構想づくりから授業プランづくりまでできる力量を習得できるような実践的な授業になる。
閉じる総合的な学習の時間の指導法
中学校高等学校における総合的な学習の時間の実施にあたって、その全体的な計画の立案、年間指導計画の立案、単元計画の立案、その実施、実施後の評価等のあり方について学ぶ。 それらに基づいて、実際に総合的な学習の時間の授業を計画立案の具体例についても学ぶことを通じて総合的な学習の指導法について力量を獲得していく。
閉じる特別活動論
特別活動の意義や役割を理解し、その内容の具体的な活動事例を通して生徒の自主的、自律的な態度を育成する指導のあり方を学ぶ。講義のほかレポート作成、小集団討議を取り入れ、将来学校現場において役立つような具体的・実践的な内容とする。
閉じる教育方法論
これからの社会を担う子どもたちに求められる資質と能力を育成するための教育方法と基礎的授業技術を習得するとともに学習指導要領に示される内容を正確に理解するための知識を身につける。具体的には「教育目標」「教育内容」「教材」「教具」「教授行為」「理解構造」等の概念を用いて、ある授業を分析・診断でき、同時に学習指導要領に即した情報機器の活用を含む授業改善のための処方的知見を得られるようになる。
閉じる生徒・進路指導
生徒指導の意義と必要性、生徒指導の領域と内容、生徒指導の組織と年間計画など概念上の理解を深めた上で、生徒指導の今日的課題に気づき学校現場での具体的な生徒指導事例を分析できるようになる。また、キャリア教育の理念やキャリア発達の指標を理解した上で、中等教育段階でのキャリア教育のあり方を具体的に説明できるようになる。
閉じる教育相談
教育相談は、「児童生徒それぞれの発達に即して、好ましい人間関係を育て、生活によく適応させ、自己理解を深めさせ、人格の成長への援助を図るもの」とされている。この授業では、教育相談に必要な知識について学ぶとともに、教師に求められるカウンセリングマインドの実践力を身につけていただくことを目標とし、中等教育の現場で出会う生徒の問題についてよく知り、生徒とその保護者への支援のありかたについて考えを深め、実践力を身につけていく。
閉じる教職実践演習(中等)
4年間の教職科目を通した学びと教育実習等で得られた教科指導力や生徒指導力の実践との統合を図る。(1)使命感や責任感、教育的愛情(①学校教育を取り巻く社会と環境、②教員の責務)、(2)教科内容等の指導力、(3)生徒理解や学級経営(①学級経営、②生徒指導)、(4)社会性や対人関係能力(①学校における個人の役割、②地域・保護者との関係)の4つの視点に基づいて、4年間の学びと到達状況を振り返り、使命感や責任感に裏打ちされた確かな実践的指導力を有する教員としての資質を構築する。
閉じる学校等体験活動
学校における教育活動や学校行事、部活動、学校事務などの学校における活動全般について、支援や補助業務を行うことにより、学校における教育活動や子どもへの理解と関心を高め、さらなる教職への意欲を高めるとともに、今後の大学での学修を充実させる。
閉じる英語科教育法 Ⅰ
歴史的に試行錯誤されてきた外国語教授法の流れを概観し、それぞれの教授法が基づいている言語習得のメ力ニズムを理解する。実際にそれぞれの教授法を基にした模擬授業を通して、実際の英語教育において、学習指導要領がめざす英語力育成の学習活動にそのメ力ニズムをどのように応用・活用するのかを探る。
閉じる英語科教育法 Ⅱ
学習指導要領の改訂を踏まえ、コミュニケーション能力育成のための4領域の指導はどうあるべきか、学習者の語彙力、文法力をどう捉えるかなど英語を指導する際に必要な実践的な指導理論を学ぶ。また、実践的な指導技術の向上を図るため、教材研究、英語授業の構造、指導案の作り方、文法項目の導入、発問・指示の仕方、チームティーチング、言語活動など、英語の授業を進める基本的な技術を模擬授業や発表を行ったりして習得する。
閉じる英語科教育法 Ⅲ
英語科教育法Ⅰに引き続き、外国語教授法の流れを概観し、実際にそれぞれの教授法をもとにした模擬授業を通して、実際の英語教育において、学習指導要領がめざす英語力育成の学習活動にそのメ力ニズムをどのように応用・活用するのかを探る。まとめとして、「コミュニケーション能力」をどう捉えるべきかを検討する。なお、本科目は、原則として英語で行う。
閉じる英語科教育法 Ⅳ
本科目は原則として英語で行い、受講生の優れた英語運用能力を育成する。中学校や高等学校の現職英語科教員から生の英語教育の現状の課題や工夫などの話を聞いたり、実際に使われている教材・補助教材・ワークシート・テスト問題などを検証したりして、そこから得たものを個々の授業においてどのように活かしていけるかその工夫を、英語を使ったディスカッションやプレゼンテーションを通して考える。
閉じる教育実習 Ⅰ
学校現場での実習を通して、学校教育についての正しい理解を深め、教員の役割や指導についての適切な認識と技術を身につけ、教員としての人間性を高めることをめざす。そのために、以下の点を目標とする。①実習校での学校づくりの内容を具体的に知り、そこにこめた願いをつかむこと、②大学で学んでいることがらを、教育現場の具体的なとりくみを通して検討し、さらに深めること、③教員として、社会人として自らを成長させていくうえでの課題をつかむこと。
閉じる教育実習 Ⅱ(事前事後指導を含む)
教職関係学習の総決算として、教育実習体験報告会などに参加して、教師への志を確たるものにする教育実習直前指導で実習での心構えと授業観察の要点指導、学習指導案の添削等、個別指導を行う。また、実習後の事後指導として教育実習報告会を行い、3年次へのアドバイスや質問に答える交流会を行う。
閉じる児童英語教育研究
小学校への外国語活動導入が必修化された今、なぜ英語教育が児童に必要なのか、また、どのように教えたらよいのかを異文化理解と英語教育のあり方について、実践と理論の両側面から考察する。児童英語教育の現状をふまえ、児童英語の意義と歴史、環境づくり、教材の選び方、小学生低学年・高学年に対する英語教育を、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの内容別指導などを学ぶ。また、実際に幼稚園児や小学生に教える場合に役立つ歌、ライム、ゲームを始めとして、言語習得理論に基づいた指導法などを紹介し、学習した後、発表する。
閉じる児童英語教材研究
小学校への外国語活動導入が必修化された今、なぜ英語教育が児童に必要なのか、また、どのように教えたらよいのかを異文化理解と英語教育のあり方について、実践と理論の両側面から考察する。そして、児童に英語を教えるために必要となる教材とその活用法について学習する。児童英語の到達目標にそくした言語材料、カリキュラム作成を学んだ上で、具体的に歌、ライム、チャンツ、アクティビティの指導法、小道具制作などを扱う。期末の課題としてオリジナル絵本を製作する。
閉じる児童英語指導演習 Ⅰ
児童に英語を楽しく身につけさせるための指導法を学ぶ。レッスンの組み立て方、歌、フォニックス、ライム、チャンツ、GDM (Graded Direct Method)やTPR(Total Physical Response)など、児童への英語教授に有効なさまざまな指導法を説明し、その後、学生は発表や演習を行う。模擬授業は主として学内で行うが、数回近隣の公立小学校を訪問し学校現場での英語学習の観察実習を行う。本科目の履修は児童英語教育研究と児童英語教材研究が修得済みであることが条件となる。
閉じる児童英語指導演習 Ⅱ
英語教育を行っている公立小学校での英語学習、私立幼稚園での英語あそびについて、観察実習を行う。また、観察実習の事前および事後学習を通して、観察実習で学んだことを実際の教育現場に生かすため、学内では模擬授業を多く実施し実践力を培う。最終的には英語活動を行うのに必要なカリキュラムの考察および作成、授業実践ができることを到達目標とする。本科目の履修は児童英語指導演習Ⅰが修得済みであることが条件となる。
閉じるEnglish Communication A
主としてListeningとSpeakingの能力を伸ばすために、グローバル時代における時事問題や国際問題を取り扱ったTVニュースなどを素材として聞き取り、理解する演習を行う。また、インターネットでアクセスできる素材なども活用し、幅広いリスニング活動、それに基づいたグループディスカッションやプレゼンテーションを実施する。また、教材を聞き取りながらシャドーイングなど自分の声を録音するトレーニングを取り入れることで、自然な発音やスピードを身につける。
閉じるEnglish Communication B
主としてReadingとWritingの能力を伸ばすために、英字新聞や英字雑誌を読み進めていきながら、さまざまなトピックについて自分の考え方を英語で書く演習を行う。情報を速く正確に読み取る訓練を積み重ね、読解能力を高めていく。同時に、記事の内容について、ペアやグループでのディスカッション、意見や感想を書くアクティビティも取り入れる。一文一文の正確な英語表現の基礎の上に、効果的な文と文のつなげ方、パラグラフの展開の仕方、パラグラフを積み重ねて、まとまった文章を効果的に書く方法を身につける。
閉じるCultural Studies A
総合的な学問として欠かせない分野である言語と、その背景にある歴史について学ぶ。「国際人」として他者の母国史を理解し、過去にあった歴史的な事実や問題を知ることは、今後の「共存」を考える上で重要な観点である。また、文化のもう一つの基礎的な要素として、言葉の起源や言語族とその構造、母国語および英語をはじめとするさまざまな外国語の言語史、話者の多いグローバル言語から絶滅危機に指摘される少数民族の言語まで幅広い知識を得ながら、現在の国際社会が直面している、各国が抱える「言語問題」を考える。
閉じるCultural Studies B
