【 第10章 2020年度生用 免許・資格 】
初級地域公共政策士資格

[ 免許・資格が取得できる学部学科 ]

1. 初級地域公共政策士資格とは

「初級地域公共政策士」は一般財団法人地域公共人材開発機構が「地域公共人材」を認定する全国初・京都発の職能資格です。本資格は、京都府内の公共政策系大学・大学院や自治体・NPO・経済団体などが連携し、2011年度より始まりました。各大学・大学院がNPO や自治体など他団体と連携しておこなう教育プログラムを履修し、所定の単位を取得することによって、一般財団法人地域公共人材開発機構(COLPU)により「初級地域公共政策士」資格が付与されます。
この資格は、学部レベルの初級地域公共政策士、修士レベルの地域公共政策士の2種類があります。本学では、初級地域公共政策士資格プログラムとして「文化プロデュース力養成プログラム」および「グローカル人材プログラム」を開講します(ガイダンスも適宣開催しますので取得希望者は必ず参加してください)。さらに大学院へ進学することにより、他大学の地域公共政策士資格を取得することも可能です。
なお、初級地域公共政策士資格を取得するには所定の単位を修得した上で一般財団法人地域公共人材開発機構へ申請する必要があります。

2. 本学における初級地域公共政策士プログラムについて

(1)文化プロデュース力養成プログラム〈経営学科・都市環境デザイン学科対象〉
教育目標
都市や地域は、変容著しい現代社会において様々な社会的課題を抱えています。それら社会的課題を解決するために、近年では「文化」が重要な要素であると位置づけられるようになってきており、文化をプロデュースできる人材が求められています。そこで本資格では、本学が掲げる『自立、共生、臨床の知』という教学理念に基づき、文化とプロデュースに関する知識と技能を身につけ、公共人材として有為な人材を輩出することを目標としています。
目的
都市・地域の様々な文化的資源について、そして、幅広くそれらを対象として行われるまちづくりや文化産業等の政策についての知識や能力を養成し、分析・評価する能力の基盤を育て、プロデューススキルの養成を図る。
対象
現代ビジネス学部1年次以上、もしくはそれと同等以上の能力があると現代ビジネス学部が認める者。
文化プロデュース力養成プログラム開講科目一覧
〈修了要件〉
A(必修科目)に加え、B、C、D科目群からそれぞれ1科目以上選択し、計6科目12ポイント(12単位)修得すること。
フリックしてご確認ください。
科目群 科目名 ポイント 学年 備考
A 公共政策入門 2 1 必修(都市環境デザイン学科)
公共経営入門 2 1 必修(経営学科)
B 文化経済・政策論※1 2 1 1科目2単位(2ポイント)以上選択
※1 経営学科生は文化経済・
政策論の選択不可
社会調査論 2 2
財政学 2 2
自治体経営論 2 2
C 観光情報演習 ※2 2 2 1科目2単位(2ポイント)以上選択
※2 経営学科生は観光情報演習 および
都市建築文化史 の選択不可
※3 都市環境デザイン学科生は地域経済論の選択不可
都市建築文化史 ※2 2 2
地域経済論※3 2 2
公共施設論 2 3
D まちづくり論 2 3 1科目2単位(2ポイント)以上選択
※4 経営学科生は文化資源デザイン論の選択不可
文化資源デザイン論※4 2 3
A~Dの合計 6科目12ポイント(12単位)以上
  • ○ A科目群…公共的な課題と文化的取り組みについて、広く基礎知識を学ぶ
  • ○ B科目群…公共政策や文化政策についての論理的知識や分析・評価方法スキルを学ぶ
  • ○ C科目群…文化的資源を用いた取り組みや活用方法の事例を学ぶ
  • ○ D科目群…まちづくりや文化産業等の文化政策的課題を実践的に学ぶ
(2)グローカル人材プログラム(地域で活躍する金融人材養成プログラム)〈経営学科のみ対象〉
教育目標
グローバルな視点で物事を考える能力を兼ね備えつつ、地域経済・社会(ローカル)の持続的な発展に情熱を注ぐ人材「グローカル人材」を養成するプログラムです(「グローカル」はグローバルとローカルをかけあわせた造語です)。本学では、「金融」をテーマにし、地域で活躍する金融人材を養成するプログラムとしています。グローバル化の進展や長引く景気低迷、更には少子高齢化の進展、福祉コストの増加などによって、自治体の財政が厳しく、地域経済は様々な課題を抱えています。これらの問題に対して、金融が果たせる役割は大きく、専門人材の育成が必要とされています。
金融に関する知識と技能を身につけ、将来、地域の行政や企業、住民や市民団体などと協力し、地域社会の維持・発展を図ることができる人材となる基盤づくりを目標としています。
目的
生活に欠かせない金融システムの理解から、証券、保険にいたるまで実践的な知識を習得し、金融に関する総合的な理解と知識を深めるとともに、社会や経済の仕組みに関する理解、経済理論の知識、経済学的な思考能力、戦略的構想力の養成を図る。
対象
現代ビジネス学部経営学科1年次以上、もしくはそれと同等以上の能力があると現代ビジネス学部が認める者。
グローカル人材プログラム(地域で活躍する金融人材養成プログラム)開講科目一覧
フリックしてご確認ください。
科目群 科目名 ポイント 学年 備考
A 金融入門 2 1 必修
地域課題研究 1 1 必修
B 公共政策論 2 2 必修
財政学 2 2 1科目2単位(2ポイント)以上選択
現代企業論 2 2
現代企業論 2 2
地域経済論 2 2
C 金融論 2 2 2科目4単位(4ポイント)以上選択
保険論 2 2
ファイナンシャルプランニング 2 2
ファイナンス論 2 3
D 地域金融論 2 3 必修
A~Dの合計 7科目13ポイント(13単位)以上
  • ○ A科目群…金融と地域課題に関する基本的な知識を学ぶ
  • ○ B科目群…企業と公共経営の役割や組織に対する見識を深め、その経済活動について学ぶ
  • ○ C科目群…金融や保険に関する実用的な知識を学ぶ
  • ○ D科目群…金融機関での業務遂行において有用な実践力を習得する
ポータルサイト配信の確認を習慣に

学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。

【ポータルサイトの利用方法】
『 在学生の方へ 』のページからポータル(ユニパ)をご確認ください。