ポータルサイト配信の確認を習慣に
学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。
- 【ポータルサイトの利用方法】
- 『 在学生の方へ 』のページからポータル(ユニパ)をご確認ください。
大学での学修活動に必要なアカデミック・スキルとしての基本的な日本語運用能力の獲得をめざす。まずは、「話す」ことを中心にコミュニケーションの基礎を学ぶとともに、原稿用紙の使い方や履歴書の作成など、大学生活で役立つ実用的な「書く」能力も身につける。
スタディ・スキルとして、最低限必要とされる読解力や文章作成能力の修得をめざす。高度な文章を読む力を養成しながら、添削指導により、論理的な論説文を書くための文章構成や推敲の能力を高める。
現代の情報化社会に必須であるコンピュータやネットワークに関する基礎的知識の理解と、文書作成、表計算、プレゼンテーションのソフトウェアを活用する技能を習得する。具体的には、Officeソフトを通じ、身近な素材を元に文書ソフトではレポート作成、表計算ソフトではグラフ作成や数値分析、プレゼンテーションソフトではスライド作成といった実践力と応用力を養い、情報社会におけるさまざまな危険を防ぐための知識、情報を扱う上でのマナーを身につける。
社会全般の情報化が進み、道具であるパソコンがより便利に使いやすく進歩していくなかで、使い手である我々には、それらに関する知識だけでなく、情報そのものを使いこなすことが求められている。本講義では、社会で求められている情報活用の基礎力を体系化し、どうやって効果的に情報を活用するかを学習する。具体的には、一連の情報プロセス(収集、分析、整理・保管、表現、運用)の意味を理解し、データや情報を適切に処理・活用できる力を身につける。
留学生にとって汎用的な日本語能力の向上を図る。日本語4技能を中級後半レベルへと移行させること、日本人とコミュニケーションができること、日本社会・文化への理解を深めること、大学の講義を受講する能力を養うことを目標にする。
留学生にとって汎用的な日本語能力の向上を図る。日本語4技能を中級後半レベルへと移行させること、日本人とコミュニケーションができること、日本社会・文化への理解を深めること、大学の講義を受講する能力を養うことを目標にする。
初めて大学での教養教育を学ぶ学生を対象として、教養とは何か、教養教育の意義、本学における教養教育の特徴などを講じ、受講生の動機付けとマッピングを行う。
地域社会と大学および大学生の役割についての基本的な考え方を基礎に、地域で実践的に学び、①地域課題を発見する力、②地域課題の解決法について考える力を身につける。
グローバリゼーションの進行の中で、国民国家の規制が弱まり、さまざまなレベルで非政府組織などによる国際的な連帯の輪が広がってゆくことが予想される一方でイデオロギーの対立に代わって、文明の衝突が本格化するという考え方がある。グローバリゼーション下での国際関係や、文化の今後を総合的に論じる。
家族関係や市民社会、国家のそれぞれのレベルで人権の状況を確認しながら、あるべき家族関係や市民関係、国家像を考察すると同時に、生命倫理や環境倫理など新しい倫理を考える。
日本社会が伝統として培ってきた宗教の文化的土壌を理解し、そこから宗教的な見方、考え方を通して人間関係のあり方やその形成について豊かな意味を獲得していくことを理解し、実践していく態度を身につける。具体的には、日本社会に広く展開した宗教(神道、仏教、キリスト教、儒教、民俗行事など)について、その実践や文化的視点から、資料等を用いながら学ぶ。
ジェンダーは人種・民族・階級とともに、人間の歴史的経験を作り上げる最も基本的な要素である。この授業では社会・文化・政治・宗教・教育において、ジェンダーがどのように作用してきたかを考察する。また、人間の差異によって作りだされる支配関係を明らかにするジェンダーの視点を用いて今日的な課題を考える。この講義により、ジェンダーに関する基本的な概念を理解するとともに、ジェンダーの視点を用いて歴史・文化・社会を理解する力を養うことを目標とする。
宗教を正しく理解するための必要な基礎知識を習得しながら、人間社会にとって宗教が果たす重要な役割とその意義について考える。具体的には、客観的で科学的な立場にたって、宗教の歴史を概観し、有神論と無神論、創唱宗教と自然宗教といった分類のしかたなどを考察する。
「こころ」は誰もが毎日働かせているものであり、社会においても「こころ」を抜きにして考えることはできない。こうした身近な存在であるがゆえに、関心をもつ人は多いが、誤解されることや表層的な理解にとどまることも多いと考えられる。そこでこの講義では、自然科学の一種としての心理学の全体像を正確に学ぶことを目的とする。生理、知覚、認知、社会、教育、発達、人格、臨床といった心理学の諸分野にわたって広く概説し、心理学の基本的な知識や、その考え方を身につけられるように進めていく。
日本語と英語によるコミュニケーションの比較を通して、その違いや特徴を学ぶ。コミュニケーションとは何かという問題から始めて、人間の言語の性質や機能、異言語間で意味がどのように伝達されるのかという問題を扱う。さらに、言語コミュニケーションの比較を翻訳や通訳という観点からも検討する。なお、言語によるコミュニケーションとの関わりにおいて、若干、言語以外によるコミュニケーションにも触れ、日英語それぞれの言語コミュニケーションの特質とどう関わるかも検討する。
「話す・聞く」技術を磨き、よいコミュニケーションのための話しことばの修得を目的とする。話しことばに欠かせない音声表現の知識と技術、人間関係を円滑にするための敬語表現のスキル、パブリックスピーキングに必要な筋道の立った話し方、正しい日本語の運用についての知識等の修得を、講義とワーク、トレーニングにより身につける。
社会人基礎力(コミュニケーション能力)を体得し、社会人としての準備を行う。適切なマナーをもとに、自信を持って自己アピールできるスキル、問題発見解決型人材を念頭においた社会が求めるヒューマンスキルなどの獲得をめざす。授業では、円滑なコミュニケーションからより有益な結果が生み出されることを理解し、効果的な自己アピールの習得や基本的なビジネスマナーのスキルをベースにしたコミュニケーション能力を高めるスキルを習得する。
今日、日本のメディア・コンテンツが世界的な文化として高く評価されつつあることは言うまでもない。その理由はいくつかあるが、もっとも重要なのは、単なるサブ・カルチャーの域を出て、現代文明に対する警鐘を鳴らすような、知的水準の高い創作活動を実現しえていることがあげられる。その意味では、かつての純文学とよく似た役割を、日本の映像メデイアは今や担っている。このような観点に立って、日本の映像文化、特にアニメーションを分析、評価するのがこの講義の目標である。特に宮崎駿の創作活動に焦点を絞って、講義を進めていく。
授業では、情報の特性、現代社会における情報の機能等について概説的な説明を行う。とくに学生諸君にも密接な関連を持つ、個人情報の保護に関わる問題、インターネットの発達とネットリテラシー、マスメディアの発信する情報の受け取り方に関するメディアリテラシーなどについて解説する。
将来の仕事で必要とされる数学について基礎を学ぶ。数と計算・図形の初歩から学び、さまざまな応用問題が解けるようにする。ピタゴラスの定理と無理数、1次・連立・2次方程式、因数分解、1次・2次関数とグラフなどを主なテーマとする。
数学的思考、数理的思考を身につける。1次関数、2次関数、関数とグラフ、図形と方程式、図形の性質・面積(ヘロンの公式)などをテーマとして、日常生活との接点を探りつつ、基本的な概念、典型的な問題の解法、実生活への応用を教授する。
企業の実務において、PCを使用したデータの集計処理能力、業務データのグラフ分析やデータベース分析能力、またネットワークの利活用による情報収集や情報発信の実務能力を養成するため、表計算ソフト「Microsoft Excel」を使用し、簡潔で説得力のある質の高いビジネス文書や業務目的に応じた適切な資料作成の習得を図り、企業実務で通用する実践的な能力を身に付ける。
社会全般の情報化が進み、道具であるパソコンがより便利に、使いやすく進歩していく中で、使い手である我々には、それらに関する知識だけでなく、情報そのものを使いこなすことが求められている。本講義では、社会で求められている情報活用の基礎力を体系化し、どうやって効果的に情報を活用するかを学習する。一連の情報プロセス(収集、分析、整理・保管、表現、運用)の意味を理解し、データや情報を適切に処理・活用できる力を身に付ける。
企業の実務において、PCを使用したビジネス文書作成能力やネットワークの利活用による事務能力や情報収集、発信能力が大変重要な能力として求められており、この授業では、現在、ワープロソフト「Microsoft Word」を使用し、簡潔で説得力のある質の高いビジネス文書や業務目的に応じた適切な資料作成の習得を図り、企業実務で通用する実践的な能力を身に付ける。
ホームページは情報を発信するための1つの手段となっているが、インターネットのホームページは、HTMLという言語により作成されている。講義ではHTMLによりホームページを記述する基礎技術とWebメディアのマルチメディア表現の技術を修得する。HTMLによる「表現の可能性」と「楽しさ、面白さ」を追求しながら授業を進めていく。
我々人類は、多様な生活習慣をもち、さまざまな文化を形成している。文化人類学は人間の科学といわれ、個別文化の調査・分析から文化の普遍的な法則を見つけ出し、そこに表れる人間行動の諸相を明らかにすることを目的としている。本講義では、まず、文化人類学がどのような学問なのかを理解することから始め、その研究史、研究視角、調査方法について解説する。その上で、アジアのなかでも、ブータンを中心に、そこに住む人々の生活観・価値観を学びながら、異文化に対する理解を深めていく。
芸術(アーツ)と文化の関わりなどについて、芸術の歴史や哲学、美術、音楽など総合芸術をテーマとして学ぶ。また、美術や音楽、映像などの芸術を鑑賞し、現在さまざまに試みられている芸術表現などを取り上げ、芸術による文化発展の可能性や問題について考察する。
中国語の発音と文法の基礎を身につけるため、数字、人称代名詞、名詞、動詞の文、疑問文、疑問詞、形容詞の文、助数詞、時間、年月日、時刻、前置詞の表現などの各種の練習をする。
中国語のさまざまな基本短文を作ることができるように、変化、完了、進行、持続、経験を表す表現、助動詞、補語、比較形、受身と使役などの表現方法を学ぶ。
中国語の長い文章に慣れることを目的として、文章を読み進める練習と、一字一句の意味をきちんと確認する方法を併用しながら、易しい文章を大量に読むことによって、まず中国語に慣れることをめざす。文章の内容は、日本や中国の観光地、歴史的事件、食べ物、祝日などを題材にする。