世界の社会、芸術、文学について学ぶ。世界中に存在するさまざまな国、地域や民族の生活様式(食・住・労働・娯楽など)を幅広く学習し、できるだけ多くの社会理念および社会構造に関する教材に触れながら、多面的に「人間と暮らし」について考察する。これによって、日本の社会や生活スタイルを再認識し、今後のグローバル社会に一国家としてどうすべきか考える。その内容を踏まえて、文化による「美的感覚」の違いと、さまざまな文化や時代の芸術および文学作品を鑑賞する。
閉じる児童サービス論
児童(乳幼児からヤングアダルトまで)を対象に、発達と学習における読書の役割、年齢層別サービス、絵本・物語等の資料、読み聞かせやブックトークなどの技術、学校や地域との協力等について解説する。
閉じる情報資源組織論
印刷資料・非印刷資料・電子資料とネットワーク情報資源からなる図書館情報資源の組織化の理論と技術について、書誌コントロール、書誌記述法、主題分析、メタデータ、書誌データの活用法等を解説する。
閉じる情報資源組織演習 Ⅰ
主に単行資料書誌データを作成することにより、継続資料や電子資料等多様な情報資源の書誌データを作成する能力を養い、集中化・共同化による書誌データの作成や、ネットワーク情報資源のメタデータの作成も実践する。
閉じる図書館情報資源特論
児童サービス論の概要を学んだ者に、一人ひとりの発達の違いや好奇心に対応した様々な内容や分野が児童資料にあることを知らせるとともに、実際に数多くの資料を紹介し、受講生にも読むことを課題とする。
閉じる図書館施設論
司書課程の必修の各科目で学んだ内容を発展的に学習し、理解を深める観点から、図書館活動・サービスが展開される場としての図書館施設について、地域計画、建築計画、その構成要素等を解説する。
閉じる博物館教育論
博物館における教育活動の基盤となる理論や実践的な諸事例や方法を知り、それを展開する博物館がいかなる社会的存在となり得るかを探り、博物館機能の中に教育が参画できる基礎的な方策を立てることの能力を養う。
閉じる博物館実習 Ⅰ
考古資料の実測図や古文書の取り扱いを学ぶことを通じて、博物館における資料保存及びその保存・展示環境及び収蔵環境を科学的に捉え、資料を良好な状態で保存していくための知識を習得する。
閉じる社会教育演習
専門的な知見を踏まえた実践的な能力の向上および学習者とのコミュニケーション能力の向上をはかる。受講生の関心にもとづいたテーマを設定し、グループワークやアクティビティによる学習プログラムを共同で構築する訓練を行う。
閉じる社会教育課題研究
社会教育は、地域を基盤に展開されてきた。人々の学習は、取り巻く社会との関係を抜きに語ることはできない。社会の変化が学習に影響し、人々は学習を通して社会とつながるといえる。この授業では、社会教育計画策定の前提として、地域に根ざす学びとはどのようなものか検討する。そのためには、現在の社会教育をめぐる状況だけでなく、日本の社会教育の歴史についても理解を深める。受講生には、対象地域の教育計画や社会教育施設等における具体的事例を調べて、発表してもらう予定である。
閉じる日本語教授法 Ⅰ
日本語教育の現状、日本語教育の歴史、外国語教授法、日本語教育の内容、言語の習得に関する内容を主に扱う。授業は、基本的に講義形式で行うが、扱う内容によっては、課題を与え、発表もしくは提出することを課す。
閉じる日本語教授法 Ⅱ
コースデザイン、ニーズ分析、カリキュラムデザイン、教材の種類、特徴及び構成、日本語指導の方法、指導内容、評価法、異文化理解と日本事情などを主に扱う。授業は、基本的に講義形式で行うが、内容によっては、課題を与え、発表もしくは提出することを課す。
閉じる日本語教授法 Ⅲ
「日本語教授法 Ⅰ、Ⅱ」で学んだ基礎知識を活かし、実際の授業の教案づくりと、指導法等の具体的な授業での技術を模擬授業を通じて学ぶ。とくに教案の作り方、模擬授業の視聴を中心に授業を進める。
閉じる日本語教授法 Ⅳ
「日本語教授法 Ⅰ、Ⅱ」で学んだ基礎知識を活かし、実際の授業の教案づくりと、指導法等の具体的な授業での技術を模擬授業を通じて学ぶ。とくに初級後半から中級の文法項目を中心に授業を進める。
閉じる日本語教材研究
日本語教育の様々な教材を分析し、学習レベルや学習目的による教材の特徴や違いを学ぶ。初級教材、中上級教材を分析し、初級と中上級との相違点や扱われる内容の違いを理解する。年代の異なる教材を分析し、年代による変化をつかむ。
閉じる日本語教育実習
日本語教育の学習には、実際に生徒を教える経験が必要となる。留学生を相手にした日本国内での実習のほかに、台湾の淡江大学における1週間の体験が可能。実習の前後には、くわしい準備と評価が課される。
閉じる社会調査論
社会調査の意義と方法、種類など、量的調査と質的調査の両方にわたって社会調査の基本的事項を学ぶとともに、フィールドワークにおけるデータの収集から分析に至るまでのプロセスについて学習する。これらの学習を踏まえて、特定の調査目的に沿って調査方法を決めて資料やデータを収集し、分析するかたちにまでまとめ上げていく社会調査の具体的な方法を学習する。また、社会調査の具体的な事例を類型ごとに紹介して、その意義を講述するとともに、解説、検討を加える。
閉じる統計学基礎論
人間集団の健康および疾病異常の状況などを把握する手段である統計学の基本的な考え方を身につけるため、データの持つ意味、初等確率論・統計的分析方法の基礎について学ぶ。また、人口統計や国勢調査、国民生活基礎統計、医療施設統計など主な保健統計調査についても学ぶ。
閉じるキャリアゼミ Ⅰ
この科目では、大学入学前までを振り返りつつ、これからの大学生活をどのように過ごしていくか、目標立てを行う。また、1週間ごとの行動と振り返りをKT-Noteに書き込み、学習記録・行動記録をポートフォリオ化する。これら一連の活動によって、意識的に学習・行動し、主体的な学生生活を送ることができるようになることを目的とする。
閉じるキャリアゼミ Ⅱ
この科目では、PBL(Project Based Learning)と呼ばれる課題解決型学習の初級編ともいえる授業を行う。あるテーマ(課題)に対して、グループでディスカッションを行い、ひとつの答え(解決策等)を導き出していく。極力、前提知識は不要なテーマを用いるが、答えを導き出すためには、コミュニケーション力、情報分析力、論理的思考力等が必要となるので、自分なりに学習しながら、柔軟な発想をもって進めていくことが必要である。
閉じるキャリアゼミ Ⅲ
この科目では、大学生に必要な社会の仕組みや教養を幅広く身につけ、物事に対して課題意識を持つことを目標に授業を行う。講義やゲストスピーカー講演をもとにディスカッション、グループワークを行い、現代社会について理解を深め、自身がどの様に活きていくのかを考える。
閉じるキャリアゼミ Ⅳ
この科目では、インターンシップやボランティア活動、海外体験等の学外活動を経験し、これまでの学びと実社会の接点を肌で体感する。それにより、これまでの大学生活を振り返り、これからの大学生活で何が必要かを考える機会とする。
閉じる社会教育経営論 Ⅰ
多様な主体と連携・協働を図りながら、学習成果を地域課題解決や地域学校協働活動等につなげていくための知識および技術の習得をめざす。社会教育行政と地域活性化、社会教育行政の経営戦略、学習課題の把握と広報戦略、社会教育における地域人材の育成等について学ぶ。
閉じる社会教育経営論 Ⅱ
多様な主体と連携・協働を図りながら、学習成果を地域課題解決や地域学校協働活動等につなげていくための知識および技術の習得をめざす。学習成果の評価と活用の実際、社会教育を推進する地域ネットワークの形成、社会教育施設の経営戦略等について学ぶ。
閉じる社会教育実習
社会教育・生涯学習の現場における経験を通して、地域における人々の学び合いの展開とそれを支える職員・学習支援者の役割について理解を深めるとともに、社会教育主事の職務遂行に求められる実践的な能力を身につけることをめざす。
閉じる日本史概説 Ⅰ
1回生から配当される講義科目です。日本史の基本的な問題を取りあげて通史的に概観します。あわせて社会科・地理歴史科教員免許のための概説的知識を提供します。前期 Ⅰは古代・中世を、後期 Ⅱは近世・近現代を主に扱います。
閉じる日本史概説 Ⅱ
1回生から配当される講義科目です。日本史の基本的な問題を取りあげて通史的に概観します。あわせて社会科・地理歴史科教員免許のための概説的知識を提供します。前期 Ⅰは古代・中世を、後期 Ⅱは近世・近現代を主に扱います。
閉じる東洋史概説 Ⅰ
1回生から配当される講義科目です。東アジア世界、イスラム・西アジア世界など、主にヨーロッパ・アメリカを除く世界をとり上げ、歴史を概観します。 Ⅰは基本的な問題をとり上げて社会科・地理歴史科教員免許のための概説的知識の修得を図り、 Ⅱは各地域の歴史の大きな流れを概観するとともにその特質や研究動向などを掘り下げて、一段深い歴史の理解を図ります。
閉じる東洋史概説 Ⅱ
1回生から配当される講義科目です。東アジア世界、イスラム・西アジア世界など、主にヨーロッパ・アメリカを除く世界をとり上げ、歴史を概観します。 Ⅰは基本的な問題をとり上げて社会科・地理歴史科教員免許のための概説的知識の修得を図り、Ⅱは各地域の歴史の大きな流れを概観するとともにその特質や研究動向などを掘り下げて、一段深い歴史の理解を図ります。
閉じる西洋史概説 Ⅰ
1回生から配当される講義科目です。主にヨーロッパ・アメリカ世界を扱い、歴史を概観します。 Ⅰは基本的な問題をとり上げて社会科・地理歴史科教員免許のための概説的知識の修得を図り、 Ⅱはヨーロッパ・アメリカ世界の歴史の大きな流れを概観するとともに、その特質や研究動向などを掘り下げて、一段深い歴史の理解と認識を図ります。
閉じる西洋史概説 Ⅱ
