ポータルサイト配信の確認を習慣に
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- 『 在学生の方へ 』のページからポータル(ユニパ)をご確認ください。
卒業要件
124
単位
14単位
単位 | 回生 | |
---|---|---|
知へのマインドセット | 2 | 1〜 |
英語 Ⅰ A | 1 | 1〜 |
英語 Ⅰ B | 1 | 1〜 |
英語 Ⅱ A | 1 | 1〜 |
英語 Ⅱ B | 1 | 1〜 |
単位 | 回生 | |
---|---|---|
キャリア開発演習 Ⅰ | 1 | 1〜 |
キャリア開発演習 Ⅱ | 1 | 1〜 |
キャリア開発演習 Ⅲ | 1 | 2〜 |
キャリア開発演習 Ⅳ | 1 | 2〜 |
ITリテラシー | 1 | 1〜 |
データサイエンス基礎 | 1 | 1〜 |
単位 | 回生 | |
---|---|---|
医療と生命の倫理 | 2 | 1〜 |
9単位
単位 | 回生 | |
---|---|---|
こころとからだの健康科学 Ⅰ | 2 | 1〜 |
こころとからだの健康科学 Ⅱ | 2 | 1〜 |
医学概論 | 2 | 1〜 |
統計学基礎論 | 2 | 1〜 |
臨床心理学 | 2 | 2〜 |
健康心理学 | 2 | 3〜 |
医療英語 | 2 | 3〜 |
[ 分野 ]現代の思想
単位 | 回生 | |
---|---|---|
哲学概論 | 2 | 1〜 |
倫理学概論 | 2 | 1〜 |
ジェンダーとダイバーシティ | 2 | 1〜 |
心理学概論 | 2 | 2〜 |
宗教学概論 | 2 | 2〜 |
[ 分野 ]メディアと情報
単位 | 回生 | |
---|---|---|
言語コミュニケーション論 | 2 | 1〜 |
現代のメディアと表現 | 2 | 1〜 |
数学演習 Ⅰ | 2 | 1〜 |
数学演習 Ⅱ | 2 | 1〜 |
情報社会論 | 2 | 1〜 |
AIリテラシー | 2 | 2〜 |
[ 分野 ]外国語と文化理解
単位 | 回生 | |
---|---|---|
比較文化論 | 2 | 1〜 |
芸術と文化 | 2 | 1〜 |
異文化コミュニケーション論 | 2 | 1〜 |
文化人類学 | 2 | 1〜 |
中国語 Ⅰ | 2 | 1〜 |
中国語 Ⅱ | 2 | 1〜 |
中国語 Ⅲ | 2 | 1〜 |
中国語 Ⅳ | 2 | 1〜 |
韓国語 Ⅰ | 2 | 1〜 |
韓国語 Ⅱ | 2 | 1〜 |
韓国語 Ⅲ | 2 | 1〜 |
韓国語 Ⅳ | 2 | 1〜 |
[ 分野 ]歴史・文化
単位 | 回生 | |
---|---|---|
歴史から学ぶ | 2 | 1〜 |
京都の歴史・文化 Ⅰ | 2 | 1〜 |
22単位
73単位
単位 | 開講期 | |
---|---|---|
医療情報システム学 | 2 | 後 |
臨床病態学 Ⅰ | 2 | 後 |
病理病態学 Ⅱ | 2 | 前 |
血液検査学 | 2 | 前 |
血液検査学演習 | 1 | 後 |
病理検査学実習 Ⅰ | 1 | 前 |
病理検査学 Ⅱ | 2 | 後 |
一般検査学・医動物学実習 | 1 | 前 |
生化学検査学 Ⅰ | 2 | 前 |
生化学検査学 Ⅱ | 2 | 後 |
遺伝子・染色体検査学 | 2 | 前 |
遺伝子・染色体検査学実習 | 1 | 後 |
輸血・移植検査学 | 2 | 前 |
免疫・輸血・移植検査学実習 Ⅰ | 1 | 前 |
免疫・輸血・移植検査学実習 Ⅱ | 1 | 後 |
微生物検査学 Ⅱ | 2 | 前 |
微生物検査学実習 Ⅰ | 1 | 後 |
微生物検査学実習 Ⅱ | 1 | 後 |
生理検査学 Ⅰ | 2 | 前 |
生理検査学 Ⅱ | 2 | 後 |
下記科目から6単位
単位 | 開講期 | |
---|---|---|
卒業研究 A | 4 | 通 |
卒業研究 B | 4 | 通 |
臨床検査学総合演習 A | 2 | 後 |
臨床検査学総合演習 B | 2 | 後 |
単位 | 回生 | 開講期 | |
---|---|---|---|
臨床細胞学総論 Ⅰ | 1 | 1 | 後 |
臨床細胞学総論 Ⅱ | 1 | 2 | 前 |
臨床細胞学総論 Ⅲ | 1 | 2 | 後 |
臨床細胞学演習 Ⅰ | 1 | 3 | 前 |
臨床細胞学演習 Ⅱ | 1 | 3 | 後 |
単位 | 回生 | 開講期 | |
---|---|---|---|
細胞診断学総論 | 3 | 4 | 通 |
細胞診断学各論 Ⅰ( 婦人科系) | 5 | 4 | 通 |
細胞診断学各論 Ⅱ( 呼吸器系) | 5 | 4 | 通 |
細胞診断学各論 Ⅲ(消化器系) | 4 | 4 | 通 |
細胞診断学各論 Ⅳ(泌尿器系・体腔液) | 5 | 4 | 通 |
細胞診断学各論 Ⅴ(乳腺・甲状腺) | 4 | 4 | 通 |
細胞診断学各論 Ⅵ(リンパ節・骨・軟部・造血器等) | 4 | 4 | 通 |
クリティカルシンキング
正しく課題を認識し、適切な判断・分析・統合をすることで最適解を導くための思考方法(クリティカルシンキング)を学ぶ。このことにより、他者の意見を批判的・分析的に検証する力、他者の意見に含まれる問題点を合理的な方法で指摘できる力、自らの意見に対する批判に対して合理的に回答する力、議論に含まれる問題を出発点として、よりよい解決策や代替案を提案する力などの獲得をめざす。
閉じる数学的思考を身につける
日常生活や仕事でさまざまな問題、さらに環境などの社会的課題を考えるうえで、数学は欠かせない。この科目では、将来、市民として的確な判断を下すために役に立つ数学的考え方や概念を、現実の課題を考えるなかで学習する。扱うのは、経済や環境を考えるうえで重要な指数・対数、刻々と変化する様子から全体を知るための差分や微積分、社会の集団現象を分析するための統計や確率などである。授業では、これらの数学の必要性を理解することを目標とする。
閉じる哲学概論
市民や社会人として必要とされる倫理観や人間性の養成、異なる考え方や異なる文化を持つ人々を理解する能力の養成を目的とする。哲学は何を問題にしてきたのか、またそれにどのように取り組んできたか、そしてその問いは私たちにとってどんな意味をもつのかについて、さまざまな哲学者の著作を通して考える。
閉じる倫理学概論
倫理学とは何か、倫理学にどのような意義があるのかを理解し、倫理学的な考え方を身につけることを目標とする。社会正義を考えるをテーマとして学びを進め、近代以降の倫理学の学説を中心に、倫理学的な考え方の基礎を歴史的背景を含めて理解し、現代社会の諸問題を考えるうえで倫理学的な思考法の意義と重要性を知る。
閉じるライティング基礎
大学でのスタディ・スキルとして必要とされる読解力や基本的な文章作成能力の獲得をめざす。演習を通して文章を読む力を養成しながら、添削指導等により、論理的な論説文を書くために必要な文章構成力や推敲の能力を獲得する。
閉じるアカデミックライティング
大学での学修で求められる学術的文章を書く技術を、演習を通じて獲得する。大学における学術的文章には、授業で課されるレポート、実習レポート、卒業論文等が含まれる。本科目により、内容が正確に伝わるわかりやすい文章、かつ客観的な評価に耐えうる文章を書く力の獲得をめざす。
閉じるアカデミックライティング
大学での学修活動に必要なアカデミック・スキルとしての読解力や文書作成能力などの日本語運用能力の獲得をめざす。原稿用紙の使い方など大学生活で役立つ実用的な「書く」能力を身につけさせることからはじめ、高度な文章を読む力を養成しながら、添削指導により、論理的な論説文を書くための文章構成や推敲の能力を高める。
閉じるITリテラシー
現代の情報化社会に必須であるコンピュータやネットワークに関する基礎的知識の理解と、文書作成、表計算、プレゼンテーションのソフトウェアを活用する技能を、演習を通して習得する。具体的には、Officeソフトを通じ、身近な素材を元に文書ソフトではレポート作成、表計算ソフトではグラフ作成や数値分析、プレゼンテーションソフトではスライド作成といった実践力と応用力を養うとともに、情報社会におけるさまざまな危険を防ぐための知識、情報を扱ううえでのマナーを身につける。
閉じるデータサイエンス基礎
社会全般の情報化が進み、道具であるパソコンがより便利に使いやすく進歩していくなかで、使い手である我々には、それらに関する知識だけでなく、情報そのものを使いこなすことが求められている。本科目では、社会で求められている情報活用の基礎力を体系化し、どうやって効果的に情報を活用するかを演習を通して学習する。具体的には、一連の情報プロセス(収集、分析、整理・保管、表現、運用)の意味を理解し、データや情報を適切に処理・活用できる力を身につける。
閉じるAIリテラシー
実社会において人工知能(AI)が活用される機会は大きくなってきている。日常生活のなかで、あるいは職業生活のなかでAIを活用するにあたり、その仕組みやAIを使ってできることとその限界を学び、AIをツールとして使いこなせる力(AIリテラシー)を獲得する。
閉じる情報社会論
情報通信技術が現代社会をどのように支えているのか、また、現在どのような課題があり、今後社会をどのように変えていくのかを学ぶ。テキストを中心に、適宜スライドや配布資料、政府や団体の公開資料等を用いる。理解の深化と確認のため、レポート提出や複数回の理解度テストを実施する場合がある。
閉じる情報社会論
情報通信技術が現代社会をどのように支えているのか、また、現在どのような課題があり、今後社会をどのように変えていくのかを学ぶ。テキストを中心に、適宜スライドや配布資料、政府や団体の公開資料等を用いる。
閉じる情報処理演習 Ⅰ
現代の情報化社会に必須であるコンピュータやネットワークに関する基礎的知識の理解と、文書作成、表計算、プレゼンテーションのソフトウェアを活用する技能を習得する。具体的には、Officeソフトを通じ、身近な素材を元に文書ソフトではレポート作成、表計算ソフトではグラフ作成や数値分析、プレゼンテーションソフトではスライド作成といった実践力と応用力を養い、情報社会におけるさまざまな危険を防ぐための知識、情報を扱う上でのマナーを身につける。
閉じる情報処理演習 Ⅱ
社会全般の情報化が進み、道具であるパソコンがより便利に使いやすく進歩していくなかで、使い手である我々には、それらに関する知識だけでなく、情報そのものを使いこなすことが求められている。本講義では、社会で求められている情報活用の基礎力を体系化し、どうやって効果的に情報を活用するかを学習する。具体的には、一連の情報プロセス(収集、分析、整理・保管、表現、運用)の意味を理解し、データや情報を適切に処理・活用できる力を身につける。
閉じる情報処理演習 Ⅲ
企業の実務において、PCを使用したデータの集計処理能力、業務データのグラフ分析やデータベース分析能力、またネットワークの利活用による情報収集や情報発信の実務能力を養成するため、表計算ソフト「Microsoft Excel」を使用し、簡潔で説得力のある質の高いビジネス文書や業務目的に応じた適切な資料作成の修得を図り、企業実務で通用する実践的な能力を身につける。
閉じる情報処理演習 Ⅳ
企業の実務において、PCを使用したビジネス文書作成能力やネットワークの利活用による事務能力や情報収集、発信能力が大変重要な能力として求められており、この授業では、現在、ワープロソフト「Microsoft Word」を使用し、簡潔で説得力のある質の高いビジネス文書や業務目的に応じた適切な資料作成の修得を図り、企業実務で通用する実践的な能力を身につける。
閉じる情報処理演習 Ⅴ
ホームページにおける動的なデータ処理やアニメーション表現などにJavaScriptやFlashのActionScriptによるプログラムが使われている。これらによるプログラミングは、現在のWeb技術には欠くことのできない技術になっており、WebデザイナーやWebプログラマーの基礎技術にもなっている。授業では、画像や図形のアニメーションを使うプログラミングの初歩と基本的な処理パターンを修得する。また、それを通してプログラミングによるアニメーション表現の可能性を考える。
閉じる情報処理演習 Ⅵ
授業では、まずPowerPointを活用したプレゼンテーション資料の作成技術を習得する。また、コンピュータ上での静止画像のマルチメディア表現の技術として、フォトレタッチ(画像の編集・合成)、アニメーション動画素材の作成技術としてFlashアニメーション、三次元マルチメディア素材の作成技術として3Dグラフィックス作成の基礎技術を修得する。また、それを通して、FlashアニメーションやFlashロゴデザインによる表現の可能性を考える。
閉じる知へのマインドセット
本科目は、本学の教養教育課程全体の基盤的科目のひとつであり、本科目で学んだ基礎の上に、その後の教養教育課程に設定する多様な科目の学びを重ねることにより、「社会を構成する知的市民としてのマインドセット」の獲得をめざすものである。また、本科目を受講することにより、本学の教学理念を理解したうえでその後の学びを進められるようにするための科目としても位置付ける。そのため、まずは本学の教学理念を学んだうえで、本学に設置する多様な学部から、それぞれの学問領域の基礎を学び、各学問領域を学ぶ意義を理解する。
(オムニバス方式/全14回)
知へのマインドセット
本科目は、本学の教養教育課程全体の基盤的科目のひとつであり、本科目で学んだ基礎の上に、その後の教養教育課程に設定する多様な科目の学びを重ねることにより、「社会を構成する知的市民としてのマインドセット」の獲得をめざすものである。また、本科目を受講することにより、本学の教学理念を理解したうえでその後の学びを進められるようにするための科目としても位置付ける。そのため、まずは本学の教学理念を学んだうえで、本学に設置する多様な学部から、それぞれの学問領域の基礎を学び、各学問領域を学ぶ意義を理解する。
閉じるジェンダーとダイバーシティ
ジェンダーは人種・民族・階級とともに、人間の歴史的経験を作り上げる最も基本的な要素である。この科目では社会・文化・政治・宗教・教育において、ジェンダーがどのように作用してきたかを考察する。また、人間の差異によって作りだされる支配関係を明らかにするジェンダーの視点を用いて今日的な課題を考える。
閉じるジェンダー研究
ジェンダーは人種・民族・階級とともに、人間の歴史的経験を作り上げる最も基本的な要素である。この授業では社会・文化・政治・宗教・教育において、ジェンダーがどのように作用してきたかを考察する。また、人間の差異によって作りだされる支配関係を明らかにするジェンダーの視点を用いて今日的な課題を考える。この講義により、ジェンダーに関する基本的な概念を理解するとともに、ジェンダーの視点を用いて歴史・文化・社会を理解する力を養うことを目標とする。
閉じる宗教学概論
宗教とはいったい何なのか、そして人はなぜ宗教を求めるのか、といった問題を考えることを通じて、私たちは宗教とどのように向き合っていくのがもっとも適切なのかについて、自分なりの考えを形成する。具体的には、客観的で科学的な立場から、宗教の歴史を概観し、有神論と無神論、創唱宗教と自然宗教といった分類のしかたなどを考察する。
閉じる宗教学概論
宗教を正しく理解するための必要な基礎知識を習得しながら、人間社会にとって宗教が果たす重要な役割とその意義について考える。具体的には、客観的で科学的な立場にたって、宗教の歴史を概観し、有神論と無神論、創唱宗教と自然宗教といった分類のしかたなどを考察する。
閉じる心理学概論
「こころ」は誰もが毎日働かせているものであり、対人関係や社会生活について考えるうえでも「こころ」を抜きにすることはできない。こうした身近な存在であるがゆえに、関心を持つ人は多いが、誤解されることや表層的な理解にとどまることも多いと考えられる。そこでこの科目では、自然科学の一種としての心理学の全体像を概観する。そのことで、受講者の持っていた興味や関心が正確な知識とつながり、さらに自らで考えることができるようになるための基礎づくりを目標とする。授業では、生理、知覚、認知、社会、教育、発達、人格、臨床といった心理学の諸分野にわたって広く概説し、心理学の基礎的な知識や、その考え方を身につけられるように進めていく。
閉じる言語コミュニケーション論
日常あらゆる人が行うコミュニケーションにおいて、言語がどのような役割を担っているのかを知る。言語を客観的に捉える姿勢を身につける。言語学の諸分野について講義を行い、そのなかでコミュニケーション上の言語の役割について説明していく。
閉じる現代のメディアと表現
今日、日本のメディア・コンテンツは世界的な文化として高く評価されつつある。その理由はいくつかあるが、もっとも重要なのは、単なるサブ・カルチャーの域を出て、現代文明に対する警鐘を鳴らすような、知的水準の高い創作活動を実現していることがあげられる。その意味では、かつての純文学とよく似た役割を、日本の映像メディアは今や担っている。こうした観点に立って、日本の映像文化について考える。
閉じる文化人類学
我々人類は、多様な生活習慣をもち、さまざまな文化を形成している。文化人類学は人間の科学といわれ、個別文化の調査・分析から文化の普遍的な法則を見つけ出し、そこに表れる人間行動の諸相を明らかにすることを目的としている。本科目では、まず、文化人類学がどのような学問なのかを理解することから始め、その研究史、研究視角、調査方法について解説し、さらに具体的な研究事例も取り上げる。
閉じる芸術と文化
芸術と文化の関わりなどについて、芸術の歴史や哲学、美術、音楽など総合芸術をテーマとして学ぶ。また、美術や音楽、映像などの芸術を鑑賞し、現在さまざまに試みられている芸術表現などを取り上げ、芸術による文化発展の可能性や問題について考察する。
閉じる歴史から学ぶ
歴史学の学問としての方法論を知るとともに、多様な視点から事象を理解する姿勢を身につける。世界史と日本史分野の教員が担当し、歴史学を学ぶうえで必要な学問的方法論についての理解を深める。授業においては特に日本と異文化の接触・交流の視点や、文献史学以外の学問研究の視点に留意するとともに、史料を的確に読む重要性について徹底的に講義する。
閉じる京都の歴史・文化 Ⅰ
京都の複合する遺跡から京都の歴史と文化を探る。考古資料をもとに京都の地下の文化財に触れ、京文化の根源を学び、探り、理解し、考えてみる。そして京都の遺跡からわかる歴史と文化の表現方法の取得に向う。平安京以前からの、京都の遺跡を学習する。適宜、歩き探る京都を紹介する。
閉じる京都の歴史・文化 Ⅱ
本科目は、京都橘大学と総本山醍醐寺の学術交流協定に基づく科目である。京都に伝わる文化財が、いかにして伝承されてきたかを学ぶ。同時に文化財を生み出した京都の文化とその将来を考える。現代まで受け継がれてきたさまざまな文化について講義する。さらに醍醐寺に残る文化財、信仰行事に接する機会を設け、日本文化について考察を進める。
閉じる文学と京都
古典から近現代文学まで、京都が小説でどのように描かれ、そのなかでどのような物語が生成されてきたかを考える。21世紀の作家の小説のなかで、京都を舞台とし、学生(主に大学生)が登場する作品を読み、近代の名作との共通点と相違点を考える。
閉じる経済学概論 Ⅰ
現代日本経済における諸問題を学ぶことによって、経済学への導入を図る。具体的には、まずバブル経済とその崩壊による平成不況の深刻化の課程を「不良債権処理の10年」として概観する。次に、ケーススタディとして、日本長期信用銀行の破綻、山一証券の自主廃業について検討する。そして、女性労働として雇用機会均等法と育児支援を取り上げるとともに、労働問題として過労死・過労自殺、ホームレス、派遣労働、ネットカフェ難民、派遣村などを取り上げる。これらの諸問題を、映像資料を活用してイメージ豊かに学ぶ。
閉じる経済学概論 Ⅱ
戦後日本経済の歩みについて講義する。敗戦直後から、高度経済成長を経て、低成長経済に移行し、1980年代後半にバブル経済に突入するまでを、映像資料を活用してイメージ豊かに学ぶ。具体的には、特需景気、もはや戦後ではない、金の卵、エネルギー革命、所得倍増計画、公害、列島改造、ドルショックと石油ショック、日米経済摩擦、分割民営、バブル経済、プラザ合意、外国人労働者などを取り上げる。
閉じる日本国憲法
日常生活のなかで見え隠れするさまざまな社会的な問題を考え、対処をするために必要な、日本国憲法に表された基本的な思考を身につける。また、これを理解するために必要な基本的知識を身につけることを目標とし、基本的な事柄をできる限り分かりやすく解説していく。
閉じる私たちのくらしと行政
国と自治体の行政活動と社会問題の繋がりについて説明できるようになる、行政に関する制度について市民社会との関係のなかで理解し説明できるようになる、公共政策の実際について分析し説明できるようになることを目標とする。行政は変化し続ける社会への対応を迫られており、その果たすべき役割は、社会との関係のなかで問われている。そのため、行政と外部との関係に着目しながら学んでいく。
閉じるくらしと経済
わたしたちのくらしの物質的な基盤となるのが経済である。この経済のくらしへの影響は時とともにますます大きくなっている。したがって、経済を理解することは現代社会に暮らすすべての人間にとって必要なことである。この科目では、市場と価格メカニズム、政府の役割、経済成長、経済発展、金融システム、雇用システム、国際収支、為替相場などの、経済を理解するための基本概念を、身近な事例を用いて説明し、わたしたちの日常のくらしをとりまく経済現象について学ぶ。
閉じるくらしと経済
わたしたちのくらしの物質的な基盤となるのが経済である。この経済のくらしへの影響は時とともにますます大きくなっている。したがって、経済を理解することは現代社会に暮らすすべての人間にとって必要なことである。この科目では、市場と価格メカニズム、政府の役割、経済成長、経済発展、金融システム、雇用システム、国際収支、為替相場などの、経済を理解するための基本概念を、身近な事例を用いて説明することによって、わたしたちの日常のくらしをとりまく経済現象について学ばせる。
閉じる健康に生きる
「健康」「生きる」「健康に生きる」について、政治、経済、文化、社会、教育、保健医療システム等、さまざまな視点から現象をとらえ、自分自身の健康に生きるについて考えることはもちろん、家族、コミュニティ、日本国内、世界の健康に生きるについても考える。
閉じる健康に生きる Ⅱ
健康を食生活の視点から学び、食生活の自己管理能力を高める。健康と栄養の関連を理解するとともに、食の安全性を理解し、健康増進に役立て、健康的な食生活を志向する。講義では、糖質、脂肪、アミノ酸、ミネラル、ビタミンといった栄養素と、人の健康との関係について解説する。また、健康と食生活をテーマに、ダイエット、運動、ストレスなどについて講義する。講義のなかでは、健康と食に関するトピックを適宜紹介する。
閉じる健康に生きる Ⅲ
個人の「健康」について精神的な側面(メンタルヘルス)を中心に学ぶ。心理学や医療行動科学の分野で研究されているさまざまなメンタルヘルスの理論や、その歴史的な発展について講義し、現代人が健康に生活する上でのメンタルヘルスの重要性の理解を促す。健康に関する精神的側面を主軸としながら、個人の心理社会生物学的な健康を包括的に理解する。さらに、メンタルヘルスの維持増進や予防に役立つとされるさまざまな理論・技法についても概観する。また、メンタルヘルスが個人の全般的な健康に資する役割についても言及する。
閉じるスポーツコース Ⅰ
ソフトバレーボールと6人制バレーボールを教材として基礎体力と技術のスキルアップを図り、またスポーツの必要性を学び、自己の健康管理や怪我なく楽しく運動するために最も必要なルールやマナーを身につける。同時にグループ(チーム)を通し、コミュニケーション・スキルの向上を図る。
閉じるスポーツコース Ⅱ
生涯スポーツの必要性を学び、スポーツの実践をとおして、自己の健康管理ができる基礎能力を養う。特にレクリエーションスポーツを中心に楽しく運動することができる習慣と能力を身につける。 バドミントンと卓球の基本的な技術練習とルールの理解から始め、シングルスおよびダブルスでのリーグ戦形式でのゲームを中心に行う。
閉じるスポーツコース Ⅰ
ソフトバレーボールと6人制バレーボールを教材として基礎体力と技術のスキルアップを図り、またスポーツの必要性を学び、自己の健康管理や怪我なく楽しく運動するために最も必要なルールやマナーを身につける。同時にグループ(チーム)を通し、コミュニケーション・スキルの向上を図る。
閉じるスポーツコース Ⅰ
生涯スポーツの必要性を学び、スポーツの実践を通して、自己の健康管理ができる基礎能力を養う。特にレクリエーションスポーツを中心に楽しく運動することができる習慣と能力を身につける。ソフトバレーボール、バレーボール、卓球、バドミントンなどのスポーツを行う。
閉じるスポーツコース Ⅱ
Ⅰに引き続き、ソフトバレーボールと6人制バレーボールを教材として、さらに基礎体力と技術のスキルアップを図る。またあわせて、スポーツの必要性を学び、自己の健康管理や怪我なく楽しく運動するために最も必要なルールやマナーを身につける。同時にグループ(チーム)を通し、コミュニケーション・スキルの向上を図る。
閉じるスポーツコース Ⅱ
生涯スポーツの一環として楽しく、正しい知識を身につけ、運動におけるダイエットプログラムやリラクゼーションで健康的なフィットネススポーツを学び実践する。「生活習慣病」の知識も身につけ、現在の体から将来に向けた体づくりのための運動知識の修得をめざす。
閉じるスポーツコース Ⅲ
生涯スポーツの必要性を学び、スポーツの実践をとおして、自己の健康管理ができる基礎能力を養う。特にレクリエーションスポーツを中心に楽しく運動することができる習慣と能力を身につける。バレーボール、バスケットボール両種目の基本的な技術や知識を学習するとともに、全体での基礎練習から始め、グループ単位での練習を行い、リーグ戦形式でゲームを楽しむ。
閉じるスポーツコース Ⅳ
生涯スポーツの必要性を学び、スポーツの実践をとおして、自己の健康管理ができる基礎能力を養う。特にレクリエーションスポーツを中心に楽しく運動することができる習慣と能力を身につける。バドミントンと卓球の基本的な技術練習とルールの理解から始め、シングルスおよびダブルスでのリーグ戦形式でのゲームを中心に行う。
閉じる地球の環境と自然
政策と個々人の取り組みとの両面から、環境問題の解決に向けた取り組みについて考察する。環境問題を発生させ拡大させる社会的な要因について分析し、それらへの対応策について研究する。そして、個々の生活と環境問題の関係性について学び、さらに市民、NPO、行政、企業などの多様な主体が連携して進める持続可能な社会に向けた取り組みの現状と課題について学ぶ。
閉じる生命と生態系
