ポータルサイト配信の確認を習慣に
学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。
- 【ポータルサイトの利用方法】
- 『 在学生の方へ 』のページからポータル(ユニパ)をご確認ください。
正しく課題を認識し、適切な判断・分析・統合をすることで最適解を導くための思考方法(クリティカルシンキング)を学ぶ。このことにより、他者の意見を批判的・分析的に検証する力、他者の意見に含まれる問題点を合理的な方法で指摘できる力、自らの意見に対する批判に対して合理的に回答する力、議論に含まれる問題を出発点として、よりよい解決策や代替案を提案する力などの獲得をめざす。
日常生活や仕事でさまざまな問題、さらに環境などの社会的課題を考えるうえで、数学は欠かせない。この科目では、将来、市民として的確な判断を下すために役に立つ数学的考え方や概念を、現実の課題を考えるなかで学習する。扱うのは、経済や環境を考えるうえで重要な指数・対数、刻々と変化する様子から全体を知るための差分や微積分、社会の集団現象を分析するための統計や確率などである。授業では、これらの数学の必要性を理解することを目標とする。
市民や社会人として必要とされる倫理観や人間性の養成、異なる考え方や異なる文化を持つ人々を理解する能力の養成を目的とする。哲学は何を問題にしてきたのか、またそれにどのように取り組んできたか、そしてその問いは私たちにとってどんな意味をもつのかについて、さまざまな哲学者の著作を通して考える。
倫理学とは何か、倫理学にどのような意義があるのかを理解し、倫理学的な考え方を身につけることを目標とする。社会正義を考えるをテーマとして学びを進め、近代以降の倫理学の学説を中心に、倫理学的な考え方の基礎を歴史的背景を含めて理解し、現代社会の諸問題を考えるうえで倫理学的な思考法の意義と重要性を知る。
大学でのスタディ・スキルとして必要とされる読解力や基本的な文章作成能力の獲得をめざす。演習を通して文章を読む力を養成しながら、添削指導等により、論理的な論説文を書くために必要な文章構成力や推敲の能力を獲得する。
大学での学修で求められる学術的文章を書く技術を、演習を通じて獲得する。大学における学術的文章には、授業で課されるレポート、実習レポート、卒業論文等が含まれる。本科目により、内容が正確に伝わるわかりやすい文章、かつ客観的な評価に耐えうる文章を書く力の獲得をめざす。
現代の情報化社会に必須であるコンピュータやネットワークに関する基礎的知識の理解と、文書作成、表計算、プレゼンテーションのソフトウェアを活用する技能を、演習を通して習得する。具体的には、Officeソフトを通じ、身近な素材を元に文書ソフトではレポート作成、表計算ソフトではグラフ作成や数値分析、プレゼンテーションソフトではスライド作成といった実践力と応用力を養うとともに、情報社会におけるさまざまな危険を防ぐための知識、情報を扱ううえでのマナーを身につける。
社会全般の情報化が進み、道具であるパソコンがより便利に使いやすく進歩していくなかで、使い手である我々には、それらに関する知識だけでなく、情報そのものを使いこなすことが求められている。本科目では、社会で求められている情報活用の基礎力を体系化し、どうやって効果的に情報を活用するかを演習を通して学習する。具体的には、一連の情報プロセス(収集、分析、整理・保管、表現、運用)の意味を理解し、データや情報を適切に処理・活用できる力を身につける。
実社会において人工知能(AI)が活用される機会は大きくなってきている。日常生活のなかで、あるいは職業生活のなかでAIを活用するにあたり、その仕組みやAIを使ってできることとその限界を学び、AIをツールとして使いこなせる力(AIリテラシー)を獲得する。
情報通信技術が現代社会をどのように支えているのか、また、現在どのような課題があり、今後社会をどのように変えていくのかを学ぶ。テキストを中心に、適宜スライドや配布資料、政府や団体の公開資料等を用いる。理解の深化と確認のため、レポート提出や複数回の理解度テストを実施する場合がある。
基本的な英文の読解・表現の演習を通して、英語理解のための基礎的な知識(基本文型的分析や文法的知識・基本単語・成句など)を整理し、英語の表現方法と日本語の表現方法の違いを考えた上で、実用的に使える英語力を身につけ、英語運用能力のうち、特にリーディングとライティングの技能を発展させていく。
平易な英語のリスニング・スピーキング・プレゼンテーションの演習を通して、英語理解のための基礎的な知識(基本文型的分析や文法的知識・基本単語・成句など)を整理し、英語の表現方法と日本語の表現方法の違いを考えた上で、実用的に使える英語力を身につけ、英語運用能力のうち、特にリスニングとスピーキングの技能を発展させていく。
スキミング、スキャニング、主題の把握、推論など、効果的に英文を読むために欠かせないリーディングスキルの修得をめざす。また、必要なリーディングスキルを用いて、さまざまなトピックについての読み物を読み、演習問題などを通して、それらトピックに対する自分の意見を表現できるライティング能力を向上させることをめざす。
効果的に英語を聞きとるために欠かせないさまざまなリスニングスキルの修得をめざす。それらのリスニングスキルを用いて、さまざまなジャンルのリスニング教材を聴き、演習問題などを通して、それらトピックに対する自分の意見をプレゼンテーションできる能力を向上させることをめざす。
本科目は、本学の教養教育課程全体の基盤的科目のひとつであり、本科目で学んだ基礎の上に、その後の教養教育課程に設定する多様な科目の学びを重ねることにより、「社会を構成する知的市民としてのマインドセット」の獲得をめざすものである。また、本科目を受講することにより、本学の教学理念を理解したうえでその後の学びを進められるようにするための科目としても位置付ける。そのため、まずは本学の教学理念を学んだうえで、本学に設置する多様な学部から、それぞれの学問領域の基礎を学び、各学問領域を学ぶ意義を理解する。
(オムニバス方式/全14回)
歴史学の学問としての方法論を知るとともに、多様な視点から事象を理解する姿勢を身につける。世界史と日本史分野の教員が担当し、歴史学を学ぶうえで必要な学問的方法論についての理解を深める。授業においては特に日本と異文化の接触・交流の視点や、文献史学以外の学問研究の視点に留意するとともに、史料を的確に読む重要性について徹底的に講義する。
ジェンダーは人種・民族・階級とともに、人間の歴史的経験を作り上げる最も基本的な要素である。この科目では社会・文化・政治・宗教・教育において、ジェンダーがどのように作用してきたかを考察する。また、人間の差異によって作りだされる支配関係を明らかにするジェンダーの視点を用いて今日的な課題を考える。
今日、日本のメディア・コンテンツは世界的な文化として高く評価されつつある。その理由はいくつかあるが、もっとも重要なのは、単なるサブ・カルチャーの域を出て、現代文明に対する警鐘を鳴らすような、知的水準の高い創作活動を実現していることがあげられる。その意味では、かつての純文学とよく似た役割を、日本の映像メディアは今や担っている。こうした観点に立って、日本の映像文化について考える。
宗教とはいったい何なのか、そして人はなぜ宗教を求めるのか、といった問題を考えることを通じて、私たちは宗教とどのように向き合っていくのがもっとも適切なのかについて、自分なりの考えを形成する。具体的には、客観的で科学的な立場から、宗教の歴史を概観し、有神論と無神論、創唱宗教と自然宗教といった分類のしかたなどを考察する。
