【 第10章 2020年度生用 免許・資格 】
グローカルプロジェクト
マネージャー(GPM)

[ 免許・資格が取得できる学科 ]

1. グローカルプロジェクトマネージャー(GPM)とは

GPM(グローカルプロジェクトマネジャー)は、経済界・企業が求める人材、特に京都やその近隣企業の将来の幹部候補になりうる「グローバルな視点で物事を考える能力を兼ね備えつつ、地域経済・社会(ローカル)の持続的な発展に情熱を注ぐ」人材に求められる能力を具体化した職能資格です。NPO法人グローカル人材開発センターが資格発行機関となり、一般財団法人地域公共人材開発機構(COLPU)が認証機関となります。
GPM取得のため必須となる基本7科目は、「初級地域公共政策士(グローカル人材プログラム)」の科目を兼ね、本学では「金融」をテーマとした「地域で活躍する金融人材養成プログラム」が該当します。詳細は初級地域公共政策士のガイダンスで説明します。

2. 理念と目的

本資格制度は、地域社会を大切にしながらグローバルな視野でビジネスを実践できる、「グローカル人材」を育成するものです。(「グローカル」はグローバルとローカルをかけあわせた造語です。)グローバル化が進む今日の企業社会は、広く世界に開かれた視野をもち、かつ主体的で実践的にものごとを進めていける人材を必要としています。GPMの取得は、大学において企業連携プロジェクトを含む、厳しく実践的な学びを修めたことを、企業や社会に証明する手段となります。
どの企業も、どこかの地域に本社や拠点を持ち、人を雇用し、地域社会の一員として活動しています。この意味で企業もまた、地域公共を支える重要なアクターと言えます。本資格制度は、企業の公共的価値や社会的意義を科目やプロジェクトの中で理解してもらうことも大きな目的としています。

3. 目標

GPMの取得を通じて、以下の力を身に付けることを目標とします。

① 課題解決力/突破力
企業地域の課題に対し、調査・分析・フィールドワーク・提案書作成・プレゼンまで行うことで課題を乗り越える力、やり抜く力
② ビジネスマインド/公共マインド
グローバルな視点で物事を考えるビジネス観と地域経済・社会の持続的発展に寄与する公共観
③ グループワーク力/自立性
複数のグループで取り組み、課題提案まで行う過程において、協調性やリーダーシップ、自ら行動し発信する力

4. GPMの取得と履修条件

グローカル人材基本科目「初級地域公共政策士(グローカル人材プログラム)」の中から13ポイント、PBL(Project Based Learning)科目(「グローカル人材PBL」)で2ポイント、合計15ポイントを取得すれば資格申請ができます。また、GPMを取得するには、所定の単位を修得した上で、NPO法人グローカル人材開発センターへ申請する必要があります。

PBL(Project Based Learning)とは…あるテーマを素材として、少人数グループで意見交換、問題解決のデザイン、自己学習、成果報告を含む過程に取り組む統合的・創造的な学習方法です。

① グローカル人材基本科目について
当該資格に必要な要素を含み、大学独自の特色ある複数の科目群で体系的に構成されています。内容要素(4種類)として「公共マインド」・「ビジネスマインド」・「グローバルマインド」・「専門知識」、方法要素(2種類)として「双方向(アクティブラーニング)」・「企業連携」からなります。本学では「金融」をテーマとした「初級地域公共政策士(グローカル人材プログラム)」である「地域で活躍する金融人材養成プログラム」が該当します。
※ 基本7科目の履修をすると、初級地域公共政策士(グローカル人材プログラム)の資格を得ることができます。
② グローカル人材PBLについて
NPO法人グローカル人材開発センターが提供する学外で開講される科目です。グローカル人材基本科目で学んできたことを活かし、学習者複数名で構成されるグループで課題解決に取り組む実践的な内容となっています。プログラム登録者で3科目以上の①グローカル人材基本科目を既に修得し、面接や成績評価等により選抜された学生が受講生となります。
ポータルサイト配信の確認を習慣に

学生のみなさんに対する連絡は、ポータルサイトへの配信によって行います。
配信されたものについては各自確認されたものとして取り扱いますので、毎日の習慣として必ず内容を確認するようにしてください。

【ポータルサイトの利用方法】
『 在学生の方へ 』のページからポータル(ユニパ)をご確認ください。