地球の誕生から現在に至るまでの地球と生物の歴史を学ぶ。そのなかでも特に、人類が進化・発展してきた第四紀と呼ぶ現代社会と密接に関係する時代を、人類の諸特徴とともに、氷河の消長、海水準変動、植生変遷などの古地理に係る変遷、および生物地理と人類の拡散などの事象を通して理解することを目標にする。これらは地層そのものと地層中に含まれる化石や考古遺物などの証拠に基づくものであるから、層序と地層の対比、地質学・堆積学の諸法則、化石の二面性、堆積と浸食、堆積構造と変形構造などの地層学の基礎事項の理解を図るとともに、現代生活にも係る火山噴火や地震、土石流などの地盤災害の事例と、その原因も合わせて学習する。
閉じる比較文化論
世界は「謎」に満ちている。私たちの想像や理解を超えたことが頻発している。そうした「謎」を、自分には関係ないと簡単に退けず、自分を、そして自分を形作ってきた「文化」というとらえどころのないものを理解する最良の機会と考えられるようになれたら――これがこの科目の最大の目標である。世界で起こっているさまざまな問題の背景にある文化、価値観、思考様式を知り、そうした問題と自分がどう関わるのかを考えることを通して、さまざまな文化について理解するとは、すなわち自分が変わることであることを理解する。
閉じる異文化コミュニケーション論(人文)
本科目は、異文化を実際にどのように理解すればいいのかを考える。そして、諸外国の文化や歴史を理解することの重要性と、それがまた日本を理解する鍵となることを学ぶ。年表や各種の歴史的な史料、新聞記事や写真、画像などを紹介しながら進める。
閉じる外国語臨地演習
外国語を、実際に使われている土地で学び、運用能力を高めるための科目である。中国、韓国などの協定大学で寮生活を送りながら、およそ1ヵ月のプログラムを学修する。授業は午前中で、午後に適宜見学などが配置されている。プログラム終了直前には、文化遺産見学ツアーも予定される。
閉じる国際関係入門
グローバル化の進展した今日では、ヒト・モノ・カネの移動を身近に感じ、国内のあらゆる事象が国際社会と密接につながっている。本科目を通じて、国際関係を理解するうえで基礎となるものの見方・考え方や、複雑化・多様化する現代の国際関係を的確に捉え、問題解決に向けて自ら思考し解決策を見出す力を養うことを目標とする。
閉じる日本語 Ⅰ(外国人留学生科目)
週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要な基礎的な理解力・表現力を身につける。
(オムニバス方式/全28回)
日本語 Ⅱ(外国人留学生科目)
週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要な基礎的な理解力、表現力をさらに高めていく。
(オムニバス方式/全28回)
日本語 Ⅲ(外国人留学生科目)
週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要とされる高度な理解力、表現力を身につけていく。特に語彙を増やすこと、多彩な表現を身につけることに重点を置く。
(オムニバス方式/全28回)
日本語 Ⅳ(外国人留学生科目)
週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要とされる高度な理解力、表現力を身につけていく。各自の専攻に関わる論文の読み方、書き方を学ぶことを重点とする。
(オムニバス方式/全28回)
日本語 Ⅲ
(概要)週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要とされる高度な理解力、表現力を身につけていく。特に語彙を増やすこと、多彩な表現を身につけることに重点を置く。
閉じる日本語 Ⅳ
(概要)週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要とされる高度な理解力、表現力を身につけていく。各自の専攻に関わる論文の読み方、書き方を学ぶことを重点とする。
閉じる日本語 Ⅱ
(概要)週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要な基礎的な理解力、表現力をさらに高めていく。
(オムニバス方式/全28回)
日本語 Ⅲ
(概要)週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要とされる高度な理解力、表現力を身につけていく。特に語彙を増やすこと、多彩な表現を身につけることに重点を置く。
(オムニバス方式/全28回)
日本語 Ⅳ
(概要)週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要とされる高度な理解力、表現力を身につけていく。各自の専攻に関わる論文の読み方、書き方を学ぶことを重点とする。
(オムニバス方式/全28回)
日本事情 Ⅰ(外国人留学生科目)
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本と日本人についての知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、日本と日本人の今について考える。
閉じる日本事情 Ⅱ(外国人留学生科目)
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本と日本人について、より豊富な知識を身につけていく。また、発表やディスカッションを通じて、日本と日本人の今について考える。
閉じる日本事情 Ⅲ(外国人留学生科目)
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本の社会と経済についての知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、日本の社会や経済への理解を深める。
閉じる日本事情 Ⅳ(外国人留学生科目)
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本の社会と経済について、さらに豊富な知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、その理解を一層深いものにしていく。
閉じる日本事情 Ⅰ
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本と日本人についての知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、日本と日本人の今について考える。
閉じる日本事情 Ⅱ
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本と日本人について、より豊富な知識を身につけていく。また、発表やディスカッションを通じて、日本と日本人の今について考える。
閉じる日本事情 Ⅲ
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本の社会と経済についての知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、日本の社会や経済への理解を深める。
閉じる日本事情 Ⅳ
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本の社会と経済について、さらに豊富な知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、その理解を一層深いものにしていく。
閉じる異文化交流演習 Ⅰ
外国人とコミュニケーションをとり、ともに生き、働いていくために必要となる「共生力」などについて学ぶ。海外から見た日本文化などについて、グループワークやディスカッションを行うことを通じて、これからの時代に必要な国際感覚を身につける。
閉じる異文化交流演習 Ⅱ
グローバル化が進む世界状況の中でヒト・モノ・カネの往来がますます盛んになりつつある。日本人学生と留学生が合同で実施するこの授業では、グループワークを中心に、日本とアジアの関係を学び、留学生の知恵を借りながら、「メイド・イン・ジャパン」をさらにグローバル化していく方法を考えていく。 また、アジアの中の京都という観点から京都の様々な観光地を訪れ、インバウンドやコト消費の様子を実地見学する予定である。
閉じる日本人と宗教
日本社会が伝統として培ってきた宗教の文化的土壌を理解し、そこから宗教的な見方、考え方を通して人間関係のあり方やその形成について豊かな意味を獲得していくことを理解し、実践していく態度を身につける。具体的には、日本社会に広く展開した宗教(神道、仏教、キリスト教、儒教、民俗行事など)について、その実践や文化的視点から、資料等を用いながら学ぶ。
閉じる民法
民法は、私法分野の基本法であり、市民の社会生活そのものを広範に対象とする学問である。本講義では、民法の基本構造を明らかにし、主要な法原則、法制度、法概念を理解するとともに、その基礎的知識を獲得することを目的としている。また、具体的な事例や裁判例を用いながら、民法が日常生活にどのように関連しているのかを明らかにすることで、法的な問題発見能力、問題処理能力を養い、法の生きた理解を可能にする。特に、財産法の分野の解説に重点を置くが、家族法の分野についても一通り概観しておく。
閉じる政治学概論 Ⅰ
政治学への入口として、政治についての意識形成、政治についての基礎知識、政治学を学問としてとらえる力を身につけることを目的とする。授業では、権力、デモクラシー、政治システムと政治過程、地方自治、国際政治、宗教と政治、官僚制などを概観し、基礎的知識を獲得する。そのため、テキストを活用しつつ現代日本の政治現象を身近に感じられるように、時事問題を政治学的に考察するヒントを提示するとともに、テレビを中心とするマスコミ以外によって、政治に関する情報・言説を知るソーシャルメディア利用法などにも言及する。
閉じる政治学概論 Ⅱ
具体的な政治家・政治現象の事例(例えば、「大平正芳」など)から、戦後の日本政治を政治過程論として概観し、さまざまな政治家が活躍する舞台を具象的に再現できるようにする。さらに、日本における政府の仕組み、とりわけ政党と官僚との関係を知り、政治家・政治過程の実際について自分で考え、論評できるようになることを目標とする。具体的には、新自由主義と社会民主主義、内政と外交、族議員と派閥、政権交代と派閥抗争、消費税と赤字国債などについて考察するとともに、映画で政治家はいかに描かれてきたかなどメディアと政治の関係にも言及する。
閉じる政治学概論 Ⅱ
具体的な政治家・政治現象の事例から、戦後の日本政治を政治過程論として概観し、さまざまな政治家が活躍する舞台を具象的に再現できるようにする。さらに、日本における政府の仕組み、とりわけ政党と官僚との関係を知り、政治家・政治過程の実際について自分で考え、論評できるようになることを目標とする。
閉じる法学概論 Ⅰ
法学概論Ⅰでは、国家の統治組織や作用、行政権の主体と個人との関係等について学ぶ。主に憲法を中心として進めていき、国民の権利・自由に関する基本的人権論や、権力分立・国家行政組織・地方自治といった統治機構の諸制度を範囲とするが、重要事項の理解を深めるために、関連のある諸法にも触れていく。本講義では、各講において具体的な事例を用いた設問を挙げ、そこで論点となるテーマに関する判例・学説を理解する。また、各制度のあり方について考察し、憲法の基本理念や一般理論を修得する。
閉じる法学概論 Ⅱ
法学概論Ⅱでは、私法全体の理解を目的としており、主に民法と商法を中心に進めていく。本講義では、契約、住まい、家族生活、事故の遭遇などのさまざまな場面において、私法との有機的な関連を可能な限り明らかにし、各制度の正確な位置づけを図る。各テーマの理解を深めるために、借地借家法、製造物責任法、民事訴訟法といった特別法も、適宜に範囲に含める。また、具体的な事例を提示して、その解決を念頭に置きながら重要な事項について説明することで、初歩的な応用力を身につける。
閉じる経営学概論
「会社(企業)が事業を経営する」という基本命題を分析的に理解できるようになること、言い換えると、会社(企業)・事業・経営の相互作用を立体的・構造的に把握するため、それらをめぐる社会システムを理解できるようになること、これが授業での目標である。具体的には、まず会社(企業)形態、事業の定義、経営形態等について講義する。次に会社の「戦略と組織」について、最後には、サプライ・チェーン・マネジメントやアウト・ソーシング等、最新の経営手法の具体的な事例分析に関する講義を行う。
閉じる会計学概論
目標:企業会計の基本的なシステムを学ぶとともに、あらゆる組織への会計の適用可能性を理解する。内容:企業経営のプロセスを、資金の流れとして学ぶ。さらに、付加価値の形成、市場における価値の創造、収益の分配、および、稼得利益の意義を体系的に考察することによって、企業経営の本質を理解する。また、この学習を、複式簿記のシステム(簿記一巡の手続き)の理解と連動して行う。したがって、他人資本(負債)、自己資本(純資産)、資産、費用、収益という5つのグループの経営プロセス上での役割についても、それぞれのグループ内の勘定科目のレベルにまで、一定程度深化させて理解する。簿記システムの基礎的理解をめざし、簿記一巡の手続きについて学ぶ。
閉じる会計学概論
企業会計の基本的なシステムを学ぶとともに、あらゆる組織への会計の適用可能性を理解する。内容:企業経営のプロセスを、資金の流れとして学ぶ。さらに、付加価値の形成、市場における価値の創造、収益の分配、および、稼得利益の意義を体系的に考察することによって、企業経営の本質を理解する。また、この学習を、複式簿記のシステム(簿記一巡の手続き)の理解と連動して行う。したがって、他人資本(負債)、自己資本(純資産)、資産、費用、収益という5つのグループの経営プロセス上での役割についても、それぞれのグループ内の勘定科目のレベルにまで、一定程度深化させて理解する。簿記システムの基礎的理解をめざし、簿記一巡の手続きについて学ぶ。
閉じる会計学概論
企業会計の基本的なシステムを学ぶとともに、あらゆる組織への会計の適用可能性を理解することを目標とする。企業経営のプロセスを、資金の流れとして学ぶ。さらに、付加価値の形成、市場における価値の創造、収益の分配、および、稼得利益の意義を体系的に考察することによって、企業経営の本質を理解する。また、この学習を、複式簿記のシステム(簿記一巡の手続き)の理解と連動して行う。したがって、他人資本(負債)、自己資本(純資産)、資産、費用、収益という5つのグループの経営プロセス上での役割についても、それぞれのグループ内の勘定科目のレベルにまで、一定程度深化させて理解する。簿記システムの基礎的理解をめざし、簿記一巡の手続きについて学ぶ。
閉じる社会学概論 Ⅰ
社会学概論Ⅰでは、自我、家族、コミュニティ、階級・階層、国民国家、グローバル化、情報化など社会学の基本概念の理解を通じて、現代の日常生活を社会学的に理解する方法の修得をめざす。社会学を学習する上での困難のひとつは、社会が空気のような当たり前の存在に思われがちな点にあるが、この授業では、社会の歴史的な形成を明らかにすると同時に、社会の自明性や秩序を守るために私たちには何が求められているのか、という問題意識を身につけることも目標になる。
閉じる社会学概論 Ⅱ
社会学概論Ⅱでは、社会学概論Ⅰでの基本概念の理解を踏まえ、近年社会学の研究対象として定着した中・後期親子関係、教育システム、親密性、記憶、情報技術などのテーマについて、それぞれの研究分野の第一人者によるテキストの読解を通じて、社会学的想像力の定着をめざす。
閉じる社会学概論 Ⅰ
自我、家族、コミュニティ、階級・階層、国民国家、グローバル化、情報化など社会学の基本概念の理解を通じて、現代の日常生活を社会学的に理解する方法の修得をめざす。社会学を学習する上での困難のひとつは、社会が空気のような当たり前の存在に思われがちな点にあるが、この授業では、社会の歴史的な形成を明らかにすると同時に、社会の自明性や秩序を守るために私たちには何が求められているのか、という問題意識を身につけることも目標になる。
閉じる社会学概論 Ⅱ
近年社会学の研究対象として定着した中・後期親子関係、教育システム、親密性、記憶、情報技術などのテーマについて、それぞれの研究分野の第一人者によるテキストの読解を通じて、社会学的想像力の定着をめざす。
閉じる地域課題研究
京都には臨床検査関連の試薬や分析装置を製造する会社、臨地実習では学べない特殊検査等を扱う検査センターのラボ等が多く存在する。臨床検査の仕事場は病院だけでなく、こうした企業もその一つである。この授業では京都市とその周辺にある企業を見学し、各企業の特徴や臨床検査との関係について学ぶ。特に、患者や病気が見えない検体検査における検査技師の使命感および医療の担い手として何が必要かを学び、地域に密着した課題、課題を解決するための方法と計画、課題解決の限界について考える。見学後には、学生が3グループに分かれて意見をまとめ発表することで、学びを共有するとともに、学外授業を通じて学生と教員とが接点を持つ機会とする。
閉じる地域課題研究
地域社会と大学および大学生の役割についての基本的な考え方を基礎に、地域で実践的に学び、①地域課題を発見する力、②地域課題の解決法について考える力を身につける。いわゆる京滋地区(京都・滋賀)一帯の地域在住高齢者についてどのような問題点があるのか、それらの問題点についての解決方法はどうすればよいのか、京滋地区の高齢者は何が課題と考えているのか、などをテーマにグループ学習を行う。
閉じる地域課題研究
近年、少子高齢化や人口減少が進み、地域において様々な問題が起こっている。今後、地域を活性化させ、新しいまちづくりを進めるためには若者の力が何より必要となる。本学が置かれる京滋地区(京都・滋賀)一帯についてどのような問題点があるのか、作業療法などに関連する視点から、どういった解決策が考えられるかをテーマにグループ学習を行う。これにより地域での実践的な学びを通し、①地域課題を発見する力、②地域課題の解決法について考える力を身につける。
閉じる京都講座 Ⅰ
テーマは「埋もれた京都の地下遺産を探る」である。考古学的手法を用いて、本学の足下にある京都の歴史遺産に焦点をあて、触れ、理解して、京都での学びをより深める視点を養う。条坊制に基づく平安京、平安宮の遺跡と遺物、東寺・西寺跡、羅城門と朱雀大路、平安京左京の変遷、近世以降の平安京の様子を説明し、市街地での観察方法を伝授する。
閉じる京都講座 Ⅱ
千年の古都である京都は、日本文化の源と言ってよい。しかし、学生がその魅力の源泉にふれる機会は少なく、観光企画や宣伝によって脚光を浴びた表面的な知識しか得られないのが一般である。そこで、この科目では、京都をより深く知り、文化の伝統と現代のあり方について考える機会をもつために、京都を舞台にした文学やそれを成立させた歴史的背景を学ぶ。種々の文学作品を通して、例えば葵祭の特質や往古の人々の祭りに対する心情を想像し、六道の辻がなぜ魔界とされているのかを知ることができる。そこから、観光のあり方や伝統の継承といった、現代的な問題意識も育みたい。
閉じる行政法
憲法をベースとしつつ、行政と国民の法的関係を理解して国法 における行政権のあり方を検討する。法文の基本を勉強したあと、 国家と国民との関係についての基本的論理構成に続き、行政行為 をはじめとする行政活動の諸形式ごとに、両者の法関係の内容的 検討を行い、市民生活の法とは異なる行政法の特殊性を学ぶ。そ のため、身近な事例を例示しつつ、民法や刑法などとの関係を理 解するために、もし、裁判員になったとしたらどうしたらいいか を映像を交えて学修したり、国の機関のうち、興味のある省庁を 自分で調べたりすることとする。
閉じる行政学
行政システムについて、府省庁組織や中央地方関係、政府と市場、組織と管理などのテーマから行政システムの活動とその結果の全体をとらえる。省庁再編・政策評価の導入や地方分権改革などにも触れる。
閉じる地球生命論
地球の誕生から現在に至るまでの地球と生物の歴史を学ぶ。その中でも特に、人類が進化・発展してきた第四紀と呼ぶ現代社会と密接に関係する時代を、人類の諸特徴とともに、氷河の消長、海水準変動、植生変遷などの古地理に係る変遷、および生物地理と人類の拡散などの事象を通して理解する。これらは地層そのものと地層中に含まれる化石や考古遺物などの証拠に基づくものであるから、層序と対比、地質学・堆積学の諸法則、化石の二面性、堆積と浸食、堆積構造と変形構造、土壌層位、遺構面と遺構埋土の特徴などの地層学の基礎事項の理解を図るとともに、現代生活にも係る火山噴火や地震などの地盤災害の事例と、その原因も合わせて概観する。
閉じる地球環境論
環境問題は、今や誰にとっても避けて通ることのできない重要な課題である。この授業は、環境問題を、自然科学的アプローチ、社会科学的アプローチ、哲学的アプローチを総合的に駆使しつつ考察する。環境問題の複雑さ、議論の道筋、論点などをわかりやすく講義する。
閉じるよそおいの心理学
人間の外見と心の関係を探究することをテーマとする。社会心理学・感情心理学の分野から始まった「化粧の心理的効果」の研究は、粧うことによって快感情・高揚感をもたらし、積極的な対他者行動を促すことによって、コミュニケーションを活性化することを実証し、化粧が心の健康に貢献していることを見いだした。また、この化粧の効用は、医療や福祉の現場で効果をあげており、臨床心理学的な考察も試みられている。本講義では、基礎的な研究を概説し、さらにさまざまな臨床的実践活動について紹介する。
閉じる地理学概論
地理学は大きく地誌学と系統地理学に分類されるが、ここでは系統地理学を扱う。系統地理学は、地球表面における自然現象を地域的な観点から究明する「自然地理学」と、地表上の人文現象(人口・集落・産業・交通・文化など)を地域特性の構成要素として考察する「人文地理学」に大別されており、その両方について概観する。
閉じる英語 Ⅰ A
基本的な英文の読解・表現の演習を通して、英語理解のための基礎的な知識(基本文型的分析や文法的知識・基本単語・成句など)を整理し、英語の表現方法と日本語の表現方法の違いを考えた上で、実用的に使える英語力を身につけ、英語運用能力のうち、特にリーディングとライティングの技能を発展させていく。
閉じる英語 Ⅰ B
平易な英語のリスニング・スピーキング・プレゼンテーションの演習を通して、英語理解のための基礎的な知識(基本文型的分析や文法的知識・基本単語・成句など)を整理し、英語の表現方法と日本語の表現方法の違いを考えた上で、実用的に使える英語力を身につけ、英語運用能力のうち、特にリスニングとスピーキングの技能を発展させていく。
閉じる英語 Ⅱ A
スキミング、スキャニング、主題の把握、推論など、効果的に英文を読むために欠かせないリーディングスキルの修得をめざす。また、必要なリーディングスキルを用いて、さまざまなトピックについての読み物を読み、演習問題などを通して、それらトピックに対する自分の意見を表現できるライティング能力を向上させることをめざす。
閉じる英語 Ⅱ B
効果的に英語を聞きとるために欠かせないさまざまなリスニングスキルの修得をめざす。それらのリスニングスキルを用いて、さまざまなジャンルのリスニング教材を聴き、演習問題などを通して、それらトピックに対する自分の意見をプレゼンテーションできる能力を向上させることをめざす。
閉じる英語 Ⅲ A
TOEICに出題される英文を題材にして、さまざまなトレーニング形式のアクティビティを行い、TOEICの問題を中心とした演習を進めながら英語運用能力を身につける。特に、リーディング面の英語運用能力の向上をめざして、語彙力の強化にも重点を置いた授業を展開する。
閉じる英語 Ⅲ B
TOEICに出題される英文を題材にして、通訳・リピーティング・ディクテーションなどのさまざまなトレーニング形式のアクティビティを行い、TOEICの出題形式の演習問題を行いながら英語運用能力を身につける。特に、リスニング面に重点を置いて、さまざまなジャンルの英語の聞き取り能力の向上をめざす。
閉じる英語 Ⅳ A
日常的な話題について質問・応答ができる表現力、基本的な文法・語彙を使って文章が書ける作文力の修得のため、TOEICに出題される英文を題材にして、音読・通訳・リピーティング・ディクテーションなどのさまざまなトレーニング形式のアクティビティを行っていく。
閉じる英語 Ⅳ B
さまざまなトピックについて英語でプレゼンテーションができる表現力の修得のため、さまざまなトレーニング形式のアクティビティを行っていく。さらに、プレゼンテーションに対して、適切なコメントや質問をする能力も身につくようにしたい。
閉じる中国語 Ⅲ
中国語の長い文章に慣れることを目的として、文章を読み進める練習と、一字一句の意味をきちんと確認する方法を併用しながら、易しい文章を大量に読むことによって、まず中国語に慣れることをめざす。文章の内容は、日本や中国の観光地、歴史的事件、食べ物、祝日などを題材にする。
閉じる中国語 Ⅳ
基礎的な文法を踏まえて、聞き取りの練習、自由表現の練習、対話の練習などを繰り返しながら、中国語でのコミュニケーションができることをめざす。毎回の授業で、中国の文化、習慣、生活、最新ニュースを紹介する。
閉じる韓国語 Ⅰ
初めて韓国語を学ぶ人のために、文字の仕組みから親しんで、発音法則を理解するほか、挨拶や正確な文章の読みなどを徹底的に学習する。なお、韓国文化を理解してもらうために、韓国人の生き方・歴史・社会・文化、特に食文化などにも触れる。
閉じる韓国語 Ⅱ
韓国の文字と発音をマスターした人が、次に進む段階として、ここでは文法+会話+講読に重点を置き、基礎文法と基礎会話力を固めると同時に、簡単な読み書きができるように学習する。また、韓国の文化に関わるものを講読のテキストとし、韓国の文化に親しむ。
閉じる韓国語 Ⅲ
会話+講読+聴解力+作文に重点を置く。韓国語Ⅰ・Ⅱで学んだ力を生かして、表現力を増やし、より自然な会話の習得をめざす。聴解力のアップとあわせて、場面ごとに正確な会話ができるように進め、また日常よく使う表現を作文できるように学習する。
閉じる韓国語 Ⅳ
韓国語だけで授業を行い、自由会話を中心に聴解力をつけ、韓国の中学生以上の会話運用能力をつけるために学習する。この授業では、自由会話+スピーチができることを目的とし、学生たちによるスピーチと韓国映画鑑賞によってその力を身につける。
閉じるドイツ語 Ⅰ
ドイツ語のもっとも基本的な規則(発音の仕方と文法)を一つずつ学ぶ。できるだけ多く反復練習(リーダーの講読、教科書の練習問題、その規則を含む短い作文など)をとり入れ、一つひとつの規則を確実に身につける。
閉じるドイツ語 Ⅱ
ドイツ語Ⅰで学んだ規則をもとに、新たな規則修得の段階に進む。ドイツ語Ⅰと同様に、リーダーの講読、練習問題、作文をできるだけ多くとり入れ、規則を一つひとつ確実に身につけることを主眼とする。
閉じる英語 Ⅲ A
TOEICに出題される英文を題材にして、さまざまなトレーニング形式のアクティビティを行い、TOEICの問題を中心とした演習を進めながら英語運用能力を身につける。特に、語彙力の強化にも重点を置きリーディング面の英語運用能力を向上させることをめざす。