基礎的な文法を踏まえて、聞き取りの練習、自由表現の練習、対話の練習などを繰り返しながら、中国語でのコミュニケーションができることをめざす。毎回の授業で、中国の文化、習慣、生活、最新ニュースを紹介する。
初めて韓国語を学ぶ人のために、文字の仕組みから親しんで、発音法則を理解するほか、挨拶や正確な文章の読みなどを徹底的に学習する。なお、韓国文化を理解してもらうために、韓国人の生き方・歴史・社会・文化、特に食文化などにも触れる。
韓国の文字と発音をマスターした人が、次に進む段階として、ここでは文法+会話+講読に重点を置き、基礎文法と基礎会話力を固めると同時に、簡単な読み書きができるように学習する。また、韓国の文化に関わるものを講読のテキストとし、韓国の文化に親しむ。
会話+講読+聴解力+作文に重点を置く。韓国語Ⅰ・Ⅱで学んだ力を生かして、表現力を増やし、より自然な会話の習得をめざす。聴解力のアップとあわせて、場面ごとに正確な会話ができるように進め、また日常よく使う表現を作文できるように学習する。
韓国語だけで授業を行い、自由会話を中心に聴解力をつけ、韓国の中学生以上の会話運用能力をつけるために学習する。この授業では、自由会話+スピーチができることを目的とし、学生たちによるスピーチと韓国映画鑑賞によってその力を身につける。
フランス語の発音と、文法の重要な規則のうち、もっとも基礎的な部分を学び、それを用いた短い文を聴き、話し、読み、書く力を修得する。
フランス語の発音、文法などの基礎知識を踏まえて、やや高度な文法事項を学び、それらを用いた文を聴き、話し、読み、書く力を身につける。
ドイツ語のもっとも基本的な規則(発音の仕方と文法)を一つずつ学ぶ。できるだけ多く反復練習(リーダーの講読、教科書の練習問題、その規則を含む短い作文など)をとり入れ、一つひとつの規則を確実に身につける。
ドイツ語Ⅰで学んだ規則をもとに、新たな規則修得の段階に進む。ドイツ語Ⅰと同様に、リーダーの講読、練習問題、作文をできるだけ多くとり入れ、規則を一つひとつ確実に身につけることを主眼とする。
歴史学の考え方を理解する。前半は、日本史分野の教員が、後半は世界史分野の教員が担当し、史料の持つ意味やその扱い方などの研究スキルと、多様な研究ジャンルの視点とメソッドを紹介する。
テーマは「埋もれた京都の地下遺産を探る」である。考古学的手法を用いて、本学の足下にある京都の歴史遺産に焦点をあて、触れ、理解して、京都での学びをより深める視点を養う。条坊制に基づく平安京、平安宮の遺跡と遺物、東寺・西寺跡、羅城門と朱雀大路、平安京左京の変遷、近世以降の平安京の様子を説明し、市街地での観察方法を伝授する。
千年の古都である京都は、日本文化の源と言ってよい。しかし、学生がその魅力の源泉にふれる機会は少なく、観光企画や宣伝によって脚光を浴びた表面的な知識しか得られないのが一般である。そこで、この科目では、京都をより深く知り、文化の伝統と現代のあり方について考える機会をもつために、京都を舞台にした文学やそれを成立させた歴史的背景を学ぶ。種々の文学作品を通して、例えば葵祭の特質や往古の人々の祭りに対する心情を想像し、六道の辻がなぜ魔界とされているのかを知ることができる。そこから、観光のあり方や伝統の継承といった、現代的な問題意識も育みたい。
京の都は、中国・唐の都城にならって建設されたが、都への軍団の駐屯は視野に入れずに計画された都市であった。文字通り、「平安京」の名が相応しい都-京都で繰り広げられた歴史と、その歴史の展開のなかで残された歴史遺産はどのようなものであったのか、古代から幕末までの都の様相の変遷とその要因を、主として政治史・経済史・都市史・民衆史・女性史の観点から捉え直してみる。
この授業は、京都橘大学と総本山醍醐寺の学術交流協定に基づく授業である。京都の文化財について、現代にまで伝わる文化財、信仰行事等を通じて学ぶ。また、醍醐寺に残る文化財、信仰行事に接する機会を設け、日本文化について考察を進める。
京都を舞台とした近代文学の小説作品を読む。小説の読解力・鑑賞力を養うとともに、京都の歴史・風土にも触れて行きたい。京都の大学で学ぶ学生として興味・知的関心を深めることを目標とする。
日常生活の中で見え隠れする様々な社会的な問題を考え、対処をするために必要な、日本国憲法に表された基本的な思考を身につける。また、これを理解するために必要な基本的知識を身につけることを目標とする。授業では、日本国憲法の思想や実践を身につけるために、基本的な事柄をできる限り分かりやすく解説していく。
法学概論Ⅰでは、国家の統治組織や作用、行政権の主体と個人との関係等について学ぶ。主に憲法を中心として進めていき、国民の権利・自由に関する基本的人権論や、権力分立・国家行政組織・地方自治といった統治機構の諸制度を範囲とするが、重要事項の理解を深めるために、関連のある諸法にも触れていく。本講義では、各講において具体的な事例を用いた設問を挙げ、そこで論点となるテーマに関する判例・学説を理解する。また、各制度のあり方について考察し、憲法の基本理念や一般理論を修得する。
法学概論Ⅱでは、私法全体の理解を目的としており、主に民法と商法を中心に進めていく。本講義では、契約、住まい、家族生活、事故の遭遇などのさまざまな場面において、私法との有機的な関連を可能な限り明らかにし、各制度の正確な位置づけを図る。各テーマの理解を深めるために、借地借家法、製造物責任法、民事訴訟法といった特別法も、適宜に範囲に含める。また、具体的な事例を提示して、その解決を念頭に置きながら重要な事項について説明することで、初歩的な応用力を身につける。
政治学への入口として、政治についての意識形成、政治についての基礎知識、政治学を学問としてとらえる力を身につけることを目的とする。授業では、権力、デモクラシー、政治システムと政治過程、地方自治、国際政治、宗教と政治、官僚制などを概観し、基礎的知識を獲得する。そのため、テキストを活用しつつ現代日本の政治現象を身近に感じられるように、時事問題を政治学的に考察するヒントを提示するとともに、テレビを中心とするマスコミ以外によって、政治に関する情報・言説を知るソーシャルメディア利用法などにも言及する。
具体的な政治家・政治現象の事例(例えば、「大平正芳」など)から、戦後の日本政治を政治過程論として概観し、さまざまな政治家が活躍する舞台を具象的に再現できるようにする。さらに、日本における政府の仕組み、とりわけ政党と官僚との関係を知り、政治家・政治過程の実際について自分で考え、論評できるようになることを目標とする。具体的には、新自由主義と社会民主主義、内政と外交、族議員と派閥、政権交代と派閥抗争、消費税と赤字国債などについて考察するとともに、映画で政治家はいかに描かれてきたかなどメディアと政治の関係にも言及する。
民法は、私法分野の基本法であり、市民の社会生活そのものを広範に対象とする学問である。本講義では、民法の基本構造を明らかにし、主要な法原則、法制度、法概念を理解するとともに、その基礎的知識を獲得することを目的としている。また、具体的な事例や裁判例を用いながら、民法が日常生活にどのように関連しているのかを明らかにすることで、法的な問題発見能力、問題処理能力を養い、法の生きた理解を可能にする。特に、財産法の分野の解説に重点を置くが、家族法の分野についても一通り概観しておく。
行政システムについて、府省庁組織や中央地方関係、政府と市場、組織と管理などのテーマから行政システムの活動とその結果の全体をとらえる。省庁再編・政策評価の導入や地方分権改革などにも触れる。
今日、子どもや女性、障害者問題、部落問題、など、多様な人権問題が指摘されているが、相互の関係性も含めてそもそも人権問題とは何か、その基本的認識についての理解をはかり、これからの人権教育のあり方について考える。
グローバル化の進む現代世界はどのように形成されたのか。日本はどのような影響を受けてきたのか。国際関係論の基礎を、ニュースなどで最近話題になっていることを題材にしながら様々な側面から考察する。受講生が、基礎知識を習得するとともに、自分のこととして国際関係に関心を持ち、考える習慣を身につけることを目的とする。
わたしたちのくらしの物質的な基盤となるのが経済である。この経済のくらしへの影響は時とともにますます大きくなっている。したがって、経済を理解することは現代社会に暮らすすべての人間にとって必要なことである。この科目では、市場と価格メカニズム、政府の役割、経済成長、経済発展、金融システム、雇用システム、国際収支、為替相場などの、経済を理解するための基本概念を、身近な事例を用いて説明することによって、わたしたちの日常のくらしをとりまく経済現象について学ばせる。
社会学の一分野としての社会福祉について、その歴史を確認し、「福祉」「ボランティア」について基本的な考え方と知識を学ぶ。また、住民参加やボランティアの諸形態とその意義・限界を学ぶ。教職の基本である<人間の尊厳>への気づきと理解を深める。福祉制度への理解を深める中で、ひとりひとりがどのように共生社会づくりに関われるかを考える。教職免許取得に必要な「介護等体験」の事前必修科目としても位置づけられている。
社会学概論Ⅰでは、自我、家族、コミュニティ、階級・階層、国民国家、グローバル化、情報化など社会学の基本概念の理解を通じて、現代の日常生活を社会学的に理解する方法の修得をめざす。社会学を学習する上での困難のひとつは、社会が空気のような当たり前の存在に思われがちな点にあるが、この授業では、社会の歴史的な形成を明らかにすると同時に、社会の自明性や秩序を守るために私たちには何が求められているのか、という問題意識を身につけることも目標になる。
社会学概論Ⅱでは、社会学概論Ⅰでの基本概念の理解を踏まえ、近年社会学の研究対象として定着した中・後期親子関係、教育システム、親密性、記憶、情報技術などのテーマについて、それぞれの研究分野の第一人者によるテキストの読解を通じて、社会学的想像力の定着をめざす。
受講生が問題意識をもち、リサーチし、発表し、討議するという方式で行う。担当教員による講義、説明もあるが、基本は受講生の問題意識に基づく集団的討議により授業が進められる。時事問題への深い理解が得られることが授業の主たる目標だが、同時にリサーチの方法、プレゼンテーションの方法を身につけることもまた大切な目標とする。
健康とは何かを学び、大学生活およびその後の生活を健康で過ごすための方法を学ぶ。
健康を食生活の視点から学び、食生活の自己管理能力を高める。健康と栄養の関連を理解するとともに、食の安全性を理解し、健康増進に役立て、健康的な食生活を志向する。
個人の「健康」について精神的な側面(メンタルヘルス)を中心に学ぶ。心理学や医療行動科学の分野で研究されているさまざまなメンタルヘルスの理論や、その歴史的な発展について講義し、現代人が健康に生活する上でのメンタルヘルスの重要性の理解を促す。健康に関する精神的側面を主軸としながら、個人の心理社会生物学的な健康を包括的に理解する。さらに、メンタルヘルスの維持増進や予防に役立つとされるさまざまな理論・技法についても概観する。また、メンタルヘルスが個人の全般的な健康に資する役割についても言及する。
