1. 歴史遺産学科教育理念
(1)教育研究上の目的
文学部は、幅広い教養や専門的知識を身につけ、社会で活躍するための人材を養成する。文学部歴史遺産学科は、歴史遺産を対象とする研究をおこない、その歴史的・文化的意義を解明するとともに、歴史遺産を適切に活用した社会を創造する意欲を身につけた人材を育成することを目的とする。
(2)ディプロマポリシー(学位授与方針)
文学部歴史遺産学科は、教学理念および学部・学科の教育研究上の目的に則り、歴史遺産についての知識、技術を身につけ遺産の保全や活用できる人材、社会人として自立できる知識や能力、素養をもち、他者への配慮をおこたらない人材を養成することをめざしている。そのために歴史遺産学科では、この教育目標に基づき、次のような能力を身につけ、所定の単位を修得した者に学士(文学)の学位を授与する。
- ① 文化遺産を活用できる能力を持つことで社会での文化創造に寄与しようとする意欲を身につけている。
- ② 文化遺産の調査・記録方法、そのプレゼンテーション能力を身につけている。
- ③ 文化遺産の取扱や保存管理の知識をもち、研究に高めるための技術と方法を身につけている。
- ④ 課題を設定し、資料を集め、観察、分析、考察を行う手順を修得する能力を身につけている。
- ⑤ 現代社会に関する基本的な認識と対応能力を身につけている。
(3)カリキュラムポリシー(教育課程の編成・実施方針)
学位授与に必要とされる能力(ディプロマポリシー)を修得するために、文学部歴史遺産学科では、以下の方針で教育課程を編成・実施する。
教育課程の編成
- ① 学科の学修を円滑に進め、また自立・共生・臨床の知を体現するための基礎的な素養を育むため、共通教育科目にたちばなSeeds、教養教育科目群、多文化交流科目群、キャリア形成科目群およびスポーツ・健康科目群を配置する。
- ② 学びと社会のつながりや自らの将来を深く考えさせ、キャリア実現に向けた積極的な行動を促すため、共通教育科目(キャリア形成科目群)を配置する。1回生時に、歴史遺産に関する基礎知識を幅広く身につけるための専門教育科目の必修科目を配置する。
- ③ 2回生時に、歴史遺産に関する各分野の基礎教育を行うための専門教育科目の必修科目を配置する。また、実践科目群のフィールドワーク領域に当学科の特性をいかした選択必修科目を配置する。
- ④ 3回生時から「考古学コース」「美術工芸史コース」「歴史遺産コース」を設定し、各専門領域における知識と技術を深めるための専門教育科目の必修科目を配置するとともに、より専門性を高める技術や方法を学ぶための講義系科目・調査実習系科目を選択必修科目として配置する。
- ⑤ 4回生時に、課題を設定し、資料を集め、観察、分析、考察を行う手順を修得するための専門教育科目の必修科目を配置し、集大成として「卒業研究」を行う。
- ⑥ 2級考古調査士の資格取得に必要な科目を配置する。
教育方法
学生が体系的に学びを進めるなかで、各科目の到達目標に達し、ディプロマポリシーに示す能力等を修得できるよう、次のように教育を行う。
- ① シラバスや履修の手引き等に、カリキュラムマップや科目の到達目標・授業計画等を明示し、学生に履修・学修の指導を行うことで、学生の体系的な学びを促進する。
- ② 多様な授業形態のなかから、各科目の到達目標・内容に適した形態で授業を行うことで、学生の理解を促進する。
学修成果の評価
ディプロマポリシーに示す能力等の修得度合としての学生の学修成果は次のように評価する。
- ① ディプロマポリシーに則した到達目標や成績評価方法を科目ごとに設定し、シラバス等で明示したうえで、成績段階を決定する。