1回生から配当される講義科目です。主にヨーロッパ・アメリカ世界を扱い、歴史を概観します。Ⅰは基本的な問題をとり上げて社会科・地理歴史科教員免許のための概説的知識の修得を図り、Ⅱはヨーロッパ・アメリカ世界の歴史の大きな流れを概観するとともに、その特質や研究動向などを掘り下げて、一段深い歴史の理解と認識を図ります。
閉じる日本美術史 Ⅰ
縄文時代から鎌倉時代までの絵画・彫刻・工芸・建築の作例から、古来日本人が中国や朝鮮半島から受容した技術や表現技法をいかに吸収し、自国の文化として昇華させていったのかについて理解を深める。
閉じる文化財行政論
文化財保護の歴史から、社会情勢とともに変化する文化財やその保護のあり方を学び、その変化を導いてきた社会と文化財保護行政のあり方について考え、広く文化財とその保護の枠組みを理解する。
閉じる地誌
日本を含め世界の古典的な「地誌(書)」を取り上げ、「人類はなぜ地誌を書くのか」「地域を描写する」ということの基本について考える。後半は、京都の地誌を中心に取り上げ、地域の文化・社会を読み取る力をつける。
閉じる建築遺産研究 Ⅰ
最新の都市・建築事情も紹介しつつ、履修者の身近な現代から過去へと時代をさかのぼる。独自に作成した画像・図版・レジュメ等の資料を用いて、西洋の都市・建築史の基本事項を理解できる。
閉じる建築遺産研究 Ⅱ
日本列島においてどのような建造物・都市がつくられ、時代とともに如何なる空間的・機能的展開を遂げたのかを辿っていく。それとともに、その背景となる各時代の社会・文化や建築技術のあり方についても考える。
閉じるインターンシップ準備講座
職業や職場は、単にそこで働いている人々に生活の手段を提供するだけではなく、高度に分業化・多様化している経済社会では社会を構成する一単位として相互に不可欠な存在でもある。この科目では受講生が企業その他の組織や機能を実体験することで、それぞれや職業や職場の役割を理解し、社会を見る目を養うことを目的とする。具体的には、受講生自身が、主体的、能動的、積極的に与えられた課題に取り組み、問題発見能力、問題解決力をはじめ職場で不可欠な能力を修得する。
閉じるインターンシップ Ⅰ
短期間の就業体験や学習を通して、社会と交流し、社会や企業の実情を知り、仕事に対する関心や学習する意欲を高める。また将来、就職した際に必要となるビジネスマナーや職業意識を身につける。このような経験を通して、職業人として必要な基礎能力や働く意識を培う。
閉じるインターンシップ Ⅱ
様々な就業体験や学習を通して、社会と交流し、社会や企業の実情を知り、仕事に対する関心や学習する意欲を高める。また将来、就職した際に必要となるビジネスマナーや職業意識を身につける。このような経験を通して、職業人として必要な基礎能力や働く意識を培う。
閉じるインターンシップ Ⅲ
様々な就業体験や学習を通して、社会と交流し、社会や企業の実情を知り、仕事に対する関心や学習する意欲を高める。また将来、就職した際に必要となるビジネスマナーや職業意識を身につける。このような経験を通して、職業人として必要な基礎能力や働く意識を培う。
閉じる比較文化論
世界は「謎」に満ちている。私たちの想像や理解を超えたことが頻発している。そうした「謎」を、自分には関係ないと簡単に退けず、自分を、そして自分を形作ってきた「文化」というとらえどころのないものを理解する最良の機会と考えられるようになれたら――これがこの授業の最大の目標である。世界で起こっているさまざまな問題の背景にある文化、価値観、思考様式を知り、そうした問題と自分がどう関わるのかを考えることを通して、さまざまな文化について理解するとは、すなわち自分が変わることであることを体得してほしいと思う。
閉じる文化人類学
我々人類は、多様な生活習慣をもち、さまざまな文化を形成している。文化人類学は人間の科学といわれ、個別文化の調査・分析から文化の普遍的な法則を見つけ出し、そこに表れる人間行動の諸相を明らかにすることを目的としている。本講義では、まず、文化人類学がどのような学問なのかを理解することから始め、その研究史、研究視角、調査方法について解説し、さらに具体的な研究事例も取り上げる。
閉じる国際関係入門
グローバル化の進展した今日では、ヒト・モノ・カネの移動を身近に感じ、国内のあらゆる事象が国際社会と密接につながっている。本科目を通じて、国際関係を理解するうえで基礎となるものの見方・考え方や、複雑化・多様化する現代の国際関係を的確に捉え、問題解決に向けて自ら思考し解決策を見出す力を養うことを目標とする。
閉じる福祉とボランティア
「福祉」「ボランティア」について基本的な考え方と知識を学び、教職の基本である<人間の尊厳>への気づきと理解を深める。福祉制度への理解を深める中で、ひとりひとりがどのように共生社会づくりに関われるかを考える。教職免許取得に必要な「介護等体験」の事前必修科目としても位置づけられている。
閉じる医療英語
現在、大・中規模病院の多くがISO15189(臨床検査室の国際規格)取得に取り組んでおり、臨床検査分野のグローバル化が急速に進んでいる。また、アメリカ臨床検査技師等の国際資格を取得する際には個人の英語力を高めるだけでなく、海外の臨床検査室や臨床検査技師との知識・技術の交流等を積極的に進める必要がある。この授業では、医療学術論文を英語で読む基礎を養い、医療技術に関連する会話や講演を理解する能力を修得する。これにより、大学院進学や企業就職の際に必要な英語力に加え、これからの医療現場で必要とされる実践的な英語能力の基礎を身につける。
閉じるキャリア開発演習 Ⅰ
大学で主体的に学ぶ姿勢を身につけることを目的に、グループ学習を中心に演習形式で実施する。まず、図書館の利用方法や文献の探し方などのオリエンテーションを行う。その後、最近の保健医療や医療現場に関連するテーマを選び、それについて図書館やインターネットなどから情報収集を実際に行う。また、検索した資料を読み込み、学生自身の理解や疑問、関心のあることなどをグループで討議してまとめ発表する。この過程において、コンピュータリテラシー(文書作成、Web情報等の活用、効果的なプレゼンテーション方法)、ディスカッションの方法(論理的な発言、他者の意見の理解)などの能力を身につける。
閉じるキャリア開発演習 Ⅱ
大学で主体的に学ぶ姿勢、および社会人や医療組織の一員としてのルールやマナー遵守の姿勢を身につけることを目的に、グループ学習を中心に演習形式で実施する。授業では、臨床検査や臨床検査現場などに関連する文献を選び、図書館の蔵書やオンラインデータベースなどを活用し、グループで情報を収集して討議を行い、結論を導いて発表する。また、グループで取り上げたテーマについて、学生一人ひとりが自らの考えや課題意識をまとめたレポートを作成する。この過程を通じて、根拠に基づく医療(EBM=evidence-based medicine)の考え方を学生に理解させる。
閉じるキャリア開発演習 Ⅲ
医療の専門職になるために必要な人間関係の構築やコミュニケーションについて、グループ学習を中心にして演習形式で学ぶ。授業ではまず、人とモノ(例えば、車のハザードランプやクラクション等)、友達同士、家族、地域、日本、国際社会におけるコミュニケーションはそれぞれどう違うのか、またそれが医療とどう結びつくのかを考える。さらに、プライベートなコミュニケーションと仕事におけるコミュニケーションとの違いを考察し、自分と周囲との関わり、言葉や表現方法、他者への影響などについて考えを深め、人間関係とコミュニケーション、他者理解と自己理解について学生に意識化させる。
閉じるキャリア開発演習 Ⅳ
これからの臨床検査技師にとって重要となるチーム医療について、グループ学習を中心にして演習形式で学ぶ。臨床検査技師は、検査室での検査だけでなく、検査室の外での病院の仕事、病院の外の仕事が増え、診療の補助として採血以外にも業務範囲が広がっている。この授業では、感染制御チーム(ICT)、栄養サポートチーム(NST)、糖尿病診療(糖尿病療養指導士らによるチーム)、治験コーディネーター、移植コーディネーター、臨床研究支援などのチーム医療について考える。この過程を通じて、臨床検査技師の医療組織の一員としての役割や意味を理解し、あわせてコミュニケーション能力や使命感についても考える。また適宜、臨床検査技師以外のゲストスピーカーを招き、学生の理解を促進する。
閉じる人体の構造演習 Ⅰ
臨床検査技師として医療に携わるために必要な人体の正常な形態と構造について演習形式を取り入れて学ぶ。人体の基本構造を理解することは、各種疾患の診断や症状の程度を理解することにとどまらず、どのようなメカニズムによって疾患が生じるかという病態生理学への道筋を知ることにつながる。授業では、細胞と組織、器官に関する基礎的理解を得た後、筋・骨格系、神経系、皮膚・感覚器系、消化器系、呼吸器系、循環器系、内分泌系、泌尿器系、生殖器系など器官ごとの形態と構造を学ぶ。
閉じる人体の構造演習 Ⅱ
Ⅰに引き続き、臨床検査技師として医療に携わるために必要な人体の正常な形態と構造について演習形式を取り入れて学ぶ。人体の基本構造を理解することは、各種疾患の診断や症状の程度を理解することにとどまらず、どのようなメカニズムによって疾患が生じるかという病態生理学への道筋を知ることにつながる。特に、この授業では、光学顕微鏡を用いる組織学を主に扱う。具体的には、筋・骨格系、神経系、皮膚・感覚器系、消化器系、呼吸器系、循環器系、内分泌系、泌尿器系、生殖器系などの細胞組織の形態と構造について学ぶ。
閉じる人体の構造実習
人体と構造演習Ⅱで修得した組織学に関する知識をさらに定着させるため、細胞組織に関する実習を行う。実習では、染色した組織切片を光学顕微鏡を使って観察し、それをスケッチすることで、人体の構造の特徴を詳細に理解する。この実習を通して、顕微鏡の取り扱いおよび観察方法に慣れるとともに、上皮組織、結合組織、骨組織、筋組織、神経組織および各器官の組織を識別するための基礎的能力を身につける。
閉じる人体の機能演習 Ⅰ