体育科教育の概要とスポーツ文化の継承・発展を考えるため、体育科教育の概要を理解するとともに、体育やスポーツについて、文化的、社会的、歴史的側面の理解を深める。これらを踏まえ、体育やスポーツについて理解する力、仲間と共に考える力、創造する力を身につけることを目標とする。
ソフトバレーボールと6人制バレーボールを教材として基礎体力と技術のスキルアップを図り、またスポーツの必要性を学び、自己の健康管理や怪我なく楽しく運動するために最も必要なルールやマナーを身につける。同時にグループ(チーム)を通し、コミュニケーション・スキルの向上を図る。
Ⅰに引き続き、ソフトバレーボールと6人制バレーボールを教材として、さらに基礎体力と技術のスキルアップを図る。またあわせて、スポーツの必要性を学び、自己の健康管理や怪我なく楽しく運動するために最も必要なルールやマナーを身につける。同時にグループ(チーム)を通し、コミュニケーション・スキルの向上を図る。
生涯スポーツの必要性を学び、スポーツの実践をとおして、自己の健康管理ができる基礎能力を養う。特にレクリエーションスポーツを中心に楽しく運動することができる習慣と能力を身につける。バレーボール、バスケットボール両種目の基本的な技術や知識を学習するとともに、全体での基礎練習から始め、グループ単位での練習を行い、リーグ戦形式でゲームを楽しむ。
生涯スポーツの必要性を学び、スポーツの実践をとおして、自己の健康管理ができる基礎能力を養う。特にレクリエーションスポーツを中心に楽しく運動することができる習慣と能力を身につける。バドミントンと卓球の基本的な技術練習とルールの理解から始め、シングルスおよびダブルスでのリーグ戦形式でのゲームを中心に行う。
地球の誕生から現在に至るまでの地球と生物の歴史を学ぶ。その中でも特に、人類が進化・発展してきた第四紀と呼ぶ現代社会と密接に関係する時代を、人類の諸特徴とともに、氷河の消長、海水準変動、植生変遷などの古地理に係る変遷、および生物地理と人類の拡散などの事象を通して理解する。これらは地層そのものと地層中に含まれる化石や考古遺物などの証拠に基づくものであるから、層序と対比、地質学・堆積学の諸法則、化石の二面性、堆積と浸食、堆積構造と変形構造、土壌層位、遺構面と遺構埋土の特徴などの地層学の基礎事項の理解を図るとともに、現代生活にも係る火山噴火や地震などの地盤災害の事例と、その原因も合わせて概観する。
環境問題は、今や誰にとっても避けて通ることのできない重要な課題である。この授業は、環境問題を、自然科学的アプローチ、社会科学的アプローチ、哲学的アプローチを総合的に駆使しつつ考察する。環境問題の複雑さ、議論の道筋、論点などをわかりやすく講義する。
環境問題は、戦争と平和の問題とともに現代に生きるものにとって避けて通ることのできない問題である。この授業では、「エコロジー」をキーワードとして、環境問題を考える。とくに、学生一人一人の経験に即して、環境問題を考える視点を吟味し、政策的な課題と「草の根」でできる取り組みとを統合的に理解できる力を育てる。先人たちの環境を守る取り組みについて学ぶとともに、学生としてできることをも考える機会としたい。
この授業では、①身の回りの自然を丁寧に観察し、それらを具体的に認識すること、②自然界を構成する地圏・水圏・気圏・生物圏の基本的な仕組みを理解することを通じて、③「わたしたちにとって自然とは何か」「自然にはどのような価値があるのか」、各自が論考することを目指す。
地理学は大きく地誌学と系統地理学に分類されるが、ここでは系統地理学を扱う。系統地理学は、地球表面における自然現象を地域的な観点から究明する「自然地理学」と、地表上の人文現象(人口・集落・産業・交通・文化など)を地域特性の構成要素として考察する「人文地理学」に大別されており、その両方について概観する。
日常生活や仕事でさまざまな問題、さらに環境などの社会的課題を考える上で、数学は欠かせない。この授業では、将来、市民として的確な判断を下すために役に立つ数学的考え方や概念を、現実の課題を考えるなかで学習する。扱うのは、経済や環境を考える上で重要な指数・対数、刻々と変化する様子から全体を知るための差分や微積分、社会の集団現象を分析するための統計や確率などである。授業では、これらの数学の必要性を理解・学修することを目標とする。
物理学は、科学技術のベースとなる重要な分野であり、さまざまな自然現象を考えるうえで基礎的な学問となる。本科目では、力学や電磁気学、光の干渉・回折などの基本的な原理について正しい理解を得るとともに、日常的に目にする現象を物理学的に理解し説明する力を身につける。また、物理学が身近なものに応用されていることを理解し、物理学の原理とその意義について見識を深める。例えば、身近な家庭用機器や医療機器(電子レンジ、健康維持器具、AED、MRI等)などに応用されている電磁気現象の原理などを理解する。
生活の中にある物質や現象を、化学的なものの見方や考え方で捉え、理解できるように基礎概念を解説する。原子の構造と結合、分子の形、物質の形態、溶液、化学反応などについて正しい理解を得るとともに、日常的に目にする物質や現象および、化学が身近に応用されていることを理解し説明する力を身につける。例えば、日常生活に関わる化学物質、例えば石油や原子力などのエネルギー源、金属やプラスチックなどの材料、薬品、医療品などについて触れ、応用されている原理とその意義を理解する。
生物学の中でも主にヒトに焦点を当てた生命科学、および関連する諸問題について概説する。生命現象を理解するために、細胞の構造と役割、細胞を構成する物質、エネルギー、遺伝学、DNA、発生と老化、脳の構造などから、食と健康、がん、感染と免疫などについても解説し、正しい理解を促進する。さらに、生命現象の科学的な解析、解明が急速に進展する現代において、生物学的な諸問題を正しく理解するため、遺伝子組換生物や再生医療、生態系と環境問題までの最新のトピックを交えて解説する。
受講者が自分のキャリアを、自ら方向付けることができる「基礎・基盤作り」をテーマとする。「自己発見」を通して自分の可能性を広げるとともに、「働くことの意義」を考え、将来に向けての「キャリア・デザイン」を描ける力を身につけることを目標とする。授業では、過去の自分を振り返り、自分の強み、価値観などをワークシートを使って自己分析を行うと共に、「働く事の意味」を考える。
21世紀の企業と経営に求められる人材をテーマに、人材開発や流通業、サービス業、製造業などの業界および具体的な企業とその経営に関する実態認識を深めるとともに、受講生各自のキャリア形成について考えるきっかけを得る。
大学生活でも就職採用試験でも、そして社会に出てからも必要となる一般社会常識を学ぶ。コミュニケーション能力の前提となる一般社会常識を学び、就職筆記試験対策だけでなく社会に順応できる力の養成を目指す。国語や数学に関する基礎内容を丁寧な解説で習得することを目指す。
Ⅱを発展させ、大学生活でも就職採用試験でも、そして社会に出てからも必要となる知識を身につける。言語分野、非言語分野に関する内容についてわかりやすい講義を実施し、基礎力を身につけさせるとともに、身につけた知識を応用できる力を養成する。
キャリア開発講座 Ⅰから継続して、21世紀の企業と経営に求められる人材をテーマに、Ⅰで取り上げなかった業界および企業とその経営に関する実態認識を深めるとともに、受講生各自のキャリア形成について考える。
公務員の仕事や現状を知り、職業観を育成する。授業では、地域政策を担う地方公共団体の仕組みと現状を学び、地方公務員が担う地方行政の特質と機能を自らが働くことを想定しつつ、具体的に理解する。また、警察官・消防官など公安職の公務員の仕事と求められる専門知識を理解するため、各職種に関する講義やゲストスピーカーによる講演を通して学ぶ。
キャリア開発講座Ⅲをさらに発展させ、大学生活でも就職採用試験でも、そして社会に出てからも必要となる知識を身につける。特に非言語分野に関する応用力を確実に身につけることを目的に、演習形式で学ぶ。
企業組織についての知識を広めより深く理解し、働くことに興味関心を持つことを最終目標とする。授業では、企業で、実際に行われている仕事がどのようなものかを理解しながら、興味を感じる仕事や企業について考える。また、企業が求める人材とはどのような人材かなどを理解する。
国際社会の中の日本や企業のグローバル化をテーマにキャリア開発を行う。授業では、国際化・グローバル化の中で日本が抱える政治的経済的課題や、グローバル企業や東証一部上場企業などの現状とグローバル化しつつある企業や経済社会について理解を深める。グルーブ学習やワークショップ型の方法で行い、必要に応じ、ゲスト講師による講演なども実施する。
業界の現状と将来について事例を交えながら学ぶ。また、職種について、民間企業と公務員の仕事の違いや企業の仕組みを具体的な事例で学ぶ。さらに、働くために自覚しておかねばならないこと、その仕事をするために求められる「基礎能力」とその仕事を通じて得られる「専門能力」や「楽しみ」を具体的に理解する。
経済のグローバル化、グローバルビジネスの動向について講義で概観したあと、いくつかのグループによる調査研究チームを編成して、グループごとにテーマを決めて調査研究を行い、それぞれの調査研究の成果の発表と討論を行う。またその後、個人による調査研究および発表と討論を実施する。実際にグローバル企業で活躍するビジネスマン等に、その豊かな経験を聴く機会も設ける。
キャリア開発の自主トレーニング方法を学び、実践する。民間企業と公務員試験(地方上級、市役所、警察)の勉強に対応し、自己分析シートの作成や筆記試験対策、企業社会を理解するための経済紙の正しい活用法などについて演習形式で学ぶ。
民間企業と公務員試験突破をめざした学習を通じて、20年後の自分のキャリアイメージを確立することを目標とする。グループ討論、数学的思考、企業・業種分析、文章理解、マクロ経済学、スケジュール管理とストレス管理など、さまざまなテーマを組み合わせた演習形式の授業を実施する。
「起業すること」を想定して、それに必要な知識、考え方を習得する。受講生ごとに、現実の、または想定上の起業案件に、アイデアから起業に至る諸問題について、学習と演習を通して理解・習得するとともに、実践的なビジネス・プランを策定・提出する。
世の中の動きに関心を持ち、時事問題の理解を深めることをテーマとして、時事問題を理解するために必要な基礎知識を身につけ、主体的に世の中の現状を考える力を育成する。公務員採用試験に出題されそうな時事問題を中心に、その問題の背景を解説する。また、各自で時事問題についての事前学習をし、その時事問題を題材に集団討論・小論文・面接の演習を行う。