グローバル化の進展した今日では、ヒト・モノ・カネの移動を身近に感じ、国内のあらゆる事象が国際社会と密接につながっている。本科目を通じて、国際関係を理解するうえで基礎となるものの見方・考え方や、複雑化・多様化する現代の国際関係を的確に捉え、問題解決に向けて自ら思考し解決策を見出す力を養うことを目標とする。
日常生活のなかで見え隠れするさまざまな社会的な問題を考え、対処をするために必要な、日本国憲法に表された基本的な思考を身につける。また、これを理解するために必要な基本的知識を身につけることを目標とし、基本的な事柄をできる限り分かりやすく解説していく。
わたしたちのくらしの物質的な基盤となるのが経済である。この経済のくらしへの影響は時とともにますます大きくなっている。したがって、経済を理解することは現代社会に暮らすすべての人間にとって必要なことである。この科目では、市場と価格メカニズム、政府の役割、経済成長、経済発展、金融システム、雇用システム、国際収支、為替相場などの、経済を理解するための基本概念を、身近な事例を用いて説明し、わたしたちの日常のくらしをとりまく経済現象について学ぶ。
現代日本経済における諸問題を学ぶことによって、経済学への導入を図る。具体的には、まずバブル経済とその崩壊による平成不況の深刻化の課程を「不良債権処理の10年」として概観する。次に、ケーススタディとして、日本長期信用銀行の破綻、山一証券の自主廃業について検討する。そして、女性労働として雇用機会均等法と育児支援を取り上げるとともに、労働問題として過労死・過労自殺、ホームレス、派遣労働、ネットカフェ難民、派遣村などを取り上げる。これらの諸問題を、映像資料を活用してイメージ豊かに学ぶ。
戦後日本経済の歩みについて講義する。敗戦直後から、高度経済成長を経て、低成長経済に移行し、1980年代後半にバブル経済に突入するまでを、映像資料を活用してイメージ豊かに学ぶ。具体的には、特需景気、もはや戦後ではない、金の卵、エネルギー革命、所得倍増計画、公害、列島改造、ドルショックと石油ショック、日米経済摩擦、分割民営、バブル経済、プラザ合意、外国人労働者などを取り上げる。
国と自治体の行政活動と社会問題の繋がりについて説明できるようになる、行政に関する制度について市民社会との関係のなかで理解し説明できるようになる、公共政策の実際について分析し説明できるようになることを目標とする。行政は変化し続ける社会への対応を迫られており、その果たすべき役割は、社会との関係のなかで問われている。そのため、行政と外部との関係に着目しながら学んでいく。
京都の複合する遺跡から京都の歴史と文化を探る。考古資料をもとに京都の地下の文化財に触れ、京文化の根源を学び、探り、理解し、考えてみる。そして京都の遺跡からわかる歴史と文化の表現方法の取得に向う。平安京以前からの、京都の遺跡を学習する。適宜、歩き探る京都を紹介する。
本科目は、京都橘大学と総本山醍醐寺の学術交流協定に基づく科目である。京都に伝わる文化財が、いかにして伝承されてきたかを学ぶ。同時に文化財を生み出した京都の文化とその将来を考える。現代まで受け継がれてきたさまざまな文化について講義する。さらに醍醐寺に残る文化財、信仰行事に接する機会を設け、日本文化について考察を進める。
古典から近現代文学まで、京都が小説でどのように描かれ、そのなかでどのような物語が生成されてきたかを考える。21世紀の作家の小説のなかで、京都を舞台とし、学生(主に大学生)が登場する作品を読み、近代の名作との共通点と相違点を考える。
「健康」「生きる」「健康に生きる」について、政治、経済、文化、社会、教育、保健医療システム等、さまざまな視点から現象をとらえ、自分自身の健康に生きるについて考えることはもちろん、家族、コミュニティ、日本国内、世界の健康に生きるについても考える。
ソフトバレーボールと6人制バレーボールを教材として基礎体力と技術のスキルアップを図り、またスポーツの必要性を学び、自己の健康管理や怪我なく楽しく運動するために最も必要なルールやマナーを身につける。同時にグループ(チーム)を通し、コミュニケーション・スキルの向上を図る。
生涯スポーツの必要性を学び、スポーツの実践をとおして、自己の健康管理ができる基礎能力を養う。特にレクリエーションスポーツを中心に楽しく運動することができる習慣と能力を身につける。 バドミントンと卓球の基本的な技術練習とルールの理解から始め、シングルスおよびダブルスでのリーグ戦形式でのゲームを中心に行う。
「こころ」は誰もが毎日働かせているものであり、対人関係や社会生活について考えるうえでも「こころ」を抜きにすることはできない。こうした身近な存在であるがゆえに、関心を持つ人は多いが、誤解されることや表層的な理解にとどまることも多いと考えられる。そこでこの科目では、自然科学の一種としての心理学の全体像を概観する。そのことで、受講者の持っていた興味や関心が正確な知識とつながり、さらに自らで考えることができるようになるための基礎づくりを目標とする。授業では、生理、知覚、認知、社会、教育、発達、人格、臨床といった心理学の諸分野にわたって広く概説し、心理学の基礎的な知識や、その考え方を身につけられるように進めていく。
政策と個々人の取り組みとの両面から、環境問題の解決に向けた取り組みについて考察する。環境問題を発生させ拡大させる社会的な要因について分析し、それらへの対応策について研究する。そして、個々の生活と環境問題の関係性について学び、さらに市民、NPO、行政、企業などの多様な主体が連携して進める持続可能な社会に向けた取り組みの現状と課題について学ぶ。
地球の誕生から現在に至るまでの地球と生物の歴史を学ぶ。そのなかでも特に、人類が進化・発展してきた第四紀と呼ぶ現代社会と密接に関係する時代を、人類の諸特徴とともに、氷河の消長、海水準変動、植生変遷などの古地理に係る変遷、および生物地理と人類の拡散などの事象を通して理解することを目標にする。これらは地層そのものと地層中に含まれる化石や考古遺物などの証拠に基づくものであるから、層序と地層の対比、地質学・堆積学の諸法則、化石の二面性、堆積と浸食、堆積構造と変形構造などの地層学の基礎事項の理解を図るとともに、現代生活にも係る火山噴火や地震、土石流などの地盤災害の事例と、その原因も合わせて学習する。
我々人類は、多様な生活習慣をもち、さまざまな文化を形成している。文化人類学は人間の科学といわれ、個別文化の調査・分析から文化の普遍的な法則を見つけ出し、そこに表れる人間行動の諸相を明らかにすることを目的としている。本科目では、まず、文化人類学がどのような学問なのかを理解することから始め、その研究史、研究視角、調査方法について解説し、さらに具体的な研究事例も取り上げる。
世界は「謎」に満ちている。私たちの想像や理解を超えたことが頻発している。そうした「謎」を、自分には関係ないと簡単に退けず、自分を、そして自分を形作ってきた「文化」というとらえどころのないものを理解する最良の機会と考えられるようになれたら――これがこの科目の最大の目標である。世界で起こっているさまざまな問題の背景にある文化、価値観、思考様式を知り、そうした問題と自分がどう関わるのかを考えることを通して、さまざまな文化について理解するとは、すなわち自分が変わることであることを理解する。
本科目は、異文化を実際にどのように理解すればいいのかを考える。そして、諸外国の文化や歴史を理解することの重要性と、それがまた日本を理解する鍵となることを学ぶ。年表や各種の歴史的な史料、新聞記事や写真、画像などを紹介しながら進める。
日常あらゆる人が行うコミュニケーションにおいて、言語がどのような役割を担っているのかを知る。言語を客観的に捉える姿勢を身につける。言語学の諸分野について講義を行い、そのなかでコミュニケーション上の言語の役割について説明していく。