人体の機能演習は、人体の構成および人体各部の機能について概説する。人体の機能演習Ⅰでは生命維持の基盤となる機能の中でも、体液、血液、免疫、循環、呼吸、代謝、体温等について、その生理学的意味を理解するよう、演習を交えて授業を行う。体液の中でも浸透圧は人体の機能の基本中の基本であり、これを理解することが重要である。また、これらの講義により、生命の不思議について考える。
閉じる人体の機能演習 Ⅱ
人体の機能演習は、人体の構成および人体各部の機能について概説する。人体の機能演習Ⅱでは、生命維持の基盤となる機能の中でも、消化管の役割、栄養生理、排泄、内分泌、神経、筋、感覚、遺伝等、運動の生理学や生殖といった身近なテーマについて、人体の機能を生理学的な面から理解するよう、演習を交えて授業を行う。また、これらの講義により、人体の不思議について考える。
閉じる生化学 Ⅰ
生化学は、生体並びに生命現象に関する科学的な思考と理解に重要な科目である。生体は、核酸、タンパク質、アミノ酸、脂質、糖質、無機質等多くの分子から成り立っている。生体を構成する最小単位である細胞はこれらの物質から構成されている。また、細胞は摂取した物質を代謝し、生命活動に必要なエネルギーを得て増殖・成長している。生化学Ⅰでは生命現象を分子レベルで理解する思考方法と基礎知識と、生体を構成する様々な分子をエネルギーと生体を構成する部品に変換し、生体が増殖・成長する過程で機能する分子とその仕組みを学習する。
閉じる生化学 Ⅱ
生化学は、生体並びに生命現象に関する科学的な思考と理解に重要な科目である。生体は、核酸、タンパク質、アミノ酸、脂質、糖質、無機質等多くの分子から成り立っている。生体を構成する最小単位である細胞はこれらの物質から構成されている。また、細胞は摂取した物質を代謝し、生命活動に必要なエネルギーを得て増殖・成長している。生化学Ⅱでは生化学Ⅰで学習した生体を構成する分子に関する知識を踏まえ、細胞と細胞内小器官の構造、細胞内分子や細胞間情報伝達物質による情報伝達と様々な調節機構、DNAなどを構成する核酸の構造と機能等について学習する。
閉じる生化学実習
生化学を学ぶことによって得られる、生体を構成する基本分子に関する理解は、生命を科学的に思考する基礎となる。生化学実習では、酵素反応を利用した生体分子の定性、定量を実習する。また、タンパク質、糖、核酸、脂質などの分離、定性、定量を実習し生化学に対する理解を深める。生化学の実習は、臨床検査における様々な分析や研究手法の基礎となるものであるため、基礎的な実験手法やデータのまとめ方についても学習する。
閉じる病理学
生体を構成する細胞・組織・臓器の変化を発見し、病気に陥った原因を追究するために、病理学用語を学び、組織細胞レベルから疾病や病的変化を学修し、総合的な疾患と形態学的変化を理解する。具体的には、病理学総論として、病理学とは何か、染色体・遺伝子・発生の異常、組織細胞傷害とその修復機構、物質代謝異常、循環障害、炎症、免疫異常、腫瘍について学び、病理学各論として、循環器系、呼吸器系、消化器系、内分泌系、泌尿器系、生殖器および乳腺、造血臓器系、神経系、運動器系、感覚器系、皮膚系、自己免疫の各疾患について学ぶ。
閉じる栄養学
臨床検査技師にとって栄養に関する基礎知識は、病院のチーム医療の一員としても必要であり、病気の予防や健康の維持・回復を理解するためにも重要なものである。この授業では、栄養の必須となる糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルと栄養食事療法について学ぶ。また、臨床検査として重要な項目の栄養アセスメントタンパクと栄養状態、加齢によるバランス、治療食などの知識を修得する。
閉じる薬理学
疾患の治療において薬物療法は重要であり、医薬品の生体に及ぼす作用機序を調べるのが薬理学である。この授業では医薬品の有効性や副作用、投与薬剤の体内動態および体内分布、薬物がどのような仕組みで生体に作用するか等の作用機序を理解することで、薬理作用の基本を理解する。また、血中薬物濃度測定は臨床検査の重要な項目でもあり、薬剤が臨床検査に及ぼす直接的影響や間接的な副作用としての影響を理解する。さらに、薬理学に対する理解は治験コーディネーター等のチーム医療を行う上でも重要であり、検査と薬の関連についても総合的に理解を深める。
閉じる臨床検査学 Ⅰ
臨床検査の意義、臨床検査およびその教育の歴史、臨床検査技師の役割や使命感などを知り、臨床検査学への意欲を醸成する。また、検体取扱い方(血液・尿・便・喀痰・髄液・咽頭粘液・膿・分泌液・穿刺液等)、採取や保存の方法が検査データに及ぼす影響についても学ぶ。このほか、従来の採血法(採血行為の範囲、採血の種類、注意事項、採血部位と手段、乳幼児採血)に加え、診療の補助としての臨床検査技師の業務に、インフルエンザ採取等の検体採取が業務追加されたことについても紹介する。このほか、将来的な介護への介入、POCTや個別医療、iPS細胞の精度保証など夢のある仕事についても紹介し、意欲を引き出す。さらに、臨床検査における各検査学の概要や医療・病院における位置づけや重要性および役割について理解し、医療分野における専門知識と検査の技術を修得するための基礎的内容を学ぶ。各疾患の重症度のグレードと検査項目の値との関わりを系統的に学び、臨床診断における臨床検査の意義についても理解する。
閉じる臨床検査学 Ⅱ
臨床検査における専門分野の基礎知識を総合的に学ぶ。具体的には、健康診断の検査、肝機能検査、糖尿病検査、腎機能検査、血液検査、輸血検査、心疾患検査、動脈硬化の検査、腫瘍検査、膵機能検査、内分泌疾患の検査、感染症の検査、自己免疫疾患の検査、自己抗体検査の内容について講義するとともに、Reversed C.P.C.(各疾患における症例検討)による臨床検査データの読み方の基礎を身につける。
閉じる臨床検査学基礎実習
臨床検査における専門分野の実習を行う上で必要となる検体検査の基礎的な知識と技術を学ぶ。授業では化学容量器、天秤、遠心分離器、撹拌器、恒温槽、分光光度計、pHメータ、顕微鏡などの共通検査機器を組み入れた実習を行う。これにより、臨床化学検査など検体検査で使用することが多い実験器具の正しい使い方から緩衝溶液の調製までを身につけるとともに、病理検査・尿沈渣・血液検査・微生物検査などで必要となる顕微鏡の基本構造の理解や操作技術を修得する。また、抗原抗体反応における凝集反応やELISA法の基礎的な知識と技術を修得する。
閉じる医療概論
医療を支える職種や医療の保険・政策・経済についてのシステムについて理解し、在宅・高齢者ケアや災害医療についても理解を深める。また、健康とは何かを改めて考え、医療がたどってきた歴史的背景と医療の将来展望についても学ぶ。これらにより現代医療の構造と特徴がはっきり理解でき、医療事故の認識や予防医学の重要性について自ら考察でき、医療における臨床検査技師の役割を認識する。
閉じる公衆衛生学
公衆衛生各分野の理解に必要な基礎的事項である疫学、感染症、母子保健、成人保健、学校保健、精神保健、生活環境、公害、栄養と食品衛生、産業保健、衛生の統計、行政、法規と社会保障について学ぶ。特に、保健医療福祉行政・財政の概略、基盤となる公衆衛生領域について理解する。また、検査と非常に関連が深い、医療および産業廃棄物、上下水道、食品衛生管理、オキシダントを含めた大気汚染物質、騒音などの環境因子について、産業衛生を含めた公衆衛生と国民の健康に関する理解も深める。
閉じる医用工学概論
医用工学とは工学的な理論や技術、手法を活用し、疾病の診断・治療・予防などを支援しようとする学問である。授業では医用生体工学の概要、電気・電子素子の基礎、電子と電源回路、生体の生理的および物理的性質、記録と表示、生体からの通信・情報処理について理解し、生体情報を感知するセンサの特性と使用方法について学ぶ。また、生体の物理的特性や測定値をどのように認識するかといった生体計測に関し、各医療機器の特性を学ぶとともに、その安全対策についても理解を深める。
閉じる医用工学実習
医用工学概論で学んだ知識を医療領域で応用することを目的に、電気電子工学の基礎から生理特性の測定までの実習を行い、測定理論、測定条件、測定手順、測定結果について理解する。また、電気的安全性とそのための管理法も同時に理解する。具体的には、オシロスコープの使用方法、リサージュ曲線とシミュレーション、CR結合回路、LR結合回路、LC共振回路、整流回路、電磁誘導、論理回路、デジタル演算回路、オームの法則、ホイートストンブリッジ、心電計、差動増幅器、負帰還増幅器に関する説明と実習を行う。
閉じる臨床病態学 Ⅰ
臨床検査技師として適切な検査と判断ができるように、各症例に関する検査データがどのように疾病や診断に反映するかを基礎分野から理解を深める。その上で、検査データ事例を用いて、その症例データが示す病態や疾患について理解する能力を養う。症例については、臨床化学・免疫検査・血液検査・病理検査・画像診断全般における検査項目ごとの内容を学ぶ。授業では、脳・神経系疾患(脳血管障害、神経系の腫瘍、神経系の感染症、機能性疾患、神経変性疾患、脱髄性疾患、脊髄・脊椎疾患、末梢神経疾患、筋疾患、代謝性疾患、その他の中毒性疾患や神経障害)および呼吸器疾患(感染症、アレルギー性疾患、閉塞性疾患、拘束性肺疾患、肺循環障害、換気異常、腫瘍、胸腔疾患、喫煙)について詳細な解説や補足を加える。
閉じる臨床病態学 Ⅱ
臨床検査技師として適切な検査と判断ができるように、各症例に関する検査データがどのように疾病や診断に反映するかを幅広い分野から理解を深める。その上で、検査データ事例を用いて、その症例データが示す病態や疾患について理解する能力を養う。症例については、臨床化学・免疫検査・血液検査・病理検査・画像診断全般における検査項目ごとの内容を学ぶ。授業では、循環器疾患(心房中隔欠損症や肺動脈狭窄症等の先天性心疾患、虚血性心疾患や心筋症等の後天性心疾患、本態性と二次性高血圧等の血圧異常、期外収縮や心房細動等の不整脈疾患、動脈硬化症や大動脈疾患等の血管の疾患)および血液・造血器疾患(各種貧血等の赤血球系疾患、各種白血病等の白血球系疾患、血小板減少性紫斑病等の出血性疾患)について詳細な解説や補足を加える。