企業における就業体験や学習を通して、社会と交流し、社会や企業の実情を知り、仕事に対する関心や学習する意欲を高める。また将来、就職した際に必要となるビジネスマナーや職業意識を身につける。このような経験を通して、職業人として必要な基礎能力や働く意識を培う。この授業では主に企業を対象とする。
主に図書館における就業体験や学習を通して、社会と交流し、社会や企業の実情を知り、仕事に対する関心や学習する意欲を高める。また将来、就職した際に必要となるビジネスマナーや職業意識を身につける。このような経験を通して、職業人として必要な基礎能力や働く意識を培う。
主に自治体などの行政機関における就業体験や学習を通して、社会と交流し、社会や企業の実情を知り、仕事に対する関心や学習する意欲を高める。また将来、就職した際に必要となるビジネスマナーや職業意識を身につける。このような経験を通して、職業人として必要な基礎能力や働く意識を培う。
主にNGO、NPOなどの非営利組織における就業体験や学習を通して、社会と交流し、社会や企業の実情を知り、仕事に対する関心や学習する意欲を高める。また将来、就職した際に必要となるビジネスマナーや職業意識を身につける。このような経験を通して、職業人として必要な基礎能力や働く意識を培う。
人間の外見と心の関係を探究することをテーマとする。社会心理学・感情心理学の分野から始まった「化粧の心理的効果」の研究は、粧うことによって快感情・高揚感をもたらし、積極的な対他者行動を促すことによって、コミュニケーションを活性化することを実証し、化粧が心の健康に貢献していることを見いだした。また、この化粧の効用は、医療や福祉の現場で効果をあげており、臨床心理学的な考察も試みられている。本講義では、基礎的な研究を概説し、さらにさまざまな臨床的実践活動について紹介する。
高度に発達し複雑化・巨大化した現代の産業社会を構成している基本単位はいうまでもなく「個々の人間」であり、産業活動の効率化や、そこで生じるさまざまな問題の解決をはかるためには、人間の行動や心理についての中立的で客観的な理解が欠かせない。心理学の応用分野である産業心理学はこのような課題を達成するための研究分野である。産業場面に関わる人間の行動を「生産者としての行動」と「消費者としての行動」という2つの側面からとらえたうえで考察を行う。
私たちは日々、多くの広告に接触しながら生活している。本講では、心理学や行動科学の研究成果を中心に、これら広告の心理・社会的機能を学習し、広告の送り手・受け手の双方の視点から種々のトピックについて論考していく。加えて、広告を通して人間(消費者)理解を深めることによって、さまざまなマーケティング戦略について議論していく。
これからの教職を志す者は、今日の学校教育における、具体的な課題を主体的に考察し、認識を深める資質・能力を身につける必要がある。そのために、この授業では、現在の学校教育をめぐる基本的課題を取り上げ、多角的・複眼的に考察し、学校教育の現状についての認識・理解を深め、実践的な課題克服の方途を主体的に考える力を身につける。
学習指導要領における「生きる力」という概念は、知識基盤社会の時代においてますます重要となっていることから、これを継承し、「生きる力」を支える「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」の調和のとれた育成が重視されている。これからの教職を志望する者は、教員採用試験のために、学習指導要領の改善点を単に暗記するだけではなく、改訂の趣旨及び背景(例えば、教育基本法の改正、学校教育法の改正など)も含めて理解し、教師としての実践力として身につけることが大切である。また、将来教師として採用された後も、学習指導要領をはじめ、国レベルで出される答申や通知、報告等を歴史的視点で継続的に理解し、時代の変化に対応できる資質・能力を身につけることを目標とする。
中央教育審議会答申は、教育の専門家としての確かな力量を具体的に「子ども理解力」「児童・生徒指導力」「集団指導の力」「学級づくりの力」「学習指導・授業づくりの力」「教材解釈の力」などを掲げている。この授業では、これらの知識や技能を身につけることはもちろんのこと、これらに加えて客観的論理に基づいた自己の考え方や、その論理から導き出された具体的な教育実践について、発信できる資質や能力を身につけることを目標とする。
学校の教育活動は、PDCAという教育サイクルがスパイラルに繰り返されながら、生徒のよりよい成長を願った指導が展開される。授業は、生徒の実態を踏まえ、学習指導要領に示される基本方針や授業時間数、各教科等の目標・内容等を計画的に実施されることについて理解する。また、各教科等の内容・目標等及び教科等の系統性を理解し、学習指導案作成の基礎を身につける。一方、教育評価の結果によって今後の指導を改善し、さらに新しい指導の成果を再度評価するという、指導に生かす教育評価の基礎的・基本的な知識・技能を身につける。
教育とは何か、何をもって教育(制度)と呼ぶのか等、まず教育に関する基本的な概念の検討を行う。続いて、西欧諸国における教育思想の発展および近代学校制度の成立と発展について、そして明治期以降のわが国における教育制度の発展について概説し、教育史に関する基本的な事項の理解をめざす。最後にまとめとして、現代日本の教育課題について総合的な観点から考察を行う。
教育とは何か、学校とは何か、教科指導の在り方、教員の果たす役割とその意義はどこにあるかを、教員の体験や視聴覚資料から学ぶ。また、学級活動や総合的な学習の時間や特別の教科である道徳科など、最近の教育動向について学ぶ。最後に学校教育を支える教育行政の役割を中心に、教員の研修と服務について学ぶ。
現代の学校教育に関する制度的事項について、基礎的な知識を身に付けるとともに、それらに関連する課題を理解する。教育制度は、教育に関する法規に基づき成立し、その背景の思想が制度を歴史的・社会的に成立させる。日本における教育制度の変遷を学習するとともに、それらを構成する制度の仕組みの展開や問題を検討する。また、学校と地域との連携に関する理解及び学校安全への対応に関する基礎的知識も学習する。
子どもの指導、援助に関わる上で必要な発達や学習、パーソナリティーなどの教育心理学の知識について学び、具体的な指導場面に即した教育心理学の知識や考え方、技術の習得を目指して授業を行う。対象である子どもの発達的特徴を絶えず念頭において、指導や援助の問題を考える。
特別支援教育の制度と対象を理解する。また、教育の場や形態の違い(通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校)によって教育課程や教育方法が異なることを知り、適切な支援を継続的に提供するために、一人ひとりのニーズに即した個別の指導計画や個別の教育支援計画が果たす役割を理解する。さらに、異なる学校間や関係機関との連携を実現するための仕組みについて考える。
教育課程の意義、果たす役割、および、教育課程に関わる基本的な概念について理解し、教育課程編成、授業づくりに関わる基礎的知識を身につけるとともに、授業づくりやカリキュラム・マネジメントのために必要な力量の基礎を養う。
学校教育を通して、自然と社会性と道徳性をどう身につけていくのかという課題に対して、歴史的及び理論的な視点から考察する。さらにそうした考察・探求を、具体的な道徳教育(授業)の実践例の分析を通じて深めていく。終末は道徳授業の構想づくりから授業プランづくりまでできる力量を習得できるような実践的な授業になる。
中学校高等学校における総合的な学習の時間の実施にあたって、その全体的な計画の立案、年間指導計画の立案、単元計画の立案、その実施、実施後の評価等のあり方について学ぶ。 それらに基づいて、実際に総合的な学習の時間の授業を計画立案の具体例についても学ぶことを通じて総合的な学習の指導法について力量を獲得していく。
特別活動の意義や役割を理解し、その内容の具体的な活動事例を通して生徒の自主的、自律的な態度を育成する指導のあり方を学ぶ。講義のほかレポート作成、小集団討議を取り入れ、将来学校現場において役立つような具体的・実践的な内容とする。
これからの社会を担う子どもたちに求められる資質と能力を育成するための教育方法と基礎的授業技術を習得するとともに学習指導要領に示される内容を正確に理解するための知識を身につける。具体的には「教育目標」「教育内容」「教材」「教具」「教授行為」「理解構造」等の概念を用いて、ある授業を分析・診断でき、同時に学習指導要領に即した情報機器の活用を含む授業改善のための処方的知見を得られるようになる。
生徒指導の意義と必要性、生徒指導の領域と内容、生徒指導の組織と年間計画など概念上の理解を深めた上で、生徒指導の今日的課題に気づき学校現場での具体的な生徒指導事例を分析できるようになる。また、キャリア教育の理念やキャリア発達の指標を理解した上で、中等教育段階でのキャリア教育のあり方を具体的に説明できるようになる。
教育相談は、「児童生徒それぞれの発達に即して、好ましい人間関係を育て、生活によく適応させ、自己理解を深めさせ、人格の成長への援助を図るもの」とされている。この授業では、教育相談に必要な知識について学ぶとともに、教師に求められるカウンセリングマインドの実践力を身につけていただくことを目標とし、中等教育の現場で出会う生徒の問題についてよく知り、生徒とその保護者への支援のありかたについて考えを深め、実践力を身につけていく。
4年間の教職科目を通した学びと教育実習等で得られた教科指導力や生徒指導力の実践との統合を図る。(1)使命感や責任感、教育的愛情(①学校教育を取り巻く社会と環境、②教員の責務)、(2)教科内容等の指導力、(3)生徒理解や学級経営(①学級経営、②生徒指導)、(4)社会性や対人関係能力(①学校における個人の役割、②地域・保護者との関係)の4つの視点に基づいて、4年間の学びと到達状況を振り返り、使命感や責任感に裏打ちされた確かな実践的指導力を有する教員としての資質を構築する。
学校における教育活動や学校行事、部活動、学校事務などの学校における活動全般について、支援や補助業務を行うことにより、学校における教育活動や子どもへの理解と関心を高め、さらなる教職への意欲を高めるとともに、今後の大学での学修を充実させる。
歴史的に試行錯誤されてきた外国語教授法の流れを概観し、それぞれの教授法が基づいている言語習得のメ力ニズムを理解する。実際にそれぞれの教授法を基にした模擬授業を通して、実際の英語教育において、学習指導要領がめざす英語力育成の学習活動にそのメ力ニズムをどのように応用・活用するのかを探る。
学習指導要領の改訂を踏まえ、コミュニケーション能力育成のための4領域の指導はどうあるべきか、学習者の語彙力、文法力をどう捉えるかなど英語を指導する際に必要な実践的な指導理論を学ぶ。また、実践的な指導技術の向上を図るため、教材研究、英語授業の構造、指導案の作り方、文法項目の導入、発問・指示の仕方、チームティーチング、言語活動など、英語の授業を進める基本的な技術を模擬授業や発表を行ったりして習得する。