芸術と文化の関わりなどについて、芸術の歴史や哲学、美術、音楽など総合芸術をテーマとして学ぶ。また、美術や音楽、映像などの芸術を鑑賞し、現在さまざまに試みられている芸術表現などを取り上げ、芸術による文化発展の可能性や問題について考察する。
TOEICに出題される英文を題材にして、さまざまなトレーニング形式のアクティビティを行い、TOEICの問題を中心とした演習を進めながら英語運用能力を身につける。特に、リーディング面の英語運用能力の向上をめざして、語彙力の強化にも重点を置いた授業を展開する。
TOEICに出題される英文を題材にして、通訳・リピーティング・ディクテーションなどのさまざまなトレーニング形式のアクティビティを行い、TOEICの出題形式の演習問題を行いながら英語運用能力を身につける。特に、リスニング面に重点を置いて、さまざまなジャンルの英語の聞き取り能力の向上をめざす。
日常的な話題について質問・応答ができる表現力、基本的な文法・語彙を使って文章が書ける作文力の修得のため、TOEICに出題される英文を題材にして、音読・通訳・リピーティング・ディクテーションなどのさまざまなトレーニング形式のアクティビティを行っていく。
さまざまなトピックについて英語でプレゼンテーションができる表現力の修得のため、さまざまなトレーニング形式のアクティビティを行っていく。さらに、プレゼンテーションに対して、適切なコメントや質問をする能力も身につくようにしたい。
中国語の発音と文法の基礎を身につけるため、数字、人称代名詞、名詞、動詞の文、疑問文、疑問詞、形容詞の文、助数詞、時間、年月日、時刻、前置詞の表現などの各種の練習をする。
中国語のさまざまな基本短文を作ることができるように、変化、完了、進行、持続、経験を表す表現、助動詞、補語、比較形、受身と使役などの表現方法を学ぶ。
中国語の長い文章に慣れることを目的として、文章を読み進める練習と、一字一句の意味をきちんと確認する方法を併用しながら、易しい文章を大量に読むことによって、まず中国語に慣れることをめざす。文章の内容は、日本や中国の観光地、歴史的事件、食べ物、祝日などを題材にする。
基礎的な文法を踏まえて、聞き取りの練習、自由表現の練習、対話の練習などを繰り返しながら、中国語でのコミュニケーションができることをめざす。毎回の授業で、中国の文化、習慣、生活、最新ニュースを紹介する。
初めて韓国語を学ぶ人のために、文字の仕組みから親しんで、発音法則を理解するほか、挨拶や正確な文章の読みなどを徹底的に学習する。なお、韓国文化を理解してもらうために、韓国人の生き方・歴史・社会・文化、特に食文化などにも触れる。
韓国の文字と発音をマスターした人が、次に進む段階として、ここでは文法+会話+講読に重点を置き、基礎文法と基礎会話力を固めると同時に、簡単な読み書きができるように学習する。また、韓国の文化に関わるものを講読のテキストとし、韓国の文化に親しむ。
会話+講読+聴解力+作文に重点を置く。韓国語Ⅰ・Ⅱで学んだ力を生かして、表現力を増やし、より自然な会話の習得をめざす。聴解力のアップとあわせて、場面ごとに正確な会話ができるように進め、また日常よく使う表現を作文できるように学習する。
韓国語だけで授業を行い、自由会話を中心に聴解力をつけ、韓国の中学生以上の会話運用能力をつけるために学習する。この授業では、自由会話+スピーチができることを目的とし、学生たちによるスピーチと韓国映画鑑賞によってその力を身につける。
フランス語の発音と、文法の重要な規則のうち、もっとも基礎的な部分を学び、それを用いた短い文を聴き、話し、読み、書く力を修得する。
フランス語の発音、文法などの基礎知識を踏まえて、やや高度な文法事項を学び、それらを用いた文を聴き、話し、読み、書く力を身につける。
ドイツ語のもっとも基本的な規則(発音の仕方と文法)を一つずつ学ぶ。できるだけ多く反復練習(リーダーの講読、教科書の練習問題、その規則を含む短い作文など)をとり入れ、一つひとつの規則を確実に身につける。
ドイツ語Ⅰで学んだ規則をもとに、新たな規則修得の段階に進む。ドイツ語Ⅰと同様に、リーダーの講読、練習問題、作文をできるだけ多くとり入れ、規則を一つひとつ確実に身につけることを主眼とする。
外国語を、実際に使われている土地で学び、運用能力を高めるための科目である。中国、韓国などの協定大学で寮生活を送りながら、およそ1ヵ月のプログラムを学修する。授業は午前中で、午後に適宜見学などが配置されている。プログラム終了直前には、文化遺産見学ツアーも予定される。
週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要な基礎的な理解力・表現力を身につける。
(オムニバス方式/全28回)
週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要な基礎的な理解力、表現力をさらに高めていく。
(オムニバス方式/全28回)
週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要とされる高度な理解力、表現力を身につけていく。特に語彙を増やすこと、多彩な表現を身につけることに重点を置く。
(オムニバス方式/全28回)
週2回の授業を「読解・作文」と「理解・会話」の2つに分け、日本での生活全般および大学での学習に必要とされる高度な理解力、表現力を身につけていく。各自の専攻に関わる論文の読み方、書き方を学ぶことを重点とする。
(オムニバス方式/全28回)
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本と日本人についての知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、日本と日本人の今について考える。
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本と日本人について、より豊富な知識を身につけていく。また、発表やディスカッションを通じて、日本と日本人の今について考える。
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本の社会と経済についての知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、日本の社会や経済への理解を深める。
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本の社会と経済について、さらに豊富な知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、その理解を一層深いものにしていく。
日本の文化への理解を深めるため、まず授業で歴史的建造物、史跡、民俗行事、習慣、料理などに関する文章を読み合わせし、次にこれら建造物や行事の見学や、料理等の体験を行う。
日本の文化への理解を深めるため、まず授業で歴史的建造物、史跡、民俗行事、習慣に関する文章(Ⅰよりやや高度な文献)を読み合わせし、次にこれら建造物や行事を実際に見学する。
数学の基礎や国語の基礎に関する学修を通した「基礎学力の向上」と、グループワークを通して「チームで成果を出すためのマインドセットを理解すること」を目的とする。具体的には基礎的な公務員試験問題を題材として、授業に取り組んでいく。
受講生が自身の大学生活を方向付ける「自律的な大学生活づくり」をテーマとする。キャリアに関する基本的な理論を理解しつつ、充実した大学生活を送る先輩の姿に学び、自身の大学生活をどのようなものにしていくかを言語化する。自ら挑戦し、挑戦を通じて自らを変えていく心的態度を持った自律的な学習者になることをめざす。