閉じる病理検査学
生体検査や手術によって採取された臓器や組織、細胞などから病気の診断や原因究明を行うための病理学検査について講義する。この授業では、病理組織学的検査法の意義、病理組織標本作製法、各種の染色法、組織化学染色法、電子顕微鏡標本作製法を学ぶ。この際、病理解剖に関連づけて、各種方法を用いる意義を理解する。また、標本の管理や精度管理についても学ぶ。
閉じる病理検査学実習
病理検査学における学修と理解の上で、病理組織標本作製における一連の作業である、固定、切り出し、包埋、薄切、各種染色(HE染色、特殊染色、免疫染色)、封入、鏡検の行程を実習により学ぶ。また、正常組織における形態学的特徴、機能的特徴を理解するとともに、各種病変組織についても理解する。その際、スケッチを含む結果の記述と考察を行う。また、実習内容についてグループで討論し、その結果を発表することで、知識と技術の定着を図る。
閉じる血液検査学 Ⅰ
赤血球や血色素から貧血の程度、白血球の多さから炎症の程度を把握するために、血液疾患における診断・治療と臨床検査との関わりを学ぶ。血液形態の成り立ち、血液凝固などの基礎知識を修得し、血液分析装置の原理と手技を含めた各検査項目の測定原理、検査方法、臨床的意義を理解する。具体的には、血液の基礎、血球、止血機構、凝固・線溶系、検体の採取と保存、血球に関する検査、形態に関する検査、血小板、凝固・線溶検査、血液検査結果の評価について学ぶ。
閉じる血液検査学 Ⅱ
血液検査学Ⅰで学修した基礎知識や各種検査法の技術知識を用いて、専門的な立場で血液疾患の診断・治療についてより深く学び、実際の臨床の現場(医師)にアドバイスまたは応用できる能力を身につける。また、最新の血液画像システムについても学ぶ。具体的には、血液の基礎、血球、止血機構、凝固・線溶系、検体の採取と保存、血球に関する検査、形態に関する検査、血小板、凝固・線溶検査、血液検査結果の評価についての内容を応用できるように理解する。
閉じる血液検査学実習
血液検査学Ⅰ・Ⅱの講義で学んだ内容(各検査項目の測定原理、検査方法、臨床的意義)について、基本技術から具体的作業までを実習により修得し理解する。また、顕微鏡を用いて正常の血液細胞と血液疾患の血液細胞との鑑別ができるようにする。具体的には、検体採取と保存(採血法、抗凝固剤の種類と使用方法、検体の処理、保存法)、血球に関する検査(赤血球数、白血球数、血小板数、網赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球沈降速度、溶血の検査)、形態に関する検査(末梢血液標本の作成、染色法、末梢血塗抹標本の観察、骨髄標本の作製、骨髄像の観察)、血小板・凝固・線溶検査についての技術を修得する。
閉じる一般検査学(実習を含む)
腎機能を含む病態と一般検査との関連性を理解し、腎機能に関係する尿タンパク質や浸透圧検査、腎機能以外の尿潜血、ビリルビン、糖・ケトン体、尿沈渣(各種結晶と血球)などの検査方法、測定原理、結果の読み方から判断、臨床的意義について理解する。
閉じる形態検査学演習
臨床検査技師には、免許取得後、実務経験を積むことにより取得できる、より高度な認定資格が数多く用意されている。ここでは、卒業後のキャリアアップをめざし、これまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎となる知識・技術の確実な修得を確認した上で、認定資格で求められる高度な専門知識の一端を演習により教授する。この授業では特に、就職後に取得をめざす認定血液検査技師など形態検査に関係する認定資格を視野に入れ、血液学的検査に関する各種検査法、疾患との関わり、結果の解釈について学ぶ。
閉じる臨床化学検査学 Ⅰ
血液中の化学成分を調べ、臓器の異常を把握するための検査が臨床化学検査である。この授業では、臨床化学検査の種類だけでなく、血液中の糖質、タンパク質、ビタミン、ホルモンなどの各論を学びながら、疾病経過時における生体内および臨床化学項目の変動や推移を理解する。具体的には、臨床化学分析の目的と特徴、臨床化学分析の単位と標準物質、測定値の管理、基準範囲、臨床判断値、生理的変動と測定技術変動、臨床化学分析の標準体系などを学ぶ。
閉じる臨床化学検査学 Ⅱ
臨床化学検査学Ⅰで学んだ各種項目の種類における測定方法および原理について学び、それらの特徴・注意点・臨床的意義ついて理解する。具体的には、分析法の選択、分光光度分析法、クロマトグラフィ、各種電気泳動法、免疫化学的定量分析法、電気化学分析、酵素的分析法、自動分析法について学び、化学分析法各論である電解質と微量元素、糖質、脂質とリボタンパク、タンパク質、非タンパク性窒素化合物、酵素、骨代謝マーカー、ホルモン、ビタミン等の基礎と臨床について学ぶ。
閉じる臨床化学検査学実習 Ⅰ
臨床化学検査学Ⅰ・Ⅱの知識を理論的に技術応用でき、生体物質の構造および測定原理が理解できているか、化学的な分析方法が正しく操作できているか、得られた結果に対して論理的に解析して考察しているかを確認することを目的に実習を行う。具体的には、塩析・電気泳動・カラムクロマトグラフィを用いた血漿タンパク質の分離分析、薄層クロマトグラフィ法による脂質成分の分画測定、酵素のKm値の求め方、酵素の至適濃度・温度・pH、酸化還元反応や各種酵素法を用いた臨床化学項目測定を行う。また、各種試料の取り扱い方や注意点についても学ぶ。
閉じる臨床化学検査学実習 Ⅱ
臨床化学の主要な項目である無機質(鉄・総カルシウム・無機リン)、糖質(グルコースとOGTT負荷試験)、タンパク質(総タンパク・アルブミン・血漿タンパク質分画)、脂質(トリグリセライド・コレステロール、リポタンパク質(沈殿法))、非タンパク性窒素(尿素窒素・クレアチニン・尿酸・ビリルビン)に関して、測定原理や測定方法について自家調整した試料により実習を行い、測定結果の解釈や解析方法について正しいかなどを考察し、臨床的意義と結びつけて理解する。その際には分析装置の理解や精度管理についても学ぶ。
閉じる遺伝子検査学
近年の医学研究の進歩により、従来の遺伝疾患に加え、糖尿病、心筋梗塞、感染症、乳がん等の遺伝子関与が明らかになった。それにより、臨床検査における遺伝子・染色体検査の重要性が高まっている。本講義では遺伝子・染色体検査の原理や方法及び疾患との関連を教授する。また、検査に伴う倫理についても教授する。さらに、これらを理解するためには、細胞生物学などの基礎分野や、病理学などの臨床分野の知識も要求されるため、それらも踏まえて講義する。
閉じる遺伝子検査学実習
遺伝子検査の基本として、特定の核酸の存在を証明する知識と手技は、確実に取得しておかなければならない。まずは、遺伝子解析に必要な機器・器具・試薬に関する知識を学び、遺伝子検査に用いるサンプルの収集・処理・保管などの取り扱いについて理解する。次いで、核酸(DNAおよびRNA)の抽出法と、取り扱い上の注意を学ぶ。また、PCR法の原理と実施法、RT-PCR法の原理と実施法、電気泳動法の原理と実施法等についても理解する。それと同時に、遺伝子検査に伴う倫理的課題について深く理解する。
閉じる放射性同位元素検査学
放射性同位元素についての基本的性質や生成を学び、測定機器・放射性医薬品・各種核医学検査の手技から解析までを理解する。被曝管理や安全な取り扱い方法とその法規についての理解を深め、最終的に、in vivoやin vitro検査において核医学検査がどのように医療に関係し役に立っているかを理論的に解析して、臨床的意義について理解する。具体的には、原子・原子核の構造、放射線の種類と放射線測定法及び測定機器、放射線の性質と検査方法の分類、各種in vivo検体検査とin vitro検体検査、ヨウ素甲状腺摂取率などの体外測定、核種シンチグラフィなどの画像検査などについて学ぶ。
閉じる生物化学分析検査学演習
臨床検査技師には、免許取得後、実務経験を積むことにより取得できる、より高度な認定資格が数多く用意されている。ここでは、卒業後のキャリアアップをめざし、これまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎・基本となる知識・技術の確実な修得を確認した上で、認定資格で求められる高度な専門知識の一端を演習により教授する。この授業では特に、就職後に取得をめざす認定臨床化学者や認定臨床染色体遺伝子検査師などの認定資格を視野に入れ、また生物化学分析検査における感度の良い測定法が開発されていることを踏まえ、PCR法や化学発光などの遺伝子検査や臨床化学検査を中心にして、分析装置、分析方法と原理、操作手順の注意点、診断・治療に関わる結果の解釈等を学ぶ。
閉じる微生物検査学 Ⅰ
微生物検査は、感染症の診断や治療効果を判断する上で必要となる病原微生物の分離同定から薬剤耐性・薬剤感受性に関連した薬剤選択まで幅広く、院内感染や感染症治療などの情報提供には不可欠である。また、分子生物学の技術的進歩に伴う微生物検査の高度化に対応するために多種多様な微生物における検査技術を修得することが必要となる。ここでは、病原微生物の歴史から現状、病原微生物の構造と機能特徴、培養方法や検査原理、病原微生物の感染経路や発症メカニズム、微生物の基本構造と代謝、病原微生物の治療法や予防法について理解する。同時に、細菌の構造・機能から見た特徴と分類、細菌の染色法・観察法・鑑別法、抗菌薬の分類、抗菌薬の耐性機序、ワクチンについても学ぶ。
閉じる微生物検査学 Ⅱ