英語科教育法Ⅰに引き続き、外国語教授法の流れを概観し、実際にそれぞれの教授法をもとにした模擬授業を通して、実際の英語教育において、学習指導要領がめざす英語力育成の学習活動にそのメ力ニズムをどのように応用・活用するのかを探る。まとめとして、「コミュニケーション能力」をどう捉えるべきかを検討する。なお、本科目は、原則として英語で行う。
本科目は原則として英語で行い、受講生の優れた英語運用能力を育成する。中学校や高等学校の現職英語科教員から生の英語教育の現状の課題や工夫などの話を聞いたり、実際に使われている教材・補助教材・ワークシート・テスト問題などを検証したりして、そこから得たものを個々の授業においてどのように活かしていけるかその工夫を、英語を使ったディスカッションやプレゼンテーションを通して考える。
学校現場での実習を通して、学校教育についての正しい理解を深め、教員の役割や指導についての適切な認識と技術を身につけ、教員としての人間性を高めることをめざす。そのために、以下の点を目標とする。①実習校での学校づくりの内容を具体的に知り、そこにこめた願いをつかむこと、②大学で学んでいることがらを、教育現場の具体的なとりくみを通して検討し、さらに深めること、③教員として、社会人として自らを成長させていくうえでの課題をつかむこと。
教職関係学習の総決算として、教育実習体験報告会などに参加して、教師への志を確たるものにする教育実習直前指導で実習での心構えと授業観察の要点指導、学習指導案の添削等、個別指導を行う。また、実習後の事後指導として教育実習報告会を行い、3年次へのアドバイスや質問に答える交流会を行う。
主としてListeningとSpeakingの能力を伸ばすために、グローバル時代における時事問題や国際問題を取り扱ったTVニュースなどを素材として聞き取り、理解する演習を行う。また、インターネットでアクセスできる素材なども活用し、幅広いリスニング活動、それに基づいたグループディスカッションやプレゼンテーションを実施する。また、教材を聞き取りながらシャドーイングなど自分の声を録音するトレーニングを取り入れることで、自然な発音やスピードを身につける。
主としてReadingとWritingの能力を伸ばすために、英字新聞や英字雑誌を読み進めていきながら、さまざまなトピックについて自分の考え方を英語で書く演習を行う。情報を速く正確に読み取る訓練を積み重ね、読解能力を高めていく。同時に、記事の内容について、ペアやグループでのディスカッション、意見や感想を書くアクティビティも取り入れる。一文一文の正確な英語表現の基礎の上に、効果的な文と文のつなげ方、パラグラフの展開の仕方、パラグラフを積み重ねて、まとまった文章を効果的に書く方法を身につける。
総合的な学問として欠かせない分野である言語と、その背景にある歴史について学ぶ。「国際人」として他者の母国史を理解し、過去にあった歴史的な事実や問題を知ることは、今後の「共存」を考える上で重要な観点である。また、文化のもう一つの基礎的な要素として、言葉の起源や言語族とその構造、母国語および英語をはじめとするさまざまな外国語の言語史、話者の多いグローバル言語から絶滅危機に指摘される少数民族の言語まで幅広い知識を得ながら、現在の国際社会が直面している、各国が抱える「言語問題」を考える。
世界の社会、芸術、文学について学ぶ。世界中に存在するさまざまな国、地域や民族の生活様式(食・住・労働・娯楽など)を幅広く学習し、できるだけ多くの社会理念および社会構造に関する教材に触れながら、多面的に「人間と暮らし」について考察する。これによって、日本の社会や生活スタイルを再認識し、今後のグローバル社会に一国家としてどうすべきか考える。その内容を踏まえて、文化による「美的感覚」の違いと、さまざまな文化や時代の芸術および文学作品を鑑賞する。
アカデミックな日本語能力の向上を目指す。日本語4技能を上級レベルへと移行させること、特に、大学・大学院の講義やビジネスの場面で必要となる硬い書きことばの「読み」「書き」に慣れること、まとまった内容のレポートを書けることを目標とする。
日本語の上級レベルのコミュニケーション能力と批判能力の向上を目指す。まとまったスピーチや発表、互いを尊重した意見表明が日本語でできること、自身や他者の意見を分析・検討したり批判できることを目標にする。
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本と日本人についての知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、日本と日本人の今について考える。
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本と日本人について、より豊富な知識を身につけていく。また、発表やディスカッションを通じて、日本と日本人の今について考える。
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本の社会と経済についての知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、日本の社会や経済への理解を深める。
さまざまな読みものを読むことを中心に、新聞、DVDなどの副教材も活用して、現在の日本の社会と経済について、さらに豊富な知識を身につける。また、発表やディスカッションを通じて、その理解を一層深いものにしていく。
日本の文化への理解を深めるため、まず授業で歴史的建造物、史跡、民俗行事、習慣、料理などに関する文章を読み合わせし、次にこれら建造物や行事を実際に見学したり、料理をつくってみたりする。
日本の文化への理解を深めるため、まず授業で歴史的建造物、史跡、民俗行事、習慣に関する文章(Ⅰよりやや高度な文献)を読み合わせし、次にこれら建造物や行事を実際に見学する。
大学での学修に求められる学習スキルとアカデミック・リテラシーの基礎を身につけさせる。すなわち、調べる、比較する、分類する、統合するといった基礎的な研究の方法、そして引用の作法や著作権への配慮など研究倫理への基礎的理解を促すとともに、学科の教学対象について学生の興味関心に配慮しながら指導する。授業は演習形式を取り、受講生の事前準備、発表、討論、まとめを基本サイクルとしつつ、それぞれの学習スタイルに対応したスキルの指導を個別指導と集団指導を組み合わせて行う。授業展開にあたっては、受講生の能動的・主体的学習態度の涵養を図ると共に不安無く落ち着いて学べる学習集団を形成するための工夫を授業形態に取り入れる。
研究入門ゼミ Ⅰでの学修をふまえつつ、一歩進んだ大学での学び方を指導する。受講生が、「英語」を窓として、言語、コミュニケーション、ビジネス、文化、そして人間についての基礎的な理解を深められるように、また、その過程で学科教学の追究に必要な学習スキルを身につけられるようにする。授業では、異文化コミュニケーション、英語教育、英語圏文化、グローバルビジネス、グローバルツーリズム、地域研究などの諸領域に即した文献資料の収集と読み方、ゼミ発表用原稿の書き方、アカデミック・プレゼンテーションの方法、質疑の技術などを指導する。インターネットなどのICT環境の活用方法も指導する。
2年次での留学プログラムに必要な準備を行う。留学先の文化や社会の理解を深めると同時に、留学に必要な英語運用能力と留学先で授業を受けるためのさまざまなスキルを身につけ、英語圏社会で生活するために必要な異文化コミュニケーション力の基盤形成を目指す。また、学生それぞれが留学先で行うプレゼンテーションやレポート執筆のテーマを決め、その準備を行う。
卒業研究を視野に入れつつ、自分の関心のある分野をより専門的に学習する。授業は学生による報告やプレゼンテーションを中心に進める。卒業研究に結実するテーマを見つけることが大きな目標となるが、そのために、各留学先で学んだ内容をゼミの受講生と共有することによって、留学先での学習内容と専門演習の内容が連携するように授業内容を組み立てる。加えて、各専門分野のリサーチの方法や専門的な文献調査、参考文献の扱い方、研究倫理等について指導する。
卒業論文の作成にむけて、テーマの絞り方、議論の展開の仕方などを学ぶ。卒業研究を意識して、授業はプレゼンテーションやレポートの執筆指導、プレゼンテーションに基づいたディスカションが中心になる。また、プレゼンテーションをもとにしたレポートの作成に当たっては、議論の展開の仕方や参考文献の使い方などを学ぶ。
卒業論文の作成にむけて、各自の卒業研究を授業でプレゼンテーションすることが中心になる。引き続き議論の展開の仕方、参考文献の用い方などの指導を行いながら、学生自らが設定した課題を解決し、自らの意見をまとめ上げる手助けをする。卒業研究の形態や専門領域に応じて、注や参考文献の書き方などの形式面についても指導する。
自ら設定したテーマについて、自ら解決方法を見いだし、それを、説得力ある方法で他者に伝達するという、大学で学ぶべき最も重要な能力をつけるのが目標である。専門演習Ⅰ~Ⅲと連携しつつ、卒業研究の完成を目指し、各自の執筆の手助けを行う。なお、学科卒業研究発表会において、成果を発表することが求められるので、そのための指導も行う。
学科のIEP(Intensive English Program)の中核として英語力の飛躍的な向上をめざす科目である。英語の4技能を統合的に伸ばすために、少人数による集中的な演習形式の授業を展開する。EAPⅠでは、Speakingを中心とし、学生が積極的に発言する練習を重ねていく。学生自身の身の周りの話題をもとにCommunicationスキルを身につけ、学生が他国における生活をある程度意識して、自分のこと、大学を含む日本での生活を紹介できるレベルの英語力の習得を目標とする。8週を1ユニットとし、各ユニット終了時に確認テストを行い、レベルの向上に合わせてクラス再編を行うことにより、学生のモチベーションの維持・向上を図る。また、e-learning教材の学修状況、Skypeを利用したスピーキングレッスン受講時間などを個人ごとに管理し、EAPの単位認定要件に組み込む。
Career English ⅠはIEPの一環として、英語力の飛躍的な向上をめざす少人数で実施する科目である。この科目では特に、ビジネス現場で用いられる英語力を伸ばすことを目的に、TOEICの内容に準拠した演習形式の授業を実施する。Career English Ⅰでは、ListeningやReadingの基本的なスキルを身につけ、簡単な対話や英文メール、メッセージ、お知らせなどの読み物を理解するとともに、ビジネス実務において必要とされる基礎的な英語力の習得を目標とする。EAP同様に、8週を1ユニットとし、各ユニット終了時に確認テストを行い、レベルの向上に合わせてクラス再編を行う。