閉じる英語 Ⅲ B
TOEICに出題される英文を題材にして、通訳・リピーティング・ディクテーションなどのさまざまなトレーニング形式のアクティビティを行い、TOEICの出題形式の演習問題を行いながら英語運用能力を身につける。特に、リスニング面に重点を置いて、さまざまなジャンルの英語の聞き取り能力の向上をめざす。
閉じる英語 Ⅳ A
TOEICに出題される英文を題材にして、音読・通訳・リピーティング・ディクテーションなどのさまざまなトレーニング形式のアクティビティを行い、日常的な話題について質問・応答ができる表現力、基本的な文法・語彙を使って文章が書ける作文力の修得をめざす。
閉じる英語 Ⅳ B
さまざまなトレーニング形式のアクティビティを行い、多様なトピックについて英語でプレゼンテーションができる表現力の修得や、プレゼンテーションに対して、適切なコメントや質問をする能力を身につけることをめざす。
閉じる中国語 Ⅳ
中国語の基礎的な文法を踏まえて、聞き取りの練習、自由表現の練習、対話の練習などを繰り返しながら、中国語でのコミュニケーションができることをめざす。毎回の授業で、中国の文化、習慣、生活、最新ニュースを紹介する。
閉じる韓国語 Ⅲ
韓国語の会話+講読+聴解力+作文に重点を置く。韓国語Ⅰ・Ⅱで学んだ力を生かして、表現力を増やし、より自然な会話の習得をめざす。聴解力のアップとあわせて、場面ごとに正確な会話ができるように進め、また日常よく使う表現を作文できるように学習する。
閉じるキャリア開発基礎講座
数学の基礎や国語の基礎に関する学修を通した「基礎学力の向上」と、グループワークを通して「チームで成果を出すためのマインドセットを理解すること」を目的とする。具体的には基礎的な公務員試験問題を題材として、授業に取り組んでいく。
閉じるキャリア開発基礎講座
大学生活でも就職採用試験でも、そして社会に出てからも必要となる一般社会常識を学ぶ。獲得目標として、コミュニケーション能力の前提となる一般社会常識を学び、就職筆記試験対策だけでなく社会に順応できる力の養成をめざす。就職活動でよく実施される筆記試験の基礎内容を丁寧な解説で修得することをめざす。
閉じるキャリア開発演習 Ⅰ
受講生が自身の大学生活を方向付ける「自律的な大学生活づくり」をテーマとする。キャリアに関する基本的な理論を理解しつつ、充実した大学生活を送る先輩の姿に学び、自身の大学生活をどのようなものにしていくかを言語化する。自ら挑戦し、挑戦を通じて自らを変えていく心的態度を持った自律的な学習者になることをめざす。
閉じるキャリア開発演習 Ⅱ
受講生が自らの将来像を具体化することができる「自律的な将来像づくり」をテーマとする。仕事(業界・業種・職種等)と働き方の多様性を知ると同時に、世の中で活躍する社会人がどのように自身のキャリアを構築してきたかを事例として学ぶことを通じて、自身のキャリア観を具体化し、大学生活の過ごし方を再考する。
閉じるキャリア開発演習 Ⅲ
受講生がインターンシップをはじめとするこれまでの経験から自身の特徴を描き出す「自律的な自分像づくり」をテーマとする。これまでの大学生活を振り返って、自身が学んできたこと、できるようになったことを言語化し、自身の強みや弱み、将来の方向性について再考する。
閉じるキャリア開発演習 Ⅳ
受講生自身が納得できる進路決定ができるよう「自律的な就職活動づくり」をテーマとする。就職活動に挑戦していくなかで、自身の将来像や特徴の言語化を円滑に行えるようにする。具体的には、就職活動計画の立案、エントリーシート作成や面接対策を行い、自らの就職活動をマネジメントしていく力を養う。
閉じる国際キャリア開発演習
国際社会の中の日本や企業のグローバル化をテーマにキャリア開発を行う。授業では、国際化・グローバル化の中で日本が抱える政治的経済的課題や、グローバル企業や東証一部上場企業などの現状とグローバル化しつつある企業や経済社会について理解を深める。
閉じるインターンシップ Ⅰ
キャリア意識醸成、業種・仕事理解の促進および、コミュニケーション能力、計画・実行力等の汎用的能力育成を主な目的とする。事前研修として、個人目標設定、ビジネスマナー・コミュニケーション研修、業界・業種研修などを実施した後に、各事業所にて、40時間以上の就業体験を行う。事後研修では、経験の振り返りののち、必要な講習を実施のうえ、報告書の作成やプレゼンテーションを行う。
閉じるインターンシップ Ⅱ
キャリア意識醸成や汎用的能力の獲得に加え、学部の学びに関連する専門的職業・職種の理解や専門能力の深化を目的とする。事前学習では、個人目標設定やビジネスマナー・コミュニケーション研修に加え、学部の学びに深く関連する業界・職種についての調査を行う。その後、各事業所にて、学部の学びに関連した40時間以上の就業体験を行う。事後研修では、経験の振り返りののち、必要な講習を実施のうえ、報告書の作成やプレゼンテーションを行う。
閉じる海外インターンシップ
国際理解、キャリア意識醸成およびコミュニケーション能力、計画・実行力等の汎用的能力獲得を主な目的とする。事前学習で個人目標設置や海外での生活・就業に向けて必要な研修を実施した後、海外に滞在し、1週間程度の語学研修および3週間程度の就業体験を行う。帰国後には、海外での滞在、就業経験を踏まえ、事後学習会や報告発表会でのプレゼンテーションなどを実施する。
閉じるクロスオーバー型課題解決プロジェクト
キャリア意識醸成やコミュニケーション能力、計画・実行力等の汎用的能力育成に加え、学部の学びに関連する専門能力の深化を目的とする。学部・学年を越えた学生が専門性を共有し、企業等からの課題に取り組む。授業では、社会人として必要な基礎知識や能力を身につける研修や、企業等・業界研究を行った後、企業等から提示された課題にチームで取り組み、プレゼンテーションを行う。
閉じるワークエクスペリエンス
キャリア意識醸成、業種・仕事理解の促進および、コミュニケーション能力、計画・実行力等の汎用的能力育成を主な目的とする。前半では、個人目標設定、ビジネスマナー・コミュニケーション研修、業界・業種研修などを実施する。後半では、必要な研修を実施のうえ、企業研究書や報告書の作成やプレゼンテーションなどを行う。履修中には、企業などが独自に募集を行うインターンシップなどへの参加を推奨する。また、必要に応じてキャリアセンター訪問を指導する。
閉じる教職入門
教育とは何か、学校とは何か、教科指導の在り方、教員の果たす役割とその意義はどこにあるかを、教員の体験や視聴覚資料から学ぶ。また、学級活動や総合的な学習の時間や特別の教科である道徳科など、最近の教育動向について学ぶ。最後に学校教育を支える教育行政の役割を中心に、教員の研修と服務について学ぶ。
閉じる教育原論
教育とは何か、何をもって教育(制度)と呼ぶのか等、まず教育に関する基本的な概念の検討を行う。続いて、西欧諸国における教育思想の発展および近代学校制度の成立と発展について、そして明治期以降のわが国における教育制度の発展について概説し、教育史に関する基本的な事項の理解をめざす。最後にまとめとして、現代日本の教育課題について総合的な観点から考察を行う。
閉じる教育心理学
子どもの指導、援助に関わるうえで必要な発達や学習、パーソナリティーなどの教育心理学の知識について学び、具体的な指導場面に即した教育心理学の知識や考え方、技術の習得をめざして授業を行う。対象である子どもの発達的特徴を絶えず念頭において、指導や援助の問題を考える。
閉じる特別支援教育論
特別支援教育の制度と対象を理解する。また、教育の場や形態の違い(通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校)によって教育課程や教育方法が異なることを知り、適切な支援を継続的に提供するために、一人ひとりのニーズに即した個別の指導計画や個別の教育支援計画が果たす役割を理解する。さらに、異なる学校間や関係機関との連携を実現するための仕組みについて考える。
閉じる総合的な学習の時間の指導法
中学校・高等学校における総合的な学習の時間の実施にあたって、その全体的な計画の立案、年間指導計画の立案、単元計画の立案、その実施、実施後の評価等のあり方について学ぶ。それらに基づいて、実際に総合的な学習の時間の授業の計画立案の具体例についても学ぶことを通じて総合的な学習の指導法について力量を獲得していく。
閉じる教育相談
教育相談は、「児童生徒それぞれの発達に即して、好ましい人間関係を育て、生活によく適応させ、自己理解を深めさせ、人格の成長への援助を図るもの」とされている。この科目では、教育相談に必要な知識について学ぶとともに、教師に求められるカウンセリングマインドの実践力を身につけることを目標とし、中等教育の現場で出会う生徒の問題についてよく知り、生徒とその保護者への支援のありかたについて考えを深め、実践力を身につけていく。
閉じる教育制度論
現代の学校教育に関する制度的事項について、基礎的な知識を身につけるとともに、それらに関連する課題を理解する。教育制度は、教育に関する法規に基づき成立し、その背景の思想が制度を歴史的・社会的に成立させる。日本における教育制度の変遷を学習するとともに、それらを構成する制度の仕組みの展開や問題を検討する。また、学校と地域との連携に関する理解および学校安全への対応に関する基礎的知識も学習する。
閉じる教育課程論
教育課程の意義、果たす役割、および、教育課程に関わる基本的な概念について理解し、教育課程編成、授業づくりに関わる基礎的知識を身につけるとともに、授業づくりやカリキュラム・マネジメントのために必要な力量の基礎を養う。
閉じる道徳教育の理論と方法
学校教育を通して、自然と社会性と道徳性をどう身につけていくのかという課題に対して、歴史的および理論的な視点から考察する。さらにそうした考察・探求を、具体的な道徳教育(授業)の実践例の分析を通じて深めていく。終盤は道徳授業の構想づくりから授業プランづくりまでできる力量を習得できるような実践的な授業になる。
閉じる道徳教育の理論と方法
学校教育を通して、自然と社会性と道徳性をどう身につけていくのかという課題に対して、歴史的および理論的な視点から考察する。さらにそうした考察・探求を、具体的な道徳教育(授業)の実践例の分析を通じて深める。また、道徳授業の構想づくりから授業プランづくりを実践を通じその力を習得することをめざす。
閉じる特別活動論
特別活動の意義や役割を理解し、その内容の具体的な活動事例(学級活動の指導、行事に関わる指導、安全指導等)を通して生徒の自主的、自律的な態度を育成する指導のあり方を学ぶ。講義のほかレポート作成、小集団討議を取り入れ、将来学校現場において役立つような具体的・実践的な内容とする。
閉じる教育の方法及び技術(情報通信技術の活用含む)
教育方法の歴史を概観してから、授業づくりに関わる現代的な課題を学習する。次に、授業を「教育目的・教育目標」「教材・教具」「指導過程」「教育評価」の4要素の視点から理論及び国内外の優れた実践事例を、最新の情報通信技術やその活用状況も押さえつつ検討する。教育方法の理論と実践について知識を広げ、理解を深めることで、様々な優れた教育方法・技術の特徴を分析し、説明できるようにする。また、諸概念や情報通信技術を活用して実際に小学校・中学校・高等学校において自らの授業をつくり、実践し、改善できる力量と、児童及び生徒に情報モラルを含む情報活用能力を育成するための基礎的な知識・技能を身につける。
閉じる生徒・進路指導
生徒指導の意義と必要性、生徒指導の領域と内容、生徒指導の組織と計画など概念上の理解を深めたうえで、生徒指導の今日的課題に気づき学校現場での具体的な生徒指導事例を分析できることをめざす。また、キャリア教育の理念やキャリア発達の指標を理解したうえで、中等教育段階でのキャリア教育のあり方を学ぶ。
閉じる生徒・進路指導
生徒指導の意義と必要性、生徒指導の領域と内容、生徒指導の組織と年間計画など概念上の理解を深めた上で、生徒指導の今日的課題に気づき学校現場での具体的な生徒指導事例を分析できるようになる。また、キャリア教育の理念やキャリア発達の指標を理解した上で、中等教育段階でのキャリア教育のあり方を具体的に説明できるようになる。
閉じる教育実習指導
教育実習は、大学での教職科目および専門科目等で身につけた教育に対する知見を、実際の教育現場で実証する意義ある機会である。授業実践のみならず生徒への影響の重大さを認識し、教育実習に対する基本的な心構えや技能を身につけ、実習後の反省と総括から、今後に向けての展望がもてるようにする。
閉じる教職実践演習(中等)
4年間の学びをまとめ、大学での学習と教育現場での体験を振り返る。具体的な振り返りの視点は、次の5点である。(1)子ども理解(①子どもの発達、②子どもを取り巻く社会と環境)、(2)各教科の指導、(3)実践的な知識と技能(①学級経営、②生徒指導)、(4)コミュニケーション(①学校における個人の役割、②地域・保護者との関係)、(5)教育的愛情。以上の視点に基づいて、4年間の学びを振り返り、到達状況を確認し、そのうえで、必要な知識と技能について補完する。そして、今後、どのような知識と技能を習得することが必要なのかを明確にする。
閉じる教育実習 Ⅰ
中学校・高等学校における教育実習。学校現場での実習を通して、学校教育についての正しい理解を深め、教員の役割や指導についての適切な認識と技術を身につけ、教員としての人間性を高めることをめざす。そのために、以下の点を目標とする。①実習校での学校づくりの内容を具体的に知り、そこにこめた願いをつかむこと、②大学で学んでいることがらを、教育現場の具体的な取り組みを通して検討し、さらに深めること、③教員として、社会人として自らを成長させていくうえでの課題をつかむこと。
閉じる教育実習 Ⅱ
中学校・高等学校における教育実習。学校現場での実習を通して、学校教育についての正しい理解を深め、教員の役割や指導についての適切な認識と技術を身につけ、教員としての人間性を高めることをめざす。そのため教育実習 Ⅰと同様に、以下の点を目標として実習に取り組む。①実習校での学校づくりの内容を具体的に知り、そこにこめた願いをつかむこと、②大学で学んでいることがらを、教育現場の具体的な取り組みを通して検討し、さらに深めること、③教員として、社会人として自らを成長させていくうえでの課題をつかむこと。
閉じる教育実習 Ⅱ
高等学校における教育実習。学校現場での実習を通して、学校教育についての正しい理解を深め、教員の役割や指導についての適切な認識と技術を身につけ、教員としての人間性を高めることをめざす。そのため、以下の点を目標として実習に取り組む。①実習校での学校づくりの内容を具体的に知り、そこにこめた願いをつかむこと、②大学で学んでいることがらを、教育現場の具体的な取り組みを通して検討し、さらに深めること、③教員として、社会人として自らを成長させていくうえでの課題をつかむこと。
閉じる学校等体験活動
前半は、学校等体験活動について概略を学ぶ。その際、学校と教育をめぐる諸課題について討議し、学校への理解を深める。後半は、学校等体験活動経験を総括し、発表や互いに交流するなかで、その後の大学での学修課題を明確化する。
閉じる体育理論
体育科教育の概要とスポーツ文化の継承・発展を考えるため、体育科教育の概要を理解するとともに、体育やスポーツについて、文化的、社会的、歴史的側面の理解を深める。これらを踏まえ、体育やスポーツについて理解する力、仲間ととも考える力、創造する力を身につけることを目標とする。授業では、近代スポーツの成立と変遷を、文化的・社会的背景を視野に入れて講義する。
閉じる福祉とボランティア
社会学の一分野としての社会福祉とその歴史を学習してから、住民参加やボランティアの諸形態とその意義・限界を理解する。 社会学の一分野としての「福祉」と「ボランティア」について、基本的な考え方と知識を学び、福祉制度への理解を深めるなかで、一人ひとりがどのように共生社会づくりに関われるかを考える。また、教育の基本である「人間の尊厳」への気づきと理解を深める。
閉じる人権と教育
今日、同和問題、子どもや女性、障害者問題など、多様な人権問題が指摘されているが、相互の関係性も含めてそもそも人権問題とは何か、その基本的認識についての理解をはかり、これからの人権教育のあり方について考える。
閉じる教職・保育職教養講義 Ⅰ
教職に就くための基礎的・基本的な知識の習得や理論の構築と教育実践につながる主体的な思考力・判断力・表現力を培っていく。特に、教育の意義や目的を教育法規から読み解き理解すること、学校教育の現状について理解と認識を深めること、現在の学校教育をめぐる課題やその解決に向けての方策を知るとともに、実践的な課題克服の方途を主体的に考え、交流していくことを通して、教育的実践力を培っていく。
閉じる教職・保育職教養講義 Ⅱ
教職・保育職教養講義 Ⅰで学んだことをもとに、授業づくりや生徒指導等の教育実践内容の習得を目指していく。特に、最も基本である児童・生徒理解と個に応じた対応を学び、実践に生かしていける力を培う。また、学習指導要領の改定の趣旨や背景、法制の改正など今日的な教育課題を認識し、教職に就く者としての知識理解を深めていく。さらに、社会の変化に対応する資質能力を身に付けていける素地を養う。
閉じる教職・保育職教養講義 Ⅲ
教職・保育職教養講義 Ⅰ・Ⅱで学んだ教育に関する様々な理論を、学校現場でどのように具現化されていくのかを知るとともに、実践に向けての基礎的・基本的な知識技能の習得を図る。特に、教師に求められる専門的力量の形成、児童生徒理解に基づく学級づくりや授業づくりにおける指導力、学校・家庭・地域社会における教師のコミュニケーション能力等、教員になるまでに大学で学んでおくべき資質能力を養う。(人材育成指標の準備期における資質能力の育成を図る)
閉じる教職・保育職教養講義 Ⅳ
4月からの教員生活をイメージしながら心の準備や具体的な実践力の育成を図る。特に、「社会に開かれた教育課程」の実現に向けて、学校教育で取り組んでいくことについて理解を深めるとともに、自らの教育実践、授業づくりについての考えを深めたり指導技術を高めたりしていく。また、現職教員から今日的課題に対応した授業づくりの講義を聞いたり、模擬授業を参観したりして、「学び続ける教員」の礎を作る。
閉じる生涯学習概論 Ⅰ
生涯学習および社会教育の本質について理解をはかる。生涯学習という考え方が現代社会に生まれるにいたった経過を理解し、法制や施設などその具体的内容を知ることを目標とする。わが国における生涯学習・社会教育の歴史的特質の理解を基礎に、社会教育・生涯学習の法制と行政、施設論、地域住民の諸階層の生活課題と学習課題、学校教育、福祉と連携協力などの課題について学び、学習活動への支援などについての理解に関する基礎的能力を身につける。
閉じる生涯学習概論 Ⅱ
生涯学習を世界史的視野からとらえ、共通する現代的課題の国際的動向を把握する。具体的には、ハンブルク宣言、イギリスやドイツの大学と生涯学習、アジア諸国、特に中国・韓国の生涯学習などについて学ぶ。
閉じる情報サービス論
図書館における「情報サービス」とは何か、その意義や利用者のニーズへの理解、情報サービスを支える情報源の種類や評価などについて理解することを目標とする。図書館における情報サービスの意義を明らかにし、レファレンスサービス、情報検索サービス等のサービス方法、参考図書・データベース等の情報源、図書館利用教育、発信型情報サービス等の新しいサービスについて学ぶ。
閉じる児童サービス論
公共図書館や学校図書館における児童サービスの意義を理解し、児童・生徒を「本好き」にするための方策について知識を深め、その技術を理解することをめざす。児童(乳幼児からヤングアダルトまで)を対象に、発達と学習における読書の役割、年齢層別サービス、絵本・物語等の資料、読み聞かせやブックトークなどの技術、学校や地域との協力等について学ぶ。
閉じる情報サービス演習 Ⅰ
情報サービスの設計から評価に至る各種の業務、特にレファレンスサービスにおける情報資源の選択を中心に、積極的な発信型情報サービス(パスファインダーの作成)などの演習を行い、情報サービスを実践できる能力を身につける。
閉じる情報サービス演習 Ⅱ
メディアの多様化、情報通信手段の発展により情報探索法も多様化している。大量・多様な情報のなかから要求に応じた情報を探し出すには、情報検索の基礎的な知識を基盤に、情報要求を正確に把握して、適切な情報源を選択し的確な検索戦略を立て実行する実践力が必要とされる。この科目では、情報検索の基礎的理論についての理解を深めるとともに、実際の質問例に対する回答処理を演習して、主としてデジタル情報源を用いた情報探索の技術・実践的能力を身につける。
閉じる情報資源組織演習 Ⅰ
情報資源組織業務について実践的な能力を演習形式で身につける。主に単行資料書誌データを作成することにより、継続資料や電子資料等多様な情報資源の書誌データを作成する能力を養い、集中化・共同化による書誌データの作成や、ネットワーク情報資源のメタデータの作成も実践する。
閉じる情報資源組織演習 Ⅱ
多様な情報資源に関する書誌データの作成、主題分析、分類作業、統制語彙の適用、メタデータの作成等の演習を通して、情報資源組織業務について実践的な能力を身につける。この科目では、上記のうち、主題分析、分類作業、統制語彙の適用の演習を行う。
閉じる日本語教授法 Ⅰ
日本語教育を理解するうえで必要な基礎知識を身につけることを目標とする。日本語教育の現状、日本語教育の歴史、外国語教授法、日本語教育の内容、言語の習得に関する内容を主に扱う。授業で扱う内容によっては、課題発表を行うこともある。
閉じる日本語教授法 Ⅱ
日本語教育の現場で必要となる、基礎知識を身につけることを目標とする。コースデザイン、ニーズ分析、カリキュラムデザイン、教材の種類、特徴および構成、日本語指導の方法、指導内容、評価法、異文化理解と日本事情などを主に扱う。授業の内容によっては、課題発表を行うこともある。
閉じる日本語教授法 Ⅲ
「日本語教授法 Ⅰ」「日本語教授法 Ⅱ」において学んだ日本語教育の基礎技術を応用し、英語などの媒介語を使用しない直接法で初級レベルの授業が行えるようになることを目標とする。初級レベル(主に初級前期)の授業を想定し、実際に指導するための基礎的な技術を学ぶ。
閉じる日本語教授法 Ⅳ
これまで学んだ日本語教育の基礎技術を応用し、初級後期・初中級レベルの授業が行えるようになることを目標とする。初級レベル(主に初級後期)の授業を想定し、実際に指導するための基礎的な技術を学ぶ。
閉じる日本語教材研究
日本語教育の様々な教材を分析し、学習レベルや学習目的による教材の特徴や違いを学ぶ。初級教材、中上級教材を分析し、初級と中上級との相違点や扱われる内容の違いを理解する。年代の異なる教材を分析し、年代による変化をつかむ。
閉じる日本語教育実習
日本語教育の学習には、実際に生徒を教える経験が必要となる。留学生を相手にした日本国内での実習のほかに、海外の協定大学等での実習を行う場合もある。実習の前後には、事前、事後学習を行う。
閉じる日本語学概説 Ⅰ
日本語学の基本的な概念や用語について理解する。特に、「音声・音韻」・「文字・表記」について、それぞれの研究内容や研究方法および用語について理解し、今後、日本語研究を進めるための基礎的・基本的知識を習得する。
閉じる日本語学概説 Ⅱ
日本語学の基本的な概念や用語について理解する。特に、「語彙」・「文法」・「現代生活と日本語(待遇表現、位相語、文章と文体、他)」について、その研究内容や研究方法および用語について理解し、今後、日本語研究を進めるための基礎的・基本的知識を習得する。
閉じる日本語学概説 Ⅰ
日本語学の基本的な概念や用語について理解する。特に、「音声・音韻」・「文字・表記」について、それぞれの研究内容や研究方法及び用語について理解し、今後、日本語研究を進めるための基礎的・基本的知識を習得する。
閉じる日本語学概説 Ⅱ
日本語学の基本的な概念や用語について理解する。特に、「語彙」・「文法」・「現代生活と日本語(待遇表現、位相語、文章と文体、他)」について、その研究内容や研究方法及び用語について理解し、今後、日本語研究を進めるための基礎的・基本的知識を習得する。
閉じる日本文学史 Ⅰ
日本の古典文学に対する基礎知識と教養を身につける。諸作品に触れることで、日本古来の文化に興味を抱き、その豊かさについて学び、時代にそって、日本文学の歴史と表現の特質を学ぶ。文学史の概要を学び、教科書で作品を講読し、さらに周辺作品についても学ぶ。
閉じる日本文学史 Ⅱ
日本の近代文学に対する基礎知識と教養を身につける。主要作家・作品についての知識を得て、おおよその流れを理解し、日本の近代文学を研究する際の問題意識を養う。小説作品を分析的・批評的に読む読解力を養い、作品についての自分の感想や意見を発表する発信力を養う。
閉じる日本語学講義 Ⅰ(日本語文法)
日本語のさまざまなルールについて概説し、日本語学という学問で考察の対象となっているトピックについて考える。授業のなかでグループディスカッションを行い、日本語の法則性を議論し、また、例文を作成する。
閉じる日本語学講義 Ⅱ(日本語文法)
「本当の日本語の姿」を知るためには、コーパスと呼ばれる電子的な言語資料を用いて、数的調査を行うという方法が考えられる。この科目ではコーパスを用いて、表記・語形・コロケーション・よく使われる形などについて研究を行い、それを発表する。
閉じる日本語学講義 Ⅳ(日本語史)
日本語史の総説と音韻史および文字史、文法史について学ぶ。古代語に区分される、上代・中古および中世前半(鎌倉時代・南北朝時代)の状況について学び、それぞれの時代の文献や基本的な学説を理解し、どのような手順で、国語の歴史を構築し論考しているかといった方法論を学ぶ。
閉じる近現代文学講義 Ⅰ
小説を分析的に鑑賞・読解するための鑑賞眼や批評意識、他者の鑑賞や理解を柔軟に受け入れる理解力を養う。作品に基づいて、論理的で説得性のある論を組み立てる力、自分の意見や疑問点などを他者に発信する能力を養う。近代文学から名作小説を五作品取り上げ、読解と鑑賞を行い、グループワークとその成果の発表、相互の質疑応答を授業の中心とする。
閉じる近現代文学講義 Ⅱ
小説を分析的に鑑賞・読解するための鑑賞眼や批評意識、他者の鑑賞や理解を柔軟に受け入れる理解力を養う。作品に基づいて、論理的で説得性のある論を組み立てる力、自分の意見や疑問点などを他者に発信する力を養う。明治時代の近代文学作品を通じて、文学作品を読むだけでなく、同時に文学以外の領域にまで視野を広げながら作家の表現の多面的な魅力を味わうことのできる力を身につける。
閉じる近現代文学講義 Ⅲ
小説を分析的に鑑賞・読解するための鑑賞眼や問題意識、他者の鑑賞や読解を柔軟に受け入れる理解力を養う。作品に基づいて、論理的で説得性のある論を組み立てる力、自分の意見や疑問点などを他者に発信する能力を養う。大正から昭和前期にかけて発表された文学作品を教材として、現代の日本人の心性が形成されていくにいたる道筋を確認するという観点から文学作品を読解する。