病原微生物の形態、培養法、生化学的特徴、代謝、遺伝に関して、病原性を細菌、クラミジア、リケッチア、スピロヘータ、原虫、真菌、ウイルス等に分けて理解し、病原微生物における検査方法の多様性と臨床検査および治療への応用を学ぶ。特に、細菌学の各論となるグラム陽性球菌、グラム陰性球菌、グラム陽性有芽胞形成桿菌、グラム陽性無芽胞桿菌、グラム陰性桿菌、抗酸菌、クラミジア、リケッチア、マイコプラズマ、抗生物質の分類と特徴について重点的に学ぶ。
閉じる微生物検査学実習
無菌操作を前提とする微生物検査について、実習を通して微生物の取り扱いやコンタミによる可能性の推測と対応などを理解する。また、採取した検体を培養し、病気を引き起こす細菌などの微生物を検出するために、感染を意識した無菌的操作技術、滅菌消毒法、分離培養法と確認培養法、生化学的検査と免疫学的検査による微生物の同定法、染色法と鏡検法、薬剤感受性試験法と各種抗菌薬耐性因子の検出方法を修得する。具体的には、グラム陽性球菌の分離・同定法、グラム陰性桿菌の分離・同定法、真菌の培養、抗酸菌の培養、嫌気性菌の培養、カンピロバクター食中毒検査などを行う。
閉じる医動物学
人体に直接病害を起こす動物、間接的にヒトの感染症などを媒介する動物とヒトの関わり合いについて学ぶ。授業では、寄生虫・原虫・衛生動物の分類、分布、形態、発育、生活環、ヒトへの感染について系統的に解説し、寄生虫検査法などをスライドおよび標本を用いて観察しながら学修する。具体的には、赤痢アメーバ・膣トリコモナス・マラリア・トキソプラズマ等の原虫類、回虫やアニサキスなどの線虫類、吸虫類、条虫類、貝・甲殻類、ダニ・ハエ・ノミ・シラミ・蚊などの衛生動物に関する特徴と検査法について理解する。
閉じる免疫検査学 Ⅰ
院内感染と法定感染、感染症診断の総論、免疫検査の各種測定法の目的と原理、免疫グロブリン異常の種類と特徴について理解する。授業では、試験管内抗原抗体反応である沈降反応、免疫電気泳動及び免疫固定法、直接凝集及び間接凝集反応、抑制反応、溶解反応、中和反応、比濁法、比ろう法、ウエスタンブロット、鏡検による間接蛍光抗体法、競合ELISA法とサンドイッチELISA法等の検査方法に加え、フローサイトメトリー法の次世代・微量分析についても学び、対象となる項目や原理と判定方法などを理解する。
閉じる免疫検査学 Ⅱ
多くの病態の発現原因には免疫が関係しており、免疫検査学Ⅰを基礎とした上で臨床免疫を中心とした内容を学ぶ。授業では、免疫系の役割と特徴、自然免疫と獲得免疫、免疫担当細胞、免疫系の組織・器官、リンパ球の発生と多様性の獲得、リンパ球の抗原認識と活性化など免疫系の仕組みと働き、抗原の種類とエピトープ、免疫グロブリンの構造、抗体作製法、補体や炎症マーカー、接着分子とサイトカインについて学ぶ。具体的には、補体異状、各種感染症、梅毒、ウィルス肝炎、ATL、AIDS、アレルギー分類と機序、自己免疫疾患、腫瘍細胞と免疫、免疫不全症について理解する。
閉じる免疫検査学実習
免疫検査の沈降反応、凝集反応、溶解反応、免疫比濁法、比ろう法、イムノクロマト、ELISA法等の各種測定原理と装置について学び、結果が臨床現場でどのように運用されているかを自家作製した試薬・試料により理解する。具体的には、梅毒血清反応のRPR法およびTPPA法、間接蛍光抗体法の鏡検による抗核抗体、CH50の補体溶血反応、免疫電気泳動及び免疫固定法、サンドイッチELISA法によるHBs抗原、免疫比濁法によるCRP測定とプロゾーン現象、POCTの検査と意義、イムノクロマトによる薬物検査、競合ELISA法による唾液検査について実習する。
閉じる輸血・移植検査学
輸血と免疫の関連(輸血の歴史・血液製剤の種類)、血液製剤の適正使用のガイドライン、ランドスタイナーの法則、赤血球膜とABO血液型(おもて試験・うら試験)、ABO亜型と検査、Rh-D血液型とDu検査、稀血と遺伝、感作と凝集、各種反応増強剤、抗グロブリン試験(直接クームス・間接クームス)、不規則性抗体検査、交差適合試験(主試験・副試験)、母児不適合妊娠について学び、輸血の安全性、輸血副作用(TACO・TRALI)、血液型不適合妊娠と新生児溶血性疾患等についても理解する。また、HLA抗原における輸血・臓器移植・疾患特異性、移植免疫の重要性や臨床的意義、GVHD等についても理解する。
閉じる輸血・移植検査学実習
輸血はマルチの臓器移植といわれ、免疫や感染などの問題を含めると、不適切な輸血は致命傷となる。安全かつ有効な輸血を行うためには、正確な血液型検査、不規則性抗体スクリーニング、交差適合性試験の技術を修得するとともに、専門的な知識が必要となる。授業では、ABO・Rh血液型検査(試験管法・カラム法)、RhD陰性確認試験、ABO血液型亜型検査(抗体吸着解離試験・唾液中血液型物質)、抗グロブリン試験(直接クームス・間接クームス)、不規則性抗体検査、新生児黄疸スクリーニング検査、交差適合性試験[試験管法(生理食塩水法・ポリエチレングリコール法)]における原理、基礎知識、手技を修得し、結果解釈について理解する。
閉じる病因・生体防御検査学演習
臨床検査技師には、免許取得後、実務経験を積むことにより取得できる、より高度な認定資格が数多く用意されている。ここでは、卒業後のキャリアアップをめざし、これまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎・基本となる知識・技術の確実な修得を確認した上で、認定資格で求められる高度な専門知識の一端を演習により教授する。この授業では特に、就職後に取得をめざす認定輸血検査技師や認定臨床微生物検査技師などの認定資格を視野に入れ、病因・生体防御系の機能と制御の基本的知識、微生物・ウィルス感染症、アレルギー、自己免疫疾患、輸血検査と移植関連検査、これらに関係する病態の診断・治療効果判定のための検査の原理と方法、結果の解釈等を学ぶ。
閉じる生理機能検査学 Ⅰ
生理機能検査は、直接、患者に医療機器を接続または密着させることで、身体内部から出てくるさまざまな物理現象を計測したり、外部から超音波や磁力線などエネルギーを加えることで身体内部の画像イメージを得る検査である。生理機能検査学Ⅰでは心電図検査や脈波検査に代表される循環機能検査、呼吸機能検査、血液ガス検査、臨床脳波検査、脳誘発電位検査、針筋電図検査、末梢神経伝導検査、超音波検査、磁気共鳴画像検査、眼底写真検査、サーモグラフィ検査、平衡機能検査、純音聴力検査等の検査の意義と目的、方法、正常所見、注意事項、評価の限界、ノイズと対策ほかを修得する。
閉じる生理機能検査学 Ⅱ
ある疾患が疑われる時に特定の生理機能検査が実施される。つまり、疾患ごとに生理機能検査で何が知りたいかという目的が明確に存在するのである。生理機能検査学Ⅱでは生理機能検査の中でも主要な心電図検査、ホルター心電図検査、スパイロメトリーまたはフローボリウムなどの呼吸機能検査、血液ガス検査、臨床脳波検査、針筋電図検査、末梢神経伝導検査、心臓超音波検査、腹部超音波、血管体表超音波などを対象として、特定の疾患と関連する様々な異常所見、境界所見を詳細に修得する。また、各種生理機能検査における患者対応の方法や留意事項についても理解する。
閉じる生理機能検査学 Ⅲ
生理機能検査学Ⅲでは生理機能検査学Ⅰおよび生理機能検査学Ⅱで修得した内容を総括・補完することで、正常所見と異常所見、境界所見を明確に判読する能力を養う。加えて、生理機能検査で活用する各種ME機器の特性や働きを理解する。また、生理機能検査分野のトピックスである脳外科領域・整形外科領域の手術において盛んに実施されている術中モニタリング検査、睡眠障害とPSG検査、発達障害および高次機能障害・認知障害の生理機能検査所見のほか、糖尿病性神経障害に伴う各種所見、臨床検査技師が知っておきたいX線写真検査・CT検査・PET-CT検査の判読ポイント等を理解する。
閉じる生理機能検査学実習 Ⅰ
生理機能検査学実習Ⅰでは標準12誘導心電図検査・負荷心電図検査・血圧脈波検査などの循環機能検査、スパイロメトリー・強制呼出曲線・フローボリュームなどの呼吸機能検査、重心動揺検査・標準純音聴力検査などの平衡聴覚検査、心臓超音波・頸動脈超音波などの画像検査の手技と結果判読を実体験を通して修得する。各検査に用いるME機器の構造および取扱法、安全対策を理解する。加えて、患者に対する言葉遣い、挨拶および身だしなみ、接遇や配慮などについて医療人に求められる資質を理解する。生理機能検査に求められる基本的なスキルがコミュニケーション能力であることを認識することが極めて重要である。
閉じる生理機能検査学実習 Ⅱ
生理機能検査学実習Ⅱでは臨床脳波検査・末梢神経伝導検査(MCS・Fwave・SCS)・ABR検査・SEP検査などの脳神経筋機能検査、無散瞳眼底写真検査、肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓などの腹部超音波、甲状腺ほかの体表超音波などの画像検査の手技と結果判読を実体験を通して修得する。各検査に用いるME機器の構造および取扱法、安全対策を理解する。加えて、患者に対する言葉遣い、挨拶および身だしなみ、接遇や配慮などについて医療人に求められる資質を理解する。生理機能検査に求められる基本的なスキルがコミュニケーション能力であることを認識することが極めて重要である。
閉じる画像検査学演習
近年、脳科学の発展は著しく、新たな脳機能検査法が開発されている。画像検査学演習では磁気共鳴画像(MRI)を用いた画像検査である拡散強調画像(diffusion weighted image:DWI)、fMRI(functional magnetic resonance imaging)、拡散テンソルトラクトグラフィ(diffusion tensor tractography:DTT)などについて理解する。また、光トポグラフィを用いた脳血流の画像化と解析、また、脳波検査を用いたFFT解析や周波数脳波トポグラフィ解析などの意義と手技、画像評価法を修得する。これらの手法は、患者の検査診断という側面よりも医学研究分野で応用されている技法である。