EAPⅠに続いて、IEP(Intensive English Program)の中核として英語力の飛躍的な向上をめざす科目である。英語の4技能を統合的に伸ばすために、少人数による集中的な演習形式の授業を展開する。EAP Ⅱでは、豊かな表現力を身につけるため、Readingに重点を置く。Intermediateレベルの英語運用スキルを身につけ、他国の文化を理解しつつ、英語で日本の文化を紹介できるレベルの英語力の習得を目標とする。EAP Ⅰ同様、8週を1ユニットとし、各ユニット終了時に確認テストを行い、レベルの向上に合わせてクラス再編を行うことにより、学生のモチベーションの維持・向上を図る。また、e-learning教材を使用した学修状況、Skypeを利用したスピーキングレッスン受講時間などを個人ごとに管理し、EAPの単位認定要件に組み込む。
Career English ⅡはCareer English Iに続いて、英語力の飛躍的な向上をめざす少人数で実施する科目である。この科目では特に、ビジネス現場で必要とされる英語力を伸ばすことを目的に、 TOEICの内容に準拠した演習形式の授業を実施する。Career English Ⅱでは、ビジネスにおいての専門用語や文書の形式の知識を身につけ、より高度な会話のやり取り(電話、面接など)や読み物(例えば、ビジネスレター、クレーム対応、履歴書)を理解するとともに、ビジネス実務におけるIntermediateレベルの英語力の習得を目標とする。EAP同様に、8週を1ユニットとし、各ユニット終了時に確認テストを行い、レベルの向上に合わせてクラス再編を行う。
EAP Ⅰ・Ⅱに続いて、英語力の飛躍的な向上をめざす科目である。英語の4技能を統合的に伸ばすために、少人数による集中的な演習形式の授業を展開し、より海外実習先の「現場」に近い英語学習(DiscussionやAcademic Reportなど)を行う。Academic Reading(長文)とAcademic Writing(小論文もしくは発表の原稿)を中心とした学習を通して、海外の実習先ではEAPの上級クラス、Bridgingコースおよび正規の授業を受講できる程度の英語能力を目指す。
Career English ⅢはCareer English Ⅰ・Ⅱに続いて、英語力の飛躍的な向上をめざす少人数で実施する科目である。この科目では特に、ビジネス現場で必要とされる英語力を伸ばすことを目的に、TOEICの内容に準拠した演習形式の授業を実施する。Career English Ⅲでは、ビジネスに欠かせない専門知識と本格的な英語運用能力を身につけ、口頭もしくは文書による高度なやり取り(クレーム対応、ネゴシエーション、簡単な契約)ができるようにする。ビジネスの世界を理解するとともに、実務をこなすことができるレベルの英語力の習得を目標とする。EAP同様に、8週を1ユニットとし、各ユニット終了時に確認テストを行い、レベルの向上に合わせてクラス再編を行う。
本講座は習熟度別クラスで実施する。TOEICなど英語運用能力の検定による高得点(High Intermediate)を目指して、試験問題に類似した素材を用いて総合的な英語実用能力を養う。広範囲にわたる文法項目、頻出語、典型的な実用文書の表現と文書構成などを知識として学ぶとともに、ListeningおよびReading演習を通して受容レベルでの運用能力の向上を図る。これらの学習を通じて、社会が認めている検定において中級以上のスコアおよび級を取得できる英語運用能力の獲得をめざし、KilgarriffのLemmatised BNC単語リスト5,000語以上の語い力を身につけることを目標にする。
本講座は、習熟度別クラスで実施する。TOEICなど英語運用能力の検定による更なる高得点(Advanced)を達成することを目指して、今まで学習した語彙・文法項目を復習することで、言語知識の定着を図る。聴解・読解では典型的な難問に対する解答戦略を学び、より多くの演習問題をこなすことで、更なるスコアアップと運用能力の向上を図る。これらの学習を通じ、社会が認めている検定において上級レベルのスコアおよび級を取得できる英語運用能力の獲得をめざし、KilgarriffのLemmatised BNC単語リスト6,000語以上の単語力を身につけることを目標にする。
英語圏文学は世界の文学の中で大きな位置を占めてきたが、このクラスでは、イギリス文学を中心に、基本的知識を身につけるとともに、その特質と世界の文学の中での位置づけを理解することを目標にする。歴史的な変化を概観しつつ、代表的な作家を幅広く取りあげ、その作品を原文で読んで、そのおもしろさを味わいつつ、文学の側面から英語圏文化に迫る。授業の形式として、講義と講読をベースにし、作品について学生が発表し意見交換などを行う。詩、演劇、小説、自伝、日記、映画シナリオなど、さまざまなジャンルを教材にする。
英語圏の文化のうち、主にイギリスに関する基本的な知識を学び、地理、歴史、政治、社会、生活、風俗についての理解を深めることを目指す。地域研究の基盤として、この地域の過去と現在の正確な情報を幅広く得るために、テーマごとに講義で解説をする。また、イギリスのさまざまな側面を幅広く考察することによって、イギリスが世界に与えた影響と他地域との関わりについても考える。クラスでは、PBL学習、学生によるグループプレゼンテーションも取り入れて、学生が海外実習先の地域に対して関心を持つ手助けを行う。
国際的なコミュニケーションの手段として広く用いられ、地球語ともよばれる英語とはどんな言語かという問題を、さまざまな観点から考察し、英語学の基本的な知識を身に付け、英語という言語に対して英語学の観点から理解を深めることを目的とする。具体的には、英語発音の仕組み、語・文の構造、語・文の意味、英語語用論などを扱う。また、英語の歴史を振り返り、さらに、社会的・地理的変種における発音・語彙の違い、さまざまな談話領域における文体の相違なども検討する。
多文化コミュニケーションの諸相を理解するために必要な基礎知識を紹介し、とりわけ、日本語によるコミュニケーションと英語によるコミュニケーションとの比較を通して、それぞれのコミュニケーション方法の特徴を学ぶ。その背景にある社会的ルール、考え方、宗教やモラル、文化的価値観、文化的しつけ、言語の社会的側面などをテーマにし、各週ごとそのテーマに関するトピックをピックアップし、講義とディスカッションを行う。ステレオタイプやcultural biasの観点から、自らと異なる文化において、より客観的に物事を判断できるように目指す。
グローバル化の進展と共に英語教育の充実が一層求められる中、我が国の英語教育施策、児童生徒の英語学習に関する状況、生徒・教員の英語力の現状、諸外国における外国語教育の状況、英語教育における国際理解教育、母語習得と第二言語習得などの言語学習理論等、幅広いテーマを取り上げ、英語教育はどうあるべきか、日本における英語教育全般についての理解を、発表活動などを通して深める。
専門分野の学修を英語で行うための基盤となる高度な英語読解能力を養成することを目標とする。具体的には、専門分野の英語のテキストや関連分野の英語による文献を読むことができる英語力を養成する手助けを行う。クラスでは、さまざまな専門分野のテキストを題材として扱い、すばやく正確に情報を読み取る訓練を行う。また、読み取った情報を英語で要約したり、論点を口頭発表したりするアクティビティを取り入れる。
外国語として英語を学習する際の、「文法」の役割を再検討する。コミュニケーションを支える文法の役割を、実際に用いられている英語の姿から再検討し、実践的に、生きた文法を身につけることを目指す。文法を単なる規則の集まりとしてではなく、なぜ、ある特定の文法形式がそのコミュニケーションの場で用いられるのかという生きた文法を修得する手助けを提供する。加えて、英文法のさまざまな側面を英語で説明できるようになることも目指す。
英語圏の国々の習慣、価値観、人々の生き方や考え方について、より内面的な内容を学習する。その国の「精神」と「感覚」をつかみながら、受講生に英語圏文化を考えさせる手助けをする。その後、英語圏の国々が抱えているさまざまな問題の原因と国民が持っているさまざまな考え方や解決方法を調べながら、個人もしくはグループでの発表とディスカッションを通して国際理解(他者の立場や考え方)を深める。また、世界が現在抱えている課題を幅広い知識をもち、さまざまな問題に関する自分の意見を論理的に述べることを目標にしながら、日本と比較する。
まずアジアを中心に、それぞれの国々の習慣、価値観、人々の生き方や考え方について、より内面的な内容を学習する。その国の「精神」と「感覚」をつかみながら、受講生に英語圏文化を考えさせる手助けをする。その後、英語圏の国々が抱えているさまざまな現地での問題の原因と国民が持っているさまざまな考え方や解決方法を調べながら、個人もしくはグループでPBLを行い、発表とディスカッションを行う。これを通して国際理解(他者の立場や考え方)を深めながら、世界が現在抱えている課題について幅広い知識を身につけ、さまざまな問題に関する自分の意見を論理的に述べることを目標にしながら、日本と比較する。
海外でのインターンシップ(就業体験)によって、会社や仕事について実践的に学び、キャリア意識を涵養することを目的とする。実際の就業体験の前にインターンシップの事前学習、また、実習後に振り返りを行う。実習中は、毎日日誌をつけることを求め、実習後にレポートの提出を求める。研修時間数、実習内容、実習先企業などからの報告書、受講生が提出するレポートなどをもとに、単位の認定を行う。また、フィールドワーク終了後に、「海外フィールドワークB」と合同で学内で報告会を開催し、学習内容を共有する。
海外での活動を含め、大学が認定しているボランティア活動を体験することによって、社会的な経験を重ね、ボランティアに対する意識を高めることを目的とする。実際のボランティア活動を行う前に事前学習、また、活動後に振り返りを行う。フィールドワーク中は、毎日日誌をつけることを求め、フィールドワーク後にレポートの提出を求める。その活動時間数、活動内容、ボランティア団体などからの報告書、受講生が提出するレポートなどをもとに、単位の認定を行う。また、フィールドワーク終了後に、「海外フィールドワークA」と合同で学内で報告会を開催し、学習内容を共有する。
この科目は特に「卒業研究」に当たって必要とされるcritical reading能力を向上させる演習科目である。一般的なエッセイ、新聞や雑誌の記事、ネット上の情報を教材にし、さまざまな英文を読む。テキストの内容を無批判に受け入れながら読むのではなく、問題設定は明確になされているか、キーワードは適切に定義されているか、客観的証拠はあげられているかなどの基準に照らし合わせて能動的に読む訓練を行い、テキストの内容を批判的に読む力を身につけることを目指す。なお、本科目は原則として英語で行う。