受講生が自らの将来像を具体化することができる「自律的な将来像づくり」をテーマとする。仕事(業界・業種・職種等)と働き方の多様性を知ると同時に、世の中で活躍する社会人がどのように自身のキャリアを構築してきたかを事例として学ぶことを通じて、自身のキャリア観を具体化し、大学生活の過ごし方を再考する。
受講生がインターンシップをはじめとするこれまでの経験から自身の特徴を描き出す「自律的な自分像づくり」をテーマとする。これまでの大学生活を振り返って、自身が学んできたこと、できるようになったことを言語化し、自身の強みや弱み、将来の方向性について再考する。
受講生自身が納得できる進路決定ができるよう「自律的な就職活動づくり」をテーマとする。就職活動に挑戦していくなかで、自身の将来像や特徴の言語化を円滑に行えるようにする。具体的には、就職活動計画の立案、エントリーシート作成や面接対策を行い、自らの就職活動をマネジメントしていく力を養う。
キャリア意識醸成、業種・仕事理解の促進および、コミュニケーション能力、計画・実行力等の汎用的能力育成を主な目的とする。事前研修として、個人目標設定、ビジネスマナー・コミュニケーション研修、業界・業種研修などを実施した後に、各事業所にて、40時間以上の就業体験を行う。事後研修では、経験の振り返りののち、必要な講習を実施のうえ、報告書の作成やプレゼンテーションを行う。
国際理解、キャリア意識醸成およびコミュニケーション能力、計画・実行力等の汎用的能力獲得を主な目的とする。事前学習で個人目標設置や海外での生活・就業に向けて必要な研修を実施した後、海外に滞在し、1週間程度の語学研修および3週間程度の就業体験を行う。帰国後には、海外での滞在、就業経験を踏まえ、事後学習会や報告発表会でのプレゼンテーションなどを実施する。
キャリア意識醸成やコミュニケーション能力、計画・実行力等の汎用的能力育成に加え、学部の学びに関連する専門能力の深化を目的とする。学部・学年を越えた学生が専門性を共有し、企業等からの課題に取り組む。授業では、社会人として必要な基礎知識や能力を身につける研修や、企業等・業界研究を行った後、企業等から提示された課題にチームで取り組み、プレゼンテーションを行う。
キャリア意識醸成、業種・仕事理解の促進および、コミュニケーション能力、計画・実行力等の汎用的能力育成を主な目的とする。前半では、個人目標設定、ビジネスマナー・コミュニケーション研修、業界・業種研修などを実施する。後半では、必要な研修を実施のうえ、企業研究書や報告書の作成やプレゼンテーションなどを行う。履修中には、企業などが独自に募集を行うインターンシップなどへの参加を推奨する。また、必要に応じてキャリアセンター訪問を指導する。
将来の仕事で必要とされる数学について基礎を学ぶ。数と計算・図形の初歩から学び、さまざまな応用問題が解けるようにする。ピタゴラスの定理と無理数、1次・連立・2次方程式、因数分解、1次・2次関数とグラフなどを主なテーマとする。
数学的思考、数理的思考を身につける。1次関数、2次関数、関数とグラフ、図形と方程式、図形の性質・面積などをテーマとして、日常生活との接点を探りつつ、基本的な概念、典型的な問題の解法、実生活への応用を教授する。
物理学は、科学技術のベースとなる重要な分野であり、さまざまな自然現象を考えるうえで基礎的な学問となる。本科目では、力学や電磁気学、光の干渉・回折などの基本的な原理について正しい理解を得るとともに、日常的に目にする現象を物理学的に理解し説明する力を身につける。また、物理学が身近なものに応用されていることを理解し、物理学の原理とその意義について見識を深める。例えば、身近な家庭用機器や医療機器(電子レンジ、健康維持器具、AED、MRI等)などに応用されている電磁気現象の原理などを理解する。
大学で学び、社会で活躍していくために必要な基本的なスキルを修得することをめざす。具体的には、情報リテラシー、コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキル、文章作成スキル等である。これらのスキル修得のために、授業内の学びと、授業外での学習課題の達成の往還が求められる。繰り返しの実践とフィードバックを通じて効果的な学びが実現できるように工夫する。フィードバックにおいては、教員からのフィードバックだけでなく、学生同士が質問し合ったり、助言し合うことを大切にする。
問題解決に必要な基礎スキルを修得することをめざす。研究課題、地域課題、企業課題等に対し、調査を行ったり、解決策を立案する。問題意識の言語化、課題の設定、課題達成のための計画立案、計画実現に向けた行動と改善といった、一連の問題解決過程について学ぶ。また、個人としてだけではなく、チームとして成果を出すためにどうすべきかについても学ぶ。そのため、教員からのフィードバックだけでなく、チームとして、またチームに関わる個人としての振り返りと改善を大切にする。
建築プロジェクト演習は Ⅰ~Ⅵまで段階的に構成される。各期にて設定された建築的課題に対して、設計系・計画系・環境系・構造系の各分野の技術や知識を横断的に捉えて問題解決や提案を行う演習を通し、設計から監理まで統括して業務遂行できる国家資格である建築士に資する能力を養成する。演習 Ⅰでは、先行事例の調査や見学会を通して、インテリアデザイン・建築デザイン・環境デザインといった分野の広がりを知るとともに、具体的な職種にもつながる自分の適性やそこに必要とされる職能を探る。
建築プロジェクト演習は Ⅰ~Ⅵまで段階的に構成される。各期にて設定された建築的課題に対して、設計系・計画系・環境系・構造系の各分野の技術や知識を横断的に捉えて問題解決や提案を行う演習を通し、設計から監理まで統括して業務遂行できる国家資格である建築士に資する能力を養成する。演習 Ⅱでは、与えられたプロジェクトに対して建築的手法での調査と分析を行い、それを効果的なプレゼンテーションにまとめて発表し議論を重ねることを通して、設計行為の前段階に必要とされる情報獲得と整理の方法を修得する。
建築プロジェクト演習は Ⅰ~Ⅵまで段階的に構成される。各期にて設定された建築的課題に対して、設計系・計画系・環境系・構造系の各分野の技術や知識を横断的に捉えて問題解決や提案を行う演習を通し、設計から監理まで統括して業務遂行できる国家資格である建築士に資する能力を養成する。演習 Ⅲでは、与えられたプロジェクトに対して社会的な問題を提起し、その解決に向けた建築的仕掛けを考察する。調査・分析・プレゼンテーション・ディスカッションを繰り返すなかで、コンセプトワークの技術を習得する。
建築プロジェクト演習は Ⅰ~Ⅵまで段階的に構成される。各期にて設定された建築的課題に対して、設計系・計画系・環境系・構造系の各分野の技術や知識を横断的に捉えて問題解決や提案を行う演習を通し、設計から監理まで統括して業務遂行できる国家資格である建築士に資する能力を養成する。演習 Ⅳでは、先の演習Ⅲにて獲得したコンセプトをその分野によって、研究レポート、設計プレゼンテーション、建築模型等の具体的な成果物へと取りまとめて発表する作業を通して、建築的な提案能力の養成に努める。
建築プロジェクト演習は Ⅰ~Ⅵまで段階的に構成される。各期にて設定された建築的課題に対して、設計系・計画系・環境系・構造系の各分野の技術や知識を横断的に捉えて問題解決や提案を行う演習を通し、設計から監理まで統括して業務遂行できる国家資格である建築士に資する能力を養成する。演習 Ⅴでは、建築デザイン学科の学びの集大成として、卒業研究(あるいは卒業設計)に向けた指導を行う。建築分野における自分の興味の対象を探し求めてテーマを設定し、資料収集やフィールドワークを行い、進捗発表とディスカッションを重ねてブラッシュアップを図る。