閉じる生理機能検査学演習
臨床検査技師には、免許取得後、実務経験を積むことにより取得できる、より高度な認定資格が数多く用意されている。この授業では、卒業後のキャリアアップをめざし、これまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎・基本となる知識・技術の確実な修得を確認した上で、認定資格で求められる高度な専門知識の一端を演習により教授する。この授業では、就職後に取得をめざす超音波検査士や認定心電検査技師などの認定資格を視野に入れ、生体機能検査や画像検査のさらに高度な内容、および疾患との関連や検体検査との関連などを理解する。
閉じる医療情報システム学
臨床検査におけるシステムは必要不可欠であり、臨床検査情報システム(CLIS・LIS)はパソコンをワークステーションとするシステムが一般的であるが、臨床検査室全体のシステムから病院内外の他システム(医事、病棟、医師の検査オーダー、健康管理センター、外注業者のシステムなど)に接続された医療情報システムは、システムと装置の接続時だけでなく、システム更新に伴う技術や知識に役立つ。授業では、臨床検査情報システム(検査依頼から報告)の基本的な構成と情報処理を学び、情報や統計学の授業で学んだ知識や検査データベースの技術を病態解析に活用できるようにする。
閉じる検査総合管理学
臨床検査における業務や役割、組織体制、検査情報管理の必要性について理解し、臨床検査の管理や運営方法について部署別に人事および業務の管理、機器の管理や試薬・備品・消耗品の管理、収支管理、安全管理などを学修する。検査依頼、採血、分析、検査結果報告までの各プロセスにおける管理上の問題点を整理し、対策と解決のための精度保証が確立できてこそ検査総合管理といえる。そのために、トレーサビリティ、誤差要因、分析装置の精度を含めた測定時の精度管理などを理解し、あわせて各種検査機器および測定法の特徴を学ぶ。
閉じる関係法規
臨床検査技師等の医療職に関する法律、感染、薬事、保健衛生、生活保護、社会福祉関連の法規、労働基準法を学び、関係法規の目的、免許、試験、業務等、衛生検査所、罰則などについて理解する。また、死体解剖、医療過誤、毒物および劇物取締法による管理と廃棄に関する法規についても学ぶ。さらに、診療の補助としての鼻腔・咽頭ぬぐい液、鼻腔吸引液等の採取、膿、表皮、粘膜等の表在組織の採取、スワブによる便の採取、また基準嗅覚検査および静脈性嗅覚検査、電気味覚検査およびろ紙ディスク法による味覚定量検査など、近年の法規改正による臨床検査技師の業務範囲の拡大についても講義する。
閉じる救急検査学
救急検査とは、ショック、意識障害、激しい痛みなどの症状がある患者に対し、救急処置を行いながら、検査結果によって素早く病因を判断するためのものである。ふだん経験しないパニック値や極端値に関し、患者病態を踏まえた上で、再検査するよりも速く検査データを解析し、臨床に知らせる必要がある。この授業では救急検査体制のあり方、システムの構成、救急検査項目に関する測定方法、原理、前処理、分析装置、結果および異常値の解釈と報告について学ぶ。
閉じる医療安全管理学
医療現場では臨床検査を通して質の高い検査を提供するだけでなく、感染対策や病院環境整備などの安全性が担保される必要がある。この授業では医療現場における事故や危険性を未然に察知し、医療従事者としての対処方法について、事例をもとに医療安全を学ぶ。また、臨地実習に先立って患者対応と確認義務、事故や感染、データの確認、守秘義務等についても学ぶ。これにより、患者に安全な医療を提供するためにはどのようなことを考える必要があるかなど、医療過誤や危機管理について考察し、安全対策の課題と現状について理解する。
閉じる臨床細胞学総論 Ⅰ
細胞診断学を学び、将来細胞検査士として活躍するために必要となる、臨床細胞学について基本的な知識と技術を総合的に学ぶ。Ⅰでは、まず臨床細胞学の序論として、細胞診断学の歴史や目的、癌細胞の判定基準や用語などの知識を修得する。また、正確な細胞診断を行うために欠かすことのできない標本作製について実習を含めて学ぶとともに、その理論的背景を理解する。その上で、正常細胞と細胞の良性変化などに関する知識と形態的特徴について、細胞診断学の基礎となる婦人科系の特に子宮頸部を対象に学ぶ。
閉じる臨床細胞学総論 Ⅱ
細胞診断学を学び、将来細胞検査士として活躍するために必要となる、臨床細胞学について基本的な知識と技術を総合的に学ぶ。Ⅱでは、正常細胞の異形成から癌までの病変組織に関する臨床細胞学的所見について、細胞診断学の基礎となる婦人科系の特に子宮頸部を対象に学ぶ。また、実習では、腫瘍関連病変から腫瘍までの典型的な細胞について顕微鏡で観察し、スケッチを行うことで理解を深める。
閉じる臨床細胞学総論 Ⅲ
細胞診断学を学び、将来細胞検査士として活躍するために必要となる、臨床細胞学について基本的な知識と技術を総合的に学ぶ。Ⅲでは、婦人科系の子宮体部および呼吸器系を対象に、正常細胞、良性変化、癌に関する臨床細胞学的所見について総合的理解を深める。また、実習では、この授業で対象とする子宮体部と呼吸器の正常細胞から腫瘍関連病変、腫瘍までの典型的な細胞について理解を深めるため、繰り返し顕微鏡で観察し、スケッチを行う。
閉じる臨床細胞学演習 Ⅰ
臨床細胞学総論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで学んだことをもとに、実習を繰り返して学習し、必要に応じて適宜、教員により、受講生に対し個別的および集団的に解説を行う。この授業では、婦人科領域における各種細胞の形態学的特徴を学習し、顕微鏡にて繰り返し観察する。
閉じる臨床細胞学演習 Ⅱ
臨床細胞学総論総論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで学んだことをもとに、実習を繰り返して学習し、必要に応じて適宜、教員により、受講生に対し個別的および集団的に解説を行う。この授業では、婦人科以外の領域、特に呼吸器領域における各種細胞の形態学的特徴を学習し、顕微鏡にて繰り返し観察する。
閉じる細胞診断学総論
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成され、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、細胞診断学の序論として細胞診断学総論の講義と実習を行う。近年の癌罹患率の増加、がん検診率の増加を踏まえ、社会における細胞検査士の必要性を考えると、即戦力として社会に貢献できる人材としての知識、技術を習得することが必要である。
閉じる細胞診断学各論 Ⅰ(婦人科系)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、婦人科系細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅱ(呼吸器系)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、呼吸器系の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅲ(消化器系)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、消化器系の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅳ(泌尿器系・体腔液)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、泌尿器・体腔液の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論Ⅴ (乳腺・甲状腺)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、乳腺・甲状腺の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅵ(リンパ節・骨・軟部・造血器等)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、リンパ節・骨・軟部・造血器等について講義と実習を行う。
閉じる研究基礎演習
臨床検査に関する研究において、科学的に課題解決するための基本的理念や研究態度を身につける。その際、個人や大学の研究としてだけでなく、社会や地域への医療貢献であることを認識させる。授業ではまず、課題の理解と課題を達成するための効率的かつ積極的な行動や態度を身につけ、参考文献などによる課題や問題点の解決方法を教授し、課題に対する論理的な作業方法と判断力を養う。また、研究ノートの作成方法や研究に必要な倫理感、守秘義務などを学び、研究者としてのルールやマナーなどを修得する。この授業では積極的に討論を実施する。
閉じる卒業研究A
各専門領域の教員の指導を受けながら、卒業研究を行い、卒業論文を完成させる。前半は、自らの研究課題を設定し、達成するための研究プロセスを考え、必要な知識・技術を修得する。具体的には、研究課題に関連する過去の研究論文の成果等を調べるとともに、研究に必要な試薬・備品・試料・分析装置などの選択と使用方法の確認やプレ実験を行う。後半は、適宜教員の指導を受けながら、必要な実験を行い、卒業論文の執筆を行う。途中、中間発表を行い、学生や教員による評価や討論を経ることで、学術論文としての完成度を高める。
閉じる卒業研究B