Advanced English Communication Aをさらに発展させて、critical readingの力を伸ばしていく。「卒業研究」の準備の一環として、主にアカデミックな文章(専門書、学術論文)を教材にする。「事実」と「意見」はどう区別されているか、論理展開は適切かどうか、正しい根拠にもとづいているかどうか、などに注意して、深い読みができる力を身につける。テキストの重要なポイントを発見し、速読と的確に内容をつかむ読みを両立させることができるようにする。この授業では、特に論理的思考と高度な読解力を求める。なお、本科目は原則として英語で行う。
Advanced English Communication Aで行うcritical readingと連携し、同じ内容について学生同士によるdiscussionを行う。プレゼンテーション能力を伸ばしながら、確かな知識に基づいた高度な討論ができることを目指す。教員はwritingの一環として、学生の英文原稿を添削しながら内容に関するアドバイスを行う。Discussionを終えた時点で、授業の成果として最終的に英文の学術レポート(1,500ワード)を提出することが求められる。そのため、参考文献の一覧、引用の記載や注釈の書き方などの技術も授業中に学ぶ。
Advanced English Communication B で行うcritical readingと連携し、発展的に学生のdiscussion能力や英文能力を伸ばす。 Advanced English Communication B と同じテーマに基づいた学生同士のプレゼンテーションや討論を行う。教員はwritingの一環として、学生の英文原稿を添削しながら内容に関するアドバイスを行う。Discussionを終えた時点で、授業の成果として最終的に英文の学術レポート(2,000ワード)を提出することが求められる。参考文献の一覧、引用の記載や注釈の書き方などの技術も学ぶ。
世界の文学の中で大きな位置を占めてきた英語圏文学の中で、主としてアメリカ文学を中心に、基本的知識を身につけるとともに、その特質と世界の文学の中での位置づけを理解することを目標にする。クラスでは、アメリカ文学の歴史的な変化を概観しつつ、代表的な作家を幅広く取りあげ、その作品を原文で読んで、そのおもしろさを味わいつつ、文学の側面からアメリカ文化の理解に迫る。講義と講読をベースにし、作品について学生が発表し意見交換なども行う。詩、演劇、小説、自伝、日記、映画シナリオなど、さまざまなジャンルを教材にする。
英語圏の文化のうち、主にアメリカ合衆国、カナダに関する基本的な知識を学び、地理、歴史、政治、社会、生活、風俗についての理解を深めることを目指す。地域研究の基盤として、この地域の過去と現状の正確な情報を幅広く得るために、テーマごとに講義で解説をする。また、アメリカ合衆国、カナダのさまざまな側面を幅広く考察することによって、この地域が世界に与えた影響や他地域との関わりについても考える。クラスでは、PBL学習、学生によるグループプレゼンテーションも取り入れて、学生の海外実習先である地域に対してより深い関心を持って課題に取り組むことができるように手助けを行う。
異文化理解の基礎となる言語を理論的に研究する。とくに、英語を日本語と対照させながら、その背後にあるルールや原則を探っていき、英語という言語の特徴を理解することを目的とする。また、それぞれの言語の違いをこえて、両言語に共通に存在する特徴はあるのか、日英語の違いはなにがもとになっているのか、などもあわせて考察する。とくに一つの理論にかたよることなくさまざまな理論をとりあげ、英語の理解にどのような理論が有効かを考察していく。文献は英語によるものを取り上げて、学術的な英語に慣れ親しむことも目的のひとつとする。なお、本科目は原則として英語で行う。
英語圏の文化のうち、主にオーストラリア、ニュージーランドに関する基本的な知識を学び、地理、歴史、政治、社会、生活、風俗についての理解を深めることを目指す。地域研究の基盤として、この地域の過去と現実の正確な情報を幅広く得るために、テーマごとに講義で解説をする。また、オーストラリア、ニュージーランドのさまざまな側面を幅広く考察することによって、この地域が世界に与えた影響と他地域との関わりについても考える。クラスでは、PBL学習、学生によるグループプレゼンテーションも取り入れて、学生の海外実習先である地域に対してより深い関心を持って課題に取り組むことができるように手助けを行う。
多文化コミュニケーションAに続いてより実践的に他者に対する文化的理解とコミュニケーション能力を育成する。とりわけ、日本語によるコミュニケーションと英語によるコミュニケーションの比較を通して、実際にどのように上手くコミュニケーションを行うかを学ぶ。ステレオタイプ、非言語コミュニケーション、カルチャーショックの実際、異文化衝突とその解決方法などの具体例を学習する。各週にメインテーマとそれに関するトピックをピックアップし、講義とディスカッションを行う。多文化コミュニケーションAと同様、cultural biasの側面からより客観的に物事を判断できるようになることを目指す。
「翻訳とはなにか」という根本問題を考えながら、翻訳にあたって必要となるさまざまな知識や戦略を学習する。とりわけ、文法に添った方略だけではなく、Newmarkが示すような「内容問題別」戦略を紹介する。異文化接触の最前線としての翻訳実践をしていく。英日翻訳に必要な理論や基礎技術を学習し、会話文・メール・パンフレット・新聞記事・ビジネスレター・エッセーなど、様々な種類の英文を翻訳する実習を積極的に行う。直訳ではなく、文化背景や作者の意図を汲み取り、英文から日本語とその逆へ再構築しながらの翻訳を目指す。コミュニティトランスレーションという分野にも焦点をあてる。
日英通訳の基礎的理論を学ぶとともに、逐次、同時通訳方法の基礎を習得する。また、通訳のための各種トレーニング(シャドーイングなど)は一般の語学学習にも有用だと言われているので、積極的に授業に取り入れる。後半では、通訳に関する内外の論文を講読したり、異文化コミュニケーションにおける通訳の機能や役割などについて研究したりする。可能な範囲で学内および学外での通訳の実践に取り組むことも考える。
文化を比較研究のアプローチから理解し、世界で起こっているさまざまな問題の背景にある文化、価値観、思考様式を知り、自分がそれにどう関わるのかを考えることがこのクラスの目標である。世界には、われわれの想像や理解を超えた「謎」が頻発している。そうした「謎」を、自分には関係ないものとして簡単に退けず、自分を、そして自分を形作ってきた「文化」というとらえどころのないものを理解するために、主として英語圏の文化を日本文化と比較しながら講義をすすめていく。
GDP、国際収支、為替レート、物価水準、価格メカニズム、効率性、市場の失敗などマクロとミクロの両面にわたる経済学の基礎的な概念を理解する。その上で現実の経済のさまざまなトピックを取り上げて、授業で学んだ知識を用いてそれらの現象を具体的に分析する作業を通じて、経済学の思考方法を身につける。特に、現代社会において急速な進展を遂げるグローバル化という現象をよりよく理解できるよう、貿易理論など国際経済学の基礎にも触れることとする。
経営学の概念や用語は、企業経営のマネジメントに携わるうえで、ビジネス・コミュニケーションを可能とするための基本的な素養である。ここでは、急速に拡大するグローバル・ステージでも通用する経営学の基本理論や概念を学ぶ。経営学の中心的テーマである経営戦略や経営組織の理論を、マネジメントとしてビジネス・コミュニケーションにおいて実践的に活かしていく学習をおこなう。また、グローバル・ステージで活躍する実践力を身につけるため、英文テキスト課題にも取り組み英語コミュニケーション力を育成する。
データを整理して分析することは、現実の社会で起こるさまざまな現象を理解する上で必要不可欠な能力である。本講義では、社会科学の学習や、ビジネスにおいて必要となる統計学の知識を修得することを目的とする。具体的には、データや変数の種類、平均、分散といった統計学の基礎的概念を理解させた上で、図やグラフを用いてデータを整理し視覚化し、区間推定や統計的検定、回帰分析などの方法を適用することで現実のデータを分析する技能を身につける。
あらゆる経済主体の活動の背景には、何らかの形での貨幣の流れがあり、それを記述し、分析する仕組みが必要である。会計学の方法は、そうした目的を達成するための世界共通のルールであるといえる。本講義では、会計学の基礎にある複式簿記について、その歴史的発展等についても言及しながら、その仕組について理解することで会計学の基礎を身につける。その上で、財務諸表等、内外の企業の財務情報を読み、資金の流れの面から経済の仕組みを理解することができるようにする。
観光学は、観光経済や観光経営、観光振興政策、外国人観光客とのコミュニケーションスキルなど、幅広い対象領域からなる。それだけに、観光学を学修するためには、社会科学と人文科学の幅広い学問分野を学ぶ必要がある。本講義では、観光学の基本的な理論や概念、観光の歴史、環境や経済社会に及ぼす影響など今日的な課題について、理解を深めることを目的とする。また、観光業の実務で必要な語彙や専門用語などについても学習する。
国際ビジネスの現場で取引相手と正しく情報交換ができる英語力を学ぶ。英文Eメール、英文レターおよび国際取引で使用される各種英文書類についての知識を習得し、練習する。英語圏以外の国々とのビジネスが広がっているので世界共通語として実践的なPlain Englishを養う。英語によるコミュニケーションの背景となっているグローバルビジネスについて学ぶ。グローバルコミュニケーションについての理論的側面と、国際ビジネスの具体的な事例を組み合わせながら、国際ビジネスの基盤となる異文化理解の重要性についても学ぶ。
国際商取引実務の基本と実際のビジネス現場で応用できる実務能力を養う。国際商取引実務、国際商取引実務英語を、実務担当者レベルで学習することによって、就職し、国際ビジネス実務に就いたとき、即戦力になる礎を築く。とりわけ、英文契約書、英文E-mail、レターの学習を通して、日本人と外国人の契約観や物事に対する考え方の違い、グローバルビジネスでの様々な事象や約束事、最近のグローバルビジネスで重要視される事柄等を、契約英語、ビジネスコミュニケーション英語と共に、幅広く学ぶ。また、英文書の学習には、日本語力、論理力も必要とするため、授業時に加えて、グローバルビジネスに関わりのある手頃な書籍の読書感想文作成を行い、これらの力の強化を図る。