閉じる近現代文学講義 Ⅳ
小説を分析的に鑑賞・読解するための鑑賞眼や問題意識、他者の鑑賞や読解を柔軟に受け入れる理解力を養う。作品に基づいて、論理的で説得性のある論を組み立てる力、自分の意見や疑問点などを他者に発信する能力を養う。近現代の文学作品のなかから、テーマを設定し、そのテーマに焦点を当てた作品を取り上げ、読解と鑑賞を行い、グループワークとその成果の発表等を行う。
閉じるアナウンス技術演習 Ⅰ
社会で求められる表現力やコミュニケーション力を学ぶ。また、考える、書く、ディスカッション、発表を繰り返し行うことで表現することに習熟する。アナウンス技術(プレゼン力)の向上はもちろんのこと、印象・聴き方・話し方などの基礎を身につける。
閉じるアナウンス技術演習 Ⅱ
伝えるではなく、伝わる話にするために必要な要素を学ぶとともに、自分の意見を効果的に伝えることの重要性を体感する。また、他者の発表をフィードバックすることで、プレゼンに必要なポイントを客観的に学び、さらに、語彙や表現力を豊かにするためのさまざまなトレーニング方法を学ぶなど、総合的なアナウンス力(プレゼン力)を身につける。
閉じる時事問題研究
受講生が問題意識をもち、リサーチし、発表し、討議するという方式で行う。担当教員による講義、説明もあるが、基本は受講生の問題意識に基づく集団的討議により授業が進められる。時事問題への深い理解が得られることが授業の主たる目標だが、同時にリサーチの方法、プレゼンテーションの方法を身につけることもまた大切な目標とする。
閉じる社会学概論 Ⅰ
社会学概論Ⅰでは、自我、家族、コミュニティ、階級・階層、国民国家、グローバル化、情報化など社会学の基本概念の理解を通じて、現代の日常生活を社会学的に理解する方法の修得をめざす。社会学を学習する上での困難のひとつは、社会が空気のような当たり前の存在に思われがちな点にあるが、この授業では、社会の歴史的な形成を明らかにすると同時に、社会の自明性や秩序を守るために私たちには何が求められているのか、という問題意識を身につけることも目標になる。
閉じる社会学概論 Ⅱ
社会学概論Ⅱでは、社会学概論Ⅰでの基本概念の理解を踏まえ、近年社会学の研究対象として定着した中・後期親子関係、教育システム、親密性、記憶、情報技術などのテーマについて、それぞれの研究分野の第一人者によるテキストの読解を通じて、社会学的想像力の定着をめざす。
閉じる児童英語教育研究
小学校への外国語活動導入が必修化された今、なぜ英語教育が児童に必要なのか、また、どのように教えたらよいのかを異文化理解と英語教育のあり方について、実践と理論の両側面から考察する。児童英語教育の現状をふまえ、児童英語の意義と歴史、環境づくり、教材の選び方、小学生低学年・高学年に対する英語教育を、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの内容別指導などを学ぶ。また、実際に幼稚園児や小学生に教える場合に役立つ歌、ライム、ゲームを始めとして、言語習得理論に基づいた指導法などを紹介し、学習した後、発表する。
閉じる児童英語教材研究
小学校への外国語活動導入が必修化された今、なぜ英語教育が児童に必要なのか、また、どのように教えたらよいのかを異文化理解と英語教育のあり方について、実践と理論の両側面から考察する。そして、児童に英語を教えるために必要となる教材とその活用法について学習する。児童英語の到達目標にそくした言語材料、カリキュラム作成を学んだ上で、具体的に歌、ライム、チャンツ、アクティビティの指導法、小道具制作などを扱う。期末の課題としてオリジナル絵本を製作する。
閉じる児童英語指導演習 Ⅰ
児童に英語を楽しく身につけさせるための指導法を学ぶ。レッスンの組み立て方、歌、フォニックス、ライム、チャンツ、GDM(Graded Direct Method)やTPR(Total Physical Response)など、児童への英語教授に有効なさまざまな指導法を説明し、その後、学生は発表や演習を行う。模擬授業は主として学内で行うが、数回近隣の公立小学校を訪問し学校現場での英語学習の観察実習を行う。本科目の履修は児童英語教育研究と児童英語教材研究が修得済みであることが条件となる。
閉じる児童英語指導演習 Ⅱ
英語教育を行っている公立小学校での英語学習、私立幼稚園での英語あそびについて、観察実習を行う。また、観察実習の事前および事後学習を通して、観察実習で学んだことを実際の教育現場に生かすため、学内では模擬授業を多く実施し実践力を培う。最終的には英語活動を行うのに必要なカリキュラムの考察および作成、授業実践ができることを到達目標とする。本科目の履修は児童英語指導演習 Ⅰが修得済みであることが条件となる。
閉じる産業心理学
高度に発達し複雑化・巨大化した現代の産業社会を構成している基本単位はいうまでもなく「個々の人間」であり、産業活動の効率化や、そこで生じるさまざまな問題の解決をはかるためには、人間の行動や心理についての中立的で客観的な理解が欠かせない。心理学の応用分野である産業心理学はこのような課題を達成するための研究分野である。産業場面に関わる人間の行動を「生産者としての行動」と「消費者としての行動」という2つの側面からとらえたうえで考察を行う。
閉じる広告と消費の心理学
消費者行動とは、消費者が購買し、使用・維持を経て廃棄に至るすべての行動プロセスを含んだものであり、その行動は、消費者の個人内要因や環境からの外的要因など、多様な要因から影響を受けている。本科目では、消費者のブランド選択に関する意思決定や情報処理、価格判断など、幅広くトピックを取り上げ、消費者を取り巻く問題を論考していく。
閉じる社会科教育法 Ⅰ
中学校社会科の歴史、目標、内容、方法を学び、授業プランづくり、模擬授業を通じて社会科教育への基本的な理解を深める。社会科について戦後社会科の誕生(前史を含む)から現在までの歴史、学習指導要領の変遷、社会科教育実践のあゆみ、中学校教科書論、教材論、授業論を深める。
閉じる社会科教育法 Ⅱ
教育実習での研究授業を念頭において、①「学習指導案(細案)」を作成することができる。②授業実践の模擬体験を通して、授業技術の基礎を身につける。③授業実践および相互批評を行うことを通して、授業研究や授業改善の方法を知ることを目的とする。前半は、社会科の教科書研究、教材教具づくり、授業方法、学習指導案について概略を学ぶ。後半は小集団または個人によって教材を開発し、学習指導案を作成し、模擬授業実践から相互批評を行い、授業力向上のための授業研究方法までを学ぶ。
閉じる社会科教育法 Ⅲ
中学校の社会科の歴史とすぐれた社会科実践の分析を行うなかで、教材づくりの視点と方法を学ぶ。個人または小集団学習を取り入れ、主体的で対話的な深い学びの実現のために、さまざまな授業方法や体験活動、ICT機器の活用ができるようになる。
閉じる社会科教育法 Ⅳ
中学校の社会科の地理分野を中心に、中学校学習指導要領(地理的分野の目標、内容)、中学校の地理的分野の教科書構成を検討し、学問領域との関係を理解するとともに、生徒の興味・関心を引き出しながら、発展的な学習内容を意識しつつ、地理的な見方や考え方を培うための地理的分野の教材開発と授業づくりの方法を学ぶ。
閉じる公民科教育法 Ⅰ
多様化する現代社会について理解を深め、民主的で平和的な国家・社会の有為な形成者として必要な公民としての資質を養うために、高校公民科教育の意義や内容についての理解を深める。特に、高校での公民科の授業を追体験することで、カリキュラム作成、教材開発、授業評価の実際を学ぶ。
閉じる社会教育経営論 Ⅰ
多様な主体と連携・協働を図りながら、学習成果を地域課題解決や地域学校協働活動等につなげていくための知識および技術の習得をめざす。社会教育行政と地域活性化、社会教育行政の経営戦略、学習課題の把握と広報戦略、社会教育における地域人材の育成等について学ぶ。
閉じる社会教育経営論 Ⅱ
多様な主体と連携・協働を図りながら、学習成果を地域課題解決や地域学校協働活動等につなげていくための知識および技術の習得をめざす。学習成果の評価と活用の実際、社会教育を推進する地域ネットワークの形成、社会教育施設の経営戦略等について学ぶ。
閉じる社会教育経営論 Ⅰ
多様な主体と連携・協働を図りながら、学習成果を地域課題解決や地域学校協働活動等につなげていくための知識および技術の習得をめざす。社会教育行政と地域活性化、社会教育行政の経営戦略、学習課題の把握と広報戦略、社会教育における地域人材の育成等について学ぶ。
閉じる社会教育経営論 Ⅱ
多様な主体と連携・協働を図りながら、学習成果を地域課題解決や地域学校協働活動等につなげていくための知識および技術の習得をめざす。学習成果の評価と活用の実際、社会教育を推進する地域ネットワークの形成、社会教育施設の経営戦略等について学ぶ。
閉じる社会教育演習
社会教育主事の職務を遂行するために必要な資質および能力の総合的かつ実践的な定着をめざす。具体的な地域課題等を題材とした社会教育事業について、さまざまな学習方法を用いた内容で企画・立案し、模擬実践を通じて、コーディネイト能力、プレゼンテーション能力等の基礎の習得をめざす。
閉じる社会教育演習
専門的な知見を踏まえた実践的な能力の向上および学習者とのコミュニケーション能力の向上をはかる。受講生の関心にもとづいたテーマを設定し、グループワークやアクティビティによる学習プログラムを共同で構築する訓練を行う。
閉じる社会教育課題研究
社会教育は、地域を基盤に展開されてきた。人々の学習は、取り巻く社会との関係を抜きに語ることはできない。社会の変化が学習に影響し、人々は学習を通して社会とつながるといえる。この授業では、社会教育計画策定の前提として、地域に根ざす学びとはどのようなものか検討する。そのためには、現在の社会教育をめぐる状況だけでなく、日本の社会教育の歴史についても理解を深める。受講生には、対象地域の教育計画や社会教育施設等における具体的事例を調べて、発表してもらう予定である。
閉じる社会教育実習
社会教育・生涯学習の現場における経験を通して、地域における人々の学び合いの展開とそれを支える職員・学習支援者の役割について理解を深めるとともに、社会教育主事の職務遂行に求められる実践的な能力を身につけることをめざす。
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日本史概説 Ⅰ
中世以前の日本史について、より深く、かつ多面的な理解を獲得する。原始時代から戦国時代まで、日本史の流れを概観しつつ、各時代ごとに政治・社会・文化などさまざまな分野のトピックを取り上げていく。また、近年の研究動向についても、できるだけ言及し、歴史イメージを相対化する視点を提供していく。
閉じる日本史概説 Ⅱ
政治・社会・経済・文化などさまざまな角度から、中近世を中心に日本の歴史を概観する。時間の流れを追いながら、歴史上の事象について具体的に紹介するなかで、日本史の基礎的な知識を確認し、歴史の現れ方、見方を考えていく。
閉じる東洋史概説 Ⅰ
一次史料を紹介しつつ、先秦時代から明清時代までの中国の歴史を概観する。授業では、各回それぞれの時代に特徴的な人物・集団などを取り上げ、それらを掘り下げながら、その時代の特徴を論じる。
閉じる多文化コミュニケーション論
多文化コミュニケーションの諸相を理解するために必要な基礎知識を紹介し、とりわけ、日本語によるコミュニケーションと英語によるコミュニケーションとの比較を通して、それぞれのコミュニケーション方法の特徴を学ぶ。その背景にある社会的ルール、考え方、宗教やモラル、文化的価値観、文化的しつけ、言語の社会的側面などをテーマにし、毎回そのテーマに関するトピックをピックアップし、講義とディスカッションを行う。ステレオタイプやcultural biasの観点から、自らと異なる文化において、より客観的に物事を判断できるようになることをめざす。
閉じる英語教育論
英語教育に関する理論の到達点を学びつつ、学校英語教育、小学校での英語教育を含む児童英語教育、国際理解教育と英語教育の関連などに焦点をあてて、理論的・実践的探求を行う。学習理論、指導理論、日本における英語教育施策、母語習得と第二言語習得との比較などについてもとりあげて、日本における英語教育全般についての理解を深める手助けをする。
閉じるEnglish Language Literatures
英語圏文学は世界の文学のなかで大きな位置を占めてきた。この科目では、イギリス文学を中心に、基礎知識を身につけるとともに、外国の文学を楽しめる技術を身につけることを目標にする。歴史的な変化を概観しつつ、中世から現代までの英語圏の代表的な作家を幅広く取りあげ、その作品を原文で読んで、そのおもしろさを味わいながら、文学の側面から英語圏文化に迫る。授業は、学生の朗読、群読、歌、演出、発表によるactive learningを取り入れ、詩、演劇、小説、自伝、日記、映画シナリオなど、さまざまなジャンルを教材にする。
閉じるFoundation Translation
現在のグローバル社会において、翻訳の「必要性」ならびに「役割」を考え、翻訳にあたって必要となるさまざまな知識や戦略を学習する。とりわけ、文法規則に添った戦略だけではなく、Newmarkが示すような「内容問題別」戦略を紹介し、異文化接触の最前線としての翻訳実践をしていく。英日翻訳に必要な理論や基礎技術を学習し、さまざまな種類の英文の翻訳を行う。直訳ではなく、文化背景や作者の意図を汲み取り、英文から日本語とその逆へ再構築しながらの翻訳をめざす。また、現在無視できなくなっているmachine translation(機械による自動翻訳)を紹介し、今後の「翻訳家」と急速に進む機械翻訳の技術の問題も考える。
閉じるWorld Englishes
グローバル化時代のリンガ・フランカ(lingua franca)とも言われる英語は、英語圏の文化的背景をもちつつも、アジア、アフリカなど地球上のさまざまな場所における使用においては、使用する人々のアイデンティティを反映したものとなっていて、さまざまな変種(varieties)が見られ、まさに、世界の諸英語(World Englishes)と呼ぶにふさわしい様相を呈している。この科目では、世界の英語の現実の姿を見ていきながら、英語の過去から現在、未来までを考えてみたい。さらに、グローバル化時代の英語の役割とグローバルコミュニケーションにおいて求められる英語能力について再検討していく。
閉じるJapanese-English Comparative Literatures
まず、日本の古典と英語の古典についてどのような作品類が残っているのかを知り、それらの美意識や詩学などの違いについて比較する。その後、全く接点のないなかで同じ時代に活躍した劇作家である近松とシェークスピアの作品を通して、とりわけ「悲劇」という概念について考える。最後に、近代における小説、詩、演劇を比較し、その違いおよびお互いの影響について追及する。日英翻訳を通しても作品の比較を行う。
閉じる英語学
国際的なコミュニケーションの手段として広く用いられ、地球語ともよばれる英語とはどのような言語かという問題を、さまざまな観点から考察し、英語学の基本的な知識を身につけ、英語という言語について理解を深めることを目的とする。具体的には、英語発音の仕組み、語・文の構造、語・文の意味、英語語用論などを扱う。また、英語の歴史を振り返り、さらに、社会的・地理的変種における発音・語彙の違い、さまざまな談話領域における文体の相違なども検討する。
閉じる医療概論
本科目では、診療情報管理士をはじめとする医療管理者として医療機関で働くために必要な、医学と医療の基礎的な知識を修得することをめざす。そのためにまず、医療と医学に関する歴史的変遷をたどりつつ、現代の医療に至る過程と現状を理解する。また、医療倫理や医療・社会保障制度など、医療を成立させている社会的な仕組みを学ぶとともに、病気とは何か、病気の原因、病態、診断、治療、予防など医学の基礎的な内容を理解していく。
閉じる解剖生理学
人体の基本的な仕組みと働きを知ることは、診療情報管理士として診療記録に記載される内容を理解するうえで、必要不可欠の知識である。また、さまざまな疾病の機序や病態、それらの治療方法などを理解するうえでも、人体の構造と機能を理解することは、非常に重要である。そこで、本科目では、人体の機能と仕組みのうち、特に人の細胞と組織、および器官ごとの機能と構造を学習するとともに、後半では筋骨格系の疾患について学ぶ。
閉じる診療情報管理論 Ⅰ
本科目では、まず、診療情報管理とは何か、診療情報管理と診療情報管理士の関わり、医療機関において診療情報管理士が担う役割など、診療情報管理と診療情報管理士について基礎的な知識を習得し、理解を深めることをめざす。また、診療情報管理業務を行ううえで必要なコンプライアンス(法令遵守)について、特に診療情報管理士に必要とされる診療記録および診療情報に関わる法規を中心に具体的な事例なども交えて学習を進め、理解を深める。
閉じる診療情報管理論 Ⅱ
診療情報管理士が担う業務は、病院の規模や配属される部門により、実務内容においては異なることが少なくない。そこで本科目では、診療情報管理を円滑に行うために必要な、診療情報管理の基本的な業務内容と実務を事例を交えて学習する。具体的には、診療記録の保管・管理、診療記録の回収と内容の点検、診療情報の活用、診療情報の提供、診療記録の記載方法と種類について学ぶことを通じて、診療情報管理の基本的な理解を深める。
閉じる臨床医学 Ⅰ
診療情報管理士の重要な業務である、世界保健機関(WHO)による国際疾病分類(ICD-10)のコーディングに必要な各疾病について、その原因、症状、所見、診断、治療などの基礎知識を学習し習得する。本科目では、特に感染症の原因となる細菌、ウイルスなどの知識を身につけ、各感染症の特徴、症状、所見、診断法、治療法などについて学ぶ。また、後半では、内分泌、栄養、代謝に関連する疾患についても学び、理解を深める。
閉じる臨床医学 Ⅱ
診療情報管理士の重要な業務である、世界保健機関(WHO)による国際疾病分類(ICD-10)のコーディングに必要な各疾病について、その原因、症状、所見、診断、治療などの基礎知識を学習し習得する。本科目では、特に精神および行動の障害、神経系の疾患、目・耳の感覚系の疾患について知識を身につけ、各疾患の特徴、症状、所見、診断法、治療法などについても学ぶ。また、後半では、皮膚および皮下組織の疾患についても学び、理解を深める。
閉じる臨床医学 Ⅲ
診療情報管理士の重要な業務である、世界保健機関(WHO)による国際疾病分類(ICD-10)のコーディングに必要な各疾病について、その原因、症状、所見、診断、治療などの基礎知識を習得する。本科目では、特に精神および行動の障害、神経系の疾患、目・耳の感覚系の疾患について学ぶ。また、後半においては、皮膚および皮下組織の疾患について、その原因、症状、所見、診断、治療などの基礎知識を習得し、理解を深める。
閉じる臨床医学 Ⅳ
診療情報管理士の重要な業務である、世界保健機関(WHO)による国際疾病分類(ICD-10)のコーディングに必要な各疾病について、その原因、症状、所見、診断、治療などの基礎知識を習得する。本科目では、特に生命の維持に直接関わる循環器・呼吸器系の疾病について、その特徴、症状、所見、診断法、治療法などについて学ぶ。また、後半では、主に消化器系の疾患について、その特徴、症状、所見、診断法、治療法などを学んでいく。
閉じる臨床医学 Ⅴ
診療情報管理士の重要な業務である、世界保健機関(WHO)による国際疾病分類(ICD-10)のコーディングに必要な各疾病について、その原因、症状、所見、診断、治療などの基礎知識を習得する。本科目では、前半において、泌尿器および生殖器系の疾病の特徴、症状、所見、診断法、治療法などについて学ぶ。また、後半においては、妊娠、分娩、産褥について理解するとともに、主として周産期に発生する病態について学んでいく。
閉じる臨床医学総論
本科目では、解剖生理学や臨床医学Ⅰ~Ⅴなどの一連の授業を通して学んできた人体の構造と機能、さまざまな組織や器官の疾病と診断名、原因、症状、所見、診断、治療方法などについて、診療記録を管理するために必要な専門用語をキーワードとして、医学と医療に関するこれまでの学修のまとめを行う。また、授業の前半では、先天奇形や染色体異常、および外傷、中毒についても学習し、それらの傷病の原因、症状、所見、診断、治療法について学習する。
閉じる病院実務実習
本実習科目では、病院の基本的機能、診療録管理部門が病院内で果たす役割、入院・外来診療録の管理状況、疾病統計・退院時サマリーの内容などについて、病院での実習を通して、具体的に理解することをめざす。診療録管理部門での実習では、診療録の点検、編綴、収納、検索、貸出などを経験するとともに、コーディングの補助業務をも行う。実習の前後にはオリエンテーションや実習体験の報告会などを実施し、実習をより効果的なものにしていく。
閉じる国際統計分類
国際疾病分類(International Classification of Diseases)とは、診療記録において用いられる、疾病や医療行為に関する情報を収集・解析するために利用されるコーディングのシステムであり、世界保健機関(WHO)が制定している。現在用いられているものは、その第10版(ICD-10)である。本科目では、医学系科目などで学んだ知識を活かし、ICD-10を利用した具体的な分類手法を演習形式で身につける。
閉じる診療情報総合演習 Ⅰ
本科目では、これまで学んできた診療情報管理に関連する知識の定着を図ることを目的とし、演習形式の授業を展開することを通じて、診療情報管理士資格認定試験レベルの基本的知識を確実に身につけることをめざす。また、病院実務実習を通じて経験した、病院の経営管理や医療管理、診療情報管理に関する現場での具体的な体験を振り返り、また学生同士が相互に交流することを通じて、卒業後に医療機関で働くうえで必要となる職業的な責任感や態度もあわせて育成することをめざす。
閉じる診療情報総合演習 Ⅱ
これまで学んできた診療情報管理に関連する知識の定着を図ることを目的とし、診療情報総合演習Ⅰに続けて、主に演習形式により診療情報管理士資格認定試験レベルの発展的知識を確実に身につける。また、病院研究などを通じて、診療情報に関する現場の理解をさらに深め、診療情報管理士として働くうえで必須の職業的倫理規範を学ぶとともに、がん登録やDPC、コンピュータの知識など、診療情報管理士認定試験レベルを超えた、より高度な専門知識についても広く学ぶ。
閉じる数学演習 Ⅰ
将来の仕事で必要とされる数学について基礎を学ぶ。数と計算・図形の初歩から学び、さまざまな応用問題が解けるようにする。ピタゴラスの定理と無理数、1次・連立・2次方程式、因数分解、1次・2次関数とグラフなどを主なテーマとする。
閉じる数学演習 Ⅱ
数学的思考、数理的思考を身につける。1次関数、2次関数、関数とグラフ、図形と方程式、図形の性質・面積などをテーマとして、日常生活との接点を探りつつ、基本的な概念、典型的な問題の解法、実生活への応用を教授する。
閉じる数学演習 Ⅱ
数学的思考、数理的思考を身につける。1次関数、2次関数、関数とグラフ、図形と方程式、図形の性質・面積(ヘロンの公式)などをテーマとして、日常生活との接点を探りつつ、基本的な概念、典型的な問題の解法、実生活への応用を教授する。
閉じる物理学基礎
物理学は、科学技術のベースとなる重要な分野であり、さまざまな自然現象を考えるうえで基礎的な学問となる。本科目では、力学や電磁気学、光の干渉・回折などの基本的な原理について正しい理解を得るとともに、日常的に目にする現象を物理学的に理解し説明する力を身につける。また、物理学が身近なものに応用されていることを理解し、物理学の原理とその意義について見識を深める。例えば、身近な家庭用機器や医療機器(電子レンジ、健康維持器具、AED、MRI等)などに応用されている電磁気現象の原理などを理解する。
閉じる物理学基礎
物理学は、科学技術のベースとなる重要な分野であり、さまざまな自然現象を考える上で基礎的な学問となる。本講では、力学や電磁気学、光の干渉・回折などについて学び、先端科学技術と日常的に目にする現象等を理解・説明する力を身につける。
閉じる情報科教育法 Ⅰ
高等学校教科としての情報科の目的、内容、方法、課題等について考察するとともに、情報科教員として必要な知識・技能の育成をめざす。情報科成立の背景から始めて、学習指導要領にもとづき情報科の内容を検討し、効果的な教育方法を考える。情報科教育実践の事例、情報教育の活用法、教材論、授業論を深める。
閉じる情報科教育法 Ⅱ
高等学校教科としての情報科の目的、内容、方法、課題等について考察するとともに、情報科教員として必要な知識・技能の育成をめざす。前半は、情報科の教科書研究、教材教具づくり、授業方法、学習指導案について概略を学ぶ。後半は小集団または個人によって教材を開発し、学習指導案を作成し、模擬授業実践から相互批評を行い、授業力向上のための授業研究方法までを学ぶ。
閉じる教養ゼミ
スタディ・スキルとして、最低限必要とされる読解力や文章作成能力の修得をめざす。高度な文章を読む力を養成しながら、添削指導により、論理的な論説文を書くための文章構成や推敲の能力を高める。
閉じる教養ゼミ
教養とは何か、大学で教養を学ぶ意義はどこにあるのかを考えさせる。まずは、「話す」ことを中心にコミュニケーションの基礎を学び、幅広い分野から選定したテキストを使用して、ゼミ形式で検討していく。
閉じるキャリアコミュニケーション Ⅰ
「話す・聞く」技術を磨き、よいコミュニケーションのための話しことばの修得を目的とする。話しことばに欠かせない音声表現の知識と技術、人間関係を円滑にするための敬語表現のスキル、パブリックスピーキングに必要な筋道の立った話し方、正しい日本語の運用についての知識等の修得を、講義とワーク、トレーニングにより身につける。
閉じるキャリアコミュニケーション Ⅱ
社会人基礎力(コミュニケーション能力)を体得し、社会人としての準備を行う。適切なマナーをもとに、自信を持って自己アピールできるスキル、問題発見解決型人材を念頭においた社会が求めるヒューマンスキルなどの獲得をめざす。授業では、円滑なコミュニケーションからより有益な結果が生み出されることを理解し、効果的な自己アピールの習得や基本的なビジネスマナーのスキルをベースにしたコミュニケーション能力を高めるスキルを習得する。
閉じるキャリアコミュニケーション Ⅱ
社会人基礎力(コミュニケーション能力)を体得し、社会人としての準備を行う。適切なマナーをもとに、自信を持って自己アピールできるスキル、問題発見解決型人材を念頭においた社会が求めるヒューマンスキル、などの獲得をめざす。講座では、円滑なコミュニケーションからより有益な結果が生み出されることを理解し、効果的な自己アピールの修得や基本的なビジネスマナーのスキルをベースにしたコミュニケーション能力を高めるスキルを修得する。講座形式は、座学で得た知識をもとに実習・ワークショップ・発表を中心とした構成とし、体験を通して考え抜く力、前へ踏み出す力、チームワーク力(コミュニケーション力・自己アピール力)などのヒューマンスキルを身につけることをめざす。
