博物館学芸員資格課程

1. 博物館学芸員資格課程とは

一般に博物館と呼ばれているものには、歴史・考古・民俗(族)の博物館、美術館、郷土館、記念館、民芸館のほかに、自然を対象とする自然史博物館、天文館、科学館、水族館のようなものまで幅広く包含されます。これら社会教育機関で、資料の収集・保管・展示および調査研究等に従事する者が学芸員です。したがって、学芸員は研究者であるとともに教育者として位置付けられています。
学芸員資格は、学士の称号を有する者で大学において文部科学省令の定める所定の単位を修得した者に授与されます(博物館法第5条第1項)。

2. 博物館学芸員資格課程の履修方法

履修にあたっての注意事項
① 本学の学芸員資格取得には登録が必要です。履修登録時に「希望資格登録」画面より登録してください。
② 3回生時に「博物館実習」を履修する者は、2回生終了時の累計GPAが、2.3以上であることが必要です。
③ 4回生時に「博物館実習」を履修する者は、3回生終了時までに「博物館実習」を除く全ての課程必修科目を履修済みであることが必要です。
④ 館務実習の際には、博物館実習委託費(実費)が必要な場合があります。
⑤ 受講者全体の実習館確保を最優先とするため、希望の館以外での実習となる場合があります。

3. 博物館学芸員資格証明書の授与

本学を卒業し、博物館学芸員資格課程の所定の単位を修得した者には「学芸員資格証明書」を授与します。博物館学芸員資格取得の可否通知は、卒業認定通知等の発表と同時に行います。証明書の交付は、卒業時に行います。

4. ガイダンス等の実施

博物館学芸員資格課程を履修しようとする学生は、さまざまな手続きやガイダンスへの出席が必要です。諸手続きを行わない場合は、履修意志がないものとみなし、博物館学芸員資格課程関係科目の履修ができなくなりますので、注意してください。

博物館実習(館務実習)関連ガイダンス等スケジュール

対象 時期 内容
3回生 10月頃 実習説明資料配信および実習先希望調査
11月 地方館内諾依頼説明資料配信(大学が斡旋する実習館以外での実習希望者対象)
11月〜3月 地方館内諾依頼(大学が斡旋する実習館以外)
4回生 5月下旬頃 実習配当館決定
実習事前ガイダンス資料配信、実習関連書類提出開始
6月〜12月 博物館実習(館務実習)

※ ガイダンス等の案内はポータルサイトにて行いますので、自主的に確認するよう心がけてください。

5. 博物館学芸員資格課程に関する科目

必修

法定基準 本学基準
科目名 単位数 科目名 単位数 選必の別 配当回生
生涯学習概論 2 生涯学習概論 2 必修 1〜
博物館概論 2 博物館学概論 2 必修 1〜
博物館経営論 2 博物館経営論 2 必修 2〜
博物館資料論 2 博物館資料論 2 必修 2〜
博物館資料保存論 2 博物館資料保存論 2 必修 2〜
博物館展示論 2 博物館展示論 2 必修 2〜
博物館教育論 2 博物館教育論 2 必修 1〜
博物館情報・メディア論 2 博物館情報・メディア論 2 必修 1〜
博物館実習 3 博物館実習 1 必修 3〜
博物館実習 1 必修 3〜
博物館実習 1 必修 4

4単位選択必修

科目名 単位数 選必の別 配当回生
日本美術史 2 選択 1〜
日本美術史 2 選択 1〜
東洋美術史 2 選択 1〜
西洋美術史 2 選択 1〜
考古学概説 2 選択 1〜
考古学概説 2 選択 1〜
民俗学 2 選択 1〜