経済のグローバル化が進展する現代においては、国と国との経済的結びつきがかつてない規模と範囲で強まっている。このことを理解するには、国際収支、国際貿易、国際金融、国際労働力移動などの国際経済に関する基礎理論とその現代的動向に関する応用理論の学修が欠かせない。この科目では、以上を学んだ上で、経済のグローバル化の進む今日、主導的影響力をなお保っている欧米諸国・地域の経済実態や経済関係、国際経済政策、とりわけEUなどの制度的経済連携等を、国際経済の基礎理論や応用理論に即して把握する。なお、本科目は、原則として英語で講義する。
マーケティングは企業と外部環境とを結びつける重要かつ必須の企業活動であり、ここではマーケティングの基本フレームワークと実践事例を学ぶ。競争対応的に戦略志向を強める現代マーケティングに応じて、代表的なマーケティング戦略論の基本的理解に努め、その実践に際しての規範的な知見を得ることを目指す。またグローバル・ステージでの組織的マーケティング活動において活躍できるよう、英文テキスト利用などを通じ英語コミュニケーション力育成を目指す。なお、本科目は、原則として英語で講義する。
経済社会における金融の機能は、実物経済取引をおカネによって媒介することである。つまり「おカネ」の使用と「おカネの貸借」によって、経済活動を円滑にすることである。「金融論」においては、ミクロ経済学、マクロ経済学の理論的枠組みを用いつつ、おカネの役割、金融仲介の意味、各種金融機関と金融システムの機能、中央銀行と金融政策等について学ぶ。その際、金融自由化による金融システムの変動、デフレ経済下での金融政策の有効性といった現代的な問題も扱う。なお、本科目は、原則として英語で講義する。
グローバル化が進展する現代社会において、英語の運用能力は、ビジネスを遂行する上で必要不可欠の力である。本講義では、ビジネスの現場で広く用いられている英語の語彙、語法、慣用表現、専門用語等について、英文のメールや契約書、各種レポートなども教材として活用しつつ、学修する。さらに、英語によるプレゼンテーションやグループワーク、ロールプレー、ディスカッションの実践を通じて、ビジネス英語を能動的に運用する力を涵養する。
世界全体の海外渡航者が年間10億人に達し、その国際収支が1兆ドルを超える規模となるなど、現代のくらしや経済社会において、ツーリズムはきわめて大きな位置を占めている。本講義では、そうしたツーリズムの理論と概念、歴史と現状、関連産業の動向、さらには経済社会に及ぼす多面的な影響などについて、理解を深める。さらに、ツーリズムに関する実務で用いられる英語の語彙、専門用語、語法についても学ぶ。なお、本科目は、原則として英語で講義する。
エアラインやホテル、旅行会社、観光局など、観光に関連した業種においては、海外渡航する日本人や日本を訪れる外国人観光客を支援するうえで、英語を用いた業務の必要性が急激に高まっている。本講義では、観光業の現場で実際に用いられている英語の語彙や語法、表現、専門用語等について学修し、観光英語の実務的な運用能力の向上を図る。さらに、英語によるプレゼンテーションやグループワーク、ディスカッションの演習を通じて、観光英語を能動的に運用する力を涵養する。
現代における経済のグローバル化の進展は、新興国経済の興隆とこれへの欧米日経済の対応とを基軸にしている。このなかで東アジアの諸国は新興国経済の中核となる国々であり、東アジア新興国経済の興隆がいかにして実現したかを認識することは、現代における経済グローバル化を理解するための有力な手がかりとなる。この科目では、ヒト、モノ、カネ、サービス、情報などの流れに関する国際経済の基礎および応用理論を学修した上で、東アジアの新興国経済を中心とした現代東アジア経済の動向について把握する。なお、本科目は、原則として英語で講義する。
東南アジアにはまったく異なる経済発展段階の国々が存在し、これらの国々が経済的な統合を進めている。このため東南アジア理解には、域内各国それぞれの経済状況と合わせて、東南アジア諸国連合(ASEAN)による地域経済統合の理解が不可欠である。この科目では自由貿易、WTOとFTA(自由貿易協定)などの国際経済理論、そして各国経済のそれぞれの特色ある発展過程、1997年のアジア経済危機、東南アジアにおける直接投資の役割など、東南アジア経済の総合的な理解を目指す。なお、本科目は、原則として英語で講義する。
現代においては、大企業のみならず中小企業も積極的にグローバル事業を展開し、一方国内企業の海外進出だけではなく海外企業が積極的に市場参入を進めており、企業のグローバル化は内外両面から同時に進行している。そうした多国籍に経済活動を展開するグローバル企業について、その経営戦略課題や経営組織のマネジメント、経営の異文化対応などの理論と事例を学ぶ。グローバル・ステージにおける企業活動を学び実践する前提として、英文文献や英語コミュニケーション力を涵養することも目的とする。なお、本科目は、原則として英語で講義する。
国境を越えたグローバルなマーケティング活動について学習する。市場のグローバル化の急進展の下、企業のマーケティング活動にも国際的な視点が欠かせない。文化や環境の異なる消費者の特色について学んだ上で、それをベースにグローバルSTPや市場参入戦略など国際マーケティングの中心的テーマを取り上げる。またグローバル製品戦略やグローバル価格戦略等、マーケティングの4Pをグローバルな視点から理解する。そして、このような国際マーケティングの理解とその実践のための土台として英語力を身につける。なお、本科目は、原則として英語で講義する。
マーケティング論で得た知識を前提に、マーケティングリサーチで利用される代表的な統計解析の基本的な考え方と適用方法を習得する。具体的には、統計ソフトを利用しながら、相関分析、重回帰分析、因子分析、分散分析などの手法を習得させる。その際、アンケート調査の方法についても同時に学習し、日本語だけでなく、英語を用いて調査票を作成することができるようにし、日本語と英語の両方で分析結果をレポートにまとめることができるようにする。
ヒト、モノ、カネといった経営資源のうち、とりわけ近年グローバル化が進展したのがカネの分野である。貿易、資本の自由化と情報技術の発達によって、世界の金融市場はほとんど一体化していると言って過言ではない。「国際金融論」では、国際収支のメカニズムや為替相場の決定要因についての理論等を学び、近年のグローバル化の恩恵と問題点を考えてゆく。その際、リーマン・ショックや欧州の国家債務問題など、現代における国際金融を巡る諸問題も取り上げる。なお、本科目は、原則として英語で講義する。
各国の経済事情や代表的なグローバル企業の経営戦略などを教材として活用しつつ、英語による事例分析とディスカッションを通じて、グローバルビジネスに対する理解を深める。また、グローバルビジネスの実務に欠かせない、ビジネスマナーや各国の文化・慣習等に関する基本的な知識も習得する。さらに、演習中のディスカッションやプレゼンテーションなどを通じて、英語で積極的に発信する力と態度を涵養する。
あらゆる産業において対人サービスの重要性が高まるなかで、その最も基本的な要素として注目されているのがホスピタリティの概念である。とりわけグローバル化した現代社会においては、多様な文化的背景を持つ人々に対していかにホスピタリティを提供するかが課題となっている。本講義では、さまざまな対人サービスの領域における事例を通じて、ホスピタリティとは何か、そしてグローバル化社会において、ホスピタリティをいかに提供してゆくべきかについて講述する。なお、本科目は、原則として英語で講義する。
本講義の目標は、受講生が日本の伝統芸能についての概要を把握すること、および、日本の芸能の基本的な性格とは何かを理解することである。日本の伝統芸能(文楽・歌舞伎・能・狂言など)をCDなどの録音、ビデオ・DVDなどの映像を用いて鑑賞し、その後、解説を行う。参考文献として、なるべく英語で書かれたものを取り上げて、海外において日本の伝統芸能がどのように理解されているかを考察するとともに、受講生が、英語を用いて、日本の伝統芸術について語ることができるようになるための手助けも同時に行う。
本科目では、国際関係で起こる様々な現象(例えば協力、和解、対立、紛争など)をトピックとして取り上げ、その現象がなぜ起こったのかを、幅広い資料収集に基づき分析することにより明らかにしていく。分析は、RealismとLiberalismおよびConstructivism、あるいは必要に応じその他の学説それぞれの観点から当該トピックがどのように論じられているのかを理解したうえで行えるよう知識提供を行う。また、分析の過程で、国家間関係、国際機関の動向、諸地域の情勢、グローバルな課題について関心を向け、論理的に考察できる力の養成を目指す。
この講義では現代日本の文化状況を理解するために、アニメーション、ライトノベル、音楽、インターネットなど、日本の現代文化を代表するいくつかのジャンルに見られる動向を具体的に分析していく。それを通じて、学生が現代文化の本質的構造を理解し、各自の関心分野に応じて批判的・分析的な考察ができるようになることを目指す。日本のポップ・カルチャーは「クール・ジャパン」として海外からも注目されているが、受講生が、英語で日本の現代文化について語ることができるようになるための手助けも同時に行う。
アジア地域における諸問題の現状とその背景、原因について考察し、理解することを目的とする。政治、経済、文化をはじめとする現代アジアのさまざまな問題を取り上げ、その現状を考察する。現代アジアにおける諸問題の原因や展望についても議論し、理解を深める。文献はなるべく英語の参考文献を取り上げて、受講生が英語でそれらの問題について語ることができるようになるための手助けも同時に行う。
家族、ジェンダー、経済などの格差、少子化高齢化、食糧、水源、人権、環境、宗教、平和、人種、福祉など、現在社会におけるさまざまな実態や課題の基礎的知識を学ぶ。それぞれの分野に関する代表的な著作を紹介し、多面的に著書を読む。特に現在社会で大きく取り上げられる教育や言語の権利、ジェンダーと法、ファストとスロー文化・生活、カーボンフットプリント、ワークシェアリングなどの新しい運動に焦点を当てる。知識だけではなく、論理的な思考や学問的なアプローチを学習しながら、「共存」という大きな課題に迫る。
開発途上国の多くは貧困や紛争、衛生事情の悪化、教育や雇用の機会の減少など様々な深刻な問題に直面している。国際社会全体の安定と発展のために、開発途上国の人々を支援することが国際協力である。国際協力には、国が行う政府開発援助や多国間で行われる支援以外にも、さまざまな組織、団体、機関、そして市民が関わっている。講義では様々な実践事例を紹介するとともに、国際協力の意義と問題点を扱い、理解を深める。また、日本はどのように国際社会に貢献しているかを理解する。
学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。