閉じる化学基礎
生活の中にある物質や現象を、化学的なものの見方や考え方で捉え、理解できるように基礎概念を解説する。原子の構造と結合、分子の形、物質の形態、溶液、化学反応などについて正しい理解を得るとともに、日常的に目にする物質や現象および、化学が身近に応用されていることを理解し説明する力を身につける。例えば、日常生活に関わる化学物質、例えば石油や原子力などのエネルギー源、金属やプラスチックなどの材料、薬品、医療品などについて触れ、応用されている原理とその意義を理解する。
閉じる化学基礎
化学は、科学技術のベースとなる重要な分野であり、さまざまな自然現象を考える上で基礎的な学問となる。本講では、無機化学・有機化学にわたって学び、先端科学技術と日常的に目にする現象等を理解・説明する力を身につける。
閉じる生物学基礎
生物学の中でも主にヒトに焦点を当てた生命科学、および関連する諸問題について概説する。生命現象を理解するために、細胞の構造と役割、細胞を構成する物質、エネルギー、遺伝学、DNA、発生と老化、脳の構造などから、食と健康、がん、感染と免疫などについても解説し、正しい理解を促進する。さらに、生命現象の科学的な解析、解明が急速に進展する現代において、生物学的な諸問題を正しく理解するため、遺伝子組換生物や再生医療、生態系と環境問題までの最新のトピックを交えて解説する。
閉じるプレゼンテーションスキルズ
社会人として必要となるプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力、創造力、協調性などを養う。課題解決型のPBLに取り組み、グループワークやプレゼンテーションを通じてアウトプットを生み出すことにより、実践的な能力を身につける。
閉じるキャリアディベロップメント演習 Ⅰ
受講生が自身の大学生活を方向付ける「自律的な大学生活づくり」をテーマとする。キャリアに関する基本的な理論を理解しつつ、充実した大学生活を送る先輩の姿に学び、自身の大学生活をどのようなものにしていくかを言語化する。自ら挑戦し、挑戦を通じて自らを変えていく心的態度を持った自律的な学習者になることをめざす。
閉じるキャリアディベロップメント演習 Ⅱ
受講生が自らの将来像を具体化することができる「自律的な将来像づくり」をテーマとする。仕事(業界・業種・職種等)と働き方の多様性を知ると同時に、世の中で活躍する社会人がどのように自身のキャリアを構築してきたかを事例として学ぶことを通じて、自身のキャリア観を具体化し、大学生活の過ごし方を再考する。
閉じるキャリアディベロップメント演習 Ⅲ
受講生がインターンシップをはじめとするこれまでの経験から自身の特徴を描き出す「自律的な自分像づくり」をテーマとする。これまでの大学生活を振り返って、自身が学んできたこと、できるようになったことを言語化し、自身の強みや弱み、将来の方向性について再考する。
閉じるキャリアディベロップメント演習 Ⅳ
受講生自身が納得できる進路決定ができるよう「自律的な就職活動づくり」をテーマとする。就職活動に挑戦していくなかで、自身の将来像や特徴の言語化を円滑に行えるようにする。具体的には、就職活動計画の立案、エントリーシート作成や面接対策を行い、自らの就職活動をマネジメントしていく力を養う。
閉じるインターンシップ準備講座
職業や職場は、単にそこで働いている人々に生活の手段を提供するだけではなく、高度に分業化・多様化している経済社会では社会を構成する一単位として相互に不可欠な存在でもある。この科目では受講生が企業その他の組織や機能を実体験することで、それぞれや職業や職場の役割を理解し、社会を見る目を養うことを目的とする。具体的には、受講生自身が、主体的、能動的、積極的に与えられた課題に取り組み、問題発見能力、問題解決力をはじめ職場で不可欠な能力を修得する。
閉じる社会調査論
社会調査の意義と方法、種類など、量的調査と質的調査の両方にわたって社会調査の基本的事項を学ぶとともに、フィールドワークにおけるデータの収集から分析に至るまでのプロセスについて学習する。これらの学習を踏まえて、特定の調査目的に沿って調査方法を決めて資料やデータを収集し、分析するかたちにまでまとめ上げていく社会調査の具体的な方法を学習する。また、社会調査の具体的な事例を類型ごとに紹介して、その意義を講述するとともに、解説、検討を加える。
閉じる統計学基礎論
人間集団の健康および疾病異常の状況などを把握する手段である統計学の基本的な考え方を身につけるため、データの持つ意味、初等確率論・統計的分析方法の基礎について学ぶ。また、人口統計や国勢調査、国民生活基礎統計、医療施設統計など主な保健統計調査についても学ぶ。
閉じるキャリアゼミ Ⅰ
この科目では、大学入学前までを振り返りつつ、これからの大学生活をどのように過ごしていくか、目標立てを行う。また、1週間ごとの行動と振り返りをKT-Noteに書き込み、学習記録・行動記録をポートフォリオ化する。これら一連の活動によって、意識的に学習・行動し、主体的な学生生活を送ることができるようになることを目的とする。
閉じるキャリアゼミ Ⅱ
この科目では、PBL(Project Based Learning)と呼ばれる課題解決型学習の初級編ともいえる授業を行う。あるテーマ(課題)に対して、グループでディスカッションを行い、ひとつの答え(解決策等)を導き出していく。極力、前提知識は不要なテーマを用いるが、答えを導き出すためには、コミュニケーション力、情報分析力、論理的思考力等が必要となるので、自分なりに学習しながら、柔軟な発想をもって進めていくことが必要である。
閉じるキャリアゼミ Ⅲ
この科目では、大学生に必要な社会の仕組みや教養を幅広く身につけ、物事に対して課題意識を持つことを目標に授業を行う。講義やゲストスピーカー講演をもとにディスカッション、グループワークを行い、現代社会について理解を深め、自身がどの様に活きていくのかを考える。
閉じるキャリアゼミ Ⅳ
この科目では、インターンシップやボランティア活動、海外体験等の学外活動を経験し、これまでの学びと実社会の接点を肌で体感する。それにより、これまでの大学生活を振り返り、これからの大学生活で何が必要かを考える機会とする。
閉じるキャリアゼミ Ⅵ
この科目では、社会人としての基礎を学び、夢を実現するための実践的スキルの獲得を目的とする。具体的には、文学部各学科の専門教育過程での学びと、これまでのキャリアゼミでの学びを活用するヒントを学ぶ。
閉じる国際マーケティング論
21世紀の企業経営は国際競争を抜きに考えることができない。本講義では国際マーケティングの視点から21世紀の企業経営のあり方について考えるなかで、国際的感覚や思考能力を身につける。具体的には、国際マーケティングの基本原理の理解を踏まえ、日本企業の代表的な電機企業を中心とし、その他自動車、アパレル、食品、学習塾などの企業をケースとして取り上げ、それらの国際マーケティングの実態について説明する。
閉じる広告と消費の心理学
私たちは日々、多くの広告に接触しながら生活している。本講では、心理学や行動科学の研究成果を中心に、これら広告の心理・社会的機能を学習し、広告の送り手・受け手の双方の視点から種々のトピックについて論考していく。加えて、広告を通して人間(消費者)理解を深めることによって、さまざまなマーケティング戦略について議論していく。
閉じる学校図書館メディアの構成
学校図書館メディアの構成に関する理解および実務能力の育成と、学校図書館メディアの専門職である司書教諭としての基本的な知識を獲得することを目標とする。まず、高度情報社会における学習環境の変化に伴うメディアの教育的意義と役割について論じ、同時に各種メディアの種別と特性について説明し、理解を図る。次に、より優れたメディアの構築について、さらにメディアの組織化の意義と展開について講義する。
閉じる読書と豊かな人間性
子どもが読書することの意義、子どもに読書を薦める意義について自分なりの考えを持つ。また、学校図書館における読書教育の方策についての知識と理解を獲得する。子どもを本好きにするために何ができるか、読書教育と環境について考えることを目標とする。子どもの読書の意義について理解を深め、読書資料をジャンルごとに解説し、子どもを本好きにするためのさまざまな技術や方法についても学ぶ。
閉じる情報メディアの活用
メディア教育の在り方への考察を深めるとともに、学校図書館メディアの特性を理解し、学校図書館活動において各種メディアを活用するうえで必要な知識とスキルを身につけることを目標とする。現代社会におけるさまざまなメディアの特性を理解し、学校教育への活用について確認する。メディアの利用に関わる情報活用能力・メディアリテラシーや著作権の問題についても考える。
閉じる学校経営と学校図書館
本科目が学校図書館司書教諭課程全体の総論的な位置づけであることを踏まえ、まず学校教育における学校図書館の果たす役割等、学校図書館全般について論じ、基本的理解を図る。次に、学校図書館経営の責任者としての司書教諭の任務と職務を明確にし、校内の協力体制づくり、司書教諭としての研修の重要性にふれる。さらに、学校図書館メディア・学校図書館活動・他の館種を含めた図書館ネットワーク等についての基本的理解を図る。
閉じる学習指導と学校図書館
学習指導の基盤となる教育の理論を理解したうえで、学校図書館メディアの活用方法を実践例を見ながら考察する。教科学習における担当教諭と司書教諭のコラボレーション、学習情報センターとしての学校図書館利用指導などについて事例を研究し、実際に自分で指導計画を作成する。情報リテラシー育成の一端を担う学校図書館活用の理論と実践のつながりを理解する。
閉じる図書館概論
司書課程の導入科目として、わが国の公立図書館を中心に学校図書館、大学図書館、国立国会図書館、専門図書館等の制度、機能、現状や課題を理解する。図書館の機能や社会における意義や役割について理解を図り、図書館の歴史と現状、館種別図書館と利用者ニーズ、図書館職員の役割と資格、類縁機関との関係、今後の課題と展望等の基本について学ぶ。
閉じる図書館情報技術論
図書館現場に即した実践的な知識・技術を身につけることを目標とする。情報技術と図書館サービスをテーマに、図書館業務における情報機器・情報技術の機能や利用、電子資料・デジタル情報源等について解説する。図書館業務に必要な基礎的な情報技術への理解を深め、情報の流通・管理等に関する知識の修得を図る。
閉じる図書館サービス概論
「図書館サービスとは何か」を、さまざまな館種における現実の図書館サービスに根ざしながら、実証的に理解することをめざす。館種ごとの図書館サービスを知り、その基盤となる考え方や、図書館機能とその構造を理解することを図る。具体的には、閲覧、資料提供、情報提供、予約、リクエスト、読書案内、レファレンス、問題解決支援などの働き、さらに児童・ヤングサービス、障害者、高齢者、多文化サービスなど、各種のサービスを扱い、それに関わる著作権や接遇の基本について学ぶ。
閉じる図書館情報資源概論
本科目では、伝統的な印刷メディアと先端的な電子メディアを紹介しながら、市民の要求に応えてどのように蔵書を形成し、提供するかを知る。また、出版流通に関する基礎的知識と電子メディアの動向、資料の受入方法・蔵書管理の在り方についての知識を修得する。印刷資料・非印刷資料・電子資料とネットワーク情報資源からなる図書館情報資源について、類型と特質、歴史、生産、流通、選択、収集、保存、図書館業務に必要な情報資源に関する知識等の基本について学ぶ。
閉じる情報資源組織論
図書館における情報資源の組織化について、その意義・目的・方法を学ぶ。印刷資料・非印刷資料・電子資料とネットワーク情報資源からなる図書館情報資源の組織化の理論と技術について、書誌コントロール、書誌記述法、主題分析、メタデータ、書誌データの活用法等について学ぶ。
閉じる図書館制度・経営論
図書館の制度と図書館経営の意義と課題を併せて、最近の動向を理解する。図書館に関する法律、関連する領域の法律、図書館政策について解説するとともに、図書館経営の考え方、職員や施設等の経営資源、サービス計画、予算の確保、調査と評価、管理形態等について学ぶ。
閉じる図書館情報資源特論
必修の各科目で学んだ内容を発展的に学習し、理解を深める観点から、基礎科目に関する領域の課題を選択し、授業を行う。ここでは「児童サービス論」をテーマとする。図書館における児童サービスのあり方について、一人ひとりの発達の違いや好奇心に対応したさまざまな内容や分野が児童資料にあることを学び、数多くの児童書(絵本、児童文学、科学読物等)リストから、実際に「読むこと」を通して、「児童サービス論」の内容を深める。
閉じる図書館施設論
概要:図書館活動・サービスが展開される場としての図書館施設について、地域計画、建築計画、その構成要素等について学ぶ。代表的かつ具体的な複数の事例について知り、具体的な施設の実地見学を通じて、さまざまな角度から図書館建築に関する知識を修得する。
(オムニバス方式/全7回)
図書館施設論
概要:図書館活動・サービスが展開される場としての図書館施設について、地域計画、建築計画、その構成要素等について学ぶ。代表的かつ具体的な複数の事例について知り、具体的な施設の実地見学を通じて、さまざまな角度から図書館建築に関する知識を修得する。
閉じる図書館実習
図書館に関する科目で得た知識・技術を元にして図書館現場で実習することを通じて、仕事をより深く理解し、今日の図書館が抱える課題についても問題意識を深める。事前・事後学習の指導を受けつつ、公立図書館業務を経験する。実習は公立図書館で5日間(40時間)を基本とする。
閉じる図書館情報資源概論
本科目では、伝統的な印刷メディアと先端的な電子メディアを紹介しながら、市民の要求に応えてどのように蔵書を形成し、提供するかを知る。また、出版流通に関する基礎的知識と電子メディアの動向、資料の受入方法・蔵書管理の在り方についての知識を修得する。印刷資料・非印刷資料・電子資料とネットワーク情報資源からなる図書館情報資源について、類型と特質、歴史、生産、流通、選択、収集、保存、図書館業務に必要な情報資源に関する知識等の基本について学ぶ。
閉じる学校図書館メディアの構成
学校図書館メディアの構成に関する理解および実務能力の育成と、学校図書館メディアの専門職である司書教諭としての基本的な知識を獲得することを目標とする。まず、高度情報社会における学習環境の変化に伴うメディアの教育的意義と役割について論じ、同時に各種メディアの種別と特性について説明し、理解を図る。次に、より優れたメディアの構築について、さらにメディアの組織化の意義と展開について講義する。
閉じる博物館学概論
博物館学の目的・方法・構成、博物館の定義等(定義・種類・目的・機能)、博物館の歴史と現状(内外の博物館の歴史・現状)、学芸員の役割(定義、役割、実態)、博物館関係法令等、博物館に関する基礎的な知識を理解し、専門性の基礎となる能力を身につける。
閉じる博物館教育論
博物館教育の意義、博物館の利用と学び、博物館教育の実際等、博物館における教育活動の基盤となる理論や実践に関する知識と方法を習得し、博物館の教育機能に関する基礎的能力を身につける。
閉じる博物館経営論
博物館の経営基盤、博物館の経営、博物館における連携のありかたを学ぶことを通して、博物館の形態面と活動面における適切な管理・運営について理解し、博物館経営(ミュージアムマネジメント)に関する基礎的能力を身につける。
閉じる博物館資料保存論
概要:博物館における資料保存およびその保存・展示環境および収蔵環境を科学的に捉え、資料を良好な状態で保存していくための知識を習得することを通じて、資料の保存に関する基礎的能力を養うことを目標とする。博物館等に所蔵の文化財資料について、その保存に関する科学的手法を学ぶとともに、実際の博物館における実態を学ぶことで文化財保存とその環境、博物館の役割について学ぶ。
(オムニバス方式/全14回)
博物館資料保存論
概要:博物館における資料保存およびその保存・展示環境および収蔵環境を科学的に捉え、資料を良好な状態で保存していくための知識を習得することを通じて、資料の保存に関する基礎的能力を養うことを目標とする。博物館等に所蔵の文化財資料について、その保存に関する科学的手法を学ぶとともに、実際の博物館における実態を学ぶことで文化財保存とその環境、博物館の役割について学ぶ。
閉じる博物館実習 Ⅰ
考古資料の実測図や古文書の取り扱いを学ぶことを通じて、博物館における資料保存及びその保存・展示環境及び収蔵環境を科学的に捉え、資料を良好な状態で保存していくための知識を習得する。
閉じる博物館実習 Ⅱ
概要:資料台帳カード作成と展示・体験学習のプランニングを行う。さらに、これらの作業を通して博物館業務の多様性を理解する。既存の博物館の資料台帳カード、要覧、図録、ホームページなどを参考に作業を進める。また、博物館における美術工芸品の取り扱い方法と調査方法を中心に講義を進め、学芸員に求められる知識と技術の習得をめざす。
(オムニバス方式/全14回)
博物館実習 Ⅱ
概要:資料台帳カード作成と展示・体験学習のプランニングを行う。さらに、これらの作業を通して博物館業務の多様性を理解する。既存の博物館の資料台帳カード、要覧、図録、ホームページなどを参考に作業を進める。また、博物館における美術工芸品の取り扱い方法と調査方法を中心に講義を進め、学芸員に求められる知識と技術の習得をめざす。
閉じる博物館実習 Ⅲ
博物館学芸員としての自覚と共通の基礎的技術を身につける。特にどのような博物館においても、二次資料としての写真、レプリカ、出版物(編集物)などは日常的に用いられるものであるため、それらの基本的な知識を学ぶとともに、小さな展示会を通じて実際の制作を行うことで、理解を深めることを目標とする。また、博物館の現場における実務を経験すること(館園実習)によって、博物館への理解をより一層深める。
閉じる医療英語
現在、大・中規模病院の多くがISO15189(臨床検査室の国際規格)取得に取り組んでおり、臨床検査分野のグローバル化が急速に進んでいる。また、米国臨床検査技師等の国際資格を取得する際には個人の英語力を高めるだけでなく、海外の臨床検査室や臨床検査技師との知識・技術の交流等を積極的に進める必要がある。医療英語では、医療学術論文を英語で読む基礎を養い、医療技術に関連する会話や講演を理解する能力を修得する。これにより、大学院進学や企業就職の際に必要な英語力に加え、これからの医療現場で必要とされる実践的な英語能力の基礎を身につける。
閉じるキャリア開発演習 Ⅰ
キャリア開発演習 Ⅰでは大学で主体的に学ぶ姿勢を身につけることを目的とする。今までの学びとの違いを認識し、より良い大学生活を送るための知識(図書館の利用方法、スライド作成法、レポートの書き方、文献の探し方など)を習得する。また、大学生活や臨床検査技師に関する疑問についてディスカッションする。その後、最近の保健医療や医療現場に関連するテーマを選び、それについて図書館やインターネットなどから情報収集を実際に行う。また、検索した資料を読み込み、学生自身の理解や疑問、関心のあることなどをグループで討議してまとめ発表する。この過程において、コンピュータリテラシー(文書作成、Web情報等の活用、効果的なプレゼンテーション方法)、ディスカッションの方法(論理的な発言、他者の意見の理解)などの能力を身につける。
閉じるキャリア開発演習 Ⅱ
キャリア開発演習 Ⅱでは大学で主体的に学ぶ姿勢、および社会人や医療組織の一員としてのルールやマナー遵守の姿勢を身につけることを目的に、グループ学習を中心に演習形式で実施する。授業では、根拠に基づく医療(EBM=evidence-based medicine)を学修し、臨床検査診断や臨床検査の医療現場などに関連する文献を選び、図書館の蔵書やオンラインデータベースなどを活用し、グループで情報を収集して討議を行い、結論を導いて発表する。また、グループで取り上げたテーマについて、学生一人ひとりが自らの考えや課題意識をまとめたレポートを作成する。この過程を通じて、より深く根拠に基づく医療の考え方を学生に理解させる。
閉じるキャリア開発演習 Ⅲ
キャリア開発演習 Ⅲでは医療の専門職になるために必要な人間関係の構築やコミュニケーションについて、グループ学習を中心にして演習形式で学ぶ。人とモノ、友達同士、家族、地域、日本、国際社会におけるコミュニケーションはそれぞれどう違うのか、またそれが医療とどう結びつくのかを考える。さらに、プライベートや仕事におけるコミュニケーションの違いを考察し、自分と周囲との関わり、言葉や表現方法、他者への影響などについて考えを深め、人間関係とコミュニケーション、他者理解と自己理解について学生に意識化させる。また、医療人として人間力を身につけるためには、大学生活をどのように取り組むべきかを理解する。
閉じるキャリア開発演習 Ⅳ
キャリア開発演習 Ⅳではこれからの臨床検査技師にとって重要となるチーム医療について、グループ学習を中心にして演習形式で学ぶ。臨床検査技師は、検査室での検査だけでなく、検査室の外での病院の仕事、病院の外の仕事が増え、診療の補助として採血以外にも業務範囲が広がっている。この授業では、感染制御チーム(ICT)、栄養サポートチーム(NST)、糖尿病診療(糖尿病療養指導士らによるチーム)、治験コーディネーター、移植コーディネーター、臨床研究支援などのチーム医療について考える。この過程を通じて、臨床検査技師の医療組織の一員としての役割や意味を理解し、あわせてコミュニケーション能力や使命感についても考える。また適宜、臨床の現場で働く検査技師をゲストスピーカーとして招き、学生の理解を促進する。
閉じる人体解剖学
人体解剖学では臨床検査技師として医療に携わるために必要な人体の正常な肉眼形態と構造を系統的に学び、関連科目を習得するための基礎能力を養うと共に、採血、検体採取(経口、経鼻又は気管カニューレ内部空の喀痰吸引、消化管内視鏡検査によるものも含む)及び生理学的検査に対応するために解剖学の観点から系統立てて理解する。授業では、人体解剖学に関する基礎的理解を得た後、筋・骨格系、循環器系、呼吸器系、消化器系、内分泌系、泌尿器系、生殖器系、神経系、皮膚・感覚器系の肉眼形態と構造を学ぶ。
閉じる解剖生理学
解剖生理学では人体の構造と機能を系統的に学び、生命現象を総合的に理解し、関連科目を習得するための基礎能力を養う。生命維持の基盤となる機能の中でも、体液、血液、免疫、循環、呼吸、代謝、体温等について、その生理学的意味を学ぶ。加えて、採血、検体採取(経口、経鼻又は気管カニューレ内部からの喀痰吸引、消化管内視鏡検査によるものも含む)及び生理学的検査に対応するために生理学の観点から、系統立てて理解する。
閉じる人体の構造実習
人体と構造演習Ⅱで修得した組織学に関する知識をさらに定着させるため、細胞組織に関する実習を行う。実習では、染色した組織切片を光学顕微鏡を使って観察し、それをスケッチすることで、人体の構造の特徴を詳細に理解する。この実習を通して、顕微鏡の取り扱いおよび観察方法に慣れるとともに、上皮組織、結合組織、骨組織、筋組織、神経組織および各器官の組織を識別するための基礎的能力を身につける。
閉じる人体の機能演習 Ⅰ
人体の機能演習は、人体の構成および人体各部の機能について概説する。人体の機能演習Ⅰでは生命維持の基盤となる機能の中でも、体液、血液、免疫、循環、呼吸、代謝、体温等について、その生理学的意味を理解するよう、演習を交えて授業を行う。体液の中でも浸透圧は人体の機能の基本中の基本であり、これを理解することが重要である。また、これらの講義により、生命の不思議について考える。
閉じる人体の機能演習 Ⅱ
人体の機能演習は、人体の構成および人体各部の機能について概説する。人体の機能演習Ⅱでは、生命維持の基盤となる機能の中でも、消化管の役割、栄養生理、排泄、内分泌、神経、筋、感覚、遺伝等、運動の生理学や生殖といった身近なテーマについて、人体の機能を生理学的な面から理解するよう、演習を交えて授業を行う。また、これらの講義により、人体の不思議について考える。
閉じる生化学 Ⅱ
生化学は、生体並びに生命現象に関する科学的な思考と理解に重要な科目である。生体は、核酸、タンパク質、アミノ酸、脂質、糖質、無機質等多くの分子から成り立っている。生体を構成する最小単位である細胞はこれらの物質から構成されている。また、細胞は摂取した物質を代謝し、生命活動に必要なエネルギーを得て増殖・成長している。生化学Ⅱでは生化学Ⅰで学習した生体を構成する分子に関する知識を踏まえ、細胞と細胞内小器官の構造、細胞内分子や細胞間情報伝達物質による情報伝達と様々な調節機構、DNAなどを構成する核酸の構造と機能等について学習する。
閉じる生化学検査学 Ⅰ
臨床化学検査値の多くは定量値でありその値の変動から病態の把握や経過観察を行う。検査値は病態に起因する変動だけでなく生理的変動や測定技術的変動を伴う。生化学検査学 Ⅰではこのような検査値の変動要因を理解し、臨床化学検査で用いられる生物化学的分析技術の原理と実際を学ぶ。更に各論として電解質と微量元素、糖質、タンパク質について生体内代謝、測定法、臨床的意義を学ぶ。加えて持続皮下グルコース測定の原理、手技及び患者接遇について習得し、結果の解析と評価について学習する。放射性同位元素に関する臨床検査についても学ぶ。
閉じる生化学検査学 Ⅱ
生化学検査学 Ⅱでは生化学検査学 Ⅰで学んだ分析原理、技術を再確認しながら臨床化学検査の各論について学ぶ。脂質とリポタンパク、非タンパク性窒素化合物、酵素、骨代謝マーカー、ホルモン、ビタミンの生体内代謝、分析法、臨床的意義を学ぶ。各種病態と臨床化学検査の関りについても学び、臨床化学検査値からどのように病態を推察するのかについても学ぶ。
閉じる生化学検査学実習 Ⅰ
生化学検査学実習 Ⅰでは生化学検査学 Ⅰ・Ⅱの知識を理論的に技術応用でき、生体物質の構造および測定原理が理解できているか、化学的な分析方法が正しく操作できているか、得られた結果に対して論理的に解析して考察しているかを確認することを目的に実習を行う。具体的には、生物化学的実験技術の最も基本となるピペットの操作法について各自の実力向上を量る。化学的測定法として総タンパク質やクレアチニンの試薬作成と測定。酵素学的測定法としてグルコース(持続皮下グルコース測定を含む)を題材に、試薬や各種実験器具の取り扱い方、分光光度法の基礎、ランベルト・ベールの法則、モル吸光係数、吸収スペクトルにおける最大吸収波長、定量検査値の求め方を学ぶ。
閉じる生化学検査学実習 Ⅱ