建築プロジェクト演習は Ⅰ~Ⅵまで段階的に構成される。各期にて設定された建築的課題に対して、設計系・計画系・環境系・構造系の各分野の技術や知識を横断的に捉えて問題解決や提案を行う演習を通し、設計から監理まで統括して業務遂行できる国家資格である建築士に資する能力を養成する。演習 Ⅵでは、質の高い建築系の卒業研究あるいは卒業設計を完成させ、公開プレゼンテーションまでの指導を行う。スケジュールコントロール、論理的文章の作成、建築図書や模型のプレゼンテーションを通じて、創造的な問題解決手法としてのデザイン能力を習得する。
建築デザイン学科の最終成果として、卒業研究(あるいは卒業設計)を遂行する。建築プロジェクト演習 Ⅴ、Ⅵを通じての担当教員からの日常的な指導に加え、中間発表会、口頭試問会の発表の場で、複数の教員から横断的な評価を受ける。最終的には、全履修生と全学科教員参加による優秀作品のオープンジュリー(公開審査)が行われるが、単に研究論文や設計作品の制作のみならず、これら一連の発表行為を含めて、建築統括者を育成する学科教育の総仕上げとする。
建築設計における基礎的な製図の理論を学ぶとともに、初歩的な演習を通して製図の表現技術を演習する。線の引き方を始め、平面、立面、断面などの図面を教科書の手順に沿ってトレースすることで設計図書の意味と表現方法を理解する。さらに、簡単な与条件の小規模別荘を題材として、適切な規模の諸室配置と動線を考え、プランニングを行い、設計製図~プレゼンテーション~模型製作までの一通りの基本的プロセスを経験し、空間デザインに対する表現技法やスケール感覚を習得する。
小規模の建築物を題材として、求められる機能を実現しうる空間構成について考え、コンセプトを構想し、エスキスから具体的なプランニングにまとめ、図面化するまでの一連の設計技術を演習する。実践的なパースの描き方、模型製作の方法、図面レイアウト等の効果的なプレゼンテーションの方法についても技術を高める。予定する2課題は、自由な条件下で造形能力を養いデザインの楽しさを知るための「公園のレストルームの設計」、居住における基本的な設計条件を学ぶための「小規模住宅の設計」である。
建築を成立させるための基本的な架構原理と各種構法に加え、そこに使用される材料やその安全かつ合理的な納まりの理解に向けた講義をすすめる。具体的には、木質構造(在来軸組工法、枠組壁工法)、鉄筋コンクリート構造(ラーメン構造、壁式構造)、鉄骨構造、鉄骨鉄筋コンクリート構造、各種ハイブリッド構造、コンクリートブロック構造など種目別の構造方式の紹介に続けて、屋根、床、壁、天井、階段、開口部といった、建築の各部構造の視点からの詳しい解説を行う。
建築デザインにおける造形能力の養成を目的とし、造形の原理、平面構成、立体構成の基礎的な理論の習得をめざす。はじめにものの持つ形状・明暗・質感という3つの基本的な技術について詳しく解説し、自分の手を動かすことで実践的に空間や物に対する観察力を養う。平面構成では幾何学図形の形態的な特徴と色彩の基礎を学び、それらを組み合わせて各自の意図を表現する能力を身につける。立体構成ではこれまでの内容を踏まえ、幾何学的な形態を3次元的なバランスを考慮しながら組み合わせる方法を学ぶ。
初めて建築デザインを学ぶ者に対してその分野の概要を伝えるとともに、デザインすることの目的や意味、必要性についての講義をすすめる。身近にある住宅デザインから風景デザインまでを広義に捉え、各々の要素について解説することに加え、時代や環境との関係を意識しながら国内外の事例を紹介する。具体的には、建築やインテリアデザインの概念、有名建築家の事例紹介によるデザインの役割と魅力、日本の建築の特徴、建築とその地域性、環境と建築の相互関係等について概要を論じる。
建築物のインテリアデザインを構成する要素である、空間形態、色彩、窓装飾、家具、照明、建具、仕上材料、設備等についての基礎的な知識の修得をめざす。さまざまな空間事例の解説に加えて、現物の見本帳やサンプルなどを実際に見ながら、快適で美しいインテリア空間の在り方について考える。具体的には、インテリア空間とエレメントの概念、日本のインテリア様式、西洋のインテリア様式、寸法体系、カラーコーディネート、室内環境等について講義をすすめる。
建築やインテリアの空間を着想する際や、他者にプレゼンテーションする際に必要となる、スケッチやパースに関する演習を行う。デザイナーとして、素早く立体を表現する能力、遠近法を用いて正しく立体を表現する能力、着彩によって美しく立体を表現する能力を総合的に養成する。具体的な課題は、インテリア空間の1消点パースと2消点パース、建築ファサードの2消点パース、スケッチによる簡易的な空間描写、点景の表現、マーカーによる簡易着彩等である。
建築設計演習 Ⅱに続けて居住の在り方に焦点を当て、独立住宅と小規模な共同住宅を題材として、周辺環境、法規、構造等の建築を設計するうえでの諸条件を踏まえながら、コンセプトの構想から具体的なプランニングまでの一連の技術を演習する。合わせて、最も基本となる架構方式である、在来木造の軸組構造、RC造のラーメン構造と壁式構造について理解する。予定する2課題は、周辺環境との関係性を意識した木造建築を学ぶための「木造住宅の設計」と、RC構造とプランニングの整合を学ぶための「小規模共同住宅の設計」である。
店舗併用住宅と公共的用途を持つ建築を題材として、要求される機能と空間とを整合させ、設計条件に適した構造計画を考えながら、コンセプトの構想から具体的なプランニングまでの一連の技術を演習する。建築設計演習 Ⅰ~Ⅲよりも大きな建築規模を設定し、周辺の環境条件、建築の社会性までを踏まえたうえでの空間構成の能力を養う。予定する2課題は、複合する用途を合理的に計画する方法を学ぶための「店舗併用住宅の設計」と、造形的に美しい公共空間の在り方を学ぶための「市民ギャラリーの設計」である。
中規模の公共建築を題材として、要求される機能と空間とを整合させ、設計条件に適した構造計画を考えながら、コンセプトの構想から具体的なプランニングまでの一連の技術を演習する。建築の規模拡大に伴うスケール感を理解するとともに、より複雑なプログラムを読み解いて、具体的な建築空間として成立させる能力を養う。予定する2課題は、空間利用者の視点に立った建築の重要性を意識するための「幼稚園の設計」と、建築空間による新たな社会性の創出までを考える「地域図書館の設計」である。
地域のランドスケープとなりうる大規模の建築を題材として、要求される機能と空間とを整合させ、設計条件に適した構造計画を考えながら、コンセプトの構想から具体的なプランニングまでの一連の技術を演習する。一連の設計演習のまとめとして、単に物理的空間を組み立てるにとどまらず、周辺環境までを意識した機能的なプログラムを構成する能力までを習得する。予定する2課題は、建築デザイン学科の最終成果となる卒業研究における設計に向けた事前の演習とすべく「複合用途を有するサテライトキャンパスの設計」と「多機能な集合住宅の設計」である。
固定的要素(床・壁・開口部・天井)、可搬的要素(身体系家具・収納系家具・照明器具等)、装飾要素(ウィンドウトリートメント・サイン・インテリアアクセサリー等)の3種からなるインテリアエレメントについて、機能と仕上げの視点から講義をすすめる。加えて、インテリアを構成するマテリアル(木材・石・タイル・ガラス・塗料・テキスタイル等)についての意匠性や機能性についても解説する。結果として、建築の創出する物理空間に対して、インテリア的かつ身体的スケールのアプローチからの理解を深める。