卒業研究Bでは、細胞検査士・臨床検査技師として、医療の分野で社会に貢献することを目標に1年次から3年次まで学んできた種々の知識と技術を基に、細胞診断に則した研究を行う。具体的には、研究課題に関連する過去の研究論文を調査し、研究に必要な分析方法を検討し研究計画を立てる。研究に必要な試薬、備品、試料、機器を選択する。担当教員の指導のもとに実験を行い実験結果を分析し、論文としてまとめる。
閉じる臨床検査総合演習A
臨床検査学は専門領域が多岐にわたっており、1年次から3年次まで個別領域の知識と技術を段階的に身につけ、臨地実習において現場を体験することにより総合化を行うこととなる。この授業では、さらに専門領域間の関係を学生に意識させつつ、基礎から応用までの知識と技術の総合的な理解を図っていく。また、臨地実習を通して身につけた知識・技術や臨地実習での経験を学生同士が共有することで、知識や技術だけでなく、卒業後の社会人としての資質や臨床への応用能力を高めていく。
閉じる臨床検査総合演習B
臨床検査学は専門領域が多岐にわたっており、1年次から3年次まで個別領域の知識と技術を段階的に身につけ、臨地実習において現場を体験することにより総合化を行うこととなる。この授業では、さらに専門領域間の関係を学生に意識させつつ、基礎から応用までの知識と技術の総合的な理解を図っていく。また、臨地実習を通して身につけた知識・技術や臨地実習での経験を学生同士が共有することで、知識や技術だけでなく、卒業後の社会人としての資質や臨床への応用能力を高めていく。なお、このクラスは、細胞検査士コース受講者を対象とする。
閉じる臨地実習
臨床検査技師としての基本的な実践技術および施設における検査部門の運営に関する知識を修得し、被験者への適切な対応を学ぶ。また、医療チームの一員としての責任と自覚を養う。具体的には、病院における検査受付・採血、一般検査、血液検査、免疫検査、生化学検査、細菌検査、遺伝子検査、病理検査、輸血検査、生理検査、解剖などで、実際の検査内容を経験する。また、臨地実習マニュアルを基本にして臨床検査の検体処理、分析、結果報告、解釈までを実体験し、検査の仕組み、検査の相談および情報管理、検査データの活用、精度管理、システム運用等を総合的に理解する。さらに、患者接遇、臨床検査技師としての心構え、応用力等も同時に身につける。
閉じる医学概論
人類の歴史は「病いとの戦い」の歴史であるともいえる。例えば、伝染病との戦いはペストや天然痘には勝利したものの、エイズやインフルエンザといった新たな敵との戦いが引き起こされている。人類の生存をかけた戦いのなかで医学は生まれ、発展してきた。さらに、ライフスタイルの変化、人口の少子高齢化等の社会情勢の変化は生活習慣病などの新たな「病い」の発生の素地となっている。医学は新たな姿の敵との戦いを迎えている。こうした医学の歴史を振り返りながら、「医学の過去、現在、未来」について講義する。
閉じるこころとからだの健康科学 Ⅰ
健康科学部は「こころとからだの健康と臨床」を考究することをテーマとしている。いずれの学科も人間をこころとからだを併せ持つ存在としてホリスティックな視点から捉える考え方に立脚している。本科目では、「こころ」と「からだ」について、心理学、理学療法学、救急救命学、臨床検査学の視点からそれぞれの教員が自身の学術研究や臨床経験の知をもとに講義する。
閉じるこころとからだの健康科学 Ⅱ
健康科学部は「こころとからだの健康と臨床」を考究することをテーマとしている。いずれの学科も人間をこころとからだを併せ持つ存在としてホリスティックな視点から捉える考え方に立脚している。本科目では、「こころ」と「からだ」について、心理学、理学療法学、救急救命学、作業療法学の視点からそれぞれの教員が自身の学術研究や臨床経験の知をもとに講義する。
閉じるこころとからだの健康科学 Ⅰ
健康科学部は「こころとからだの健康と臨床」を考究することをテーマとしている。いずれの学科も人間をこころとからだを併せ持つ存在としてホリスティックな視点から捉える考え方に立脚している。本科目では、「こころ」と「からだ」について、心理学、理学療法学、救急救命学の視点からそれぞれの教員が自身の学術研究や臨床経験の知をもとに講義する。
閉じるこころとからだの健康科学 Ⅱ
健康科学部は「こころとからだの健康と臨床」を考究することをテーマとしている。いずれの学科も人間をこころとからだを併せ持つ存在としてホリスティックな視点から捉える考え方に立脚している。本科目では、「こころ」と「からだ」について、心理学、理学療法学、救急救命学の視点からそれぞれの教員が自身の学術研究や臨床経験の知をもとに講義する。
閉じる統計学基礎論
この科目では統計学そのものについて学ぶのではなく、統計法を利用して各分野(保健衛生学や心理学、教育学など)の研究を進める方法を学ぶことを目的とする。授業を通じて統計学の基礎を学び、身近なデータを読み取る力をつけ、また実際に受講生自身が研究を行う上で知識を活用できるよう、実践的な能力を身につけることをめざす。
閉じる医療と生命の倫理
生命倫理学の基本原則を正しく理解し、現代の医療における倫理的諸問題を学ぶ。まず、患者の自律の尊重という生命倫学理学の基本原則と、これを達成するために不可欠なインフォームド・コンセントの原理について説明する。その後に、①出生前診断、人工妊娠中絶、生殖補助医療など人間の誕生にまつわる諸問題、②ターミナルケア、安楽死と尊厳死など人間の死にまつわる諸問題、③遺伝子診断と遺伝子治療、再生医療など先端的医療、④医療情報の保護について教授する。
閉じる医療リスクマネジメント
医療全般における安全とその管理について教授する。医療職種全体の目標である「医療の質の向上」について講義し、リスクマネジメントの関係性について理解を深める。さらに、その具体的方法について解説する。また、各種治療におけるリスク、および機器の使用にあたっての事故防止の方法について解説する。業務に関わる感染症については、自身が感染媒体にならないようにすることの理解を深め、その対策について教授する。
閉じる臨床心理学
医療を通じて人と関わるために必要な、臨床心理学の知識や考え方を身につけることを目的とする。いくつかの心理療法の基礎となる理論的枠組みと、さまざまな精神的障害に関する基本的な知識を学ぶ。そうした知識も当然重要であるが、それだけにとどまらず「臨床の知」としての思考力を身につける必要がある。「臨床の知」とは、客観的に眺め分析するのではなく、自分が現場にコミットして、相手との関係のなかで考えることといえる。理論だけではなく、それをバックボーンとして「自分が」どのように相手へ関わる存在になっていくのか、履修者それぞれが、主体的に考えられるようになることをめざしたい。
閉じる公衆衛生学
公衆衛生の基礎的な知識を身につける。公衆衛生の前提となる集団・社会の健康の意義、社会医学の考え方、公衆衛生学の発展過程を概説した上で、公衆衛生活動の人口・疾病統計と健康指標、疫学、健康管理の基礎を学び、地域保健、成人保健、母子保健、老人保健、産業保健、学校保健の各分野における保健活動について学習する。
閉じる健康心理学
心身の健康の維持増進や疾病の予防について、心理・社会・身体的な要因がどのような役割を持つのかを心理学的な側面から学ぶ。ストレス、ライフスタイル、生活習慣病、疾病予防、食物・嗜好品の摂取や運動などといった健康関連行動など、現代社会で問題になっている事柄について理解する。
閉じるキャリア開発基礎講座
大学生活でも就職採用試験でも、そして社会に出てからも必要となる一般社会常識を学ぶ。獲得目標として、コミュニケーション能力の前提となる一般社会常識を学び、就職筆記試験対策だけでなく社会に順応できる力の養成をめざす。就職活動でよく実施される筆記試験の基礎内容を丁寧な解説で修得することをめざす。
閉じる医療事務研究 Ⅰ
病院の組織、業務、使命、各種の医療保険制度について解説の上、保険請求事務のしくみについて具体的に治療代を算定しながら学び、病院での医療事務の実際を知る。初診料や再診料、医学管理、在宅医療をはじめ、投薬・注射・処置・手術・輸血・麻酔などの病院の営みと医療事務者の業務との関連性および必要な知識について教授する。
閉じる医療事務研究 Ⅱ
医療事務研究 Ⅰにて治療基準による算定方法およびカルテ記載上の治療内容を外来レセプト(診療報酬明細書)に置き換える技能を習得する。医療事務研究 Ⅱでは、現在医療社会で行われる治療行為全域について学習を進め、老人医療・公費負担医療からのレセプト演習、入院カルテからの入院レセプト演習を行う。また、良質な患者サービスの提供を重視する医療界の変化に対応し、患者接遇・院内コミュニケーションに関する知識・技能についても学習を進める。
閉じるキャリア開発研究 Ⅰ
警察官・消防官など公務員に求められる専門知識の獲得と自らの職業観の育成・開発のために、各職種の仕事内容について講義や講演を通して学ぶ。公務員の一形態としての公安職の特徴と、求められる知識や能力について学び、警察官・消防官・自衛官など具体的な職種の業務について、現役者の講演などを通じて深く理解する。
閉じるキャリア開発研究 Ⅴ
公務員の教養試験知能分野(数的推理・判断推理)および知識分野(社会科学)のための基礎学力の育成のため、該当分野に関して典型的な問題を中心に解法解説と問題演習を行う。社会科学については、政治学・法学分野を網羅的に学習する。この他にも、論文や面接に係る基礎学習および演習を行う。
閉じるキャリア開発研究 Ⅵ
時事問題を理解するために必要な基礎知識を身につけ、主体的に世の中の現状を考える力を育成する。公務員試験に出題されそうな時事問題を中心に、その問題の背景を解説する。各自で時事問題についての事前学習をし、その時事問題を題材に集団討論・小論文・面接の演習を行う。
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配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。