● 免許・資格が取得できる学科
1. 社会調査士とは
社会調査士は、社会調査の知識や技術を用いて、世論や市場動向、社会事象等をとらえることのできる能力を有する「調査の専門家」です。調査企画から報告書作成までの社会調査の全過程を学習することにより、基本的な調査方法や分析手法の妥当性、またその問題点を指摘することができます。社会調査士には資格試験というものはなく、所定の単位を取得し、社会調査協会に申請することで取得可能な資格です。
2. 社会調査士課程の履修方法
社会調査士の資格には在学中に取得できる「社会調査士(キャンディデイト)」と卒業時に取得できる「社会調査士」の2種類があります。
「社会調査士(キャンディデイト)」資格の申請条件(3回生以上)
- ① 大学在籍期間が2年以上である。
- ② 下記カリキュラムA~Gに対応した科目単位を申請時までに3科目以上単位取得していること。
- ③ ②の単位取得済み科目と今年度履修中の科目の合計がA~Gに対応した科目単位で、5科目以上であること(ただし、E/F科目は選択性のため1科目と数える)。
- ④ 審査・認定手数料を納付すること
「社会調査士」資格の申請条件(卒業時)
- ① 学部を卒業していること。
- ② 下記カリキュラムA~Gに対応した科目単位を取得していること。
- ③ 審査・認定手数料を納付すること。
なお、申請は本学の連絡責任者から社会調査協会に申請する必要がありますので、所定の期日までに、必要書類の提出が必要となります。
3. 社会調査士取得に必要な本学開講科目表
科目記号 | 社会調査協会科目 | 本学科目名 | 必修/選択 |
---|---|---|---|
A | 社会調査の基本的事項に関する科目 | 社会調査法(社会心理調査) | 必修 |
B | 調査設計と実施方法に関する科目 | 心理学研究法 Ⅰ | 必修 |
C | 基本的な資料とデータの分析に関する科目 | 心理学統計法 Ⅰ | 必修 |
D | 社会調査に必要な統計学に関する科目 | 心理学データ解析 | 1科目 選択必修 |
心理学統計法 Ⅱ | |||
E | 量的データ解析の方法に関する科目 | 心理学統計法 Ⅲ(多変量解析) | 必修 |
F | 質的な分析の方法に関する科目 | − | − |
G | 社会調査の実習を中心とする科目 | 心理データサイエンス演習 Ⅰ | 2科目 とも必修 |
心理データサイエンス演習 Ⅱ |
- ※ A~Dは、それぞれの中で1科目以上修得することが必要
- ※ EとFはいずれか1科目以上を修得することが必要
- ※ Gは2科目とも修得することが必要