生化学検査学実習 Ⅱでは生化学検査学 Ⅰ・Ⅱの知識を理論的に技術応用でき、生体物質の構造および測定原理が理解できているか、化学的な分析方法が正しく操作できているか、得られた結果に対して論理的に解析して考察しているかを確認することを目的に実習を行う。化学的な測定法としてo-CPC法によるカルシウム、酵素学的測定法としてコレステロール、酵素活性の測定としてアルカリホスファターゼ活性を。そして電気泳動法としてセルロースアセテート膜を支持体とする血清タンパク電気泳動、アガロースゲルを支持体とする血清乳酸脱水素酵素のアイソザイム分析を行う。測定試薬の作成を通し試薬や実験器具の取り扱い方を学ぶ。o-CPC法によるカルシウムの測定ではカルシウムとおなじ2価の陽イオンであるマグネシウムを測定回避する方法を学ぶ。コレステロールやアルカリホスファターゼの測定ではミカエリス・メンテンの式に代表される酵素活性速度論を学びKm値とVmaxを実験的に求める。電気泳動法の基礎を学習し血清タンパク質や乳酸脱水素酵素が分離される状況を実習を通して学ぶ。
閉じる生化学実習
生化学を学ぶことによって得られる、生体を構成する基本分子に関する理解は、生命を科学的に思考する基礎となる。生化学実習では、酵素反応を利用した生体分子の定性、定量を実習する。また、タンパク質、糖、核酸、脂質などの分離、定性、定量を実習し生化学に対する理解を深める。生化学の実習は、臨床検査における様々な分析や研究手法の基礎となるものであるため、基礎的な実験手法やデータのまとめ方についても学習する。
閉じる病理学
生体を構成する細胞・組織・臓器の変化を発見し、病気に陥った原因を追究するために、病理学用語を学び、組織細胞レベルから疾病や病的変化を学修し、総合的な疾患と形態学的変化を理解する。具体的には、病理学総論として、病理学とは何か、染色体・遺伝子・発生の異常、組織細胞傷害とその修復機構、物質代謝異常、循環障害、炎症、免疫異常、腫瘍について学び、病理学各論として、循環器系、呼吸器系、消化器系、内分泌系、泌尿器系、生殖器および乳腺、造血臓器系、神経系、運動器系、感覚器系、皮膚系、自己免疫の各疾患について学ぶ。
閉じる栄養学
臨床検査技師にとって、栄養に関する基礎知識はチーム医療の一員としても必要であり、病気の予防や健康の維持・回復を理解するためにも重要なものである。栄養学では臨床栄養の意義を理解し、栄養アセスメントの方法や加齢によるバランスなど代謝栄養学的な知識についても修得する。また、採血、検体採取(経口、経鼻又は気管カニューレ内部からの喀痰吸引、消化管内視鏡検査によるものも含む)及び生理学的検査に対応するために栄養学の観点から、系統立てて理解する。
閉じる薬理学
薬理学では医薬品の有効性や副作用、投与薬剤の体内動態および体内分布、薬物がどのような仕組みで生体に作用するか等の作用機序を理解することで、薬理作用の基本を理解する。また、薬剤が臨床検査に及ぼす直接的影響や間接的な副作用としての影響を理解する。さらに、検体採取(経口、経鼻又は気管カニューレ内部からの喀痰吸引、消化管内視鏡検査によるものも含む)及び生理学的検査に対応するために薬理学の観点から、系統立てて理解する。
閉じる人体発生学
生命現象の中で受精から成体に至る発生の過程を理解することは重要である。人体発生学では、専門基礎科目の一つとして、生命現象を総合的に理解し、関連科目を習得するための基礎能力を養うことを目的としている。ヒトを中心に、配偶子の形成、受精、発生の過程を細胞レベルおよび細胞の相互関係の立場から理解し、発生に伴う細胞分化の基礎概念について学習する。さらに、人体発生における各器官の形成過程を詳細に学習することによって、生理的検査に対応できる解剖学や生理学への理解力を涵養する。
閉じる臨床検査学 Ⅰ
臨床検査の意義、臨床検査およびその教育の歴史、臨床検査技師の役割や使命感などを知り、臨床検査学への意欲を醸成する。また、検体取扱い方(血液・尿・便・喀痰・髄液・咽頭粘液・膿・分泌液・穿刺液等)、採取や保存の方法が検査データに及ぼす影響についても学ぶ。このほか、従来の採血法(採血行為の範囲、採血の種類、注意事項、採血部位と手段、乳幼児採血)に加え、診療の補助としての臨床検査技師の業務に、インフルエンザ採取等の検体採取が業務追加されたことについても紹介する。このほか、将来的な介護への介入、POCTや個別医療、iPS細胞の精度保証など夢のある仕事についても紹介し、意欲を引き出す。さらに、臨床検査における各検査学の概要や医療・病院における位置づけや重要性および役割について理解し、医療分野における専門知識と検査の技術を修得するための基礎的内容を学ぶ。各疾患の重症度のグレードと検査項目の値との関わりを系統的に学び、臨床診断における臨床検査の意義についても理解する。
閉じる臨床検査学 Ⅱ
臨床検査における専門分野の基礎知識を総合的に学ぶ。具体的には、健康診断の検査、肝機能検査、糖尿病検査、腎機能検査、血液検査、輸血検査、心疾患検査、動脈硬化の検査、腫瘍検査、膵機能検査、内分泌疾患の検査、感染症の検査、自己免疫疾患の検査、自己抗体検査の内容について講義するとともに、Reversed C.P.C.(各疾患における症例検討)による臨床検査データの読み方の基礎を身につける。
閉じる臨床検査学 Ⅰ
臨床検査学 Ⅰでは臨床検査教育科目を網羅し、臨床検査の全体像を学ぶ。具体的には 病態学(薬理学及び病態薬理学を除く)、公衆衛生学、医用工学概論、血液検査学、病理検査学、尿・糞便等一般検査学、生化学検査学、免疫検査学、遺伝子関連・染色体検査学、輸血・移植検査学、微生物検査学、生理検査学、臨床検査総合管理学を分野別に広く浅く学ぶことにより臨床検査学への意欲を醸成する。各疾患の重症度のグレードと各検査項目の値との関わりを系統的に学び、臨床診断における臨床検査の意義についても理解する。
閉じる臨床検査学 Ⅱ
臨床検査学 Ⅱでは臨床検査学 Ⅰで学んだ各検査の概要を理解したうえで、臨床検査における専門分野の基礎知識を総合的に学ぶ。具体的には、健康診断の検査、肝機能検査、糖尿病検査、腎機能検査、血液検査、輸血検査、心疾患検査、動脈硬化の検査、腫瘍検査、膵機能検査、内分泌疾患の検査、感染症の検査、自己免疫疾患の検査、自己抗体検査の内容について講義するとともに、Reversed C.P.C.(各疾患における症例検討)による臨床検査データの読み方の基礎を身につける。
閉じる臨床検査学実習
臨床検査学実習では臨床検査、特に検体検査部門で利用する生物化学的分析手法を学び、実践する。ピペット操作をはじめとし、各種ガラス器具、天秤、マグネチックスターラー、pHメーターなどの取り扱い法を学び、化学分析の基礎となる標準溶液や緩衝液を作成する。中和滴定を通して溶液の濃度の決定法を学ぶ。ランベルト・ベールの法則を利用した分光光度分析法の基礎を学ぶ。モル吸光係数、吸収スペクトルにおける最大吸収波長などが分光光度分析法でどのように利用されているのか学ぶ。加えて医用工学実習の一端も取り入れる。
閉じる医療概論
医療概論では臨床検査における専門分野の実習を行う上で必要となる検体検査の基礎的な知識と技術を学ぶ。授業では化学容量器、天秤、遠心分離器、撹拌器、恒温槽、分光光度計、pHメータ、顕微鏡などの共通検査機器を組み入れた実習を行う。これにより、臨床化学検査など検体検査で使用することが多い実験器具の正しい使い方から緩衝溶液の調製までを身につけるとともに、病理検査・尿沈渣・血液検査・微生物検査などで必要となる顕微鏡の基本構造の理解や操作技術を修得する。また、抗原抗体反応における凝集反応やELISA法の基礎的な知識と技術を修得する。
閉じる公衆衛生学
公衆衛生学では公衆衛生の理解に必要な基礎的事項である疫学、感染症、母子保健、成人保健、学校保健、精神保健、生活環境、公害、栄養と食品衛生、産業保健、衛生の統計、行政、法規と社会保障について学ぶ。また、保健・医療・福祉の制度を学び、予防医学、在宅医療、地域包括ケアシステムや多職種連携についても学習し、疫学的分析法の理論と技術及び臨床検査との関連について理解するとともに、医療チームの一員としての自覚を養う。
閉じる医用工学
医用工学では医療分野における工学的手法の基礎と概要及び安全性対策を理解・実践できる力を養う。授業では臨床検査で用いられる医用工学の基礎と応用、生体検査に使用される医用電子技術、医用電子機器による生体からの情報収集、医用電子機器使用時の安全対策、医用室の安全対策などを体系的に学ぶ。
閉じる医療情報システム学
医療情報システム学では情報のリテラシーとして情報科学の概念と情報収集・処理、ハードウエア・ソフトウエア、コンピュータネットワークの基盤、情報セキュリティなどを修得するとともに、病院情報システム(HIS)に帰属するオーダリングシステム、電子カルテシステム、医事会計システム、臨床検査情報システム(LIS)、検査画像のPACSやDICOM、物流システム、医療情報セキュリティ、医療情報倫理と医療情報危機管理などを体系的に学ぶことで医療情報科学の理論と実際を習得する。
閉じる臨床病態学 Ⅰ
臨床病態学 Ⅰでは各種疾患の病態を体系的に学び、疾患と臨床検査との関わりについて理解し、各種検査データから、患者の病態を把握、評価することにより、適切な検査データを提供することにより医療チームの一員として臨床に対して支援する能力を養う。
その上で、検査データ事例を用いて、その症例データが示す疾病の原因・症候と検査診断学について理解する能力を養う。症例については、臨床化学・免疫検査・血液検査・病理検査・画像診断全般における検査項目ごとの内容を学ぶ。授業では、循環器疾患(心房中隔欠損症や肺動脈狭窄症等の先天性心疾患、虚血性心疾患や心筋症等の後天性心疾患、本態性と二次性高血圧等の血圧異常、期外収縮や心房細動等の不整脈疾患、動脈硬化症や大動脈疾患等の血管の疾患)および血液・造血器疾患(各種貧血等の赤血球系疾患、各種白血病等の白血球系疾患、血小板減少性紫斑病等の出血性疾患)について詳細な解説や補足を加える。
臨床病態学 Ⅱ
臨床病態学 Ⅱでは各種疾患の病態を体系的に学び、疾患と臨床検査との関わりについて理解し、各種検査データから、患者の病態を把握、評価することにより、適切な検査データを提供することにより医療チームの一員として臨床に対して支援する能力を養う。
その上で、検査データ事例を用いて、その症例データが示す疾病の原因・症候と検査診断学について理解する能力を養う。症例については、臨床化学・免疫検査・血液検査・病理検査・画像診断全般における検査項目ごとの内容を学ぶ。授業では、脳・神経系疾患(脳血管障害、神経系の腫瘍、神経系の感染症、機能性疾患、神経変性疾患、脱髄性疾患、脊髄・脊椎疾患、末梢神経疾患、筋疾患、代謝性疾患、その他の中毒性疾患や神経障害)および呼吸器疾患(感染症、アレルギー性疾患、閉塞性疾患、拘束性肺疾患、肺循環障害、換気異常、腫瘍、胸腔疾患、喫煙)について詳細な解説や補足を加える。救急医療や精神・神経疾患(認知症を含む)についても触れる。
病理病態学 Ⅰ
病理病態学 Ⅰでは種々の疾患における臓器や細胞、組織の病的変化を体系的に学び、疾患の原因および病気の成立過程を理解する。さらに、疾患と臨床検査との関わりについて理解し、疾患に適切な検査と検査データを提供することにより、医療チームの一員として患者と医療チームを支援できる能力を養う。具体的には、染色体・遺伝子・発生の異常、組織細胞傷害とその修復機構、物質代謝異常、循環障害、炎症、免疫異常、腫瘍について学ぶ。
閉じる病理病態学 Ⅱ
病理病態学 Ⅱでは病理病態学 Ⅰで学んだ種々の病的変化は各臓器ごとに、少しずつ異なる形態学的変化となって現れる。Ⅱでは、このような臓器ごとの変化を、循環器系、呼吸器系、消化器系、内分泌系、泌尿器系、生殖器および乳腺、造血臓器系、神経系、運動器系、感覚器系、皮膚系、自己免疫の各系統ないし疾患について学ぶ。また、これらの疾患と臨床検査との関わりについて理解し、各種検査データから患者の病態を把握、評価することにより、適切な検査、データを提供することで医療チームの一員として患者やチームを支援する能力を養う。
閉じる病理検査学
生体検査や手術によって採取された臓器や組織、細胞などから病気の診断や原因究明を行うための病理学検査について講義する。この授業では、病理組織学的検査法の意義、病理組織標本作製法、各種の染色法、組織化学染色法、電子顕微鏡標本作製法を学ぶ。この際、病理解剖に関連づけて、各種方法を用いる意義を理解する。また、標本の管理や精度管理についても学ぶ。
閉じる病理検査学Ⅰ
病理検査学Ⅰでは人体解剖学に引き続き、臨床検査技師として医療に携わるために必要な人体の正常な細胞組織形態と構造を系統的に学び、関連科目を習得するための基礎能力を養うと共に、採血、検体採取(経口、経鼻又は気管カニューレ内部からの喀痰吸引、消化管内視鏡検査によるものも含む)及び生理学的検査に対応するために細胞組織学の観点から、系統立てて理解する。授業では、まず一般的な細胞の構造と基本的な細胞内小器官の構造と機能について理解し、さらに筋・骨格系、神経系などの組織学総論を学び、その後、循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌系、神経系、皮膚・感覚器系の細胞組織の形態と構造を学ぶ。
閉じる病理検査学Ⅱ
生体検査や手術によって採取された臓器や組織、細胞から病気の診断や原因究明を行うための病理学検査が行われる。病理検査学Ⅱでは、病理組織学的検査法の意義、病理組織標本作製法、各種の染色法、組織化学染色法、免疫組織化学染色法、電子顕微鏡標本作製法を学ぶ。近年では病理組織標本を用いて遺伝子検査が行われることも多い。身体の構造、特に疾病時の臓器・組織・細胞等の形態学的検査及び遺伝子関連・染色体検査について、病理学的検査の観点からの知識と技術を習得し、結果の解析と評価について学習する。また、病理解剖(剖検)の意義や介助の実際を学修することで、病理解剖が臨床医学に果たしている役割を理解する。さらに、標本の管理や精度管理についても学ぶ。
閉じる病理検査学実習
病理検査学における学修と理解の上で、病理組織標本作製における一連の作業である、固定、切り出し、包埋、薄切、各種染色(HE染色、特殊染色、免疫染色)、封入、鏡検の行程を実習により学ぶ。また、正常組織における形態学的特徴、機能的特徴を理解するとともに、各種病変組織についても理解する。その際、スケッチを含む結果の記述と考察を行う。また、実習内容についてグループで討論し、その結果を発表することで、知識と技術の定着を図る。
閉じる病理検査学実習Ⅰ
病理検査学実習Ⅰでは病理検査学Ⅰで修得した組織学に関する知識をさらに定着させるため、細胞組織に関する実習を行う。実習では、染色した組織切片を光学顕微鏡を使って観察し、それをスケッチすることで、人体の構造の特徴を詳細に理解する。この実習を通して、顕微鏡の取り扱いおよび観察方法に慣れるとともに、上皮組織、支持組織、筋組織、神経組織および各器官の組織を識別するための基礎的能力を身につける。
閉じる病理検査学実習Ⅱ
病理検査学における学修と理解の上で、病理組織標本作製における一連の作業である、固定、切り出し、包埋、薄切、各種染色(HE染色、特殊染色、免疫染色)、封入、鏡検の行程を実習により学ぶ。また、正常組織における形態学的特徴、機能的特徴を理解するとともに、顕微鏡で各種染色標本の形態学的特徴を観察し、その特徴をスケッチを含む所見として記述し、考察を加える。また、実習内容についてグループで討論し、体験や知見を共有することで、知識と技術の一定の標準化を図る。
閉じる血液検査学
血液検査学では赤血球や血色素から貧血の程度、白血球の多さから炎症の程度を把握するために、血液疾患における診断・治療と臨床検査との関わりを学ぶ。血液形態の成り立ち、血液凝固などの基礎知識を修得し、血液分析装置の原理と手技を含めた各検査項目の測定原理、検査方法、臨床的意義を理解する。具体的には、血液の基礎としての血液の成分と機能、血球、止血機構、凝固・線溶系、血液疾患と血液検査の関係および遺伝子・染色体検査、検体の採取と保存、血球に関する検査、形態に関する検査、血小板、凝固・線溶検査、血液検査結果の評価について学ぶ。
閉じる血液検査学演習
血液検査学演習では血液検査学で学修した基礎知識や各種検査法の技術知識を用いて、専門的な立場で血液疾患の診断・治療について臨床症例を通じてより深く学び、実際の臨床の現場(医師)にアドバイスまたは応用できる能力を身につける。具体的には、身体の構造、特に疾病時の臓器・組織・細胞等の形態学的検査及び遺伝子関連・染色体検査について、血液学的検査の観点からの知識と技術を習得し、結果の解析と評価についての内容を応用できるように血液疾患患者症例も含めて学習する。
閉じる血液検査学実習
血液検査学実習では血液検査学・血液検査学演習で学んだ内容(各検査項目の測定原理、検査方法、検査結果の解析と評価)について、基本技術から具体的作業までを学内実習(医療安全管理学)により修得し理解する。また、顕微鏡を用いて正常の血液細胞と血液疾患の血液細胞との鑑別ができるようにする。具体的には、採血(検体採取)と保存(採血法、抗凝固剤の種類と使用方法、検体の処理、保存法)、血球に関する検査(赤血球数、白血球数、血小板数、網赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球沈降速度、溶血の検査)、形態に関する検査(末梢血液標本の作製、染色法、末梢血塗抹標本の観察、骨髄標本の作製、骨髄像の観察)、血小板・凝固・線溶検査についての技術を修得する。
閉じる一般検査学(実習を含む)
腎機能を含む病態と一般検査との関連性を理解し、腎機能に関係する尿タンパク質や浸透圧検査、腎機能以外の尿潜血、ビリルビン、糖・ケトン体、尿沈渣(各種結晶と血球)などの検査方法、測定原理、結果の読み方から判断、臨床的意義について理解する。
閉じる一般検査学
一般検査学では身体の構造、特に疾病時の臓器・組織・細胞等の形態学的検査及び寄生虫学とその検査について学び、尿、糞便、脳脊髄液などの各種生体試料について、一般検査学の観点から生物化学的分析の理論と実際を習得し、結果の解析と評価について学習する。
閉じる形態検査学演習
臨床検査技師には、免許取得後、実務経験を積むことにより取得できる、より高度な認定資格が数多く用意されている。ここでは、卒業後のキャリアアップをめざし、これまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎となる知識・技術の確実な修得を確認した上で、認定資格で求められる高度な専門知識の一端を演習により教授する。この授業では特に、就職後に取得をめざす認定血液検査技師など形態検査に関係する認定資格を視野に入れ、血液学的検査に関する各種検査法、疾患との関わり、結果の解釈について学ぶ。
閉じる臨床化学検査学 Ⅰ
血液中の化学成分を調べ、臓器の異常を把握するための検査が臨床化学検査である。この授業では、臨床化学検査の種類だけでなく、血液中の糖質、タンパク質、ビタミン、ホルモンなどの各論を学びながら、疾病経過時における生体内および臨床化学項目の変動や推移を理解する。具体的には、臨床化学分析の目的と特徴、臨床化学分析の単位と標準物質、測定値の管理、基準範囲、臨床判断値、生理的変動と測定技術変動、臨床化学分析の標準体系などを学ぶ。
閉じる臨床化学検査学 Ⅱ
臨床化学検査学Ⅰで学んだ各種項目の種類における測定方法および原理について学び、それらの特徴・注意点・臨床的意義ついて理解する。具体的には、分析法の選択、分光光度分析法、クロマトグラフィ、各種電気泳動法、免疫化学的定量分析法、電気化学分析、酵素的分析法、自動分析法について学び、化学分析法各論である電解質と微量元素、糖質、脂質とリボタンパク、タンパク質、非タンパク性窒素化合物、酵素、骨代謝マーカー、ホルモン、ビタミン等の基礎と臨床について学ぶ。
閉じる臨床化学検査学実習 Ⅰ
臨床化学検査学Ⅰ・Ⅱの知識を理論的に技術応用でき、生体物質の構造および測定原理が理解できているか、化学的な分析方法が正しく操作できているか、得られた結果に対して論理的に解析して考察しているかを確認することを目的に実習を行う。具体的には、塩析・電気泳動・カラムクロマトグラフィを用いた血漿タンパク質の分離分析、薄層クロマトグラフィ法による脂質成分の分画測定、酵素のKm値の求め方、酵素の至適濃度・温度・pH、酸化還元反応や各種酵素法を用いた臨床化学項目測定を行う。また、各種試料の取り扱い方や注意点についても学ぶ。
閉じる臨床化学検査学実習 Ⅱ
臨床化学の主要な項目である無機質(鉄・総カルシウム・無機リン)、糖質(グルコースとOGTT負荷試験)、タンパク質(総タンパク・アルブミン・血漿タンパク質分画)、脂質(トリグリセライド・コレステロール、リポタンパク質(沈殿法))、非タンパク性窒素(尿素窒素・クレアチニン・尿酸・ビリルビン)に関して、測定原理や測定方法について自家調整した試料により実習を行い、測定結果の解釈や解析方法について正しいかなどを考察し、臨床的意義と結びつけて理解する。その際には分析装置の理解や精度管理についても学ぶ。
閉じる遺伝子検査学
近年の医学研究の進歩により、従来の遺伝疾患に加え、糖尿病、心筋梗塞、感染症、乳がん等の遺伝子関与が明らかになった。それにより、臨床検査における遺伝子・染色体検査の重要性が高まっている。本講義では遺伝子・染色体検査の原理や方法及び疾患との関連を教授する。また、検査に伴う倫理についても教授する。さらに、これらを理解するためには、細胞生物学などの基礎分野や、病理学などの臨床分野の知識も要求されるため、それらも踏まえて講義する。
閉じる遺伝子検査学実習
遺伝子検査の基本として、特定の核酸の存在を証明する知識と手技は、確実に取得しておかなければならない。まずは、遺伝子解析に必要な機器・器具・試薬に関する知識を学び、遺伝子検査に用いるサンプルの収集・処理・保管などの取り扱いについて理解する。次いで、核酸(DNAおよびRNA)の抽出法と、取り扱い上の注意を学ぶ。また、PCR法の原理と実施法、RT-PCR法の原理と実施法、電気泳動法の原理と実施法等についても理解する。それと同時に、遺伝子検査に伴う倫理的課題について深く理解する。
閉じる放射性同位元素検査学
放射性同位元素についての基本的性質や生成を学び、測定機器・放射性医薬品・各種核医学検査の手技から解析までを理解する。被曝管理や安全な取り扱い方法とその法規についての理解を深め、最終的に、in vivoやin vitro検査において核医学検査がどのように医療に関係し役に立っているかを理論的に解析して、臨床的意義について理解する。具体的には、原子・原子核の構造、放射線の種類と放射線測定法及び測定機器、放射線の性質と検査方法の分類、各種in vivo検体検査とin vitro検体検査、ヨウ素甲状腺摂取率などの体外測定、核種シンチグラフィなどの画像検査などについて学ぶ。
閉じる生物化学分析検査学演習
臨床検査技師には、免許取得後、実務経験を積むことにより取得できる、より高度な認定資格が数多く用意されている。ここでは、卒業後のキャリアアップをめざし、これまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎・基本となる知識・技術の確実な修得を確認した上で、認定資格で求められる高度な専門知識の一端を演習により教授する。この授業では特に、就職後に取得をめざす認定臨床化学者や認定臨床染色体遺伝子検査師などの認定資格を視野に入れ、また生物化学分析検査における感度の良い測定法が開発されていることを踏まえ、PCR法や化学発光などの遺伝子検査や臨床化学検査を中心にして、分析装置、分析方法と原理、操作手順の注意点、診断・治療に関わる結果の解釈等を学ぶ。
閉じる微生物検査学 Ⅰ
微生物検査は、感染症の診断や治療効果を判断する上で必要となる病原微生物の分離同定から薬剤耐性・薬剤感受性に関連した薬剤選択まで幅広く、院内感染や感染症治療などの情報提供には不可欠である。また、分子生物学の技術的進歩に伴う微生物検査の高度化に対応するために多種多様な微生物における検査技術を修得することが必要となる。ここでは、病原微生物の歴史から現状、病原微生物の構造と機能特徴、培養方法や検査原理、病原微生物の感染経路や発症メカニズム、微生物の基本構造と代謝、病原微生物の治療法や予防法について理解する。同時に、細菌の構造・機能から見た特徴と分類、細菌の染色法・観察法・鑑別法、抗菌薬の分類、抗菌薬の耐性機序、ワクチンについても学ぶ。
閉じる微生物検査学 Ⅱ
微生物検査学Ⅱでは病原微生物の形態、培養法、生化学的特徴、代謝、遺伝に関して、病原性を細菌、クラミジア、リケッチア、スピロヘータ、原虫、真菌、ウイルス等に分けて理解し、病原微生物における検査方法の多様性と臨床検査および治療への応用を学ぶ。特に、細菌学の各論となるグラム陽性球菌、グラム陰性球菌、グラム陽性有芽胞形成桿菌、グラム陽性無芽胞桿菌、グラム陰性桿菌、抗酸菌、クラミジア、リケッチア、マイコプラズマ、抗菌薬の分類と特徴およびその耐性機序について重点的に学ぶ。
閉じる微生物検査学実習
無菌操作を前提とする微生物検査について、実習を通して微生物の取り扱いやコンタミによる可能性の推測と対応などを理解する。また、採取した検体を培養し、病気を引き起こす細菌などの微生物を検出するために、感染を意識した無菌的操作技術、滅菌消毒法、分離培養法と確認培養法、生化学的検査と免疫学的検査による微生物の同定法、染色法と鏡検法、薬剤感受性試験法と各種抗菌薬耐性因子の検出方法を修得する。具体的には、グラム陽性球菌の分離・同定法、グラム陰性桿菌の分離・同定法、真菌の培養、抗酸菌の培養、嫌気性菌の培養、カンピロバクター食中毒検査などを行う。
閉じる微生物検査学実習Ⅰ
微生物検査学実習Ⅰでは無菌操作を前提とする微生物検査について、実習を通して微生物の取り扱いやコンタミによる可能性の推測と対応などを理解する。また、採取した検体を培養し、病気を引き起こす細菌などの微生物を検出するために、感染を意識した無菌的操作技術、滅菌消毒法、分離培養法と確認培養法、生化学的検査と免疫学的検査による微生物の同定法、染色法と鏡検法、薬剤感受性検査と各種抗菌薬耐性因子の検出方法を修得する。具体的には、グラム陽性球菌の分離・同定法、グラム陰性桿菌の分離・同定法、真菌の培養、抗酸菌の培養、嫌気性菌の培養などを、各種材料を用いて学習する。
閉じる微生物検査学実習Ⅱ
微生物検査学実習Ⅱでは培養検査に必要な手技を習得するとともに、感染制御や抗菌薬適正使用などのチーム医療に関係する知識や手技の習得も必要となる。模擬データを用いた感染対策資料の作成実習やPCR法を用いた耐性遺伝子の検出および分子疫学的解析の手法を習得する。
閉じる医動物学
人体に直接病害を起こす動物、間接的にヒトの感染症などを媒介する動物とヒトの関わり合いについて学ぶ。授業では、寄生虫・原虫・衛生動物の分類、分布、形態、発育、生活環、ヒトへの感染について系統的に解説し、寄生虫検査法などをスライドおよび標本を用いて観察しながら学修する。具体的には、赤痢アメーバ・膣トリコモナス・マラリア・トキソプラズマ等の原虫類、回虫やアニサキスなどの線虫類、吸虫類、条虫類、貝・甲殻類、ダニ・ハエ・ノミ・シラミ・蚊などの衛生動物に関する特徴と検査法について理解する。
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免疫検査学