京都には、歴史的・文化的に価値の高い伝統建築に加えて、京都独自のコンテクストに呼応した現代建築も数多く存在している。さまざまな京都の建築事例についての学習を通じて、京都の歴史性・文化性に触れるとともに、京都における建築デザインのあり方について理解を深める。具体的には、京都における歴史的な社寺建築、京町家の住宅と商店、和洋折衷様式の近代建築、地域性が反映された現代建築等について、適宜フィールドワークも交えながら講義をすすめる。
現代社会のさまざまな場面においてコンピュータの活用が進展するなか、文字・画像・映像といったさまざまな形態の情報をデジタルコンテンツとして編集し発信する機会が増えている。デジタルデザイン演習では、コンピュータグラフィックスの基礎理論を学びつつ、イラストレーターやフォトショップを中心とした専用のソフトを用い、効果的なプレゼンテーション資料やウェブサイトを作成できる能力を涵養する。
建築物を安全に成立させるための力に関する基本的な知識を習得し、建築構造計算の仕組みを理解する。具体的には、力学で使われる各種用語、構造物に生じる反力と応力の求め方、構造物の判別、静定構造物の弾性解析、断面の性質と断面2次モーメント、静定ラーメンの応力(片持ちはり・単純はり・3ヒンジラーメン)、静定トラスの解析(節点法・切断法)等について、講義をすすめる。加えて、毎回の授業内容に合わせた練習問題を通して、具体的な知識を深める。
構造力学 Ⅰに続けて、建築物の変形や応力計算の理論を学習し、堅牢かつ安定的に建築を成立するための構造計算の仕組みを理解する。具体的には、応力度(曲げ・せん断・許容曲げモーメント)、部材の弾性とひずみの解析、柱の理論(単柱・長柱)、静定構造物の変形(片持ちはり・単純はり)、不静定構造物の弾性解析(たわみ角法・固定モーメント法)等について、講義をすすめる。加えて、毎回の授業内容に合わせた練習問題を通して、具体的な知識を深める。
独立住宅から集合住宅まで、居住のための建築物の計画について基本的な知識を習得する。人間の基本動作とそれに伴う必要寸法、戸建て住宅の歴史やさまざまな形式、各室の計画、配置計画、動線計画さらには集合住宅の種類と計画までを学ぶ。具体的には、住まいの歴史と地域性、ライフスタイルと住宅、単位と寸法計画、戸建て住宅の計画(配置、必要諸室、動線、平面形式)、集合住宅の計画(歴史と変遷、充当計画、住戸計画)、住まいの多様化と新たな居住施設等について講義をすすめる。加えて、毎回の授業内容に合わせた基本計画の演習を行うことで、居住に関する計画論についての理解を深める。
居住以外のさまざまな用途を有する建築物の計画について基本的な知識を習得する。具体的には、教育施設、図書館、美術館、医療福祉施設、劇場、事務所の計画について、各々の歴史的背景と変遷、全体計画と部門別の構成、周辺環境と配置計画、必要諸室と各室計画、動線計画等の視点から、詳細な講義をすすめる。また、各々の用途建築のエポックとなる具体的な事例を紹介し、評価されたコンセプトや空間について解説する。加えて、毎回の授業内容に合わせた基本計画の演習を行うことで、各用途施設に関する計画論についての理解を深める。
平・立・断面図といった建築図書のデジタル製図及び3次元モデリングのプロセスを学習する。CADソフトにおける環境設定、ベクトルデータやオブジェクトデータの入力方法、レイヤの設定、3次元座標の概念等についての解説をもとに、CADで建築空間を効率的に図面化する演習を行う。予定する課題は、インテリアレイアウト図の2D CADトレース、平・立・断面図の2D CADトレース、3D CAD表現の基礎とテクスチャーの貼付け、家具の2D製図と3Dモデリング、住宅の3Dモデリング等である。
CADの特性を生かしたオブジェクト指向によるデザイン支援の方法や、3次元プレゼンテーションの技術を習得する。パースの視点や光源の設定、点景の配置、画像データの加工、図面レイアウトのテクニックなど、建築空間をビジュアライズするための手法についての演習を行う。予定する2課題は、CADを利用した3D空間上でより自由自在な空間の創造を演習する「バーチャルスペースのデザイン」と、集合住宅の一住戸のインテリアを実践的に設計しリアリスティックな3Dプレゼンテーションとして仕上げる「マンション住戸のデザイン」である。
空間としてのインテリアとエレメントとしてのインテリア双方について、さまざまな事例を通した解説を行い、インテリアを総合的に捉えて評価する能力を身につける。国内外の地域、用途機能、デザイナーの作風、その時代背景といったさまざまな側面からインテリア空間を読み解くことで理解を深める。具体的には、地域別の事例(日本・ヨーロッパ・アジア・アメリカ)、機能別の事例(住宅・店舗・公共施設)、インテリアエレメント別の事例(家具・照明・ファブリック)、エポック的インテリアデザイナーの事例等について紹介と解説の講義をすすめる。
建築や人体を取り巻く多くの自然環境要素について工学的な視点から考えることで、建築の環境性能を人体の快適性に基づいて計画するための知識を得る。加えて、各々の環境要素を定量化する手法について演習問題を交えながら学習するとともに、それを建築計画に活かす過程について実例を踏まえての解説を行う。具体的には、日照と日射、光(採光・照明・色彩)、音(特性・音響計画)、空気(換気・通気)、熱(伝熱の原理・断熱)、湿気(特性・結露)等について講義をすすめる。
建築を計画する際の基本要件である、意匠と構造、言い換えれば、デザインとテクノロジー相互の密接な関係性についての知識を得る。基本となる面と軸の構造概念の理解を念頭に、構造が意匠に及ぼす影響や、意匠を成立させる為の構造の重要性など、具体例をあげながら実務レベルでの構造デザインについて解説する。具体的には、木造(在来軸組構法・民家型構法・2×4構法)、鉄筋コンクリート造(ラーメン構造・壁式構造・シェル構造)、鉄骨造、混構造等、構造ごとや時代ごとのエポック的建築の実例を採り上げて、講義をすすめる。
都市計画に関する知識について都市計画法を中心に体系的に学習する。これまでに実践された都市計画の政策や動向の解説に加え、国内外の事例を紹介することで、都市計画の概念を総合的に把握したうえで、現代都市の抱える課題および将来に向けた計画方針や手法について考える機会とする。具体的には、近代都市計画史(西洋・日本)、交通、オープンスペース(公園・緑地)、住宅地、都市基盤施設、防災、景観、都市環境、計画事例等について、各々の観点からの講義をすすめる。
一級建築士資格を意識しながら、建築基準法を中心に、敷地、構造、設備、用途等の最低基準の限界数値を理解する。また、建築物の設計、施工、維持管理をする際に必要となる関連法令である、建築士法、都市計画法、消防法等について横断的な解説を行い、個々の法律の条文の意味に加えて、それらの条文が相互に関連することの重要性を理解する。具体的には、建築基準法の概要、用途と形態の制限、防火対策と内装制限、避難施設、構造強度、環境整備、その他建築関連法規等について講義をすすめる。
家族構成の変化や要求機能の変更など、現代的な諸状況を意識したインテリア空間を課題に、その空間計画に加えて、家具の配置や照明器具の選択などのインテリアエレメントを含めた実践的なデザイン技術の演習を行う。インテリアの設計図書に続けてコーディネートボードまでを作成して、実務に通用するプレゼンテーション能力を養成する。予定する2課題は、居住要望の変化に応答したインテリア空間の在り方を演習する「集合住宅のリフォーム」と、時代的デザイン性と効率的機能の両立を演習する「店舗の内装設計」である。
快適な建築空間を構築するための建築設備の仕組みや建築における役割について理解する。建築設備は現代の生活空間に欠かせないものであり、持続可能な社会の実現に向けた技術展開が常に進められていることを踏まえながら、各種設備についての解説を行う。具体的には、給排水・衛生設備(給水・給湯・ガス・排水・通気・衛生器具)、空気調和設備(室内環境・空気調和方式の種類と特徴・熱源と熱運搬設備・換気・排煙)、電気設備(受変電と幹線・照明・コンセント・情報通信)等について、講義をすすめる。
