1. 教育課程
(1)コースの特徴
グローバル・ヒストリー領域の特徴
21世紀グローバリゼーションがますます進展する中で、特に複雑化する現代の日本と世界に関する知識を修得することの重要性が⾼まっています。グローバル・ヒストリー領域ではそうしたニーズに応えるため、日本史/世界史コースでの学修にさらに上乗せした日本と世界のグローバル・ヒストリーに関する学びを提供します。「グローバル・ヒストリー研究Ⅰ・Ⅱ」や「20世紀の日本と世界」、「近現代史特講(日本/世界)」、「日本史講読/世界史史料研究」の グローバル・ヒストリー向けクラスなどを受講して、グローバル・ヒストリーについてのより深い知識の修得をめざしてください。
⼥性史領域の特徴
日本及び世界の歴史において女性は重要な役割を演じています。京都橘⼤学の歴史学科や女性歴史⽂化研究所は、歴史上の女性の活躍を研究する国内の女性史研究においてパイオニア的役割を果たしてきました。そうした蓄積の上に⽴って、この女性史領域では、日本史/世界史コースでの学びに加えて、歴史上の女性に関するより深い知識を得ることをめざしています。「女性史研究Ⅰ・Ⅱ」、「日本/世界女性史特講」、「日本史講読/世界史史料研究」の女性史向けクラスなどを受講して、女性史をより深く学んでください。
(2)各回生の到達目標
ディプロマ・ポリシー(DP)
- ① 歴史に関する知的好奇心を高め、学問を主体的に学ぶ姿勢を身につけている。
- ② 多彩な学問分野の成果を吸収し、歴史研究に役立てる重要性を理解する能力を身につけている。
- ③ 史料(資料)等を読むことを通して、ことば(文章)と文化について深く理解し、かつ、必要なデータを蒐集・整理し、理論的に思考する能力を身につけている。
- ④ 総合的かつ探求的な学修を通じて、人類の作り上げてきた社会・経済・政治・文化に対する深い関心と理解力を身につけている。
- ⑤ 学修ならびに研究の成果を明確に表現する能力を身につけている。
3回生
各コースの「演習Ⅰ・Ⅱ」と「講読/史料研究」に加えて、オプショナルコースの「研究Ⅰ」および「研究Ⅱ」を履修します。グローバル・ヒストリー領域ではグローバル化していく20世紀以降の日本と世界への理解を深めます。また、女性史領域では、過去の女性を研究対象として歴史への理解を深めます。
4回生
卒業論文演習である「演習Ⅲ・Ⅳ」に加えて、オプショナルコースに関する学習を深め、4回生時には学生は基本的に3回生時と同一教員のゼミに所属し、研究能力の向上に努力するとともに、個人の研究関心に応じて卒業論文を完成させることを目指します。