免疫検査学では免疫の仕組みと働きについて、免疫系の特徴、免疫担当細胞や免疫系組織・器官について学び、自然免疫と獲得免疫の連携した生体防御反応のしくみを理解する。免疫学的検査が有用な感染症、腫瘍性疾患、アレルギー、自己免疫疾患、免疫不全については、免疫と疾患の関わりについて学び、各種生体試料に含まれる成分について、免疫学的検査の観点から生物化学的解析の理論と実際を修得し、結果の解析と評価について学習する。
閉じる免疫検査学 Ⅰ
院内感染と法定感染、感染症診断の総論、免疫検査の各種測定法の目的と原理、免疫グロブリン異常の種類と特徴について理解する。授業では、試験管内抗原抗体反応である沈降反応、免疫電気泳動及び免疫固定法、直接凝集及び間接凝集反応、抑制反応、溶解反応、中和反応、比濁法、比ろう法、ウエスタンブロット、鏡検による間接蛍光抗体法、競合ELISA法とサンドイッチELISA法等の検査方法に加え、フローサイトメトリー法の次世代・微量分析についても学び、対象となる項目や原理と判定方法などを理解する。
閉じる免疫検査学 Ⅱ
多くの病態の発現原因には免疫が関係しており、免疫検査学Ⅰを基礎とした上で臨床免疫を中心とした内容を学ぶ。授業では、免疫系の役割と特徴、自然免疫と獲得免疫、免疫担当細胞、免疫系の組織・器官、リンパ球の発生と多様性の獲得、リンパ球の抗原認識と活性化など免疫系の仕組みと働き、抗原の種類とエピトープ、免疫グロブリンの構造、抗体作製法、補体や炎症マーカー、接着分子とサイトカインについて学ぶ。具体的には、補体異状、各種感染症、梅毒、ウィルス肝炎、ATL、AIDS、アレルギー分類と機序、自己免疫疾患、腫瘍細胞と免疫、免疫不全症について理解する。
閉じる免疫検査学実習
免疫検査の沈降反応、凝集反応、溶解反応、免疫比濁法、比ろう法、イムノクロマト、ELISA法等の各種測定原理と装置について学び、結果が臨床現場でどのように運用されているかを自家作製した試薬・試料により理解する。具体的には、梅毒血清反応のRPR法およびTPPA法、間接蛍光抗体法の鏡検による抗核抗体、CH50の補体溶血反応、免疫電気泳動及び免疫固定法、サンドイッチELISA法によるHBs抗原、免疫比濁法によるCRP測定とプロゾーン現象、POCTの検査と意義、イムノクロマトによる薬物検査、競合ELISA法による唾液検査について実習する。
閉じる輸血・移植検査学
輸血と免疫の関連(輸血の歴史・血液製剤の種類)、血液製剤の適正使用のガイドライン、ランドスタイナーの法則、赤血球膜とABO血液型(おもて試験・うら試験)、ABO亜型と検査、Rh-D血液型とDu検査、稀血と遺伝、感作と凝集、各種反応増強剤、抗グロブリン試験(直接クームス・間接クームス)、不規則性抗体検査、交差適合試験(主試験・副試験)、母児不適合妊娠について学び、輸血の安全性、輸血副作用(TACO・TRALI)、血液型不適合妊娠と新生児溶血性疾患等についても理解する。また、HLA抗原における輸血・臓器移植・疾患特異性、移植免疫の重要性や臨床的意義、GVHD等についても理解する。
閉じる輸血・移植検査学
輸血・移植検査学では輸血と免疫の関連(輸血の歴史・血液製剤の種類)、血液製剤の適正使用、赤血球膜とABO血液型(おもて試験・うら試験)、ABO亜型と検査、Rh-D血液型とweakD、稀血を含む遺伝子関連、感作と凝集、各種反応増強剤、抗グロブリン試験、不規則性抗体検査、交差適合試験、母児不適合妊娠について学び、輸血の安全性、輸血副作用、血液型不適合妊娠と新生児溶血性疾患等についても理解する。自己血輸血や静脈路への成分採血装置の接続及び操作を理解する。また、HLA抗原における輸血・臓器移植・疾患特異性、移植免疫の重要性や臨床的意義、GVHD等についても理解する。
閉じる輸血・移植検査学実習
輸血はマルチの臓器移植といわれ、免疫や感染などの問題を含めると、不適切な輸血は致命傷となる。安全かつ有効な輸血を行うためには、正確な血液型検査、不規則性抗体スクリーニング、交差適合性試験の技術を修得するとともに、専門的な知識が必要となる。授業では、ABO・Rh血液型検査(試験管法・カラム法)、RhD陰性確認試験、ABO血液型亜型検査(抗体吸着解離試験・唾液中血液型物質)、抗グロブリン試験(直接クームス・間接クームス)、不規則性抗体検査、新生児黄疸スクリーニング検査、交差適合性試験[試験管法(生理食塩水法・ポリエチレングリコール法)]における原理、基礎知識、手技を修得し、結果解釈について理解する。
閉じる免疫・輸血・移植検査学実習 Ⅰ
免疫・輸血・移植検査学実習 Ⅰでは免疫検査の沈降反応、凝集反応、溶解反応、免疫比濁法、比ろう法、イムノクロマト、ELISA法等の各種測定原理と装置について学び、結果が臨床現場でどのように運用されているかを理解する。具体的には、梅毒凝集反応のRPR法およびTPPA法、間接蛍光抗体法の鏡検による抗核抗体、CH50の補体溶血反応、免疫電気泳動及び免疫固定法、サンドイッチELISA法による肝炎ウイルス検査、免疫比濁法とプロゾーン現象、イムノクロマト法、競合ELISA法の手技を習得し、結果解釈について理解する。
閉じる免疫・輸血・移植検査学実習 Ⅱ
輸血は、血液成分を体内に入れる臓器移植の一つであり、生じる可能性のある免疫学的あるいは感染性の副作用に注意する必要がある。安全かつ有効な輸血を行うためには、正確な血液型検査、不規則抗体スクリーニング及び同定、交差適合試験の技術を修得するとともに、専門的な知識が必要となる。免疫・輸血・移植検査学実習 Ⅱでは、ABO・Rh血液型検査(試験管法・カラム法・スライド法)、Rh陰性確認試験、ABO血液型亜型検査(抗体吸着解離試験)、抗グロブリン試験(直接クームス・間接クームス)、不規則抗体検査、新生児黄疸スクリーニング検査、交差適合試験における原理、基礎知識、手技を修得し、検査結果の解析と評価ついて理解する。
閉じる病因・生体防御検査学演習
臨床検査技師には、免許取得後、実務経験を積むことにより取得できる、より高度な認定資格が数多く用意されている。ここでは、卒業後のキャリアアップをめざし、これまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎・基本となる知識・技術の確実な修得を確認した上で、認定資格で求められる高度な専門知識の一端を演習により教授する。この授業では特に、就職後に取得をめざす認定輸血検査技師や認定臨床微生物検査技師などの認定資格を視野に入れ、病因・生体防御系の機能と制御の基本的知識、微生物・ウィルス感染症、アレルギー、自己免疫疾患、輸血検査と移植関連検査、これらに関係する病態の診断・治療効果判定のための検査の原理と方法、結果の解釈等を学ぶ。
閉じる病態学演習 Ⅰ
臨床検査技師には、免許取得後、実務経験を積むことにより取得できる、より高度な認定資格が数多く用意されている。病態学演習 Ⅰでは、卒業後のキャリアアップをめざし、これまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎・基本となる知識・技術の確実な修得を確認した上で、認定資格で求められる高度な専門知識の一端を演習により教授する。この授業では、就職後に取得をめざす超音波検査士や認定心電検査技師などの認定資格を視野に入れ、生体検査学や画像検査学の基本的な復習からさらに高度な内容、および疾患との関連や検体検査との関連などを理解する。加えて、医療機器の特性やその周辺知識についても学ぶ。
閉じる病態学演習 Ⅱ
病態学演習 Ⅱではこれまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎、基本となる知識について再確認を行い、確かなものとする。具体的な学習内容として、検査総合管理学、尿・糞便等一般検査学、寄生虫学、遺伝子関連・染色体検査学、生化学検査学、検査機器総論などについて学ぶ。
閉じる病態学演習 Ⅲ
臨床検査技師には、免許取得後、実務経験を積むことにより取得できる、より高度な認定資格が数多く用意されている。病態学演習Ⅲでは、卒業後のキャリアアップをめざし、これまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎・基本となる知識・技術の確実な修得を確認した上で、認定資格で求められる高度な専門知識の一端を演習により教授する。この授業では特に、就職後に取得をめざす認定輸血検査技師や認定臨床微生物検査技師などの認定資格を視野に入れ、病因・生体防御系の機能と制御の基本的知識、微生物・ウイルス感染症、真菌感染症、アレルギー、自己免疫疾患、輸血検査と移植関連検査、公衆衛生学、これらに関係する病態の診断・治療効果判定のための検査の原理と方法、結果の解釈等を学ぶ。
閉じる病態学演習 Ⅳ
病態学演習Ⅳでは、これまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎となる知識・技術の確実な修得を確認した上で、より高度な専門知識の一端を演習により教授する。この授業では特に、血液検査学や病理検査学に関する各種検査法、疾患との関わり、結果の解釈についてより深く学ぶ。さらに、検体採取やタスクシフティングに関係する意義、方法、注意点を医療安全管理学の分野として知識と技術の定着を図るために修得する。
閉じる生理機能検査学実習 Ⅰ
生理機能検査学実習Ⅰでは標準12誘導心電図検査・負荷心電図検査・血圧脈波検査などの循環機能検査、スパイロメトリー・強制呼出曲線・フローボリュームなどの呼吸機能検査、重心動揺検査・標準純音聴力検査などの平衡聴覚検査、心臓超音波・頸動脈超音波などの画像検査の手技と結果判読を実体験を通して修得する。各検査に用いるME機器の構造および取扱法、安全対策を理解する。加えて、患者に対する言葉遣い、挨拶および身だしなみ、接遇や配慮などについて医療人に求められる資質を理解する。生理機能検査に求められる基本的なスキルがコミュニケーション能力であることを認識することが極めて重要である。
閉じる生理機能検査学実習 Ⅱ
生理機能検査学実習Ⅱでは臨床脳波検査・末梢神経伝導検査(MCS・Fwave・SCS)・ABR検査・SEP検査などの脳神経筋機能検査、無散瞳眼底写真検査、肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓などの腹部超音波、甲状腺ほかの体表超音波などの画像検査の手技と結果判読を実体験を通して修得する。各検査に用いるME機器の構造および取扱法、安全対策を理解する。加えて、患者に対する言葉遣い、挨拶および身だしなみ、接遇や配慮などについて医療人に求められる資質を理解する。生理機能検査に求められる基本的なスキルがコミュニケーション能力であることを認識することが極めて重要である。
閉じる画像検査学演習
近年、脳科学の発展は著しく、新たな脳機能検査法が開発されている。画像検査学演習では磁気共鳴画像(MRI)を用いた画像検査である拡散強調画像(diffusion weighted image:DWI)、fMRI(functional magnetic resonance imaging)、拡散テンソルトラクトグラフィ(diffusion tensor tractography:DTT)などについて理解する。また、光トポグラフィを用いた脳血流の画像化と解析、また、脳波検査を用いたFFT解析や周波数脳波トポグラフィ解析などの意義と手技、画像評価法を修得する。これらの手法は、患者の検査診断という側面よりも医学研究分野で応用されている技法である。
閉じる生理機能検査学演習
臨床検査技師には、免許取得後、実務経験を積むことにより取得できる、より高度な認定資格が数多く用意されている。この授業では、卒業後のキャリアアップをめざし、これまで3年間で学んできた国家試験レベルの基礎・基本となる知識・技術の確実な修得を確認した上で、認定資格で求められる高度な専門知識の一端を演習により教授する。この授業では、就職後に取得をめざす超音波検査士や認定心電検査技師などの認定資格を視野に入れ、生体機能検査や画像検査のさらに高度な内容、および疾患との関連や検体検査との関連などを理解する。
閉じる医療情報システム学
臨床検査におけるシステムは必要不可欠であり、臨床検査情報システム(CLIS・LIS)はパソコンをワークステーションとするシステムが一般的であるが、臨床検査室全体のシステムから病院内外の他システム(医事、病棟、医師の検査オーダー、健康管理センター、外注業者のシステムなど)に接続された医療情報システムは、システムと装置の接続時だけでなく、システム更新に伴う技術や知識に役立つ。授業では、臨床検査情報システム(検査依頼から報告)の基本的な構成と情報処理を学び、情報や統計学の授業で学んだ知識や検査データベースの技術を病態解析に活用できるようにする。
閉じる検査総合管理学
臨床検査における業務や役割、組織体制、検査情報管理の必要性について理解し、臨床検査の管理や運営方法について部署別に人事および業務の管理、機器の管理や試薬・備品・消耗品の管理、収支管理、安全管理などを学修する。検査依頼、採血、分析、検査結果報告までの各プロセスにおける管理上の問題点を整理し、対策と解決のための精度保証が確立できてこそ検査総合管理といえる。そのために、トレーサビリティ、誤差要因、分析装置の精度を含めた測定時の精度管理などを理解し、あわせて各種検査機器および測定法の特徴を学ぶ。
閉じる臨床検査総合管理学
臨床検査総合管理学では臨床検査技師の役割や使命、職業倫理、守秘義務の必要性について理解する。また、臨床検査部門の組織と運営を理解し、部門ごとの検査体制と業務内容、各種管理について学修する。具体的には、機器管理、物品管理、人事管理、安全管理、情報管理、財務管理に関する理解を深める。検体の受付や報告、取り扱いや保存における各プロセスの管理上の問題点を整理し、対策と解決のための精度管理と品質保証が確立できてこそ検査総合管理といえる。そのために、トレーサビリティ、誤差要因、分析装置の精度を含めた測定時の精度管理などを理解し、あわせて各種検査機器及び測定法の特徴を学ぶ。また、予防医学における健康診断の重要性を理解し、衛生検査所(検診センター)の役割と業務について理解を深めるとともに、検査結果の精度を保証するうえで重要な信頼性評価、外部評価、認証制度について学修する。
閉じる関係法規
臨床検査技師等の医療職に関する法律、感染、薬事、保健衛生、生活保護、社会福祉関連の法規、労働基準法を学び、関係法規の目的、免許、試験、業務等、衛生検査所、罰則などについて理解する。また、死体解剖、医療過誤、毒物および劇物取締法による管理と廃棄に関する法規についても学ぶ。さらに、診療の補助としての鼻腔・咽頭ぬぐい液、鼻腔吸引液等の採取、膿、表皮、粘膜等の表在組織の採取、スワブによる便の採取、また基準嗅覚検査および静脈性嗅覚検査、電気味覚検査およびろ紙ディスク法による味覚定量検査など、近年の法規改正による臨床検査技師の業務範囲の拡大についても講義する。
閉じる関係法規
臨床検査技師等の医療職に関する法律、感染、薬事、保健衛生、生活保護、社会福祉関連の法規、労働基準法を学び、関係法規の目的、免許、試験、業務等、衛生検査所、罰則などについて理解する。また、死体解剖、医療過誤、毒物および劇物取締法による管理と廃棄に関する法規についても学ぶ。 2015年から可能となった微生物学的検査目的の検体採取に関する「臨床検査技師等に関する法律の一部改正」及び同時に追加された基準味覚検査及び静脈性嗅覚検査、電気味覚検査及びろ紙ディスク法による味覚定量検査に関する「臨床検査等に関する法律施行規則」の一部改正について学ぶ。 2021年に法改正されたタスク・シフト/シェアを推進する8項目(採血に伴う静脈路確保、超音波検査に関連する静脈路確保と造影剤の注入・抜針、成分採血のための装置接続、持続皮下グルコース測定、運動誘発電位検査・体性感覚誘発電位検査にかかる電極の着脱、経口・経鼻・気管カニューレ内部からの喀痰吸引、消化管内視鏡検査・治療における医師立会い下の組織検体採取、直腸肛門機能検査)にかかる法改正の内容を学ぶ。
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救急検査学
救急検査とは救急診療(急性病態)に特化して行われる臨床検査である。その主たる目的は、適切な処置・治療を実施するための病態把握・原因検索であり、それには迅速性と正確性が要求される。救急診療は繁忙を極めることから、臨床検査技師が初期診療に参加し、検体採取や処理などの検査前工程を担当することで、救急検査の迅速性及び検査精度を保証することができ、医師・看護師への診療支援(タスク・シフト/シェア)も可能になる。また、検査技師が自身の目と耳で患者情報を収集することにより、検査の優先順位の決定、結果の解釈、パニック値対応なども適切に行うことが期待できる。チーム医療である救急診療において救急検査に精通した検査技師は不可欠であり、本科目では救急診療に参加するために必要な知識と技術を学ぶ。
閉じる医療安全管理学
医療現場では臨床検査を通して質の高い検査を提供するだけでなく、感染対策や病院環境整備などの安全性が担保される必要がある。この授業では医療現場における事故や危険性を未然に察知し、医療従事者としての対処方法について、事例をもとに医療安全を学ぶ。また、臨地実習に先立って患者対応と確認義務、事故や感染、データの確認、守秘義務等についても学ぶ。これにより、患者に安全な医療を提供するためにはどのようなことを考える必要があるかなど、医療過誤や危機管理について考察し、安全対策の課題と現状について理解する。
閉じる医療安全管理学
医療安全管理学では臨床検査技師の責任及び業務の範囲を理解し、感染管理及び医療安全と患者接遇に配慮して、適切に採血(静脈路確保、電解質輸液の注入を含む)、静脈路への成分採血装置の接続並びに操作、運動誘発電位検査・体性感覚誘発電位検査に係る電極装着(針電極含む)・脱着、超音波検査における静脈路からの造影剤注入、直腸肛門機能検査、持続皮下グルコース測定、検体採取(経口、経鼻又は気管カニューレ内部からの喀痰吸引、消化管内視鏡検査による組織検体の採取を含む)が、医療現場で最低限は実施できる能力を身につける。また、これらに伴う危険因子を認識し、合併症の発生時に適切に対処できる能力を身につける。医療事故等発生の要因分析とその対策について学ぶ。 採血においては、採血時の安全管理・各種採血法と注意事項・静脈路確保の手技などを習得する。静脈路への成分採血装置の接続並びに操作・運動誘発電位検査・体性感覚誘発電位検査に係る電極装着(針電極含む)・脱着においては、安全管理及び適切な手技を習得する。検体採取においては、先に医療倫理と医療安全を学び、次いで各検体の採取に必要な知識・手技を習得する。合併症の発生時や患者急変時には適切な対応が迅速に対処できるよう一次救命処置の能力を身につける。
閉じる細胞診断学総論
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成され、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、細胞診断学の序論として細胞診断学総論の講義と実習を行う。近年の癌罹患率の増加、がん検診率の増加を踏まえ、社会における細胞検査士の必要性を考えると、即戦力として社会に貢献できる人材としての知識、技術を習得することが必要である。
閉じる細胞診断学各論 Ⅰ(婦人科系)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、婦人科系細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅱ(呼吸器系)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、呼吸器系の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅲ(消化器系)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、消化器系の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅳ(泌尿器系・体腔液)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、泌尿器・体腔液の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論Ⅴ (乳腺・甲状腺)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、乳腺・甲状腺の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅵ(リンパ節・骨・軟部・造血器等)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。この授業では、リンパ節・骨・軟部・造血器等について講義と実習を行う。
閉じる研究基礎演習
臨床検査に関する研究において、科学的に課題解決するための基本的理念や研究態度を身につける。その際、個人や大学の研究としてだけでなく、社会や地域への医療貢献であることを認識させる。授業ではまず、課題の理解と課題を達成するための効率的かつ積極的な行動や態度を身につけ、参考文献などによる課題や問題点の解決方法を教授し、課題に対する論理的な作業方法と判断力を養う。また、研究ノートの作成方法や研究に必要な倫理感、守秘義務などを学び、研究者としてのルールやマナーなどを修得する。この授業では積極的に討論を実施する。
閉じる卒業研究A
各専門領域の教員の指導を受けながら、卒業研究を行い、卒業論文を完成させる。前半は、自らの研究課題を設定し、達成するための研究プロセスを考え、必要な知識・技術を修得する。具体的には、研究課題に関連する過去の研究論文の成果等を調べるとともに、研究に必要な試薬・備品・試料・分析装置などの選択と使用方法の確認やプレ実験を行う。後半は、適宜教員の指導を受けながら、必要な実験を行い、卒業論文の執筆を行う。途中、中間発表を行い、学生や教員による評価や討論を経ることで、学術論文としての完成度を高める。
閉じる卒業研究B
卒業研究Bでは、細胞検査士・臨床検査技師として、医療の分野で社会に貢献することを目標に1年次から3年次まで学んできた種々の知識と技術を基に、細胞診断に則した研究を行う。具体的には、研究課題に関連する過去の研究論文を調査し、研究に必要な分析方法を検討し研究計画を立てる。研究に必要な試薬、備品、試料、機器を選択する。担当教員の指導のもとに実験を行い実験結果を分析し、論文としてまとめる。
閉じる臨床検査総合演習A
臨床検査学は専門領域が多岐にわたっており、1年次から3年次まで個別領域の知識と技術を段階的に身につけ、臨地実習において現場を体験することにより総合化を行うこととなる。この授業では、さらに専門領域間の関係を学生に意識させつつ、基礎から応用までの知識と技術の総合的な理解を図っていく。また、臨地実習を通して身につけた知識・技術や臨地実習での経験を学生同士が共有することで、知識や技術だけでなく、卒業後の社会人としての資質や臨床への応用能力を高めていく。
閉じる臨床検査総合演習B
臨床検査学は専門領域が多岐にわたっており、1年次から3年次まで個別領域の知識と技術を段階的に身につけ、臨地実習において現場を体験することにより総合化を行うこととなる。この授業では、さらに専門領域間の関係を学生に意識させつつ、基礎から応用までの知識と技術の総合的な理解を図っていく。また、臨地実習を通して身につけた知識・技術や臨地実習での経験を学生同士が共有することで、知識や技術だけでなく、卒業後の社会人としての資質や臨床への応用能力を高めていく。なお、このクラスは、細胞検査士コース受講者を対象とする。
閉じる臨地実習
臨床検査技師としての基本的な実践技術および施設における検査部門の運営に関する知識を修得し、被験者への適切な対応を学ぶ。また、医療チームの一員としての責任と自覚を養う。具体的には、病院における検査受付・採血、一般検査、血液検査、免疫検査、生化学検査、細菌検査、遺伝子検査、病理検査、輸血検査、生理検査、解剖などで、実際の検査内容を経験する。また、臨地実習マニュアルを基本にして臨床検査の検体処理、分析、結果報告、解釈までを実体験し、検査の仕組み、検査の相談および情報管理、検査データの活用、精度管理、システム運用等を総合的に理解する。さらに、患者接遇、臨床検査技師としての心構え、応用力等も同時に身につける。
閉じる臨地実習
臨地実習では臨床検査技師としての基本的な実践技術および施設における検査部門の運営に関する知識を修得し、被験者への適切な対応を学ぶ。また、医療チームの一員としての責任と自覚を養う。具体的には、病院における検査受付・採血、一般検査、血液検査、免疫検査、生化学検査、細菌検査、遺伝子検査、病理検査、輸血検査、生理検査、解剖などで、実際の検査内容を経験する。また、臨地実習マニュアルを基本にして臨床検査の検体処理、分析、結果報告、解釈までを実体験し、検査の仕組み、検査の相談および情報管理、検査データの活用、精度管理、システム運用等を総合的に理解する。さらに、患者接遇、臨床検査技師としての心構え、応用力等も同時に身につける。 加えて、臨地実習に先立ち、臨地実習前技能修得到達度評価試験、臨地実習知識試験、臨地実習常識試験等を学内で実施し、すべての合格者が臨地実習への参加が許可される。
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遺伝子・染色体検査学
近年の医学研究の進歩により、従来の遺伝性疾患に加え、糖尿病、心筋梗塞、感染症、各種がん等への遺伝子の関与が明らかになった。さらに、精神疾患における遺伝子の関与も明らかになりつつあり、臨床検査における遺伝子・染色体検査の重要性が高まっている。遺伝子・染色体検査学では遺伝子・染色体検査の原理や方法及び疾患との関連、および検査に伴う倫理について学習する。さらに、これらを理解するためには、細胞生物学などの基礎分野や、病理学などの臨床分野の知識も要求されるため、それらも踏まえて講義する。
閉じる遺伝子・染色体検査学実習
遺伝子検査の基本として、特定の核酸の存在を証明する知識と手技は、確実に取得しておかなければならない。遺伝子・染色体検査学実習ではまず、遺伝子解析に必要な機器・器具・試薬に関する知識を学び、遺伝子検査に用いるサンプルの収集・処理・保管などの取り扱いについて理解する。次いで、核酸(DNAおよびRNA)の抽出法と、取り扱い上の注意を学ぶ。また、PCR法の原理と実施法、RT-PCR法の原理と実施法、電気泳動法の原理と実施法等についても理解する。それと同時に、遺伝子検査に伴う倫理的課題について深く理解する。
閉じる生理検査学 Ⅰ