古代から近代に至る日本建築の歴史を、寺社建築と住宅を中心に事例を交えながら概観する。日本固有の社会的・文化的背景がどのような形で建築の意匠や技術に影響を与えたのかを知り、現在の自分自身が生活する都市や建築の価値を読解する能力の養成に努める。具体的には、日本建築の構造と空間、神社建築(社殿の発生と神教・諸相と祭祀・仏教の影響・山岳寺院)、住居空間(被支配層と支配層)、茶室、数寄屋風書院、庭と空間構成等について講義をすすめる。
ランドスケープデザインを単に景観や造園の範疇にとどまることなく、地域固有の歴史、自然、生態環境、人間の営みに基づきながら、建築と土木相互にまたがる総合的な計画行為と捉えて、その理解に努める。また、都市環境について考え、新しいデザインを提案するための参考とすべく、国内外の歴史的・先駆的事例を紹介する。具体的には、都市と自然環境の関係、自然環境と樹木の重要性、海外の歴史的造園空間(欧米・アジア・イスラム圏)、日本の歴史的造園空間、都市と景観と建築の関係、現代のランドスケープ空間、その現代的意義と展望等について講義をすすめる。
多様化する現代建築の設計手法及びプロセスについて理解を深めることを目的に、建築の機能、素材と技術、環境との調和、情報技術の活用などのトピックに通じる具体的な設計事例を分析して概説する。建築デザインの発想に対する視野を広げて、卒業研究において活用できる知識を素養する。具体的には、要素のデザイン(壁・柱・床・屋根・開口部)、素材のデザイン(自然素材・人工素材)、建築と環境(環境との調和・パッシブデザイン)、情報技術と建築、ユーザー参加の建築等について講義をすすめる。
建築に用いられる構造材と仕上材について、材料ごとの特徴や施工法についてサンプルや事例を示しながら具体的な説明を行い、その基本的な性質について理解する。具体的には、木(樹木の種類と性質・木質系材料)、鉄筋コンクリート(材料・製法と性質・調合と試験・施工と維持管理・PC・ALC)、金属(鉄・ステンレス・アルミ・銅)、仕上げ材(石・タイル・ガラス・プラスチック・ボード類・左官材・塗料)、機能材(防水材・不燃材・断熱材)等、さまざまな材料について網羅的に講義をすすめる。
建築は、機能的な側面に加えて芸術的な側面を併せ持ち、それ自身が具体的なアート・デザインの受け皿にもなることで、さまざまに良質の環境を成立させている。この科目では、世界における建築とアート・デザインとの関わり方について、具体的な事例を交えながら、その背景となる時代性、地域性、社会性まで踏み込んだ解説を行い、その価値についての理解を促す。具体的には、建築と芸術の関わり、宗教の関わり、地域の関わり(イタリア・イスラム圏・パリ)、技術工学の関わり(近代建築・高層建築)、各種芸術の関わり(文学、写真、映画)等について講義をすすめる。
設計図書に示された所定の建築物を具体的に完成させる行為である建築施工について、一連のプロセスとその専門用語についての解説から、一級建築士受験への対応もふまえた施工に関するシステムの概念、技術、構成要素を理解する。具体的には、建築生産と各種業務、工程計画の作成、地業工事、仮設工事、コンクリート工事(鉄筋・型枠・コンクリート調合・打設)、鉄骨工事(鉄骨材料・接合・建て方)、組積工事、建具工事、仕上げ工事、給排水・空調・電気設備工事、積算等の業務や工種別に講義をすすめる。
古代から近代に至る西洋建築の歴史を、事例を交えながら概観する。さまざまな様式に関わる時代的背景や建築家の思想が建築の具現化に関わってきた過程を知ることで、建築の価値を読解する能力の養成に努める。具体的には、初期から中世のキリスト教建築、新古典主義、アーツ・アンド・クラフツ運動、分離派、ドイツ表現主義、バウハウス、ロシア構成主義、モダニズムの潮流(コルビジェ・ミース・ライト)、ポストモダニズム等について横断的に講義をすすめる。
建築設計業務における模型製作と図面表現について、実務レベルでのプレゼンテーション能力の養成を目標に、建築デザイン学科の集大成である卒業研究を意識しながら、専門的な知識に基づく効果的な表現方法のノウハウについて演習する。具体的には、建築模型においては、外構、点景、人物、周辺の建築などの設計本体以外の要素について効率的な表現方法を習得する。設計図面においては、画像編集、フォント設定、データ加工、レイアウト等についてのビジュアルテクニックを習得する。
建築デザイン学と建築計画学に関わる諸相を単に理論として理解するのではなく、実践的な空間体験によるデザインサーベイを通じて体感的にその価値を捉えるとともに、創造的行為の基幹となるコンセプトあるいはプログラムを読み解く能力を養成することを目標とする。建築デザイン実践Ⅰでは、独立住宅・集合住宅・福祉施設等の居住系施設を対象に、生活学・工学・芸術学を複合した視点から建築デザインという社会行為の分析をすすめ、そこで生活を営む人間行動と用途空間の相互関係について理解を深める。
建築デザイン学と建築計画学に関わる諸相を単に理論として理解するのではなく、実践的な空間体験によるデザインサーベイを通じて体感的にその価値を捉えるとともに、創造的行為の基幹となるコンセプトあるいはプログラムを読み解く能力を養成することを目標とする。建築デザイン実践Ⅱでは、事務所建築・庁舎建築・商業施設・美術館・教育施設等の公共施設を対象に、生活学・工学・芸術学を複合した視点から建築デザインという社会行為の分析をすすめ、そこに機能を求める人間行動と用途空間の相互関係について理解を深める。
建築デザイン学と建築計画学に関わる諸相を単に理論として理解するのではなく、実践的な空間体験によるデザインサーベイを通じて体感的にその価値を捉えるとともに、創造的行為の基幹となるコンセプトあるいはプログラムを読み解く能力を養成することを目標とする。建築デザイン実践Ⅲでは、建築の存在する地域性に着目して伝統的街並みや歴史的建築物を対象に、生活学・工学・芸術学を複合した視点から建築デザインという社会行為の分析をすすめ、地域環境と建築空間の時系列的な相互関係について理解を深める。
建築デザイン学と建築計画学に関わる諸相を単に理論として理解するのではなく、実践的な空間体験によるデザインサーベイを通じて体感的にその価値を捉えるとともに、創造的行為の基幹となるコンセプトあるいはプログラムを読み解く能力を養成することを目標とする。実践演習Ⅳでは、建築の存在する外部環境と地域景観に着目して、都市公園・広場・街路等のオープンスペースを対象に、環境社会学・工学・芸術学を複合した視点から建築デザインという社会行為の分析をすすめ、地域環境の社会的重要性と現代的役割について理解を深める。
観光は、近年注目される新しい産業のひとつであるだけでなく、異文化交流や地域振興の一環としてなどさまざまな側面をもつ事象である。そのため、観光学は単に観光に関わる実務について学ぶ学問ではなく、観光を多様な側面から見る学際的な学問となっている。本科目では、経済学や社会学に基礎をおきながら、経済、社会、政策、地域、文化のさまざまな領域における観光の意義を講述するとともに、国内外における近年の観光の動向について学び、より専門的な科目で観光について学ぶための基礎的な知識を身につけさせることを目的とする。
現代の社会においては、公共政策の幅広い領域にわたって市場の活用が求められる一方で、公共政策の役割はむしろ高まっており、その範囲もかつてないほどに広がっている。この科目では、公共政策について理解するための規範的理論について講述した後に、具体的な公共政策について取り上げる。この場合、伝統的な公共政策の領域とされてきた経済政策、外交政策、社会政策、教育政策、医療・福祉政策にとどまらず、観光政策や文化政策、地域政策など、幅広い公共政策の領域から、重要なトピックを取り上げる。