生理機能学で扱う臨床検査は、直接、患者に医療機器を接続または密着させることで、身体内部から出てくるさまざまな物理現象を計測したり、外部から超音波や磁力線などエネルギーを加えることで身体内部の画像イメージを得る検査である。 生理検査学 Ⅰでは人体からの生体機能情報を収集するための理論、生理学的検査の役割と測定意義・安全対策・感染対策、患者の心理と対応、外来、病棟、手術室など医療現場における多様なニーズ、安全対策・感染対策・患者急変時の対応などに加え、心電図検査や脈波検査に代表される循環機能検査、呼吸機能検査、睡眠時無呼吸症候群検査、血液ガス検査、臨床脳波検査、脳誘発電位検査、針筋電図検査、末梢神経伝導検査、超音波検査、純音聴力検査、味覚検査、嗅覚検査等の意義と目的、方法、正常所見、注意事項、評価の限界、ノイズと対策ほかを学ぶ。
閉じる生理検査学 Ⅱ
生理検査学 Ⅱでは生理機能検査の中でも主要な心電図検査、ホルター心電図検査、スパイロメトリーまたはフローボリウムなどの呼吸機能検査、血液ガス検査、臨床脳波検査、針筋電図検査、末梢神経伝導検査、心臓超音波検査、腹部超音波、血管体表超音波などを対象として、特定の疾患と関連する様々な異常所見、境界所見を詳細に学ぶ。また、各種生理機能検査における患者対応の方法や留意事項についても理解する。超音波検査(超音波検査における静脈路からの造影剤注入を含む)についても学習する。
閉じる生理検査学 Ⅲ
生理検査学 Ⅲでは磁気共鳴画像(MRI)、眼底写真、サーモグラフィ、平衡機能検査、手術室などで行われる術中神経モニタリング(運動誘発電位検査・体性感覚誘発電位検査に係る電極装着(針電極含む)・脱着)等を学ぶ。加えて、生理検査学 Ⅰおよび生理検査学 Ⅱ・Ⅲで修得した内容を総括・補完することで、正常所見と異常所見、境界所見を明確に判読する能力を養う。
閉じる生理検査学 Ⅳ
生理検査学 Ⅳでは脳機能イメージング、MRI画像解剖と解剖生理学の関係、臨床検査技師が知っておきたいX線写真検査・CT検査・PET-CT検査、睡眠障害とPSG検査、脳死下臓器移植と法的脳死判定、小児脳波概説、高齢者てんかんとAlzheimer病、認知症の検査、高次脳機能障害、発達障害、メンタルヘルス等を学ぶ。また、直腸肛門機能検査、消化管内視鏡検査(組織検体の採取手技を含む)を含む手技及び患者接遇について習得し、結果の解析と評価について学習する。また、外来、病棟、手術室など医療現場における多様なニーズに対応できる技術を習得する。検査時の急変の対応についても学ぶ。
閉じる生理検査学実習 Ⅰ
生理検査学実習 Ⅰでは標準12誘導心電図検査・負荷心電図検査・血圧脈波検査、ホルター心電図などの循環機能検査、スパイロメトリー・強制呼出曲線・フローボリュームなどの呼吸機能検査、重心動揺検査・標準純音聴力検査などの平衡聴覚検査、心臓超音波・頸動脈超音波などの画像検査の手技と結果判読を実体験を通して検査結果の解析と評価法を修得する。各検査に用いるME機器の構造および取扱法、安全対策を理解する。加えて、患者に対する言葉遣い、挨拶および身だしなみ、接遇や配慮などについて医療人に求められる資質を理解する。生理機能検査に求められる基本的なスキルがコミュニケーション能力であることを認識することが極めて重要である。
閉じる生理検査学実習 Ⅱ
生理検査学実習 Ⅱでは臨床脳波検査・末梢神経伝導検査(MCS・Fwave・SCS)・聴性脳幹反応(ABR)検査・体性感覚誘発電位(SEP)検査、運動誘発電位(MEP)検査などの脳神経筋機能検査、無散瞳眼底写真検査、肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓などの腹部超音波、甲状腺ほかの体表超音波などの画像検査の手技と結果判読を実体験を通して検査結果の解析と評価法を修得する。各検査に用いるME機器の構造および取扱法、安全対策を理解する。加えて、患者に対する言葉遣い、挨拶および身だしなみ、接遇や配慮などについて医療人に求められる資質を理解する。生理機能検査に求められる基本的なスキルがコミュニケーション能力であることを認識することが極めて重要である。
閉じる臨床細胞学総論 Ⅰ
細胞診断学を学び、将来細胞検査士として活躍するために必要となる臨床細胞学について基本的な知識と技術を総合的に学ぶ。臨床細胞学総論 Ⅰでは、まず臨床細胞学の序論として、細胞診断学の歴史や目的、癌細胞の判定基準や用語などの知識を修得する。また、正確な細胞診断を行うために欠かすことのできない標本作製について学ぶとともに、その理論的背景を理解する。その上で、正常細胞と細胞の良性変化などに関する知識と形態的特徴について、細胞診断学の基礎となる婦人科系の特に子宮頸部を対象に学ぶ。実習では、子宮頸部における各種正常細胞、感染症、化生、組織修復までの典型的な細胞について顕微鏡で観察し、スケッチを行うことで理解を深める。
閉じる臨床細胞学総論 Ⅱ
細胞診断学を学び、将来細胞検査士として活躍するために必要となる臨床細胞学について基本的な知識と技術を総合的に学ぶ。臨床細胞学総論 Ⅱでは、子宮頸部における上皮内病変から浸潤癌まで、子宮体部における性周期別正常内膜、体癌および絨毛性疾患や卵巣腫瘍に関する臨床細胞学的所見について学ぶ。実習では、子宮頸部における各種上皮内病変から扁平上皮癌、腺癌まで、子宮体部における性周期別正常細胞および子宮体癌の典型的な細胞について顕微鏡で観察し、スケッチを行うことで理解を深める。
閉じる臨床細胞学総論 Ⅲ
細胞診断学を学び、将来細胞検査士として活躍するために必要となる、臨床細胞学について基本的な知識と技術を総合的に学ぶ。臨床細胞学総論 Ⅲでは、呼吸器、泌尿器、乳腺・甲状腺、体腔液を対象に、正常細胞、良性変化、癌に関する臨床細胞学的所見について総合的理解を深める。実習では、この授業で対象とする呼吸器の正常細胞、非細胞性物質から腫瘍まで、泌尿器、乳腺・甲状腺、体腔液の典型的な細胞について繰り返し顕微鏡で観察し、スケッチを行うことで理解を深める。
閉じる臨床細胞学演習 Ⅰ
臨床細胞学総論 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで学んだことをもとに、実習を繰り返して学習し、必要に応じて適宜、教員により、受講生に対し個別的および集団的に解説を行う。臨床細胞学演習 Ⅰでは、婦人科領域における各種細胞の形態学的特徴を学習し、顕微鏡にて繰り返し観察する。
閉じる臨床細胞学演習 Ⅱ
臨床細胞学総論総論 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで学んだことをもとに、実習を繰り返して学習し、必要に応じて適宜、教員により、受講生に対し個別的および集団的に解説を行う。臨床細胞学演習Ⅱでは、婦人科領域における各種細胞の形態学的特徴を学習し、独自にスクリーニング・同定できるよう顕微鏡にて繰り返し観察する。
閉じる細胞診断学総論
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成され、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。細胞診断学総論では、細胞診断学の序論として細胞診断学総論の講義と実習を行う。近年の癌罹患率の増加、がん検診率の増加を踏まえ、社会における細胞検査士の必要性を考えると、即戦力として社会に貢献できる人材としての知識、技術を習得することが必要である。
閉じる細胞診断学各論 Ⅰ(婦人科系)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。細胞診断学各論 Ⅰでは、婦人科系細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅱ(呼吸器系)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。細胞診断学各論 Ⅱでは、呼吸器系の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅲ(消化器系)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。細胞診断学各論 Ⅲでは、消化器系の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅳ(泌尿器系・体腔液)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。細胞診断学各論 Ⅳでは、泌尿器・体腔液の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅴ(乳腺・甲状腺)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。細胞診断学各論 Ⅴでは、乳腺・甲状腺の細胞診断について講義と実習を行う。
閉じる細胞診断学各論 Ⅵ(リンパ節・骨・軟部・造血器等)
細胞検査士コースは、細胞診断学に関する総論および6つの各論により構成し、細胞検査士資格認定試験合格を目標に、300時間の講義と600時間の実習を行う。細胞診断学各論 Ⅵでは、リンパ節・骨・軟部・造血器等について講義と実習を行う。
閉じる研究基礎演習
臨床検査に関する研究において、科学的に課題解決するための基本的理念や研究態度を身につける。その際、個人や大学の研究としてだけでなく、社会や地域への医療貢献であることを認識させる。研究基礎演習ではまず、課題の理解と課題を達成するための効率的かつ積極的な行動や態度を身につけ、参考文献などによる課題や問題点の解決方法を教授し、課題に対する論理的な作業方法と判断力を養う。また、研究ノートの作成方法や研究に必要な倫理感、守秘義務などを学び、研究者としてのルールやマナーなどを修得する。この授業では積極的に討論を実施する。
閉じる卒業研究 A
卒業研究Aでは各専門領域の教員の指導を受けながら、卒業研究を行い、卒業論文を完成させる。前半は、自らの研究課題を設定し、達成するための研究プロセスを考え、必要な知識・技術を修得する。具体的には、研究課題に関連する過去の研究論文の成果等を調べるとともに、研究に必要な試薬・備品・試料・分析装置などの選択と使用方法の確認やプレ実験を行う。後半は、適宜教員の指導を受けながら、必要な実験を行い、卒業論文の執筆を行う。途中、中間発表を行い、学生や教員による評価や討論を経ることで、学術論文としての完成度を高める。
閉じる卒業研究 B
卒業研究Bでは細胞検査士・臨床検査技師として、医療の分野で社会に貢献することを目標に1年次から3年次まで学んできた種々の知識と技術を基に、細胞診断に則した研究を行う。具体的には、研究課題に関連する過去の研究論文を調査し、研究に必要な分析方法を検討し研究計画を立てる。研究に必要な試薬、備品、試料、機器を選択する。担当教員の指導のもとに実験を行い実験結果を分析し、論文としてまとめる。
閉じる臨床検査学総合演習 A
臨床検査学は専門領域が多岐にわたっており、領域別での基礎から応用までの知識の総合的理解を図っていく。また、領域別の病態学演習をさらに深め、臨床検査の各分野の基礎知識を充実させ、より専門的で応用可能な知識習得へと発展させることにより、卒業後の社会人としての資質や臨床への応用能力を高めていく。臨床検査学総合演習Aは細胞検査士コース受講者以外を対象とする。
閉じる臨床検査学総合演習 B
臨床検査学は専門領域が多岐にわたっており、1年次から3年次まで個別領域の知識と技術を段階的に身につけ、臨地実習において現場を体験することにより総合化を行うこととなる。この授業では、さらに専門領域間の関係を学生に意識させつつ、基礎から応用までの知識と技術の総合的な理解を図っていく。また、臨地実習を通して身につけた知識・技術や臨地実習での経験を学生同士が共有することで、知識や技術だけでなく、卒業後の社会人としての資質や臨床への応用能力を高めていく。臨床検査学総合演習Bは細胞検査士コース受講者を対象とする。
閉じる生化学 Ⅰ
生化学は生体並びに生命現象に関する科学的な思考と理解に重要な科目である。生命現象を総合的に理解し、関連科目を習得するための基礎能力を養う。生体は、糖質、タンパク質、脂質、核酸、無機質等多くの分子から成り立っている。生体を構成する最小単位である細胞はこれらの物質から構成されている。また、細胞は摂取した物質を代謝し、生命活動に必要なエネルギーを得て増殖・成長している。生化学Ⅰでは生命現象を分子レベルで理解する科学的思考法と基礎知識を身につける。さらに、生体分子の構造や性質、エネルギー代謝について学習するとともに、細胞や細胞の集合である生体の維持、成長における生体分子の機能を学習する。生理検査や生化学検査に対応するために、生化学的な観点から系統立てて理解する。
閉じる生化学 Ⅱ
生化学は生体並びに生命現象に関する科学的な思考と理解に重要な科目である。生命現象を総合的に理解し、関連科目を習得するための基礎能力を養う。 生化学Ⅱでは生化学Ⅰで学習した糖質、タンパク質、脂質、核酸、無機質等、生体を構成する分子に関する基礎知識と生命維持におけるそれら生体分子の機能に対する理解を前提として、様々な生命現象を化学的側面から学習する。主に核酸の構造と機能に基づいた遺伝情報とその発現の仕組み。遺伝子の変異と修復の仕組み。細胞内分子や細胞間情報伝達物質による遺伝子発現とその調節の仕組み。さらに、細胞の増殖や分化における遺伝子発現の調節等について学習する。生化学検査や遺伝子検査に対応するために系統立てて理解する。
閉じる病理検査学 Ⅰ
病理検査学 Ⅰでは人体解剖学に引き続き、臨床検査技師として医療に携わるために必要な人体の正常な細胞組織形態と構造を系統的に学び、関連科目を習得するための基礎能力を養うと共に、採血、検体採取(経口、経鼻又は気管カニューレ内部からの喀痰吸引、消化管内視鏡検査によるものも含む)及び生理学的検査に対応するために細胞組織学の観点から、系統立てて理解する。授業では、まず一般的な細胞の構造と基本的な細胞内小器官の構造と機能について理解し、さらに筋・骨格系、神経系などの組織学総論を学び、その後、循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌系、神経系、皮膚・感覚器系の細胞組織の形態と構造を学ぶ。
閉じる病理検査学実習 Ⅰ
病理検査学実習 Ⅰでは病理検査学 Ⅰで修得した組織学に関する知識をさらに定着させるため、細胞組織に関する実習を行う。実習では、染色した組織切片を光学顕微鏡を使って観察し、それをスケッチすることで、人体の構造の特徴を詳細に理解する。この実習を通して、顕微鏡の取り扱いおよび観察方法に慣れるとともに、上皮組織、支持組織、筋組織、神経組織および各器官の組織を識別するための基礎的能力を身につける。
閉じる病理検査学 Ⅱ
生体検査や手術によって採取された臓器や組織、細胞から病気の診断や原因究明を行うための病理学検査が行われる。病理検査学 Ⅱでは、病理組織学的検査法の意義、病理組織標本作製法、各種の染色法、組織化学染色法、免疫組織化学染色法、電子顕微鏡標本作製法を学ぶ。近年では病理組織標本を用いて遺伝子検査が行われることも多い。身体の構造、特に疾病時の臓器・組織・細胞等の形態学的検査及び遺伝子関連・染色体検査について、病理学的検査の観点からの知識と技術を習得し、結果の解析と評価について学習する。また、病理解剖(剖検)の意義や介助の実際を学修することで、病理解剖が臨床医学に果たしている役割を理解する。さらに、標本の管理や精度管理についても学ぶ。
閉じる病理検査学実習 Ⅱ
病理検査学における学修と理解の上で、病理組織標本作製における一連の作業である、固定、切り出し、包埋、薄切、各種染色(HE染色、特殊染色、免疫染色)、封入、鏡検の行程を実習により学ぶ。また、正常組織における形態学的特徴、機能的特徴を理解するとともに、顕微鏡で各種染色標本の形態学的特徴を観察し、その特徴をスケッチを含む所見として記述し、考察を加える。また、実習内容についてグループで討論し、体験や知見を共有することで、知識と技術の一定の標準化を図る。
閉じる一般検査学
一般検査学では身体の構造、特に疾病時の臓器・組織・細胞等の形態学的検査及び寄生虫学とその検査について学び、尿、糞便、脳脊髄液などの各種生体試料について、一般検査学の観点から生物化学的分析の理論と実際を習得し、結果の解析と評価について学習する。
閉じる医動物学
医動物学では人体に直接病害を起こす動物、間接的にヒトの感染症などを媒介する動物とヒトの関わり合いについて学ぶ。授業では、寄生虫・原虫・衛生動物の分類、分布、形態、発育、生活環、ヒトへの感染について系統的に解説し、寄生虫検査法などをスライドおよび標本を用いて観察しながら学習する。具体的には、赤痢アメーバ・膣トリコモナス・マラリア・トキソプラズマ等の原虫類、回虫やアニサキスなどの線虫類、吸虫類、条虫類、貝・甲殻類、ダニ・ハエ・ノミ・シラミ・蚊などの衛生動物に関する特徴と検査法について理解する。
閉じる一般検査学・医動物学実習
一般検査学実習では一般検査学で学んだ知識・技術を実習を通して更に深く認識する。尿・便などの試料を用いて生物化学分析の手法を学ぶ。尿検査では尿沈渣を作成、観察する事で病態の理解や組織、解剖学の復習も行う。微生物学的検査を目的とする各部位からの検体採取についても実習を行い、経口、経鼻または気管カニューレ内部からの喀痰吸引についても学ぶ。寄生虫についても分類や疾患との関係、生態や検査法について学ぶ。医動物学実習では医動物学の講義で得た知識に加え,人体の健康に害を与える主要な寄生虫の形態,病理,診断,検査法等を実物を通して専門知識を習得する。寄生虫感染症の臨床検査診断法について実習し、寄生虫体(成虫,幼虫,虫卵,栄養体など)の形態的特徴の鑑別する技術を習得する
閉じる医学概論
人類の歴史は「病いとの戦い」の歴史であるともいえる。例えば、伝染病との戦いはペストや天然痘には勝利したものの、エイズやインフルエンザといった新たな敵との戦いが引き起こされている。人類の生存をかけた戦いのなかで医学は生まれ、発展してきた。さらに、ライフスタイルの変化、人口の少子高齢化等の社会情勢の変化は生活習慣病などの新たな「病い」の発生の素地となっている。医学は新たな姿の敵との戦いを迎えている。こうした医学の歴史を振り返りながら、「医学の過去、現在、未来」について講義する。
閉じるこころとからだの健康科学 Ⅰ
健康科学部は「こころとからだの健康と臨床」を考究することをテーマとしている。いずれの学科も人間をこころとからだを併せ持つ存在としてホリスティックな視点から捉える考え方に立脚している。本科目では、「こころ」と「からだ」について、心理学、理学療法学、救急救命学、臨床検査学の視点からそれぞれの教員が自身の学術研究や臨床経験の知をもとに講義する。
閉じるこころとからだの健康科学 Ⅱ
健康科学部は「こころとからだの健康と臨床」を考究することをテーマとしている。いずれの学科も人間をこころとからだを併せ持つ存在としてホリスティックな視点から捉える考え方に立脚している。本科目では、「こころ」と「からだ」について、心理学、理学療法学、救急救命学、作業療法学の視点からそれぞれの教員が自身の学術研究や臨床経験の知をもとに講義する。
閉じるこころとからだの健康科学 Ⅰ
健康科学部は「こころとからだの健康と臨床」を考究することをテーマとしている。いずれの学科も人間をこころとからだを併せ持つ存在としてホリスティックな視点から捉える考え方に立脚している。本科目では、「こころ」と「からだ」について、心理学、理学療法学、救急救命学の視点からそれぞれの教員が自身の学術研究や臨床経験の知をもとに講義する。
閉じるこころとからだの健康科学 Ⅱ
健康科学部は「こころとからだの健康と臨床」を考究することをテーマとしている。いずれの学科も人間をこころとからだを併せ持つ存在としてホリスティックな視点から捉える考え方に立脚している。本科目では、「こころ」と「からだ」について、心理学、理学療法学、救急救命学の視点からそれぞれの教員が自身の学術研究や臨床経験の知をもとに講義する。
閉じる統計学基礎論
この科目では統計学そのものについて学ぶのではなく、統計法を利用して各分野(保健衛生学や心理学、教育学など)の研究を進める方法を学ぶことを目的とする。授業を通じて統計学の基礎を学び、身近なデータを読み取る力をつけ、また実際に受講生自身が研究を行う上で知識を活用できるよう、実践的な能力を身につけることをめざす。
閉じる医療と生命の倫理
生命倫理学の基本原則を正しく理解し、現代の医療における倫理的諸問題を学ぶ。まず、患者の自律の尊重という生命倫学理学の基本原則と、これを達成するために不可欠なインフォームド・コンセントの原理について説明する。その後に、①出生前診断、人工妊娠中絶、生殖補助医療など人間の誕生にまつわる諸問題、②ターミナルケア、安楽死と尊厳死など人間の死にまつわる諸問題、③遺伝子診断と遺伝子治療、再生医療など先端的医療、④医療情報の保護について教授する。
閉じる医療リスクマネジメント
医療全般における安全とその管理について教授する。医療職種全体の目標である「医療の質の向上」について講義し、リスクマネジメントの関係性について理解を深める。さらに、その具体的方法について解説する。また、各種治療におけるリスク、および機器の使用にあたっての事故防止の方法について解説する。業務に関わる感染症については、自身が感染媒体にならないようにすることの理解を深め、その対策について教授する。
閉じる臨床心理学
医療を通じて人と関わるために必要な、臨床心理学の知識や考え方を身につけることを目的とする。いくつかの心理療法の基礎となる理論的枠組みと、さまざまな精神的障害に関する基本的な知識を学ぶ。そうした知識も当然重要であるが、それだけにとどまらず「臨床の知」としての思考力を身につける必要がある。「臨床の知」とは、客観的に眺め分析するのではなく、自分が現場にコミットして、相手との関係のなかで考えることといえる。理論だけではなく、それをバックボーンとして「自分が」どのように相手へ関わる存在になっていくのか、履修者それぞれが、主体的に考えられるようになることをめざしたい。
閉じる公衆衛生学
公衆衛生の基礎的な知識を身につける。公衆衛生の前提となる集団・社会の健康の意義、社会医学の考え方、公衆衛生学の発展過程を概説した上で、公衆衛生活動の人口・疾病統計と健康指標、疫学、健康管理の基礎を学び、地域保健、成人保健、母子保健、老人保健、産業保健、学校保健の各分野における保健活動について学習する。
閉じる健康心理学
心身の健康の維持増進や疾病の予防について、心理・社会・身体的な要因がどのような役割を持つのかを心理学的な側面から学ぶ。ストレス、ライフスタイル、生活習慣病、疾病予防、食物・嗜好品の摂取や運動などといった健康関連行動など、現代社会で問題になっている事柄について理解する。
閉じるキャリア開発基礎講座
大学生活でも就職採用試験でも、そして社会に出てからも必要となる一般社会常識を学ぶ。獲得目標として、コミュニケーション能力の前提となる一般社会常識を学び、就職筆記試験対策だけでなく社会に順応できる力の養成をめざす。就職活動でよく実施される筆記試験の基礎内容を丁寧な解説で修得することをめざす。
閉じる医療事務研究 Ⅰ
病院の組織、業務、使命、各種の医療保険制度について解説の上、保険請求事務のしくみについて具体的に治療代を算定しながら学び、病院での医療事務の実際を知る。初診料や再診料、医学管理、在宅医療をはじめ、投薬・注射・処置・手術・輸血・麻酔などの病院の営みと医療事務者の業務との関連性および必要な知識について教授する。
閉じる医療事務研究 Ⅱ
医療事務研究 Ⅰにて治療基準による算定方法およびカルテ記載上の治療内容を外来レセプト(診療報酬明細書)に置き換える技能を習得する。医療事務研究 Ⅱでは、現在医療社会で行われる治療行為全域について学習を進め、老人医療・公費負担医療からのレセプト演習、入院カルテからの入院レセプト演習を行う。また、良質な患者サービスの提供を重視する医療界の変化に対応し、患者接遇・院内コミュニケーションに関する知識・技能についても学習を進める。
閉じるキャリアコミュニケーション Ⅱ
社会人基礎力(コミュニケーション能力)を体得し、社会人としての準備を行う。適切なマナーをもとに、自信を持って自己アピールできるスキル、問題発見解決型人材を念頭においた社会が求めるヒューマンスキルなどの獲得をめざす。講座では、円滑なコミュニケーションからより有益な結果が生み出されることを理解し、効果的な自己アピールの修得や基本的なビジネスマナーのスキルをベースにしたコミュニケーション能力を高めるスキルを修得する。講座形式は、座学で得た知識をもとに実習・ワークショップ・発表を中心とした構成とし、体験を通して考え抜く力、前へ踏み出す力、チームワーク力(コミュニケーション力・自己アピール力)などのヒューマンスキルを身につけることをめざす。
閉じるキャリア開発研究 Ⅰ
警察官・消防官など公務員に求められる専門知識の獲得と自らの職業観の育成・開発のために、各職種の仕事内容について講義や講演を通して学ぶ。公務員の一形態としての公安職の特徴と、求められる知識や能力について学び、警察官・消防官・自衛官など具体的な職種の業務について、現役者の講演などを通じて深く理解する。
閉じるキャリア開発研究 Ⅴ
公務員の教養試験知能分野(数的推理・判断推理)および知識分野(社会科学)のための基礎学力の育成のため、該当分野に関して典型的な問題を中心に解法解説と問題演習を行う。社会科学については、政治学・法学分野を網羅的に学習する。この他にも、論文や面接に係る基礎学習および演習を行う。
閉じるキャリア開発研究 Ⅵ
時事問題を理解するために必要な基礎知識を身につけ、主体的に世の中の現状を考える力を育成する。公務員試験に出題されそうな時事問題を中心に、その問題の背景を解説する。各自で時事問題についての事前学習をし、その時事問題を題材に集団討論・小論文・面接の演習を行う。
閉じる救急救命将来講座 Ⅰ
救急救命士の主な就業先である公務員試験の受験を見すえた演習を集中的に行う。それにより文章理解や数的処理などの一般教養、自然科学、人文科学、法律、経済、政治など幅広い知識の修得と定着を図り、3年次以降の学修の基礎とする。学習を通じて、社会人としての教養はもとより、論理的思考力やコミュニケーション能力を身につける。具体的には、人文・社会分野において、政治と経済を中心とした領域の知識を学び、実際の公務員試験に出題される問題を演習する。また、数的処理分野においては、判断推理と数的推理を中心とした領域の論理的思考を学び、実際の公務員試験に出題される問題を演習する。
閉じる救急救命将来講座 Ⅱ
「救急救命将来講座 Ⅰ」における学習を基礎として、救急救命士の主な就業先である公務員試験の受験を見すえた発展的な演習を集中的に行う。それにより、文章理解や数的処理などの一般教養、自然科学、人文科学、法律、経済、政治など幅広い知識の修得と定着を図り、3年次以降の学修の基礎とする。また、この学習を通じて、社会人としての教養はもとより、論理的思考力やコミュニケーション能力も身につける。具体的には、数的処理分野において数的推理と判断推理を中心とした領域、人文・社会分野において政治、経済、社会を中心とした領域に関して、それぞれ発展的分野を取り扱う。
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