高度成長期以来の経済発展の過程における都市の急速な発展は、一方において無秩序な開発や環境問題、景観問題など都市特有のさまざまな社会問題を引き起こすとともに、他方においては近年の人口減少社会と言われるなかで、インフラストラクチャーの老朽化やコミュニティの衰退など新たな問題を引き起こしている。本科目では、都市が抱えるさまざまな問題を取り上げつつ、公的な介入によりそれらの問題を除去しようとする都市政策について学ぶ。
経済発展は私たちのくらしを豊かにする一方で、自然環境の破壊や地球温暖化その他のさまざまな環境問題を引き起こしている。環境政策論では、高度成長期を中心に日本が経験したさまざまな環境問題や、現在の世界が抱える環境問題にも触れながら、地球環境を維持し、持続的な発展を可能にするための諸政策について、経済学、社会学、法学等の幅広い観点から講述する。環境政策において用いられる多様な政策手段のしくみや、環境政策における国際協調の枠組みなどについても触れる。
人間の行うあらゆる活動には経済的側面が存在するが、芸術その他の文化もその例外ではない。また、文化に関わる経済活動は、一般的な財・サービスに関わる経済活動にはみられない固有の特徴があることが知られている。本科目では、文化経済学の歴史的発展にも触れながら、文化経済学を一般的な経済学の文化現象への適用という側面と、文化現象にのみみられる固有の経済的な特徴の二面からとらえ、芸術や文化遺産を含む多様な文化現象について、その経済的な側面から分析する力を身につける。
観光は、国民に不可欠な物であると同時に、成長戦略の柱のひとつであり、地域活性化の切り札ともなっている。しかしながら、観光は地域振興の万能薬ではなく、ときには地域社会を混乱させる原因となるものでもあり、観光政策を行う場合には綿密な検討が必要とされる。観光政策論では、各国の観光政策について触れつつも、特に近年の日本の観光政策を主たる事例とし、観光振興の利点と問題点にも留意しながら、観光政策の現状と課題、およびその考え方について理解させる。
「国の光を観る」という観光の語源の通り、観光にとって、それぞれの国や地域の光、すなわち観光資源が存在することは不可欠の条件である。観光資源という言葉からは、いわゆる景勝地や名所旧跡のようにすでに評価の固まったものを連想しがちであるが、実際には発見や開発によって新たな資源として認識されるものもあれば、乱開発などでその価値を失うものもある。本科目では、以上のような観光資源の特徴に配慮し、国内外の観光資源に触れながら、持続可能性をキーワードとして観光資源のあり方について考える力を身につける。
本科目では、企業が行っているマーケティング活動の実例を踏まえながら、マーケティング論の基礎的な概念を理解することを目標とする。具体的には、マーケティング・マネジメントの基本枠組みと製品、流通、価格、プロモーションのマネジメントに関する基本的な考え方について学習したのち、事業の定義、製品ライフサイクルや市場地位別戦略などのマーケティング戦略に関する基礎概念の学習を行う。授業を通じて、今日の企業活動をマーケティング論の視点から読み解くための基礎的な力を養う。
現代社会の基本的構成要素としての組織を対象とし、その行動・変化のメカニズムを考察する。組織の経営管理について、企業組織だけでなく、行政組織、医療や福祉のための組織などさまざまな組織体を分析対象として、協働システムとしての組織の基本的な考え方を学習する。多様な組織観、組織形態と組織設計、意思決定、動機付け、リーダーシップ、組織文化、組織学習、企業間協力、組織変革など、経営組織論の基礎理論に関する理解を深める。
経営戦略は、企業が自らを取り巻くさまざまな環境に対応しながら、その長期的な成長と発展を実現するための基本的方途を示すものであると同時に、企業の意思決定の基準ともなるものである。この科目では、経営戦略に関わる基本的な概念と戦略策定のプロセスについて、事業はいかにあるべきかを決める全社戦略と、いかに競争優位を確立するかを決める競争戦略に整理して基本的な考え方を学ぶ。実際のビジネスにおいて、それぞれのフレームワークがどのように使われているかを理解する。
マーケティング・コミュニケーションとは、企業が自社の商品やサービスを消費者に認知してもらい、購買へとつなげる活動を意味する。ICTの進歩やさまざまなSNSの普及により企業と消費者とのマーケティング・コミュニケーションのあり方も多様化が進んでいる。この科目では、広告、パブリシティ、口コミといった具体的なマーケティング・コミュニケーションの方法や、マーケティング・コミュニケーションを効果的に実施するための考え方に関する基礎的な知識を、具体的な事例を通じて学習する。
現在の経済社会において不可欠の技術的基盤をなすコンピュータを適切かつ高度に活用するため、コンピュータに関する基礎的な理論と現代的課題を学ぶ。講義では、コンピュータの仕組み(ハードウェアとソフトウェア)とその動作原理、OS(OperatingSystem)の機能(タスク管理、記憶管理、プログラミング制御等)、コンピュータと社会との関わりなどについて学習し、理解を深める。
プログラミングの基本的な知識を通して、コンピュータに問題を解かせる際に必要となる処理とそれを実行するための手順を理解し、実際にプログラミング言語を使ったコーディングに必要な知識を身につけることを目的とする。データ型、演算子、条件分岐や繰り返し等の制御文、配列、ファイルの入出力に関するプログラミングの基本的事項を学習するとともに、さまざまな分野で用いられる基本アルゴリズムを通して、問題解決に必要となる論理的な思考力を養う。授業は演習形式で、プログラミングを経験したことがない学生も受講できるよう基礎から行う。
プログラミングは、それを知識として理解しているだけでなく、実際に利用することで初めて身につく技能である。本科目では、アプリケーション・ソフトに付属するスクリプト言語やシェル・スクリプトを用いて、自動処理を体験しながら、プログラミング論で学んだ知識を実践的に用いる技能を身につける。そのうえで、実際にフローチャートを描き、目的とする機能を実現するプログラムを設計したうえで、最終的には比較的理解の容易なプログラミング言語を用いて、簡単なプログラムを作成することをめざす。
近年の情報ネットワークの発展と普及は目覚ましく、インターネット等を通じたコミュニケーションの拡がりのみならず、多様なモノをネットワークで接続し、情報を交換・制御するIoT(Internet of Things)が注目を集めている。本科目では、発展を続ける情報ネットワークを理解し適切に活用するために、ネットワークに関する基礎的な理論や技術を理解することを目的とする。同時に、コンピュータウィルスや情報漏えいなど、ネットワークの情報セキュリティに関わる問題についても理解を深める。
高度化する今日の情報化社会においては、インターネットをはじめとするネットワーク環境やコンピュータをはじめとする端末機器の利用は必須のインフラとなっており、同時にそれらの安全性を守ることも極めて重要な課題となった。情報化社会そのものが持つ危険性や問題点、ネットワークシステムとしての脆弱性や危険性への対応策、ユーザーが危険を回避するための端末レベルでの対応策や情報モラルなどについて学ぶ。具体的には、不正アクセス対策、ウイルス・マルウェア対策、個人情報保護対策、パスワード管理や暗号化、SNS等での情報流出対策、著作権保護などについて事例を用いながら学習する。
学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。